2018年7月19日 (木)

第1405回 夏馬

 中京記念は波乱のハンデ戦。中京競馬場が新しくなった2012年以降の6年間で、1番人気馬は未だ勝てないまま、3着が1度あるだけだ。指数上は平均指数上位の連対率が高いものの、ランク外の馬も多く浮上しており、一筋縄ではいかない。

(中京記念) 1着    2着    3着
12年     Yb   -      Xa
13年      d   -     -
14年    -     B      Zd
15年      d     d   C
16年    -     -     A a
17年    D       c   DZ

 今年の指数上位は、リライアブルエース、ロワアブソリュー、グレーターロンドン、ロジクライ、ガリバルディ、ウインガニオン、ワントゥワン、ブラックムーン、マイネルアウラートなど。

 トップハンデは57.5キロのウインガニオン、スマートオーディン、ブラックムーンの3頭だが、過去6年、勝ち馬のハンデは57キロ以上の馬たちが5勝、そのうちトップハンデ馬も2勝しており、特に重ハンデを苦にする必要はない。むしろ軽ハンデ馬の苦戦のほうが目に付く。

 マイル戦の距離適性では、6勝を上げているブラックムーン、5勝のウインガニオン、マイネルアウラート、グレーターロンドン、4勝のロジクライなどが上位だ。

 なかでも、中京コースが得意なウインガニオンに注目したい。京都や阪神などの右回りでは(1、0、1、11)だが、中京、東京、新潟の左回りコースは(7105)。中京コースは3戦3勝と、圧倒的に左回りが得意な馬だ。左回りのマイル戦は(4102)とさらに成績が上がる。

 得意な左回りのマイル戦、前走の安田記念は大外枠から果敢に逃げて7着だったが、指数上は自己ベストの好指数で、直線半ば過ぎまで粘っていた内容も悪くなかったはず。夏場に7勝を上げる夏馬で、昨年も57キロを背負って、後続に2馬身半の差で快勝している。トップハンデも57.5キロなら問題はないだろう。

 相手は先に上げたマイルの適性が高い、ブラックムーン、マイネルアウラート、グレーターロンドン、ロジクライなどが中心。初マイル戦になるスマートオーディン、3歳馬フロンティアなどにくわえ、差し脚鋭いロワアブソリュー、ワントゥワン、ミエノサクシード、リライアブルエースなどにも要注意だろう。

 今年、2歳重賞の第一弾、函館2歳S。
 過去10年、前走指数上位のABC馬のいずれかが毎年連対している。
 今年は、カルリーノ、ナンヨーイザヨイ、ニヴィアン、スズカカナロア、ロードワンダーなどが指数の上位馬たちだ。

 未勝利勝ちながら、前走指数最上位のカルリーノが中心になりそうだ。新馬戦は4着だったが、続く未勝利戦は、比較的厳しいペースを先行して、直線、前が詰まる場面もあったが、最内から一気に差し脚を伸ばして完勝。指数も上々で、一瞬の切れる差し脚も魅力的だ。

 そのカルリーノを退けて、新馬戦勝ちを収めたのがナンヨーイザヨイだ。直線、2番手から楽に抜け出して快勝。余力も十分に感じられるレースで、2戦目での上積みも大きいだろう。連軸はカルリーノと思うが、勝つのはナンヨーイザヨイなのかもしれない。

 他に、差し脚上位のラブミーファイン、ラブリロンリロンス、アスターペガサスにもチャンスはありそうだ。

(函館2歳S)1着    2着    3着
08年    -     AYa   -
09年(札幌)B     AZc   -
10年    -     AX    C
11年    B b   C c    Y
12年    A a   D     -
13年    A a    X    -
14年    C c   DXd   -
15年    B a   -     -
16年    -     B       c
17年    AYd   -     D c
(スローペース調整値-20/-10)

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2018年7月17日 (火)

第1404回 今年も荒れた函館記念

201807150211

 函館記念は今年も荒れた。
 2010年以降、3連単の配当が10万円を超す高配当になったのは、9年間で7回にのぼる。この間、1番人気馬は2着が1度あるだけで、1番人気馬の不振が波乱の主要因になっている。

 加えて10番人気以下の人気薄馬も5頭が2着に食い込んでおり、函館記念をより難解なハンデ戦に仕立てている。

 今年の函館記念を勝ったのは5番人気のエアアンセム、2着は7番人気のサクラアンプルール、3着に13番人気のエテルナミノルが残って、3連単は57万円を超す高配当になった。

 ハナを主張して、果敢に逃げたのはカレンラストショー。1000メートルの通過タイム1分00秒3は、当日の馬場状態を考えれば、平均より少しゆっくりめだろう。

 勝ったエアアンセムは藤岡佑介騎手を背に好スタートを決め、4番手で機をうかがう。直線、先行2番手から先に抜け出したエテルナミノルに馬体を合わせて、これを退け、さらに、中団から鋭い差し脚を伸ばしてきたサクラアンプルールの追撃をも抑え込んでの勝利だった。7歳馬にして実に27戦目での初の重賞制覇になった。

 1番人気に推されたトリコロールブルーは中団後方から。4コーナー手前、各馬が仕掛けて動くところ、前が開かず、流れに乗り遅れて後方まで下げざるを得なかった。先行馬に楽なペースのうえ、直線の短い函館だけに、その位置からの挽回はむつかしかった。ただ、結果は6着だったが、直線での鋭い差し脚には見どころもあり、次走での巻き返しに注目したい。

 函館の次週は函館2歳Sがメイン。以前は函館の開催は8週間あったが、今は6週間の開催で、あっという間。早くも残り1週で今年の開催が終わる。

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2018年7月12日 (木)

第1403回 成長の4歳馬から

 今週の重賞はサマー2000シリーズ第2戦の函館記念(第1戦は先週の七夕賞)。重賞はこの1レースだけで少し寂しい。

 函館記念はハンデ戦だけに、指数上位馬も苦戦の傾向が見える。一応、前走指数の高いABC馬が、10年の内8年で中心になっているが、ランク外の馬たちの活躍も多い。

 1番人気は2着2回があるだけ。トップハンデ馬も1勝、2着1回のみと、どちらも不振続きだ。加えて、人気薄の馬たちの台頭もあって、3連単は高配当が多い。ただ、勝ち馬はすべて5番人気以内の馬たちで、人気馬の取捨がポイントになるだろう。

(函館記念) 1着    2着    3着
08年    -     C      Zb
09年(札幌)C d   -     -
10年    AYb   C     -
11年    A      Y    DXb
12年    -     B     -
13年    -     -      Z
14年      d   C     A
15年    -      Zb   -
16年    -     A     D
17年    CZ    AXa   A

 今年は、トリコロールブルー、ロジチャリス、ブラックバゴ、ゴールドサーベラス、サクラアンプルール、マイネルハニー、スズカデヴィアスなどが指数の上位馬たちだ。

 トップハンデは57.5キロのサクラアンプルール。昨年の札幌記念を好指数で勝ち、続いて天皇賞秋、有馬記念にも挑戦したが、さすがに相手が強く、結果にはつながらなかった。そのあとG2中山記念は4着、前走G2日経賞でも3着に好走して、相手が楽になれば勝ち負けになることを示した。データ上は苦戦が多いトップハンデ馬とはいえ、要注意だろう。

 注目したいのは、前走指数最上位の4歳馬トリコロールブルーだ。菊花賞は15着に大敗したが、年明け、古馬との1600万条件の飛鳥S、オープンの大阪城Sを連勝し、前走はG3鳴尾記念を自己ベストの好指数で3着に頑張った。

 これまで、比較的スローペース気味のレースで、長く良い差し脚を使って好走してきたが、前走、鳴尾記念ではレコード決着の厳しいペースにも耐えられることを示した。まさに成長を感じさせるレース内容だったといえるだろう。昨年夏、札幌で勝っており洋芝も問題なくこなせるはず。2000メートル戦は(3110)と、距離適性は高い。

 他では、7歳馬スズカデヴィアスが好調だ。前走、新潟記念を中団から楽に抜け出して快勝。鋭い差し脚が持ち味で、北海道の洋芝コースの経験は1戦(9着)のみで、洋芝の適性は未知数も、スローペースの差し脚比べで浮上する1頭だろう。

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2018年7月10日 (火)

第1402回 備える努力

201807080311
201807080711

 集中豪雨で各地に大きな被害が出でいる。
 元来、日本は狭隘な山国だから、平野は少ない。その平野は水田や畑になり、人々は山のふもとにも住まざるを得ない。河川も急流となり、大雨が降れば、がけ崩れや河川の氾濫につながりやすい。

 台風や地震、火山活動による災害も含めて、日本は地勢的にみても自然災害が多い。それだけに、先人たちの知恵によって、太古の昔から自然災害から守る備えをしてきたはずだが、自然の猛威にあがなう力にはなりえていない。しかし、それでもなお、尊い命がうしなわれることのないように、我々は力を合わせて備えるしかない。それはこの地を住処とする日本人の宿命ともいうべきものだろう。

 福島の七夕賞は、単勝万馬券の11番人気馬メドウラークが勝った。メドウラークは丸田騎手の騎乗。向こう正面では後方に位置していたが、3コーナー手前から動いて、4コーナーでは外に持ち出して4番手。その外にマイネルサージュが馬体を合わせにいく。

 ゴールまで残り100メートル地点でメドウラークが先頭に立ち、追いすがるマイネルサージュをクビ差振り切って、重賞初制覇を決めた。2着は4番人気のマイネルサージュ、最内で粘っていた最低人気のパワーポケットが3着に入って、3連単は256万円を超す高配当になった。

 逃げたのはマイネルミラノのペースだったが、良馬場とはいえ前日の雨でゆるんだ馬場状態を考えると、かなりハイペースだったようで、先行馬たちは直線、脚を残せずに後退していった。上位のメドウラーク、マイネルサージュの2頭は後方からの差し馬で、ペースと展開に恵まれた要素もあっただろう。

 中京のダート1400メートルの重賞プロキオンSは、従来のレコードタイムを1秒2上回る驚異のレコードタイムでマテラスカイが逃げ切り勝ちを収めた。脚抜きの良い軽いダート馬場だったから、さもありなんとは思うが、それにしても、直線では後続に差を広げる一方で、後方から追ってきた2着のインカンテーションとは4馬身差。指数も「100」を超す高レベルだった。今年3月、ドバイのダートG1での5着は伊達ではなかったといえそうで、ダート短距離界の新星になるのではないか。

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2018年7月 5日 (木)

第1401回 波乱含みのハンデ戦

 福島のメインは七夕賞。
 1番人気馬は過去10年で3勝、2着1回、3着2回。10番人気以下の馬が3着までに浮上して、3連単は高配当が多いハンデ戦だ。
 指数上は平均指数や過去の指数が高い馬たちの連対率が比較的高い傾向にある。

(七夕賞)  1着    2着    3着
08年     Z    -     B b
09年    BYa   -      Z
10年    -     -     CZb・Cd同着
11年(中山)-     AYa   -
12年    B c    Yb   -
13年    C c    Xc   -
14年    -     -     CYa
15年     Xa   -     A
16年    -      Xa   -
17年    B a    Y    -

 今年の指数上位は、シルクドリーマー、マイネルサージュ、サーブルオール、バーディーイーグル、マイネルフロスト、キンショーユキヒメなどだ。

 小回りで直線の短い福島だけに、基本的には先行馬が有利だろう。
 指数上位馬で先行できるのは、マイネルフロスト、マイネルミラノ、シルクドリーマーなど。スタミナの点からは、休み明けでもシルクドリーマーに注目したいところ。近走は2400以上の距離を使われているが、2000メートル戦は2戦1勝と適性は悪くはない。

 ただ、シルクドリーマーは9歳馬。マイネルフロスト、マイネルミラノも7歳、8歳だけに、常識的には大きな期待はかけにくい。
 とすると、今年は差し馬の出番なのかもしれない。

 差し脚の上位はマイネルサージュにサーブルオールだ。

 マイネルサージュは近走、先行してもなかなか結果が出ず、前走は一転、後方から差し脚を伸ばす作戦で快勝、新境地を開いた。

 近走の差し脚は、このメンバーでも上位で、ふたたび差し脚にかけるレースで、新たな素質が開花する可能性もあるだろう。福島は(1200)と得意なコースでもあり、要注意だ。

 サーブルオールは、前走、重賞で4着に好走しており、実績はマイネルサージュより上だろう。福島は初だが、2000メートル戦は(2100)と得意にしており、連軸向きかもしれない。

 ダート1400メートルの重賞プロキオンSは、2012年から中京競馬場での開催になった。過去6年、1番人気は(2121)と比較的安定した成績を残している。指数上は、前走指数上位馬の連対率が圧倒的に高い。

 今年の指数上位は、インカンテーション、ウインムート、ドリームキラリ、キングズガード、マテラスカイ、ブライトラインなと。

 重賞実績では指数も安定して高いインカンテーションが上位だろう。マーチS、白山大賞典、武蔵野Sなど重賞は6勝(すべてG3戦)。近走もG1フェブラリーS3着、G1かしわ記念3着など、8歳馬ながら、衰えもなく元気いっぱいだ。ただ、実績はダート1800メートルに多く、今回のダートの1400メートル戦は初距離になる。距離適性は気になるところだ。

 距離適性と好調さで浮上してくるのがウインムートとドリームキラリだ。

 ウインムートはダートに路線を変えた昨年の7月以降、すべてダート1400メートル戦を8戦4勝。重賞勝ちはないものの、前走指数のレベルは、すでに重賞でも活躍できるレベルにある。

 もう1頭の注目馬は、前走、ダート1400メートル戦を重賞レベルの好指数で逃げ切り勝ちしたドリームキラリ。逃げてこその馬で、戦法に迷いはない。前走は、直線なかばで一旦は交わされながら巻き返しており、スタミナも根性もなかなか。逃げ馬ながら、直線に脚を残せるのは成長の証だろう。

(プロキオンS)
       1着    2着    3着
12年    -     D b   B
13年    -     B     C c
14年    A c   A     -
15年     Zc   B     -
16年    D     BZ    -
17年    B b   AXa    Yc
(海外、地方競馬を減戦して計算)

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2018年7月 3日 (火)

第1400回 頑張りに感謝

201807010311
201807010711

 ワールドカップのブラジル×メキシコ戦はまだ元気に起きていられたけど、日本×ベルギー戦の前に、耐え切れず眠ってしまった。元来、早寝早起きのかみさんは3時過ぎに起きて中継を観たとか。残念ながら、結果についてはニュースで確認することになったが、負けたとはいえ、いいゲームだったんだね。ライブで観たかったなあ。それにしても、戦前の低評価をくつがえす頑張りはすごかったね。心意気を感じてうれしかったです。頑張りに感謝です。

 関東は早々と梅雨明け。競馬は福島、中京が始まって、気持ちは完全に夏モード。

 福島のラジオNIKKEI賞は、好位3番手から伸びた2番人気メイショウテッコンが勝った。メイショウテッコンは過去10年で1勝、2着1回と、苦戦続きのトップハンデ馬。これまでは逃げて2勝を上げてきたが、ここではキボウノダイチ、シセイヒテンを先に行かせて最内の3番手から。

 直線、外に出すと一気に加速してトップに立ち、後方から鋭い脚を使って伸びてきた1番人気のフィエールマンの猛追を抑えて半馬身差で勝利をつかんだ。追い詰めたフィエールマンが2着。逃げた9番人気のキボウノダイチが3着に粘った。

 1番人気のフィエールマンは34秒4の最速の上りタイムを示したものの、惜しくも2着だったが、石橋騎手のコメント通り、追い出しが少し遅れたのが敗因だろう。

 中京のCBC賞は、直線、馬場の真ん中を突き抜けた4番人気のアレスバローズが快勝した。近走は後方からのレースが多かったが、乗り手が川田騎手に代わって、好スタートを切り、中団で流れに乗れたのが良かったのだろうか。直線の反応も鋭く、余力を感じさせる差し脚だった。

 9番人気のナガラフラワーが中団から差し脚を伸ばして2着に食い込み、2番手で粘っていた8番人気のセカンドテーブルが3着。

 1番人気に押されたダイメイフジは後方から。直線で末脚がはじけるのかと思ったが、馬群に包まれたまま、いいところなく11着。1200メートルの素軽いスピード競馬に対応できなかった印象で、いまのところ1400メートルのほうが良いのかもしれない。

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2018年6月28日 (木)

第1399回 差し脚比べのハンデ戦

 今週から函館に加え、福島と中京が始まり、夏競馬もいよいよ本番を迎える。
 福島の開幕週は3歳限定のハンデ戦、ラジオNIKKEI賞がメイン。
 指数上は、前走指数上位馬や平均指数上位馬、過去の指数上位馬たちが中心になっているものの、はっきりとした傾向はつかみにくい。過去10年でみると1番人気は2勝、2着2回、3着2回。トップハンデ馬は1勝、2着1回。

(ラジオNIKKEI賞)
       1着    2着    3着
08年    -      Xb   -
09年    -     -     B d
10年    C     -     AYb
11年(中山)A b    Yc    Xa
12年    -      Yc   -
13年    -     A d   -
14年    DZ    DXa   C d
15年    DY     Xa   -
16年    C     B     -
17年    -     -     -

 今年は、イェッツト、メイショウテッコン、ケイティクレバー、フィエールマン、ロードアクシスなどが指数の上位馬たちだ。

 福島は開幕週。梅雨時でも雨の心配はなさそうで、良好な馬場での競馬が期待できるだろう。福島の芝はオーバーシードで、比較的力のいる作りになっているようだ。加えてハンデ戦だけに、軽量の差し馬に向く馬場ではないか。

 苦戦がちなトップハンデはメイショウテッコン、ケイティクレバーの56キロ。ともに力で押し切る先行脚質だけに、連軸候補はトップハンデ以外、差し脚のある馬から選びたいところだ。

 注目は2戦2勝のフィエールマンだ。デビューは1月下旬。新馬勝ちの後、2戦目の前走、500万条件の山藤賞は出遅れて後方からになったが、3コーナーからまくっていって、ゴールでは2馬身半の差をつける快勝劇だった。長く使える差し脚は断然で、ここはハンデも54キロと恵まれ、負けなしの3連勝に期待したい。

 中京のメインCBC賞もハンデ戦、
 馬場改修後の6年間、1番人気は1勝ながら、勝ち馬はすべて4番人気までの馬たちが占めている。トップハンデは1勝、3着1回。

 今年の指数上位は、ペイシャフェリシタ、ダイメイプリンセス、アサクサゲンキ、ナガラフラワー、ワンスインナムーン、セカンドテーブル、スノードラゴン、フミノムーン、アクティブミノルなど。

 短距離戦とはいえ、ペースは落ち着きそうで、直線の差し脚比べが基本。
 先行力なら、セカンドテーブル、ペイシャフェリシタ、ワンスインナムーン、アクティブミノル、トウショウピストなどが上位だが、ペースが落ち着くとしても、どこまで粘れるだろうか。ここは差し脚鋭いダイメイフジ、ナガラフラワー、アサクサゲンキ、トーキングドラム、フミノムーンなどの切れる差し脚が生きる展開ではないか。なかでも、差し脚の鋭さなら、ダイメイフジが際立っているだろう。

 ダイメイフジの前走は安土城S。中団後方から、直線、馬体を合わせるように伸びたモズアスコットとともに、馬場の真ん中を駆け上がり、勝利をつかんだ。直線のスピードは他の馬たちが止まって見えるほど。クビ差2着のモズアスコットは次走、G1安田記念を勝っており、その差し脚の鋭さは信頼に値するのではないか。

(CBC賞) 1着    2着    3着
12年    A c   C     A b
13年    CXa   A       d
14年    -      Yc   D
15年    A a    X     Yd
16年    -     -     DXc
17年    B c    Zd   -

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2018年6月26日 (火)

第1398回 本格化ミッキーロケット

201806240911

 サッカーワールドカップロシア大会での日本チームの事前の低評価をくつがえす活躍ぶりに、日本中が心を奪われている。私もそのひとり。日本チームのゲームだけでなく、ほぼ毎日、午前2時過ぎまでテレビにかじりついてのサッカー三昧で、このところ、眠くて仕方がない。他の国のゲームと比べても、日本チームはゲーム運びに落ち着きと安定感があり、選手たちの自信を感じる。残されたポーランド戦も勝てるといいね。

 春のグランプリ宝塚記念は、7番人気の伏兵ミッキーロケットが勝った。

 ミッキーロケットはラチ沿いの中団から徐々に位置を上げ、4コーナーで逃げるサイモンラムセスを交わして、先頭に躍り出た。早めに仕掛けた1番人気のサトノダイヤモンドを寄せ付けず、後続を引き離してゴールを目指すところ、外から鋭い差し脚で一気に駆け上がってきたのが香港のワーザー。ゴールではクビ差まで迫られたが、最後までトップは譲らず、ミッキーロケットが初のG1タイトルを手にした。

 ミッキーロケットは、終始、内ラチの経済コースで脚をため、直線の粘りにつなげた。和田騎手の好騎乗が光ったレースだったといえそう。今年の天皇賞春も、長くいい脚を使って4着に好走しており、宝塚記念は、本格化を感じさせるレースになった。

 2着は10番人気の香港馬ワーザー。上り指数は1頭だけ抜けた高さだった。外枠だっただけに位置取りが後ろになって、コースロスもあっただろうし、もう少し距離があったらどうだっただろう。さすがに力のある馬だ。

 1、2着馬からは3馬身と離れたが、3着は12番人気のノーブルマーズが大健闘。勝ったミッキーロケットのすぐ後ろでレースを進め、直線も必死に前を追ったが、勝ち馬に並ぶところまではいかなかった。

 1番人気のサトノダイヤモンドはスタートが良くなかった。後方2番手から位置を上げていって、3コーナー手前から一気にスパート、4コーナーでは2番手にまでつけ、ミッキーロケットを追ったが、直線に脚は残っていなかった。結果は6着。まだ本調子にはなかったのだろうか。

 今週から競馬は福島、中京、函館の3場開催。秋まで関東地区での開催はなく、いよいよ競馬は夏モード。サッカーの日本代表に負けないように、がんばろう。

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2018年6月21日 (木)

第1397回 復活に期待

 春のグランプリ宝塚記念。今年は香港からの参戦もあり、頭数もそろった。
 指数上は、過去10年のうち8年で連対する平均指数の上位馬が中心。ただ、前走、スローペースの長距離を使った馬も多く、指数上位馬だけで決着するわけではない。1番人気は2勝、2着4回、3着1回。

(宝塚記念) 1着    2着    3着
08年    -     A a   -
09年    C a     d    X
10年    -      Yb   -
11年    -     A      Xa
12年     Zb   -     -
13年    CXa   -     -
14年     Zd   -     C
15年     Yb   -       d
16年    -     A     B a
17年     Z    C c   -
(海外、公営の成績は減戦して集計)

 今年は、ストロングタイタン、ミッキーロケット、アルバート、スマートレイアー、サトノダイヤモンド、サトノクラウン、ステファノスなど指数の上位馬たちだ。

 平均指数や過去の指数で最上位は5歳馬のサトノダイヤモンドだ。4歳時に菊花賞、有馬記念を勝って、昨年春の天皇賞も3着に好走。キタサンブラックの後を継ぐ位置に上がってきた。そのあと、フランスにわたってフォア賞、凱旋門賞に挑んだが、結果は残せなかった。帰国後は、金鯱賞3着、大阪杯7着と、今一息の成績が続いている。

 しかし、金鯱賞は超スローペースで、上りタイムは限界値。着順は道中の位置取りの差だった。前走の大阪杯は中団の内で脚をためていたが、勝負所で包まれたまま前に出られず、ずるずる後退を余儀なくされ、直線を向くところではほぼ最後方。

 もともと、鋭い差し脚があるわけではなく、スタミナを生かして先行するレースが持ち味の馬だけに、そこから追い上げるのは苦しかったはず。7着もやむを得ない結果だっただろう。いずれも敗因ははっきりとしている。距離は長いにこしたことはないが、渋った馬場でスタミナが問われるレースになれば、2200メートルも十分にこなせるはず。今回、手綱も慣れたルメール騎手に戻り、復活の期待にもこたえられるのではないか。

 阪神の渋った馬場に合いそうなのが、香港から参戦してきたワーザー。香港の年度代表馬にも選出されたことがあり、昨年はG1を2勝している。近2走は日本の渋った馬場に似た馬場で好走しており、ここでも十分に勝ち負けになるのではないか。

 他では、距離が合うサトノクラウン、ミッキーロケット、牝馬のヴィブロス、4歳馬ダンビュライト、キセキ。先行して粘るストロングタイタン、パフォーマプロミスなどにも要注意だろう。

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2018年6月19日 (火)

第1396回 将来性

201806170511
201806170211

 大阪の地震被害が気にかかる。関西方面の皆さん、お変わりありませんか。
 今週の宝塚記念は予定通り開催できるのだろうか。

 競馬は新馬戦も始まった。いまのところ、新馬戦で最も高い指数は牝馬のグランアレグリアの「64」。

 2000年以降、ダービーを勝った馬たちの新馬戦での指数は、ジャングルポケットの「66」が最高で、平均値は「43.5」程度だ。牝馬の場合、オークスの勝ち馬の新馬戦の平均指数は「42.1」。最高指数はスティルインラブの「59」だった。

 新馬戦の指数の高さが、将来性を決定するわけではないが、グランアレグリアの「64」の指数は新馬戦としては上々のレベルだろう。差し脚もシッカリとしているようで、将来性に期待をもたせる1頭だ。

 3歳のダート重賞・ユニコーンSは、1番人気のルヴァンスレーヴが力の違いを見せて3馬身半の差で圧勝した。ルヴァンスレーヴは向こう正面では中団の後方に位置していたが、徐々にポジションをあげ、4コーナーでは先行集団の外、5番手にまで進出。勢いのまま、直線はぐんぐん加速し、後続を引き離す一方のレースぶり。ルヴァンスレーヴの長く使える差し脚に対抗できる馬はいなかった。

 ルヴァンスレーヴの指数「83」は3歳ダートの最高指数に並ぶ高レベルで、ダート界を背負う将来性も豊かな逸材だろう。
 2着は3番人気のグレートタイム、3着は7番人気エングローサー。

 函館開幕週の函館スプリントSは、最内枠から迷いなく果敢に逃げた3番人気のセイウンコウセイの逃げ切り勝ち。昨年の高松宮記念以来の勝利だった。ゴール前ではヒルノデイバローにきわどく迫られたが、G1馬の底力がハナ差の勝利をもぎ取ったのだろう。

 2着に10番人気ヒルノデイバロー、3着には1番人気のナックビーナスが入った。ともに先行集団にいた馬たちで、函館開幕週の素軽い良馬場を生かし切ったレースだったといえそう。

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