2026年9月10日 (木)

第2226回 クラシック好走組

 今週は中山、阪神が舞台。中山、阪神とも、3歳世代に残された最後の1冠、菊花賞、秋華賞を目指すトライアルがメインレースだ。
 中山のセントライト記念は、3着馬までに菊花賞の優先出走権が与えられる。
 過去10年、1番人気は(3601)の成績で、連対率は90パーセント。連軸としての信頼は高い。指数上は前走指数や過去の指数、平均指数などの上位馬が満遍なく活躍しているが、ランク外の馬たちにも注意が必要だ。

(セントライト記念)
       1着    2着    3着
16年    AXa   -     C c
17年    -      Xd   C
18年    -     B b   -
19年    -     -     D
20年    B c   DZa   CXc
21年    -     -     -
22年      c   AXa   C b
23年    A      Xa    Zb
24年     Ya   BXd   CZb
25年    BXb   -     D
(スローペース調整値-10/0)

 今年の指数上位馬は、ラージアンサンブル、ゴーイントゥスカイ、バステール、ラディアントスター、アスクエジンバラ、サノノグレーター、アウダーシアなど。

 過去10年、前走、ダービー出走組が5勝をあげ、ダービー組が連対できなかったのは2021年の1度だけ。ダービー組に続くのが3勝2着1回のラジオNIKKEI賞組だが、底力と素質で上位のダービー組が中心を構成するレースだろう。

 今年のダービー出走馬は3着バステール、4着ゴーイントゥスカイ、10着アスクエジンバラ、11着アウダーシアなど。

 中心はダービー4着のゴーイントゥスカイだろう。ここまで(2012)の成績で、新馬勝ちの後、京都2歳S3着、きさらぎ賞6着、青葉賞1着、ダービー4着と、世代の重賞戦線で常に上位の成績を上げてきた。青葉賞、ダービーは世代上位の好指数で、素質の高さを示した。3番人気に推されたダービーは中団後方から。直線、後方の外からじりじりと詰め寄り、勝ち馬ロブチェンとは(アタマ+3/4+ハナ)差で、差のない4着に好走した。上がりは32秒8のメンバー最速。長く使える差し脚に特長があり、ここでも通用するだろう。

 ダービー11番人気のバステールは、向こう正面、最後方から積極的に動いて4コーナーでは2番手に浮上。直線では先頭に立つ場面もあったが、中団からの差し馬に抑え込まれて差のない3着。よく粘った。そのスタミナを生かせれば、ここでも勝ち負けになるのではないか。

 3着馬までに秋華賞の優先出走権が与えられるローズS。

 今年は、モンローウォーク、イクシード、アンディムジーク、ファストフォワード、スウィートハピネス、タイセイボーグ、ナムラコスモス、スマートプリエールなどが指数の上位馬たちだ。

 前走、オークス出走組が過去10年で7勝をあげており、春のG1戦での成績が生きるレースだ。今年はオークス5着のスウィートハピネスが最先着馬だが、やや物足りなさを感じる。

 ここはデビューから3戦3勝のモンローウォークに期待したい。前走の2勝クラスは出脚鋭く2番手から。直線に入ると馬なりで先頭に立ち、あとは後続馬を引き離す一方の圧倒的な勝利だった。上がりも最速で、指数も高レベル。ここでは能力の違いは明らかだった。

 逆転候補はタイセイボーグ。ここまでは(2220)の成績。阪神JF3着の後、前走はチューリップ賞を制した。骨折休養明けになるが、素軽い瞬発力が持ち味で、中団からの差し脚が生かせれば勝負になるだろう。

(ローズS)  1着    2着    3着
16年(阪神) AX    -     -
17年(阪神) -     -     CYc
18年(阪神) -     -     -
19年(阪神) AXb    Z    A c
20年(中京) B     C     D
21年(中京) C     -     AXa
22年(中京) A b   -     -
23年(阪神) -     A a    Zb
24年(中京) A b   -     CYb
25年(阪神) BZ    -     -
(スローペース調整値-15/-5)

 昨年、12月から秋開催に移ったチャレンジCはハンデ戦。

 今年の指数上位馬は、マリアイリダータ、マテンロウゲイル、ピースワンデュック、グランヴィノス、タガノデュード、ガイアメンテ、ジーティーアダマンなど。

 期待はハンデ54キロの3歳馬マテンロウゲイル。ここまで(2302)の成績。皐月賞10着の後、ダービーは道中は好位につけ、直線は上々の差し脚を使ってゴール前の叩き合いに加わり5着に好走。指数のレベルも上々だった。上がりは32秒~33秒台の鋭さで、堅実な差し脚に期待したい。

 目下3連勝中の4歳牝馬マリアイリダータの先行力と勢いにもチャンスはあるだろう。

(チャレンジC)
       1着    2着    3着
17年    -3歳   A b   -
18年    -       d     d
19年    -3歳   AYc     d
20年    A b   -     B a
21年    B c   C b   AYc
22年    -     C      Yb
23年    -     BYc   -
24年(京都)C      Y     Xa
25年    -     D      Zb

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2026年9月 8日 (火)

第2225回 高速馬場の適性

202609050611
202609060611
202609060911
202609050111
 秋競馬の初日、中山土曜の重賞、京成杯オータムHは野芝の良馬場が舞台。高速馬場の対応力が問われたのだろう。53キロと最軽量ハンデの4歳牝馬ピコローズが馬群をわって突き抜けて快勝。重賞初挑戦で重賞初制覇を果たした。

 先手を取って逃げたのはメタルスピード、2番手にクランフォード、3、4番手にテレサ、ドロップオブライトなどが続いた。人気のフォルテアンジュは後方の2番手から。ピコローズは中団の内に収まった。

 直線のなかばまで先行馬たちが粘っていたが、直線の坂を上がるところ、窮屈な馬群の中から一気に浮上してきたのがピコローズ。内で粘りをみせるドロップオブライトを交わし、中団の外から上がってきたエコロブルームの強襲をも抑え込み、半馬身差でピコローズが勝利を手にした。

 ピコローズは10番人気、2着のエコロブルームは5番人気、3着ドロップオブライトは8番人気。3連単は33万4980円の高配当になった。

 ピコローズはもともと素軽い瞬発力が持ち味で高速馬場の適性が高く、加えて53キロの軽ハンデのプラス要因もあって、はまったという印象だが、三浦騎手の手綱さばきも勝因だっただろう。

 雨の日曜日、中山の紫苑Sは重馬場での開催になった。
 ナイスプレーアスクが逃げ、ロングトールサリーが2番手、3番手にジッピーチューン、リアライズルミナスが先行集団を形成。人気のドリームコアはそのすぐ後ろに続いた。

 直線半ば、ドリームコア、サムシングスイート、ナイスプレーアスク、リアライズルミナス4頭による熾烈な叩き合いの外から、馬場の真ん中を駆け上がってきたのがマスターソアラだった。ゴール寸前、サムシングスイートを交わしたマスターソアラが半馬身差で勝利を収めた。いかにも重馬場が得意そうに思える勝利だった。2着はサムシングスイート、3着はドリームコア。6-4-1番人気の決着で3連単は3万5360円。

 阪神のセントウルSも野芝の短距離戦。フリッカージャブが好スタートを決めたが、3コーナー手前でピューロマジックが交わして先頭に立ち、その体制のまま直線に向かった。

 直線は前の2頭が抜け出し、ゴール寸前、ピューロマジックをとらえたフリッカージャブが1番人気にこたえて快勝。3連勝を飾った。2着に1馬身差の2番人気ピューロマジック、3着は5番人気のママコチャ。3連単は5510円。

 札幌2歳Sは単勝1.1倍と圧倒的な人気を集めたショウナンガレオンが圧勝。逃げたコスモハナミズキを2番手から追って、直線だけで6馬身差をつけた。2着はコスモハナミズキ、3着はデザートスピリット。1-3-4番の人気順で、3連単は1390円。

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2026年9月 3日 (木)

第2224回 野芝の瞬発力

 いよいよ秋競馬がスタート。今週から関東では中山、関西では阪神が開催。札幌は最終週を迎える。

 中山の芝コースは野芝で行われ、京成杯オータムハンデがメインレースだ。
 過去10年、1番人気馬は(5014)。微妙な成績が続く。トップハンデ馬は1勝、3着1回のみ。不振は明かだ。
 指数上も、ハンデ戦らしくというか、傾向はつかみにくいものの、平均指数上位馬が6勝しており、連軸向きだろう。
(京成杯オータムハンデ)
        1着     2着     3着
16年      Xa    -      -
17年       b      d    A
18年     -      A      DYc
19年     A d    B      -
20年     D      -      -
21年       b    -       Xd
22年     B c     Y     C
23年      Xa       d   -
24年     -      -      D c
25年     -      -      AXb

 今年は、ピコローズ、ディールメーカー、レザベーション、フォルテアンジェロ、エコロブルーム、サイルーン、ラケマーダ、ファンダム、ミナデオロなどが指数の上位馬たちだ。

 苦戦の傾向が目に付くトップハンデは58キロのエコロブルーム。野芝の高速馬場では重い負担重量は苦しいか。

 注目は4歳牝馬ピコローズ。前走3勝クラスを勝ち上がったばかりで、ハンデは53キロと恵量。ここまで(4317)の成績で、重賞は初挑戦だ。前走の新潟日報賞は後方待機から、直線、前が詰まる場面もありながら、外に持ち出されると鋭い差し脚できっちりと差し切り勝ち。33秒1の最速の上りの脚が勝利をもたらした。このメンバーなら素軽い瞬発力は上位にあり、ペースが上がるようなら、恵ハンデと持ち味の素軽い瞬発力が生きるのではないか。

 他では素軽いスピードがあるエコロブルーム、ラケマーダに加え、3歳馬フォルテアンジェロ、ディールメーカー、レザベーションにもチャンスはあるだろう。


 阪神のセントウルSは中京、阪神開催時も含めて、1番人気は(7012)と、好成績だ。
 今年の指数上位馬は、ピューロマジック、レッドモンレーヴ、フリッカージャブ、ヨシノイースター、ダイヤモンドノット、ママコチャなど。

 阪神も野芝での開催で、素軽いスピードは必須だろう。
 注目は5歳牝馬のピューロマジック。国内の芝戦に限れば(7217)の成績で、内6Fは(5206)。重賞も5勝している。この夏は函館SS、アイビスSDを連勝。函館SSは好スタートから先手を取り、直線も余力を感じさせる末脚で快勝。厳しいペースでも持ちこたえ、地力強化を見せた。

 前走のアイビスSDは内枠から外ラチに持ち出してそのまま堂々の逃げ切り勝ち。他を圧倒する3馬身差で連覇を達成した。現役牝馬の指数としては2番目に高いレベルで、芝1000メートルの日本レコードでの勝利だった。

 2戦ともに自己ベストを更新する好パフォーマンスを見せ、絶好調がうかがえる。距離は1000メートルに高い適性を感じさせるが、スピードが問われる野芝の1200メートルが舞台なら問題なくこなせるだろう。
(セントウルS)1着     2着     3着
16年(阪神) CXa    -      -
17年(阪神)  Yb    B      A
18年(阪神) AXa    B      -
19年(阪神) AXa      b    -
20年(中京) BXb    D       Yc
21年(中京) C c    -      AYd
22年(中京) DY     -      D b
23年(阪神) -       Xa    B
24年(中京)  Xa     Zb    -
25年(阪神) -      BZb    AXa
(海外の成績は減戦して集計)


 秋華賞トライアル紫苑Sは2016年からG3に、23年からG2に格上げされた。
 今年の指数上位馬は、ジッピーチューン、アストリル、マスターソアラ、サムシングスイート、ドリームコア、ファムクラジューズ、ロングトールサリー、ナイスプレーアスクなど。

 ここはクラシック戦線で上位の成績をあげてきたジッピーチューン、ドリームコアが中心になりそうだ。
 ジッピーチューンはここまで(1210)の成績。未だ1勝馬ながら桜花賞では好指数で3着に好走した。後方一気の瞬発力が生きたレースだった。

 方やドリームコアは(3111)の成績。桜花賞は2番人気に推されたものの9着に敗退したが、オークスは本来の先行力を生かすレース運びで2着に巻き返した。

 ジッピーチューン、ドリームコア。甲乙つけがたいが、距離の適性からはドリームコアが中心になるのではないか。
(紫苑S)   1着     2着     3着
16年     A      D a    BYa
17年     CXa     Zb    -
18年     -      AXb    D c
19年     C       Zd    A a
20年     -      -      A c
21年      Xa    DYc    -
22年     A a    DZ     C c
23年     CYb    B        d
24年      DXc     Yb    C
25年     -      B a    -
(スローペース調整値-15/-5)


 札幌2歳Sは芝の1800メートル戦。過去10年、前走指数の上位馬が勝ったのは2度だけ。前走指数上位馬がそろって不振の2歳重賞はおそらくこのレースだけだろう。
 今年の指数上位は、ショウナンガレオン、テンカタイヘイ、コスモハナミズキ、デザートスピリット、ランダムナンバーなど。

 中心は函館の芝9Fの新馬戦を2歳コースレコードで制したショウナンガレオン。5頭建てのレースだったが、逃げ馬が単騎の大逃げ。ショウナンガレオンは離れた3番手になったが、4コーナーで2番手に詰め寄り、直線、ゴーサインが出ると反応鋭く一気に加速。逃げる2着馬を余裕で交わし2馬身半差の完勝だった。指数は現2歳牡馬の世代ナンバー2の高レベルで、将来性も高く評価される逸材だろう。
                               
(札幌2歳S)1着    2着    3着
16年      c   CXb   -
17年    -     B a   C
18年    -     C c   -
19年    -     -     B
20年    -     -     -
21年    -     DZb   BXc
22年    A     BZa   -
23年    AXa   -     -
24年    -     -     D
25年    -      X     Y
(スローペース調整値-20/-10)

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2026年9月 1日 (火)

第2223回 堅い配当

202608300408
202608300707
 直前に降り出した強い雨の中、新潟記念のスタートが切られた。  内から先手を取ったのはサヴォーナ。2番手にドゥレッツア、3番手にロデオドライブ、チェルヴィニア、ダノンシーマなどが続いた。

 新潟の外回りの長い直線で繰り広げられた激しい攻防はゴールまで続いた。直線なかばまでスローペースで逃げたサヴォーナがわずかにリードを保っていたが、馬場の中央、横一線のたたき合いから抜け出してきたダノンシーマに、さらにガラリと開いた内から詰め寄ってきたゾロアストロが先頭にたった。内外離れて追われた2頭がリードを広げにかかるところ、末脚に鋭い切れを見せたロデオドライブがぐんぐん差を詰めてきた。ロデオドライブはゴール寸前ダノンシーマを交わして2着に上がったものの、ゾロアストロにはアタマ差及ばなかった。逃げたサヴォーナは4着に粘った。

 勝ったゾロアストロは2番人気、2着のロデオドライブが3番人気、3着のダノンシーマは1番人気で、3歳馬2頭のワンツー決着になった。3連単は4200円の堅い配当だった。

 中京2歳Sは単勝1.7倍の牝馬ジーティーマイカが断然の人気を集めた。
 ジャスパートレノが平均ペースで逃げ、2番手にバクソウシャチョウ、3番手はマリモリムソウ。人気のジーティーマイカは後方2番手から。

 4コーナーから直線に差し掛かる所でも、ジーティーマイカはまだ持ったまま。ゴールまで残り200メートル地点、松山騎手のゴーサインにこたえるように、スピードに乗って一気に先頭に躍り出ると、そのままゴールに飛び込んで、上がりは最速の33秒0。力の違いを見せつける勝利だった。
 2着は4番人気のシンキンブルーム、3着は2番人気のビスケットサンド。3連単は2640円。堅い決着になった。

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2026年8月27日 (木)

第2222回 差し脚勝負

 今週は夏競馬の締めくくり新潟記念に注目。以前はハンデ戦で行われてきたが、昨年から別定重量戦になった。
(新潟記念) 1着    2着    3着
16年    A     A b   D
17年    -     -     -
18年    B c    Y    DZ
19年    D d   -      Y
20年    D      Yb   -
21年    -     AYc   -
22年    -     -     -
23年    -     -     -
24年    -     BZd   BYa
25年    A     -     -

 今年は、ロデオドライブ、ゾロアストロ、ダノンシーマ、ボーンディスウェイ、サヴォーナ、ドゥレッツアなどが指数の上位馬たちだ。

 新潟外回りの2000メートル戦でハイペースは考えにくく、長く使える差し脚比べになりそう。
 中心は(3100)と好成績の3歳馬ロデオドライブ。2走前のNZTは1番人気で2着に好走。続くNHKマイルCでも1番人気に推された。道中は中団後方から、直線は後方から大外に回して差し脚を発揮。ゴールまで長くいい脚を使って、先に抜け出したアスクイキゴミをハナ差交わしてG1タイトルをつかみ取った。上がりは33秒3の最速。指数も世代トップレベルだった。

 課題はここまで4戦ともマイルしか使われておらず、2000メートルの距離適性があるかどうか。ただ、ロデオドライブの持ち味は長く使える差し脚にあり、スタミナのある差し脚を備えているはず。距離の心配はないのではないか。

 他では3歳馬ゾロアストロ、4歳馬ダノンシーマ、5歳牝馬のチェルヴィニアなどの差し脚に注目。


 中京2歳Sは小倉2歳S(距離1200)として施行されていたが、昨年から中京2歳Sに衣替え。距離も1400に変更された。
 今年の指数上位馬は、ジーティーマイカ、サンタンジェロ、バクソウシャチョウ、ビスケットサンド、シスキンブルーム、マルモリムソウなど。

 中京の高速馬場に合うのはジーティーマイカだろう。
 牝馬のジーティーマイカは6月下旬、福島1200の新馬戦に参戦。スタートは少し遅れたが、すぐに3、4番手に位置をあげ、4コーナーでは3番手の外につけた。直線は無理なく追われて2着馬に7馬身差をつけ、2歳レコードに並ぶタイムで完勝。上がりも33秒の6と最速だった。指数のレベルも世代トップクラスの高レベルで、余力十分の末脚は距離が延びてより価値を増すのではないか。

 他に高速馬場に適応できそうなサンタンジェロ、ビスケットサンド、バクソウシャチョウ、シスキンブルームなどが有力だろう。
(中京2歳S)1着    2着    3着
25年    D     AZa   -
(スローペース調整値-20/-10)

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2026年8月25日 (火)

第2221回 上位は先行馬

202608230111
202608230407
 札幌のキーンランドCはウインカーネリアンが逃げ、2番手にサウンドモリアーナ、3番手にエイシンディード、ルシードなどが続いた。短距離戦とはいえ落ち着いたペースになって、直線でも先行馬たちの脚に疲れはみえず余力十分。ゴール手前、2番手からサウンドモリアーナが逃げ粘るウインカーネリアンを交わすと、そのままゴールを突き抜け重賞初制覇を果たした。

 勝ったサウンドモリアーナは5番人気の4歳牝馬。これで芝の6F戦は7戦4勝。比較的高速馬場の適性も高いようで、次走、スプリンターズSでも期待が持てるだろう。

 1馬身4分の1差での2着は、好位から直線鋭く脚を伸ばしたパンジャタワー。3着は逃げたウインカーネリアン。先行馬たちが上位を占め、後方から追い上げたのはロードフォアエースだけ。最速タイの上がり33秒4の脚でも5着が精一杯だった。
 5-1-3番人気の決着で、3連単は3万6780円だった。

 新潟2歳Sはインカルナータが先手を取って逃げ、2番手にマイホームパパ、3番手にエレスレイプニル、その後ろにトウシンマジック、レッチュベルクが続いた。インカルナータが先頭で4コーナーに差し掛かったところ、気性の激しい馬なのか、大外にまで逸走してしまった。

 直線、自然と先頭に押し出されたのはマイホームパパ、エレスレイプニルだが、すぐに内からレッチュベルクが差し脚をのばし、外から勢いよく上がってきたトウシンマジックと馬体を合わせての叩き合いになった。2頭の叩き合いはゴールまで続いたが、ゴール前、もうひと伸びの脚を使ったレッチュベルクが勝利をつかんだ。

 勝ったレッチュベルクの上がりは32秒8の最速。1馬身4分の1差の2着はトウシンマジック、2着馬から3馬身遅れた3着はトップチェッカー。1-2-5番人気の決着で3連単は5810円。

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2026年8月20日 (木)

第2220回 瞬発力勝負

 札幌の芝1200メートルのキーンランドCが注目のレースだ。
 1着馬にはスプリンターズSの優先出走権が与えられ、秋シーズンにむけての戦いも始まっている。
 過去10年、1番人気馬は(3106)の成績。牝馬が過去10年で5勝をあげていることも特徴だ。
 指数上は、前走指数の高いAB馬や、過去の指数が高いXY馬などが連軸向き。

(キーンランドC)
       1着    2着    3着
16年    A     -     -
17年     Yc   -     -
18年    B c   C     -
19年    BYc    Ya   A
20年    -     D d   B
21年    A     -     -
22年     Xa   D     D b
23年     X    C     CXa
24年      d    Xd   -
25年    A a    Y    C c

 今年は、ウインカーネリアン、エーティーマクフィ、ゾンニッヒ、パンジャタワー、ルシード、リラエンブレムなどが指数の上位馬たちだ。

 素軽い瞬発力で上位はウインカーネリアン、ダノンマッキンリー、パンジャタワー、ルシードなど。

 中心には中団からの素軽い瞬発力が持ち味のパンジャタワーを推したい。3歳春にNHKマイルカップを勝ったあと、昨年のキーンランドCを制した。その後はオーストラリア、サウジアラビアで2戦して、ともに5着だったが、帰国後は高松宮記念で4着、前走の安田記念は5着に好走。ここまで1200から1600メートルを使って、(4006)の成績で、1200メートルに限れば(2001)。1200の距離適性は高いだろう。1200戦で唯一勝てなかったのは高松宮記念4着だけ。高松宮記念は内枠から好スタートも好位4番手に控えた。直線はやや窮屈な内から脚を伸ばし、一旦は先頭に立つ場面もあったが、前半が9秒8、10秒6と厳しいペースだったせいか、ゴール前、後方の外から押し寄せる古豪たちの末脚に抗しきれなかった。ただ、高速馬場でのパフォーマンスとしては上々で、指数も自己ベストの高レベルだ。次走、スプリンターズSへ向けて、勝利で万全を期したい。

 新潟2歳Sはスピード指数の高さより、スローペースで長くいい脚を使ってきた馬たちが中心のレース。1番人気は(4303)。また、牝馬が10年で4勝しており要注意。

 今年は、エレスレイプニル、アイデアルカット、マイホームパパ、インカルナータなどが指数の上位馬たちだ。

 この時期の新馬戦や2歳未勝利戦はスローペースが基本。とくに直線の長い新潟コースはその傾向が強い。先行して長くいい脚を使えるのは、インカルナータ、トウシンマジック、レッチュベルクなど。

 ここは6月の新馬戦を逃げ切り勝ちのインカルナータを中心にとりたい。阪神の高速馬場1800メートル戦を、直線に余力を残すペースで逃げ、ゴールまで危なげなく快勝を決めた。新馬戦から2か月余りのレースになるが、成長余力にも期待したい。

 マイルの瞬発力ではトウシンマジック、レッチュベルクなどが鋭く、彼らにもチャンスはあるだろう。

(新潟2歳S)1着    2着    3着
16年    B     -     -
17年    -     A     -
18年    A     -       d
19年    -     -     -
20年    B     -     D
21年    B     -     D
22年    D     -     C
23年    -     -     -
24年    -     B     -
25年    A      Zd   -
(スローペース調整-20/-10)

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2026年8月18日 (火)

第2219回 レコード連発

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 札幌記念は大外のホウオウビスケッツが逃げ、オニャンコポン、レディネス、ショウヘイなどが続いた。向こう正面でアドマイヤテラが動いて中団から2番手に浮上。全体のペースも一気に上がった。

 4コーナーに差し掛かるところでは8頭が横一線の叩き合いになった。直線、大外から鋭く差し脚をのばしてトップに立ったのはシェイクユアハートだ。直線半ば1頭だけ違う脚色で馬場の真ん中を突き進み、そのまま後続馬たちを引き離して勝利のゴール。直線、シェイクユアハートを追ったサクラファレルが2着に上がって、3着は内ラチで粘ったレディネス。3-5-10番人気順で3連単は19万7490円の高配当になった。

 勝ったシェイクユアハートは34秒6のメンバー最速の上りで、1分58秒2の走破タイムはコースレコード。1番人気のショウヘイは7着、2番人気のアドマイヤテラは9着だったが、アドマイヤテラは距離が短かった様子だった。

 中京記念は5歳牝馬ラヴァンダがコースレコードで2つ目の重賞制覇を果たした。
 ラヴァンダは好スタートから内ラチの5、6番手を確保。直線、外に持ち出されると長くいい脚を使って押し切り勝ち。2着は最後方から直線で最内にコースを取ったミニトランザット、3着は中団の外から脚をのばしたサトノシャイニング。2-5-1番人気順の入線で3連単は1万9590円だった。

 ラヴァンダの1分31秒1の勝ちタイムはコースレコードだったが、野芝オンリーで行われているこの開催の中京芝コースは、超がつくほど速い馬場状態が続いており、レコードタイムも馬場状態の影響が大きかっただろう。

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2026年8月13日 (木)

第2218回 重賞馬の底力

 札幌記念が今週の注目のレース。
 過去10年、1番人気は(0334)と、勝利がない。2番人気馬は4勝、2着2回をあげている。
 指数上は、前走指数上位馬や平均指数上位馬たちの連対率が高い。

(札幌記念) 1着    2着    3着
16年    -     CXa   A
17年    -     -     AYb
18年    AXa   BYa   -
19年     Y    BXc   B a
20年    A a    Y     Y
21年    -     D     -
22年     Yb   BZd   B
23年    -     -      Y
24年     Zd   D c    Yb
25年    -     -     -
(地方、海外の成績は減戦して集計)

 今年は、アドマイヤテラ、ローシャムパーク、マジックサンズ、アラタ、シェイクユアハートなどが指数の上位馬たちだ。

 舞台は洋芝の札幌で、スタミナと底力が問われるだろう。

 注目は5歳馬アドマイヤテラ。ここまで(6125)の成績で、重賞は目黒記念、阪神大賞典を勝っている。近走は3000メートルを超す長距離の阪神大賞典を勝ち、天皇賞・春は3着と、安定した成績と高レベルの指数が光る。牡馬58キロ、牝馬56キロの定量戦で重賞馬の底力がいきるのではないか。10F戦は久々になるが、2、3歳時に3戦2勝しており、特に問題はないだろう。この後はフランスの凱旋門賞に向かう予定になっており、札幌記念の勝利を手に、フランスで新たな歴史を作りたい。

 アドマイヤテラに対抗するのは、同じ友道厩舎の4歳馬ショウヘイ。京都新聞杯を勝って臨んだダービーは3着。神戸新聞杯2着の後の菊花賞は14着に大敗したが、続くAJCCは古馬を相手に快勝。前走の大阪杯は先行集団につけ直線に向かったが、馬群に包まれて10着に敗退。ただ、古馬G1の厳しいペースを先行した経験は今後に生きるはずで、大きな変わり身を期待したい。

 マイルの中京記念は昨年、ハンデ戦から別定戦になった。

 今年の指数上位は、チェルビアット、ナムラコスモス、ブエナオンダ、ファントムシーフ、スイープアワーズ、サトノシャイニング、ショウナンアデイブなど。

 非常に難解なレースになったが、中京の芝コースは高速馬場が続いており、ここはマイルの瞬発力が鋭いチェルビアットに注目したい。

 4歳牝馬チェルビアットは、ここまで(2326)、マイルは(1112)の成績。成績に多少ムラがあり、勝ち味にも遅いが、2、3歳時にはFレビュー2着、桜花賞6着、NHKマイル3着の実績がある。前走、9Fの都大路Sは中団後方で脚をため、京都の高速馬場を外から他を圧倒する素軽い瞬発力で2着に浮上した。指数は自己ベストで、重賞でも勝ち負けになるレベルだ。

 他では3歳牝馬ナムラコスモス、5歳牝馬ラヴァンダ、6歳馬スイープアワーズなどにもチャンスがあるだろう。

(中京記念) 1着    2着    3着
25年    A     -      Y

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2026年8月11日 (火)

第2217回 強い内容のダート戦

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 新潟の3歳ダート重賞レパードSはドンエレクトスが逃げ、2番手にパイロマンサー、3番手にヒシアムルーズが続いた。ドンエレクトスのペースは1000通過が1分01秒0。ゆるみのない流れになった。

 4コーナーでは逃げるドンエレクトスが引っ張り、外に8枠の2頭パイロマンサー、メルカントゥーレが差なく続いて、4番手のチェリヴェントは内で機をうかがう。直線、先行の3頭が横並びの叩き合いになったが、まず逃げたドンエレクトスが脱落。真ん中からパイロマンサーがわずかに前に出たが、余力はみえない。内から外に持ち出されたチェリヴェントの脚に勢いがあり、ゴール寸前、わずかにパイロマンサーをアタマ差交わしたチェリヴェントが勝利をつかみとった。

 チェリヴェントの上がりは37秒6のメンバー最速。10戦目の重賞初挑戦で重賞制覇を果たした。2着はパイロマンサー、3着はメルカントゥーレだった。6-4-1番人気の入線順で、3連単は4万3120円。

 結果的に控えてレースができたのが勝因と、チェリヴェントの手綱を取った吉村騎手が語っていたが、勝敗を分けたのはわずかなペースの差だったのだろう。上位3頭の指数は3歳世代トップに立つ高レベルで、ともに強いレース内容だった。

 波乱の多いハンデのCBC賞。12番人気のフロムダスクが直線抜け出し、今年も波乱の決着になった。

 先手を取ったのはインビシブルパパ。2、3馬身ほどの差でクラスペディア、フロムダスクが続いた。
 叩き合いになった直線なかば、フロムダスクの素軽い瞬発力が炸裂。2番手から一気に先頭に立つと、あっという間に差を広げ、混戦の2着馬たちを置き去りに2馬身差で快勝した。2着は中団から馬群を割って脚をのばしたレイピア。3着はレッドエヴァンス。12-2-3の結果で3連単は16万2460円の高配当になった。

 札幌のエルムSは、ウェイワードアクトが逃げ、2番手にヒルノハンブルグが続いた。動きの激しい道中になったが、4コーナーではウェイワードアクト、ヒルノハンブルグに外からペリエール、ルクソールカフェが並びかけた。直線、4頭の叩き合いを制したのは最速の上りの脚を使ったルクソールカフェ。2番手には昨年のエルムSの勝ち馬ペリエール。直線半ば失速して脚が止まったウェイワードアクト、ヒルノハンブルグを交わして3着にあがったのはテーオーパスワードだった。3-4-2番人気順の決着で、3連単は1万9010円。

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