2009年7月 9日 (木)

第487回今年も堅い?プロキオンSと七夕賞

 阪神と福島は早くも最終週。
 阪神の重賞・プロキオンSはダートの短距離戦のせいだろうか、指数の上位馬が圧倒的に強く、前走指数と平均指数の上位馬がともに10年連続で連対している。また、1番人気馬も10年で9連対と強く、配当も堅い傾向にある。

(プロキオンS)
       1着    2着    3着
99年    C      Zb   -
00年    BXd   AY      d
01年    BXa   A     -
02年    A b   -     D
03年    CXa   -     -
04年    AYa   BZb   -
05年    AYb    Yb   B
06年(京都)-     AZb   -
07年    A c   CXa    Zb
08年    B     AYb    Xa

 今年の前走指数上位はランザローテ、トーホウドルチェ、スリーアベニュー、バンブーエール、ダンディズムなど。他に平均指数ではサンライズバッカスも上位だ。
 過去の連対馬からは上がり指数より、ペース指数で+15以上のレベルにある馬が連軸向きのようで、バンブーエール、トーホウドルチェ、ランザローテなどが連軸に向きそうだ。ただ、バンブーエールは59キロの負担重量が少し苦しいかもしれない。いずれにしても少しハイペース気味なレースになりがちで、差し脚が鋭いスリーアベニューやサンライズバッカス、リミットレスビッドなども連下の有力候補になりそう。

 福島の七夕賞はハンデ戦。とはいっても比較的指数上位馬が活躍することが多い。なかでも過去に高い指数のあるXYZ馬が強く、他に平均指数の上位abcd馬なども有力。全体として指数上位馬が上位を占める傾向にある。

(七夕賞)  1着    2着    3着
99年     Z    AXa   -
00年    D     -     AYc
01年    BYb   B     B
02年    DYa    Xb   -
03年    BYa    Xa   -
04年     Xd   -     C
05年    AXa     d   B
06年    D b   A d   BZa
07年     Za    Xa   D
08年     Z    -     B b

 今年の指数上位は、デストラメンテ、ミヤビランベリ、レオマイスター、エリモハリアー、シャドウゲイト、グラスボンバー、ホッコーパドゥシャなど。
 注目は前走、目黒記念を8番人気で勝ったミヤビランベリ。不良馬場の適性もあったとは思うが、それにしても堂々の勝利だった。昨年の七夕賞も勝っており、馬場の荒れた最終週の福島コースは得意なのではないか。近走は指数も安定して90以上を示し、57キロのハンデなら信頼しても良いだろう。
 そしてもう1頭がシャドウゲイト。トップハンデの57.5キロを背負うが、いつもは58キロで乗っている馬で、わずかでも軽くなる分、レースがしやすいのではないか。
 ハンデの軽いところではイケトップガンやシルバーブレイズ、レオマイスターなどが面白そう。

 

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2009年7月 7日 (火)

第486回ナビグラフで見る回顧64函館スプリントS、ラジオNIKKEI賞

200907050109
200907050311

 函館スプリントSは3歳牝馬のグランプリエンゼルが、直線鮮やかに抜け出して、圧勝した。前走はNHKマイルで3着、その指数も82とまずまずのレベルの馬だった。古馬たちに比べ5キロも軽い51キロで乗れるのは圧倒的に有利だったのだろう。ナビグラフで見ても、グランプリエンゼルは赤いラインを超して、上がり指数でも断然のエリアにあった。ナビグラフを見続けていると、このエリアにある馬が比較的強いことがわかってくるし、もともと先行力もあり、軸馬として信頼しても良いだろうと思っていた。
 この日は朝から、テレビの前のソファーでごろごろしながらの自宅ウインズ。しかし、自分の馬券には2着のタニノマティーニがなかった。2番人気のエーシンエフダンズが3着から降着になって、人気薄のブラックバースピンが3着に浮上。この人気薄馬は押さえているのに、このところ運がないというか、相変わらず詰めが甘い。結局、3連単は24万馬券になった。
 ひとり落ち込んでいるとろこに、「やあ、いい配当でしたね。西田さんも、取ったと思って」と電話をかけてきたのは、関西のEさん。「14が抜けてしまって」と、私は返す言葉にも力がない。
 もちろん負担重量がもう少し重かったら、グランプリエンゼルは勝てなかっただろう。改めて、競馬予想の重要な要素に「負担重量」があることを思い知らされる。

 3歳のハンデ戦・ラジオNIKKEI賞は毎年難解なレースだ。しかし、この時期の3歳重賞にハンデ戦が必要なのかどうか、おおいに疑問におもう。ラジオNIKKEI賞は昔は「ラジ短」と呼ばれ、「残念ダービー」という別称もあった福島の名物レースで、それこそダービーを目指しながらも、訳があって出走できになかった馬たちが、秋に向けて回生を期すレースだった。この時期、他に3歳限定の重賞がないだけに、実力がある馬は秋に向けて少しでも賞金を稼ぎたいはずだが、ハンデを課せられたのでは勝ち目も薄くなってしまう。このレースを勝った馬は、その後どういう路線を歩むべきなのだろうか、あるいは歩ませたいと思っているのだろうか。番組からは、その方向性が全く見えない。
 今年もトップハンデのイコピコは4着に終わって、56キロを背負った5番人気のストロングガルーダが勝った。2着に人気薄の軽量馬サニーサンデーが入って、3着は2番人気55キロのストロングリターン。3連単は34万超の馬券になった。私が軸にしたメイショウコウセイは終始後方からの追走、直線にはいっても馬群の後方でもがいてたままだった。

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2009年7月 2日 (木)

第485回負担重量の戦い

 今年の函館スプリントSは函館競馬場のスタンド工事のため、札幌での開催になった。函館と比べると札幌競馬場は高低差がないフラットなコースだが、直線の長さやコースの形態は基本的によく似ており、芝の種類もケンタッキーブルーグラスをベースにした同じような洋芝だから、札幌に変わっても過去の傾向に大きな差はないのではないか。

(函館スプリントS)
       1着    2着    3着
99年     Yc   A d   -
00年    -     CZc   -
01年    B     BZ    A c
02年    B d   DYb     d
03年     Xc   B b   -
04年    A b   -      X
05年    A     BZb   -
06年    -     A     DZ
07年    A b   -     B c
08年    AXb    Zd    Yc

 これまでは前走指数の高い馬たちが圧倒的に強いようで、過去10年、ABC馬が毎年連対している。直近の5年間ではA馬が連続して連対しており、前走指数の上位馬が中心になりそうだ。今年は3歳牝馬で51キロの負担重量で乗れるグランプリエンゼルが前走指数の最も高いA馬の評価になった。次いでアポロフェニックス、メイショウトッパー、メジロシリング、マヤノツルギなどが前走指数の上位馬たちだ。
  負担重量を無視するならここは4歳馬アポロフェニックスが好調ではないか。前走はオープン戦とはいえ、好スタートで2番手につけ、直線で差し脚を伸ばすという余裕の勝利だった。先行力もあり、安定した指数の高さとレース内容に好感が持てる。しかし、問題はアポロフェニックス自身にではなく、3歳牝馬で51キロの負担重量で乗れる軽すぎるグランプリエンゼルとの重量差だ。負担重量差は5キロもある。この差は大きい。
 グランプリエンゼルの前走はNHKマイルでの3着。指数も82とまずまずのレベルにある。このレースでも82の指数レベルで走れれば、3歳馬の成長余力で十分に逆転も可能だろう。というより、負担重量の5キロ差がある分、圧倒的に有利ではないか。先行力もあり、古馬のペースでも戸惑うことはないだろう。直線の叩き合いになったら、確実に重量差が生きてくるのではないか。
 例年と比べると今年のメンバーは少し小粒にみえるし、8、9歳の高齢馬に一時期の勢いはない。過去にも牝馬の活躍が多いレースで、ここは3歳牝馬グランプリエンゼルにかけてみたい。

 ラジオNIKKEI賞は3歳限定のハンデ戦。過去3年とも勝ち馬のハンデは55キロ以下の馬たちで、軽ハンデ馬が好走する傾向が強い。人気馬やトップハンデ馬も苦戦が続き、指数上もランク外の馬の活躍が多く、傾向はつかみにくい。
 基本的には、NHKマイル4着のマイネルエルフを筆頭に、ストロングリターン、サトノロマネなどの能力が高いように見えるが、そこそこにハンデは課せられている。過去3年の上位馬たちはみな、軽ハンデを生かして、上がり指数の高い馬が中心になっており、指数上位といっても素直に飛びつけない。軽ハンデは前走重賞で大敗しているか、500万条件戦を勝ったばかりの馬であることが要件だろう。その点から考えると500万条件を勝ったばかりのケイアイドウソジンやシャイニーデザート、メイショウコウセイ、スーパーシズクンでも勝負になるのかもしれない。

(ラジオNIKKEI賞)
       1着    2着    3着
06年      c   -     -
07年    -      Z     Z
08年    -      Xb   -

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2009年6月30日 (火)

第484回ナビグラフで見る回顧63宝塚記念

200906280910

宝塚記念はディープスカイが単勝1.6倍の圧倒的な人気を集めた。2番人気のドリームジャーニーの単勝7.1倍と比べると、その人気のほどがわかる。しかし率直に考えて、単勝1.6倍は買われすぎだっただろう。
 ナビグラフを見ると、上がりの脚がよいのはよくわかる。ディープスカイとドリームジャーニーの2頭だけが平均の上がり指数より15高い位置に設定されているブルーのラインを超して、さらに平均より20も高いレベルを示している。ナビグラフ上、ディープスカイとドリームジャーニーが中心だとすぐ感じる。ただし、ともにスローペースの大阪杯でのこと。ペースが上がってスタミナが問われることが多い宝塚記念で、その脚が生きるとは考えにくい。例年、ペースの平均以上のなかで、最後の上がりの脚がなければならないという傾向があり、今年でいうなら天皇賞上位馬たちのポジションがちょうどその位置に当たる。この点からディープスカイを見直すと、どうしても最後の最後にスタミナが足りない気がして仕方がなかった。
 さらに、ゴール前でウオッカに交わされたとはいえ、巷間、安田記念の2着がずいぶん高く評価されているようだったが、計算されたスピード指数は93程度で、それほど高いものではなかった。仮にその指数の低さがハイペースによって脚をなくした結果だとしたら、ディープスカイのスタミナに疑問が出てくるし、平均スローペースのものであったなら、指数そのものがもっと高くなければならない。しかもここ4戦とも2、3着止まりで一度も勝っていない。いずれにしても、ディープスカイにそれほどの信頼を置いてはいけないのではないか・・・。
 わたしも先週の初め頃は、ディープスカイで行くつもりだった。しかし、あらためてナビグラフを検証してみたら、先に述べたように、他の馬との差はなく、むしろペースが上がったときの上がりの脚に疑問さえ感じる内容に思えて仕方がなかった。そんなわけで、最終的にドリームジャーニーを本命にしたが、結果的にそれが正解だった。
 1着にドリームジャーニー、2着にサクラメガワンダー、3着にディープスカイが入って、3連単の配当は1万630円に過ぎなかったが、気持ちはそこそこ、うれしかった。
 月曜日、馬場指数を計算したが、ディープスカイのスピード指数は95だった。いまのところそのくらいがディープスカイの能力ではないか。

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2009年6月25日 (木)

第483回ディープスカイは?

 宝塚記念は指数上位馬の連対率が高い。過去10年のうち、A馬は8年で連対し、B馬も合わせると、過去10年すべての年でA、B馬のどちらかが連対している。ただ、阪神の馬場改修後、最近の2年間はランク外の馬が勝っており、この点は要注意かもしれない。

(宝塚記念) 1着    2着    3着
99年    BXb   A a    Xb
00年      b   AYc   D
01年    AYb   AYa   -
02年    B b   C b   D
03年      d   A c   BZb
04年    AXb    Za   -
05年    B     -     AXa
06年    A a   -      Z
07年    -     A a   -
08年    -     A a   -

 今年も前走指数の高いA、B馬が中心になるとすると、春の天皇賞を人気薄で勝ったマイネルキッツ、2着のアルナスラインを筆頭に、3着のドリームジャーニー、4着アドマイヤフジなどがピックアップされる。さらに過去の指数が高いディープスカイ、カンパニー、サクラメガワンダーなども連軸の有力馬だろう。
 阪神内回りコースの2200メートルは直線が比較的に短い。それだけに、仕掛けが早くなりがちで、ペースが厳しくなることが多い。結果的に、直線で最後の最後に残されたスタミナが問われるわけで、過去の連対馬の多くは、(先行指数+10/上がり指数0)のレベルを満たす馬たちだった。今年のメンバーで、近走のレースで条件をクリアするのは天皇賞で上位だったマイネルキッツ、アルナスライン、ドリームジャーニー、アドマイヤフジなどだ。ディープスカイはスローペースですばらしい瞬発力をみせているが、近走に(先行指数+10/上がり指数0)のレベルをクリアするレースがない。前走、安田記念はゴール前でウオッカに差されて2着だったが、負担重量の2キロ差に加え、距離適性の違いもあったとは思うが、指数は93と意外と低い結果だった。ペースが厳しかったとしても、もう少し脚が残っていなければならないはずだし、指数も100に近いレベルは示せたのではないか。もちろん近走2000前後の距離に好成績と高指数が多く、安田記念で負けたことが2200の宝塚記念のマイナス材料にはならないとは思うが、万全な本命馬とは思えない。
 連軸馬はスタミナとペースの対応力のある馬から取りたい。ここは天皇賞の上位組のなかでも、勝ったマイネルキッツ、3着のドリームジャーニーに期待したいと思っている。

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2009年6月23日 (火)

第482回ナビグラフで見る回顧62マーメイドS

200906210910

 先週から阪神、福島、札幌競馬が始まった。芝の状態の良い開幕週だからだろうか、それにしても、逃げ残りや前残りが多かったような気がした。気になって調べてみたら、福島では土、日の24レース中、なんと19レースで逃げ馬が3着までに残っており、そのうち13レースでは逃げ切り勝ちを果たしていた。複勝率で79パーセント、勝率でも54パーセントという驚異的な率だ。同様に、阪神の逃げ馬の複勝率は50パーセント、札幌では37パーセントだった。
 芝、ダートを問わず、直線の短い小回りコースでは逃げ馬や先行馬の活躍が多いから、開幕週に限らず、今後も逃げ、先行馬には注意がいるだろう。
 このことと関係あるのかどうか。この開催から札幌のダートのクッション砂の厚さが9センチに変更された。他場では8・5センチだから、その0・5センチの差が今後どんな違いになって現れてくるのだろうか。興味深い。
 阪神の重賞・マーメイドSも9番人気のコスモプラチナが、あれあれという間に逃げ切って勝ってしまった。5走前の昨年の夏88の高指数で勝っているが、近走の成績は2桁着順続きで、指数も物足りず、おまけに6ヶ月もの休み明けだったから、軽視してしまったが、レース後の和田騎手のコメントを読むと「休み明けでも、調教の動きがすごく良かった」ようで、やっぱり夏の牝馬は格より「勢い」や「調子」が第一だと思わされた。
 初重賞挑戦で2着に入ったニシノブルームーンも、3連勝で勢いがある馬だった。ハンデも52キロと恵まれ、ナビグラフ上も、先行馬の中で差し脚は抜けた存在に見えた。人気になったベッラレイアやリトルアマポーラは4着、3着と善戦はしたが、なかなか信頼に応えられない。あのダイワスカーレットやウオッカは別格としても、(ユキチャンではなく)もう少し牝馬に強い馬が現れると面白くなるのだが。
 今週は宝塚記念。ウオッカの回避は仕方ないが、ディープスカイを中心に面白いレースを期待したい。逃げ馬は・・・・。いないか。

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2009年6月18日 (木)

第481回マーメイドSは軽量馬

 今週の重賞は阪神のマーメイドSだけ。少し寂しいが、いよいよ新馬戦も始まるし、夏競馬に向かって気分一新。がんばりましょう。
 マーメイドSは06年から牝馬限定のハンデ戦になったが、06年は阪神が改修中のため京都競馬場で行われ、参考になる過去のデータが少ない。昨年は12頭建ての12番人気のトーホウシャインが勝って、3連単は193万馬券と荒れた。牝馬のハンデ戦はなかなか難しい。

(マーメイドS)
       1着    2着    3着
07年    C      Zc     d
08年    -     -     BXa

 今年の指数上位馬はクラウンプリンセス、ニシノブルームーン、ウエディングフジコ、ベッラレイア、ザレマ、レインダンスなど。平均指数ではムードインディゴ、レッドアゲートもあがってくる。しかし、全体として指数のレベルは低調で、85をこすのがやっとの馬たちばかりで、80の指数を示していれば、勝負に加われるだろう。
 牝馬の2000メートルのハンデ戦なら、スローペースは必至。近走、上がりの脚があるのはブーケフレグランス、ニシノブルームーン、ベッラレイアなど。次いでクラウンプリンセス、ザレマ、リトルアマポーラ、マイネカンナなど。
 実績ではエリザベス女王杯を勝ったリトルアマポーラ、同3着のベッラレイア、京都牝馬S2着のレインダンス、阪神牝馬S2着のザレマなどが有力だが、当然のようにハンデは課せられており、もともと軽ハンデ馬が活躍するこのレースに限っては狙いにくい。
 軽ハンデを考えると、ここは52キロと断然の恵量ニシノブルームーンが狙い所ではないか。前走は1600万条件とはいえ、牡馬相手に先行して差し切る堂々のレースで完勝している。スローペースのため指数は79程度だったが、これで500万、1000万、1600万を3連勝だ。今回のレースが重賞初挑戦だけに、ハンデは恵まれているはずだし、ハンデ戦になってからのマーメイドSの結果を見ても、ハンデに恵まれた1600万や1000万条件馬たちの好走が目立って多い。夏の牝馬戦は格より勢いだろう。
 また、阪神の内回り2000は直線が短く、スローペースは先行馬に有利に働くはずで、この点からも先行力のあるニシノブルームーンに向くのではないか。

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2009年6月16日 (火)

第480回ナビグラフで見る回顧61エプソムC、CBC賞

200906140511
200906140710

 梅雨に入っても雨が少ないようで、日曜日の名古屋は朝から日差しが強く、暑い一日だった。法事の後、メインレースは名古屋の実家のテレビで観た。
 エプソムCはシンゲンを軸に、CBC賞はエイシンタイガーを軸に電話投票で馬券を買っておいたが、エプソムCはシンゲンが圧勝したものの配当が安くてどうにもならず。CBC賞はエイシンタイガーが2着に残ったが、最後に大外から伸びて鮮やかに勝ったプレミアムボックスが押さえてなくて、馬券にならなかった。3連単で2720円の配当だったエプソムCは置いておいても、45万を超す高配当になったCBC賞は、悔いの残る結果になってしまった。
 エプソムCもCBC賞も別定とハンデ戦の違いはあっても、ナビグラフ上はよく似た形に見える。ともに上がり指数で+15ラインを超す馬、エプソムCではヒカルオオゾラ、CBC賞ではプレミアムボックスが、上がりの脚では有力であったことがすぐわかる位置にあり、他の上位馬、シンゲンやキャプテンベガ、あるいはエイシンタイガーやプレミアムボックスも、赤いラインをこす馬の中でも特に有力馬であることくらい、直感的にわかるエリアにある馬たちだった。この形はナビグラフ上、よくあるパターンで、もっとも基本的な形といえそうだ。
 なのに、CBC賞では何でプレミアムボックスを押さえてなかったのか。言い訳になってしまうが、このレース、ハイペースはなさそうで、先行馬有利のことばかりが頭にあったのだろう。先行馬の中ではハンデの軽い3歳馬エイシンタイガーが有利だと思ったが、前が楽している分、後方一気では届かないと判断して、あえてプレミアムボックスは押さえなかった。しかし、スローペース気味で先行馬有利という判断は合っていたとしても、後方一気が届いてしまう結果は想像外だった。なかなか思い通りにはいかないのが競馬の予想とはいえ、限られた自分の想像の世界にとらわれず、指数が高い、あるいは上がりがいい、先行力があるという、ひとつだけでも良いところがある馬なら、まず、押さえておくのが結果的にも良いのだろう。
 夜、東京に戻ったら、大雨だった。

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2009年6月11日 (木)

第479回エプソムCはシンゲンに期待

 今年は基準タイムの計算が終わった後、2月の中旬から日曜日は毎週、毎週、休みなく競馬場に通った。それが今週で東京は最終週。来週から関東開催は福島に移る。あいにくというか、今週の日曜日は、名古屋で父の1周忌と母の7回忌の法要があって、競馬場にはいけず、読経の合間の電話投票になりそう。でも、これは不謹慎かな。
 日曜日のエプソムカップは、前走指数の高いABC馬と平均指数の上位馬abcd馬が10年のうち8年で連対して、指数上位馬の健闘が目立つレース。特に03年の東京コース改修後は、前走指数上位のABC馬が毎年連対している。

(エプソムC)1着    2着    3着
99年     -     B     -
00年    BYa    Xa   C
01年      b   -     -
02年     Yd    Xa   -
03年    A     B     -
04年     Zb   AYa   -
05年    -     C d   B b
06年    B     BYa   -
07年      c   C a   C d
08年    -     A b    Yc

 今年はシンゲン、ホッコーパドゥシャ、アーネストリー、ダイシングロウなどの前走指数が高く、エリモエクスパイア、ヒカルオオゾラ、キャプテンベガなども過去の指数や平均指数でピックアップされる。
 順調さから軸馬を選ぶなら、前走、新潟大賞典を98の高指数で圧勝したシンゲンだろう。これまで骨折などの不運もあって、6歳馬ながらまだ13戦しかしていないが、それで7勝をあげている。休み明けの2008年10月以降は4戦3勝。東京競馬場は7戦5勝、藤田騎手とは6戦4勝と、それぞれ相性も良い。
 不安があるとすると、ダイシングロウやヒカルオオゾラ、ホッコーパドゥシャなどの差し脚が生きるような超スローペースになった場合だろう。ただ、このメンバーならそれほどのスローペースは考えにくいし、過去のレースを振り返っても、極端なスローペースはなく、平均ペースが基本になっている。ここはシンゲンに向く流れとみていいのではないか。

 3年前からこの時期の開催になった中京のCBC賞。ハンデ戦ということもあってか、指数上位馬が勝てない。今年はエイシンタイガー、スピニングノアール、ボストンオー、カノヤザクラ、モルトグランデ、トレノジュビリー、コウユーキズナなどが前走指数の上位馬で、さらにソルジャーズソング、タニノマティーニの過去指数が高い。指数上、ランクの該当馬が多いが、それほどに混戦だということだろう。
 小回りの中京コースは元来、逃げ、先行馬が有利。CBC賞も例外ではなく、過去3年とも先行馬が上位を占めている。今年どうしても逃げたいのはメイショウキトリくらい。当然ペースは落ち着きそうで、今年も先行馬に有利な展開だろう。先行馬から軸馬を選ぶならコウユーキズナやエイシンタイガー、トレノジュビリーが中心になりそう。もしハイペースなら、後方一気の脚があるスピニングノアールで勝負にならないだろうか。

(CBC賞) 1着    2着    3着
06年    -      Z      b
07年    -     D c   -
08年    -     A       a

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2009年6月 9日 (火)

第478回ナビグラフで見る回顧60安田記念、ユニコーンS

200906070511
200906060511

 久々、天気の良い日曜日だった。人気のウオッカが出走するからだろうか。この日は朝から女性の入場者が多く目についた。私の後ろの席も若い女性のグループだった。しかしこれが、一日中意味もなく思いつくことをしゃべり続けるお馬鹿さんたちで、賑やかを通り越して、全くうるさいばかりだった。それでも、まだ競馬場にきてくれるだけでもいいかと思って、ここはそっと席を立ち、集中できる場所を探すことにした。
 安田記念は、その昔ノースフライトが勝って馬連で万馬券になったが、それを1万円分買っていたこともあって、個人的にもこれまで何かと相性がよく、わたしの好きなレースのひとつだ。今年はナビグラフでみてもウオッカとディープスカイが少し抜けた存在に思え、ウオッカを1着、ディープスカイを2着にした3連単の馬券を厚めに買った。
 それだけに、直線にむいて、これからというところで、ウオッカの前に大きな壁ができて、出るところがない場面では、半分あきらめざるを得なかった。しかし、ウオッカは人気だけでなく実力も一流だった。「ウオッカが危ない、ウオッカが勝てない」。どよめきと、ざわめきの中、ようやく前があくと、そこから一気呵成に突き抜けて、前を行くディープスカイを大きく交わしさった。そのスピードの速さには本当にビックリした。終わってみれば、まるでヒロインをより美しく見せるための見事な演出のようだった。ライバルだったダイワスカーレットがいたら、もっと盛り上がっただろうと思いながら、私は心地よい風に吹かれていた。
 それにしても、もし負けていたら、武騎手もさぞ、コメントに困ったのではないか。何はともあれ、勝てて良かった。武騎手にとっても、ウオッカ自身にとっても。何よりもファンのためにも。
 そういえば、ターフィーショップでは、あいかわらず「白毛」ユキチャンのグッズを売っていたが、いまはもう、それほど人気があるとも思えないのに、いつまで物珍しさだけで引っ張るつもりなのだろう。競馬の場合、人気と実力はイコールであってほしい。

 土曜日の3歳ダート重賞・ユニコーンSは配当は安かったが、指数の上位馬が上位をしめた。

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