2024年4月11日 (木)

第1983回 先行馬の差し脚

 皐月賞が今週の注目レース。
 過去10年、1番人気は(2134)、2番人気は(3106)、3番人気は(1315)と、上位人気馬が合わせて6勝している。
 指数上、ランク外の馬も5勝しているが、勝ち馬はすべて前走、重賞戦で1、2着に好走していた馬に限られ、当然、スローペースで指数を下げている該当馬には要注意だ。

(皐月賞)  1着    2着    3着
14年    -     D      X
15年    CXb    Y    -
16年    D b   A     D b
17年    -     A     -
18年    CZ    -       c
19年    -     CX     Ya
20年     Xc   C b    Z
21年    -     -      Xa
22年    -     -      Z
23年    -     -          -
(スローペース調整-15/-5)

 今年の指数上位馬は、メイショウタバル、コスモキュランダ、サンライズアース、シンエンペラー、ジャンタルマンタル、エコロヴァルツ、ウォーターリヒトなど。

 先手を取りたい馬も多く、平均ペースになりそう。スタミナを土台にした先行馬で、差し脚を使える馬たちに流れが向くのではないか。

 平均ペースに対応できる先行力と、しっかりとした差し脚からの注目馬は、メイショウタバル、コスモキュランダ、シンエンペラー、サンライズアースなど。

 前走指数最上位馬はメイショウタバルで、前走、毎日杯のスピード指数は現3歳世代トップの高指数だ。重馬場の毎日杯は馬なりで先手を取って逃げる形になったが、上り3Fは11秒6、10秒9、11秒9のハイラップを刻み、直線では後続に差を広げる一方。重馬場でメンバー最速34秒4の上りタイムで、6馬身差をつける圧巻のパフォーマンスだった。ここは逃げたい馬も何頭かいるが、その差し脚があれば逃げなくともレースになるだろう。

 コスモキュランダの前走指数は現3歳世代の3位の高レベル。前走の弥生賞は中団待機策も、3コーナー手前から早めに動いて、4コーナー過ぎには先頭に立った。ゴール前、迫るシンエンペラーらの追撃も抑え込み、1馬身4分の1差の危なげない勝利だった。ペースを見ながら自分で動いていける強みが生かされれば、勝機もあるのではないか。2着のシンエンペラーは最速の上りも届かず。ホープフルSから2着続きで、ややじれったさが残る。

 サンライズアースは2戦2勝馬。前走、11F戦のすみれSはスタートをそっと出して後方から。ペースが遅いとみるや、向こう正面からグングン上がっていって3コーナー過ぎには先頭を奪取。直線も脚が鈍ることなく、スタミナのあるレースぶりが光った。ここは距離短縮の一戦になるが、先行して、押し切る力はあるだろう。

 平均ペースの対応力ではあげなかったが、素軽い瞬発力があるジャスティンミラノ、ジャンタルマンタにビザンチンドリームの差し脚に注意がいる。

 また、後方からの差し脚ではレガレイラが断然。ルメール騎手が乗れなくなったが、北村宏騎手に期待したい。

 先週の中山の芝コースは先行馬が多く活躍しており、先行馬を中心に組み立てたいと思っているが、今年の皐月賞は指数上も大混戦。軸馬の選定も難しく、名前をあげなかった馬たちにもチャンスがありそうで、非情に難解なレースだ。

 ダート重賞のアンタレスS。1番人気は(4213)と、まずまずの成績。指数上は前走指数上位馬が連軸向きだ。

 今年は、スレイマン、ハギノアレグリアス、ケイアイパープル、ニューモニュメントなどが指数の上位馬たち。

 注目は、重賞2勝の7歳馬ハギノアレグリアス。ここまで1800から2000を守備範囲に(7415)の成績で、重賞は名古屋大賞典、シリウスSを制している。指数は安定して重賞レベルを維持しており、7歳馬とはいえ衰えは見えない。前走は3月上旬の船橋ダイオライト記念(G2)で3着だったが、2400の距離は少し長かったのだろう。G1を除くと、ダートの良馬場で連対できなかったのは1度だけで、重、不良馬場では勝ち星がない。ダート向きのスタミナ優位の特長が現われている。また、阪神ダートは(3200)と得意コースで、ここは数々の好条件がそろったといえそう。

 相手は安定して指数のレベルが高いケイアイパープル、スレイマン、ニューモニュメントが中心。素軽い瞬発力があるヴィクティファルス、ミッキーヌチバナ、テーオードレフォンなどにも要注意。

(アンタレスS)
       1着    2着    3着
14年    A b   B d   DXa
15年    AZc   C      Y
16年    -     B     -
17年    -     D      Ya
18年    A a   BZ      d
19年      d   -     B d
20年    AXc    Z    B
21年    A a   CZa   -
22年    BXa   D c   -
23年    A     D     -
(地方競馬のレースは減戦して集計)

 3歳重賞アーリントンCは、4月の開催に替わり、NHKマイルCのトライアルレースに指定されて今年は7年目。指数上は前走指数上位馬が連軸の中心だ。

 今年の指数上位馬は、シヴァース、ディスペランツァ、アレンジャー、ケイケイ、タガノデュード、チャンネルトンネル、ポッドテオ、タイキヴァンクールなど。

 過去6年、勝ち馬はすべて、前走、重賞出走組が占め、あわせて前走指数上位の馬たちの好走データを考えれば、きさらぎ賞3着の前走指数最上位馬シヴァースが注目馬にピックアップされるだろう。スローペースの11月の新馬戦は、中団の内ラチから最速の上りで勝ちあがり、2戦目にG3きさらぎ賞に挑戦。2番手から3コーナー過ぎに早くも先頭に立ち、そのまま直線の真ん中を突き進んだ。直線では内から外から厳しく詰め寄られたが、良く持ちこたえて3着に粘り込んだ。勝ち馬は2戦2勝で皐月賞に参戦するビザンチンドリームであり、ハナ+ハナ差の3着は能力の証だろう。行きたがるところがあるようだが、1800から1600への距離短縮は好材料だろう。

(アーリントンC)
       1着    2着    3着
18年    A b   C a   -
19年    AY    -     -
20年    BZ    C     AYb
21年    BXa   -     -
22年     Ya   A a   -
23年    CXb   -     AXd
(スローペース調整-15/-5)

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2024年4月 9日 (火)

第1982回 2強の戦い

202404070911
202404060611
202404060911
 桜花賞は阪神JFで2着だったステレンボッシュが、2歳女王アスコリピチェーノを競り落として雪辱を果たした。
 好スタートを切って逃げたのはショウナンマヌエラ。キャットファイト、コラソンビート、エトヴプレなどが後を追う。人気のアスコリピチェーノは中団の後ろに、ステレンボッシュはアスコリピチェーノの内にもぐりこんだ。3コーナーを過ぎると各馬が一斉に仕掛け、馬群も凝縮。ステレンボッシュ、アスコリピチェーノも徐々に進出して、4コーナーでは中団の外に持ち出した。

 直線、逃げるショウナンマヌエラに馬体を合わせるエトヴプレ。外からステレンボッシュが抜け出しを図るところ、アスコリピチェーノが後を追う。直線、長く長く良い脚を使ったステレンボッシュがアスコリピチェーノに4分の3馬身差をつけて、阪神JFクビ差2着の悔しさを晴らす勝利をつかみとった。モレイラ騎手を背に、素軽い瞬発力が持ち味のステレンボッシュの快勝といえるレースだった。3着は上り最速のライトバック。2-1-7番人気の決着で、3連単は1万1470円。

 前走の阪神JFでは直線、アスコリピチェーノをステレンボッシュが内から追う形になったが、桜花賞ではステレンボッシュが先に前に出て、アスコリピチェーノが追う展開になった。中団から差し脚を使うアスコリピチェーノに対して、鋭い瞬発力が持ち味のステレンボッシュだけに、アスコリピチェーノはもう少し前でレースを進め、直線で先頭に立っておきたかったのではないか。あいにくスタート後、スピードに乗れず、中団後方に納まることになって、結果として苦しい戦いになってしまったのだろうか。
 2強の戦いは1勝1敗。決着はオークスに持ち越されることになった。

 NHKマイルCのトライアル、ニュージーランドTは先行馬たちが上位を占めた。勝ったのは4角4番手のエコロブルーム。2着も同位置から牝馬ボンドカール。3着は逃げたユキノロイヤルが粘り込んだ。エコロブルームは前走シンザン記念の2着馬。好スタートもやや控えて5、6番手から。4コーナー手前で位置を上げ、先行集団にとりついた。横一線の直線、前が詰まって進路を変えるロスがありながらも、しっかりと脚を伸ばし、4分の3馬身差で重賞制覇を果たした。3-1-9番人気の入線順で、3連単は4万8790円だった。

 阪神牝馬Sは圧倒的な人気に推されたマスクトディーヴァがモレイラ騎手の手綱で順当勝ち。スタートから好位置を確保、スローペースの流れにも乗った。直線は横一線の叩き合いの中、よれて外に膨れる場面もあったものの、余力十分に抜け出して完勝。前走、出遅れて人気に応えられなかった東京新聞杯の課題もクリア。ヴィクトリアマイルでの大仕事にも期待できるだろう。2着は4番人気ウンブライル、3着は3番人気モリアーナ。3連単は5890円。

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2024年4月 4日 (木)

第1981回 阪神JF組から

 いよいよ3歳世代の頂点を決する戦いが始まる。
 今週は牝馬の桜花賞がメインレースだ。
 過去10年、1番人気は(2314)。2番人気は(4204)で、2番人気のほうが成績が良い。
 3歳牝馬のG1戦だけに、比較的指数上位馬が強いが、なかでも過去指数上位のXYZ馬が8年で連対。最も成績が良い。
(桜花賞)  1着    2着    3着
14年    A     B     C b
15年    DY    -     -
16年    B d   BZa   -
17年     Xd    Z    CYb
18年    -     BY    -
19年     Yd   -     -
20年    A a    X    -
21年    AZc   A a      d
22年    -      Z    AXd
23年    Aa    -     -
(スローペース調整-20/-10)
 今年は、エトヴプレ、アスコリピチェーノ、ステレンボッシュ、コラソンビート、スウィープフィート、シカゴスティング、ハワイアンティアレ、セシリエプラージュなどが指数の上位馬たちだ。

 桜花賞は阪神のマイル戦。同条件のレースに、G1阪神JF、G2チューリップ賞があり、そこで上位に好走した馬たちの経験値が生きるレースで、とりわけ、阪神JFの上位馬たちが中心を担うことが多い。

 今年の阪神JFは、直線、コラソンビート、アスコリピチェーノが馬体を合わせて脚を伸ばし、2頭の叩き合いかと思われたが、ステレンボッシュが馬群を割って叩き合いに加わり、アスコリピチェーノを先頭に3頭が雁行状態でゴールに突き進んだ。後続の馬たちには大きな差をつけ、3頭の叩き合いはゴールまで続いたが、アスコリピチェーノが先頭を譲ることなく、3戦3勝、無敗で2歳女王の座をつかみとった。

 アスコリピチェーノの走破タイムはレースレコードで、当時の世代トップの高指数での勝利だった。クビ差の2着はステレンボッシュ。そこから1馬身4分の1差で3着はコラソンビート。後続馬たちとの差を考えれば、上位3頭の能力がやや抜けていたのだろう。

 3月の桜花賞トライアルのチューリップ賞は、後方から鋭い差し脚でスウィープフィートが快勝。指数は阪神JFを勝ったステレンボッシュと同じだが、成長余力を考えれば、ステレンボッシュの指数の価値の方が高いはず。

 桜花賞はマイル戦での鋭い差し脚が決め手になることが多いが、阪神JFの差し脚はアスコリピチェーノ(上り33秒7)、ステレンボッシュ(上り33秒5)の2頭が抜けており、差し脚の点からもアスコリピチェーノ、ステレンボッシュが有力候補だろう。ここは3戦3勝のアスコリピチェーノを最有力候補として推したい。

 アスコリピチェーノは無敗の3戦3勝で、最優秀2歳牝馬の称号も手にした。新馬戦は中団後方から33秒3の上りで快勝した。続くマイルの新潟2歳Sはスローペースになったが、中団からここも33秒3の上りで1番人気の支持に応えた。前走の阪神JFの勝利も含め、中団からの安定した差し脚がアスコリピチェーノの特長であり、ペースや展開に左右されにくい強さを引き出しているように思える。ここは無敗の桜花賞馬の誕生に期待したい。

 阪神JFでのパフォーマンスからすると、逆転候補は後方から最速の上りの脚でアスコリピチェーノにクビ差まで迫ったステレンボッシュ。直線、左に右にと、スペースを探すロスがあり、スムーズに追えたわけではない分、巻き返す可能性があるかもしれない。


 ニュージーランドTは3着までにNHKマイルCの優先出走権が与えられる。
 過去10年、前走指数上位の馬が連軸の中心。1番人気は(1306)、2番人気は(5023)。合わせて6勝。

 今年の指数上位馬は、キャプテンシー、エコロブルーム、カズミクラーシュ、ルージュスエルテ、サトミノキラリ、エイムフォーエース、シャインズオンユーなど。

 重賞の勝ち馬は不在で、やや手薄なメンバー構成になった。
 注目は、マイル戦を逃げて連勝中のキャプテンシー。ここまで(2300)の成績で、前走指数は最上位だ。2着続きの新馬、未勝利を経て、4戦目の未勝利戦を果敢に逃げて勝ちあがった。前走のジュニアC(L)も、直線、差を詰められることなく、楽々の一人旅。堂々の逃げ切り勝ちだった。スローペースに落として展開の利を得たわけではなく、2F目から11秒台のゆるみないラップを刻んで、ゴールまで持ちこたえており、底力を感じさせる勝利と評価したい。

 ただ、他に逃げたい馬もいて、思い通りのレースができるかどうか、少し気になるところはある。差し脚に見どころがあるエコロブルーム、ルージュスエルテ、ボンドガール、エイムフォーエースなどにも勝機はあるだろう。
(ニュージーランドT)
       1着    2着    3着
14年    AZc     c   A
15年    C a   B b    X
16年    CZ    -      Z
17年    D a   BX    A a
18年    -     AXb   -
19年    D     -      Za
20年    -     B a    Zc
21年    BXb    Zb   -
22年    AXa    Zc   C
23年     Y    B     -
(スローペース調整-15/-5)

 阪神牝馬Sは2016年から、内回りの1400から、外回り1600メートルに距離とコースが変更になった。以降1番人気は(2213)の成績。

 今年の指数上位は、ライラック、シングザットソング、ドゥアイズ、テンハッピーローズ、マスクトディーヴァ、モリアーナ、ゴールドエクリプス、モズゴールドバレルなど。

 成長過程にある指数上位の4歳馬、マスクトディーヴァ、モリアーナ、ドゥアイズ、シングザットソングなどに注目したい。
 なかでも期待は実績上位のマスクトディーヴァ。ここまで(3102)の好成績で、重賞はローズSを制し、G1秋華賞も2着に好走している。前走、牡馬相手の東京新聞杯は単勝1.9倍の圧倒的な支持を集めたが、大きく出遅れて最後方から。直線も必死に追ったが、33秒2の上りでも6着がやっとだった。スタートに課題がありそうだが、ここはスローペースはないメンバー構成で、マスクトディーヴァの差し脚なら後方からでも届くのではないか。マジックマン・モレイラ騎手で必勝を期す。
(阪神牝馬S)1着    2着    3着
16年    -     CYa   A d
17年    AYa   D     -
18年    -     -      Xa
19年     X    D     -
20年    AZa    X    D c
21年    C     A b   C b
22年     Xb   -     CYa
23年    -       b   D

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2024年4月 2日 (火)

第1980回 戸崎騎手の好騎乗

202403310911
202403300611
 大混戦になった大阪杯は、好スタートのスタニングローズが逃げ、2番手にベラジオオペラがつけた。その後にタスティエーラ、プラダリア、ジオグリフなどが続いた。向こう正面、出遅れて後方からになったローシャムパークが外からまくって一気に浮上。3コーナーでは2番手のベラジオオペラの後ろに迫った。

 直線、ベラジオオペラが抜け出すところ、馬体を合わせて外からローシャムパークが並びかける。2頭が抜け出しマッチレースに持ち込んだように見えたが、内からするすると脚を伸ばして2頭に迫ったのが5歳牝馬ルージュエヴァイユ。ゴール手前では3頭の激しい叩き合いになったが、わずかにクビ差でベラジオオペラがしのぎ切って勝利。2着はローシャムパーク、ルージュエヴァイユはローシャムパークにハナ差の3着だった。2-3-11番人気の決着で3連単は9万3050の好配当になった。

 1番人気のダービー馬タスティエーラは4番手で先行したものの、直線は脚が上がって11着に後退。5番人気の皐月賞馬ソールオリエンスも脚を伸ばせず7着だった。積極的に2番手を取りに行ったベラジオオペラが直線もよく持ちこたえ、ダービー4着の雪辱を果たした。ローシャムパークは勝ち馬と差のない2着だったが、出遅れをカバーするために、終始、外々を上がっていかざるを得ず、スムーズさを欠いた上に距離ロスも大きかった。楽に先行集団に取り付くスタートだったら、勝利もあったように思えたが、ここは向こう正面で果敢にまくっていった戸崎騎手の判断が功を奏した2着だったといえそうだ。

 ダービー卿CTは、好スタートも3番手に控えたパラレルヴィジョンが、大逃げを打って粘り込みをはかるエエヤンを、ゴール手前できっちりととらえて差し切り勝ち。重賞初制覇を果たした。2着はエエヤン、3着はアスクコンナモンダ。2-8-5番人気での決着で、3連単は9万1710円。
 ここもパラレルヴィジョンの手綱を取った戸崎騎手の仕掛けどころの判断が光った。1番人気のディオは4、5番手で先行したものの、重賞のペースに対応できなかったのか、直線は脚が止まって11着に敗退した。

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2024年3月28日 (木)

第1979回 波乱もありそうな大阪杯

 大阪杯は2017年からG1に格上げされ、今年で8年目を迎える。最近はドバイに参戦する有力馬が増え、大阪杯は混戦の様相が強くなってきた。
 指数上は、レベルの高かったG2時代も含め、前走指数の上位馬や平均指数の上位馬たちが中心になってきた。過去10年、ランク外で勝った2頭はいずれも牝馬で、牡馬の場合、指数のランク馬であることが勝利の条件だろう。4歳馬が4勝、5歳馬が6勝をあげ、6歳以上の勝利はない。1番人気は(2242)だが、近年は苦戦が続いている。
(大阪杯)  1着    2着    3着
14年    D       b   AYa
15年    -     A d    Yc
16年    A       d   CY
----------------------
17年    AZa     d    Y
18年      d   B     D
19年      b   CXa   -
20年     Yd   D     DZa
21年    -     -     AYa
22年      b   A     -
23年    BYb   -     -
(海外の成績は減戦して集計)
 今年は、エピファニー、ローシャムパーク、プラダリア、カテドラル、ハヤヤッコ、ステラヴェローチェ、ジオグリフなどが指数の上位馬たちだ。

 スローペースはないメンバー構成で、スタミナをベースにした差し脚が問われるのではないか。
 その点からの注目馬はローシャムパークだ。
 ローシャムパークは5歳馬。ここまで(6212)の成績で、重賞は昨年、函館記念、オールカマーを連勝している。前走の香港カップは8着だったが、出遅れて最後方から差し脚に懸ける展開では、やむを得ない結果だったろう。もともと、先行して差し脚を発揮する王道のレース振りが持ち味であり、極端な瞬発力比べは得意ではないはず。

 2走前のオールカマーは逃げるタイトルホルダーを、5番手から1馬身4分の1差で堂々の差し切り勝ちをあげており、もっともローシャムパークらしい強さを見せたレースだった。今年の大阪杯はペースが上がりそうで、先行してしっかりとした差し脚を使えるローシャムパーク向きの流れになるのではないか。

 相手は4歳馬で、ダービー馬タスティエーラ、皐月賞馬ソールオリエンス。ただ、その後、タスティエーラは有馬記念で6着、ソールオリエンスも同8着と、古馬たちとの戦いで苦戦を強いられている。スタミナや底力の点からまだ課題がありそうで、ここでも苦戦する場面があるかもしれない。とすると、他馬が付け込む余地もありそうで、ここはハヤヤッコ、エピファニー、ベラジオオペラ、ステラヴェローチェなど、波乱も意識した馬券の組み立ても考えておきたい。


 ダービー卿CTは波乱が多いハンデ戦。過去10年、トップハンデ馬は2着が1回あるだけで不振。1番人気馬も(1117)と苦戦続きだ。ハンデ戦らしく、ランク外の馬の台頭も多く、指数上の傾向もつかみにくい。

 今年の指数上位馬は、アルナシーム、ディオ、ニシノスーベニア、パラレルヴィジョン、ラインベック、インダストリア、ダディーズビビッド、レイベリングなど。
 苦戦の多いトップハンデは58キロを背負うインダストリア。

 注目は5歳馬ディオ。デビューから主にマイル路線を歩んで、ここまで(5733)の好成績をあげてきた。目下3連勝中だが、3戦とも指数が高く、重賞でも十分に通用するレベルだ。前走、中山オープン(L)のマイル戦、東風Sは比較的ペースが厳しかったものの4番手で先行。直線も確かな末脚を発揮して快勝した。

 近走は先行力を生かすレースも板についてきており、スタミナの土台もしっかりと鍛えられてきたのだろう。素質馬が完全に軌道に乗ってきた様子に映る。古馬重賞初挑戦ながらハンデは57.5キロとやや見込まれた印象だが、それも能力の証とみたい。

 他に、前々でレースができるアルナシーム、パラレルヴィジョン、ニシノスーベニア、ラインベックなどにも注意したい。
(ダービー卿CT)
       1着    2着    3着
14年     Xd   -     A 
15年    -     -     -
16年    B     CXb    Zb
17年    -     AZc   B b
18年    -     A b   -
19年    D     B c    Zd
20年      b   -     -
21年    -     -     A c
22年    -     -     A  a
23年    A b   AXa    Y

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2024年3月26日 (火)

第1978回 馬場適性も

202403240711
202403230611
202403240611
202403230911
 雨で重馬場になった高松宮記念。
 先手を主張したのは香港から参戦したビクターザウィナー。2番手はウインカーネリアン、3番手にマッドクールが構えた。

 比較的落ち着いた流れで直線に向くと、ビクターザウィナーは内を離れて馬場の真ん中に進路を取った。多くの馬たちが馬場状態の良い外に持ち出す中、マッドクールは内ラチ沿いに馬を進めた。直線半ば、内と外との叩き合いになったが、結果は内ラチから末脚を伸ばしたマッドクールに凱歌があがった。2着は中団から内に入れ、マッドクールを追ってアタマ差まで詰めたナムラクレア。3着は逃げた香港のビクターザウィナーだった。

 2番手追走のウインカーネリアンも4着に残っており、先行馬有利のスローペースだったようだ。中団以降の馬たちの中には、脚を取られる馬場が合わずに力を発揮できなかった馬もいたようで、この結果が短距離界の新勢力地図を表すとは思えない。混戦の短距離戦線の戦いは続く。6-2-5番人気の決着になって、3連単は5万8740円。

 日経賞は横山典弘騎手のマテンロウレオが大逃げを打った。2周目の向正面では10馬身以上の差があっただろう。ただ、4コーナー手前では一団となって、直線は激しい叩き合いになった。中からボッケリーニが抜け出しを図るものの、突き抜けられないまま馬群に飲み込まれた。代わって、後方2番手から馬群を突いて脚を伸ばしたのがシュトルーヴェだった。

 この勝利でシュトルーヴェは(5303)の好成績。重賞初挑戦で、馬群にひるむことなく脚を伸ばした勝利に将来性を感じる。外から脚を使ったクロミナンスが半馬身差の2着。3着はマイネルウィルトス。逃げたマテンロウレオはハナ差の4着に粘った。4-2-3番人気の入線順で、3連単は1万5370円。

 マーチSは7番人気のヴァルツァーシャルが鮮やかな差し切り勝ちを飾った。
 外からミトノオーが逃げ、ペイシャエスが2番手、3番手にウェルカムニュースが続いた。ヴァルツァーシャルは好スタートも控えて中団から。直線、逃げたミトノオーが他を引き離して先頭。そのまま押し切りそうに見えたが、ただ1頭、大外から猛然と追いあげてきたのがヴァルツァーシャルで、逃げ粘るミトノオーをきっちりとらえて、重賞級の高指数で快勝。重賞初制覇を果たした。長く使える差し脚が持ち味で、今後の活躍も期待できるはず。2着は逃げたミトノオー、3着は2番手追走のペイシャエス。7-4-2番人気の決着で、3連単は10万2040円。

 3歳馬の毎日杯は5番人気のメイショウタバルが逃げ、1番人気のノーブルロジャーが2番手。直線、2頭の叩き合いになるかと思ったが、メイショウタバルがグングン差を広げ、ノーブルロジャーもついていけず。結果、メイショウタバルは2着のノーブルロジャーに6馬身差で圧勝した。3着はベラジオボンド。3連単は5-1-4人気の決着で1万8880円。メイショウタバルの指数は現3歳世代のトップに立つ高レベルで、今後、世代のトップを競うような戦いでも、大きな期待がもてるだろう。

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2024年3月21日 (木)

第1977回 軌道に乗ったトウシンマカオに期待

 春のG1第1弾は中京の高松宮記念。
 過去10年、1番人気は(1126)と、勝率も連対率も低調。過去7年の内、6年間で牝馬が連対しており、牝馬には要注意だ。
 指数上は、全体として指数上位馬が強い傾向にある。特に前走指数最上位のA馬は7連対している。4歳馬、外国馬、牝馬を除けば、勝ち馬はランク馬が多く、5歳馬以上の牡馬はランク馬を中心に考えたい。

(高松宮記念)1着    2着    3着
14年    A     -     B
15年    -(外)   Z    A
16年     Xa   AZb   -
17年    C      X    BX
18年    AYc   -     -
19年    -(4歳)  Z    -
20年    -(牝)  A      Zd
21年     Xc   A     DYa
22年    -     A     -
23年    D     A       c
(海外、公営競馬の成績は減戦して集計)

 今年の指数の上位馬は、マッドクール、ルガル、ナムラクレア、ママコチャ、ウインマーベル、トウシンマカオ、ウインカーネリアンなど。

 ペースはやや厳しくなりそうで、中団からの差し脚が鋭い馬たちに向く展開。中団からの差し脚上位はトウシンマカオだろう。

 5歳馬トウシンマカオは(6127)の全成績で、1200メートルに限れば(4023)。昨年の高松宮記念は15着に大敗したが、その後は1200の函館SS3着、キーンランドC3着。1400のスワンSは逃げて9着も、続く1200の京阪杯は1着、オーシャンSも1着と、重賞戦線での安定した好成績が続く。近走は中団から差し脚を伸ばす戦いで安定した結果につなげており、距離適性、ポジショニングに迷いはなく、軌道に乗ったといえそう。中京の芝は(0003)と実績がないものの、今回ルメール騎手への手替わりで、長い直線を生かした差し切りに懸けたい。

 逆転候補はルガル。トウシンマカオが勝った阪急杯2着のあと、シルクロードSを2番手から楽々の差し切り勝ち。指数のレベルも高く、成長を感じさせる4歳馬だ。

 他ではウインマーベル、ロータスランド、ソーダズリング、ナムラクレア、マッドクール、ママコチャなどの好走もありそうだ。

 日経賞は指数上位馬が中心のレース。1番人気も(3304)と比較的安定している。

 今年は、ボッケリーニ、クロミナンス、マイネルウィルトス、ヒートオンビート、シュトルーヴェなどが指数の上位馬たちだ。

 平均ペースの流れで、素軽いスピードが問われそうだ。

 重賞で好走している有力馬が揃ったが、注目は重賞初挑戦のシュトルーヴェ。素軽い差し脚が持ち味の5歳馬だ。前走、2400メートルのJC2023ベストレース受賞記念は後方から。直線は狭い内に入れ、追い出しを待たされる不利がありながらも、33秒2の断然の上りタイムで快勝した。2500は初挑戦だが、ここまで2400は(2100)の好成績で、距離の壁はないだろう。

 重賞でも上位で戦っているボッケリーニ、クロミナンス、マイネルウィルトス、ヒートオンビートなどが逆転候補。

(日経賞)  1着    2着    3着
14年    AZc   -     B d
15年    B      Y     Y
16年      a   CZc   D
17年    C d   B     CYc
18年    BZc   -     CYb
19年    C     A      Yd
20年     Za   -     -
21年    -     AXa   CXb
22年    AZ    AZa   -
23年    DXa   D     -
(海外、公営競馬の成績は減戦して集計)

 マーチSはダートのハンデ戦。ハンデ戦とはいえ、指数上位馬が頑張っている。1番人気は1勝、2着2回、3着2回と不振気味だ。

 今年の指数上位馬は、ニューモニュメント、ゴールドハイアー、ヴァルツァーシャル、キタノリューオー、キタノヴィジョン、ダノンブレット、ペイシャエスなど。

 やや苦しい戦いを強いられる傾向がみえるトップハンデ馬は58キロのニューモニュメントとペイシャエス。

 ここは平均ペースのダート戦で、後方からの素軽い差し脚が生きるだろう。中心はヴァルツァーシャルとした。

 5歳馬ヴァルツァーシャルは、すべてダート戦で(5229)の成績。中山のダート1800は(2202)で、この条件は合うだろう。4歳時には青竜S4着、ユニコーンS4着の好成績で、ダート路線で将来を嘱望された1頭だ。前走のポルックスSは中団後方待機策。3コーナー手前から上がっていって、4コーナーでは大外6番手浮上。直線はゆるみない末脚を発揮、後続の追撃を抑え込んで、1年ぶりの勝利を手にした。指数は重賞レベルもクリアする自己ベスト。ここにきて本領発揮、本格化を感じさせる成長の勢いに期待したい。

 他に、差し脚鋭いダノンブレット、ゴールドハイアーなどにも要注意。

 (マーチS)1着    2着    3着
14年      d   B     B
15年    B       c    Zb
16年    -     C a    Zb
17年    D c   A     D
18年    B d   C     -
19年    A     -     D
20年    A     A     -
21年    -     A a   -
22年    BXb    Y    -、a(3着同着)
23年    B c   AXa     b
(海外、公営競馬の成績は減戦して集計)

 3歳馬の毎日杯は前走指数上位馬が中心。1番人気は(2332)。

 今年は、ノーブルロジャー、ファーヴェント、メイショウタバル、ルシフェル、サトノシュトラーセなどが指数の上位馬たちだ。

 デビューから連勝でシンザン記念を勝ったノーブルロジャーが中心になりそうだが、距離が合うかどうか。ここは阪神外回りの1800メートル戦で、スローペース必至。先行して長くいい脚を使えるメイショウタバル、ルシフェルなどに流れか向くのではないか。

 なかでも前走、京都のつばき賞を勝って連勝中のメイショウタバルに期待したい。スローペースを先行して、長く良い差し脚を使えるはずで、ここも楽に前々でレースができるだろう。

 超スローペースなら、ニュージーズにもチャンスがある。

(毎日杯)  1着    2着    3着
14年    -     -     -
15年    BXa   -     A
16年    D a   AYb   AX
17年     Y    A a   B c
18年    D     D     -
19年     Xc   -      Y
20年    -     BXa   CY
21年    -     A     A  
22年    B b    Y    Aa
23年    -     A c   D
(スローペース調整-15/-5)

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2024年3月19日 (火)

第1976回 距離適性

202403170911
202403170611
202403160611
202403160711
 午後からの雨で渋った馬場になった阪神大賞典。ジャンカズマが先手を主張して逃げ、2番手にディアスティマ、3番手の外にディープボンド、内から並んだ2番人気のテーオーロイヤルが続いた。1番人気のブローザホーンはそのすぐ後ろの5番手から。

 淡々としたスローペースで逃げたジャンカズマは、2週目の向こう正面からペースを上げ、11秒台のラップを刻んで直線に向いた。すかさず、内ラチの3番手で脚をためていたテーオーロイヤルがスピードの違いを見せ、一気に先頭に立つと、グングン差を広げていった。後続馬たちは離れる一方で、2着ワープスピード、3着ブローザホーンの差し脚も完全に封じ込める5馬身差の圧勝だった。2-6-1番人気の決着で、3連単は1万0660円。

 テーオーロイヤルは、この阪神大賞典の勝利で3000メートル以上は(3110)と、距離適性の高さを証明。一昨年のジャパンC後、骨折で1年ほど休んだが、長距離重賞の連勝で本格化を感じさせる勝利になった。

 上位3頭に皐月賞の優先出走権が与えられるスプリングS。無傷の3連勝で1番人気のシックスペンスが3馬身半差で快勝。超スローペースだったとはいえ、33秒3の上りが示す通り、3番手から抜け出すスピードは際立っていた。クラシック戦線の主役も張れそうな逸材だろう。2着は逃げ粘った9番人気のアレグロブリランテ、3着は4番手から伸びた4番人気ルカランフィースト。3連単は5万3380円。

 3歳牝馬のフラワーC。好スタートも内ラチで中団に控えた2番人気のミアネーロが4コーナー手前から徐々に上がっていって、直線半ばでは内の2番手。横一線の厳しい叩き合いからスッと抜け出し、4分の3馬身差で勝利を決めた。2着は8番人気のホーエリート、3着は1番人気のカンティアーモ。3連単は3万4620円。

 中京の3歳重賞ファルコンSは、直線、後方14番手から大外一気の脚を使ったダノンマッキンリーが、逃げ粘るオーキッドロマンスをとらえて快勝。半馬身差の2着はオーキッドロマンス。3着は5番手から脚を伸ばしたソンシ。7-5-1番の人気順で、3連単は6万9450円の好配当。

 3歳馬たちのクラシック戦線を目指すしのぎあいも、いつのまにか終盤。今週は高松宮記念も組まれ、古馬たちのG1を目指す戦いからも目がはなせない。すこしずつ暖かくなって、競馬の本格的なシーズンが始まる。

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2024年3月14日 (木)

第1975回 新春杯上位馬の戦い

 芝3000メートルの長距離戦、阪神大賞典が今週の注目レース。
 過去10年、1番人気は6勝、2着1回、3着1回と、断然の成績を残している。他の年の勝ち馬もすべて2、3番人気の馬たちが占め、堅い決着が多い。
 指数上は、過去10年のすべての年で連対している過去の指数が高いXYZ馬や、平均指数上位馬たちが中心。ランク外で勝利したのは明け4歳馬で、5歳馬以上なら指数上位が勝ち馬の条件になる。
(阪神大賞典)
       1着    2着    3着
14年    BXa   -     DXc
15年     Ya     d    Yb
16年    -      Z    A
17年    BXa   A b   -
18年    C b    Y    C c
19年    C a    Yd    Y
20年    AXb   -     C d
21年     Y     Zb   -
22年    AXa   -     -
23年    CZd   AYc   -
(海外レースは減戦して集計)
 今年は、サヴォーナ、ブローザホーン、テーオーロイヤル、シルヴァーソニック、ディープボンド、ワープスピード、メイショウブレゲ、ディアスティマなどが指数の上位馬たちだ。

 3000メートルの長距離戦だけに距離適性は必須。2400メートル以上の距離で実績がないと上位への進出は苦しい。
 前走、3000メートルの万葉S組はやや力足らずなメンバーで、注目は日経新春杯の勝ち馬ブローザホーンと2着のサヴォーナ。

 日経新春杯は京都の2400メートル戦。1000メートル通過は58秒3のハイペースになり、直線半ば、横一線の叩き合いのなか、外から切れる脚を見せたブローザホーンが内から伸びた2着のサヴォーナに1馬身差をつけて快勝した。ブローザホーン、サヴォーナともに長距離路線で好指数と好成績をあげており、速いペースにも対応できるスタミナの裏付けのある差し脚が持ち味。2頭に甲乙をつけがたいが、ここはサヴォーナ56キロ、ブローザホーン58キロと斤量差もあり、菊花賞5着の4歳馬サヴォーナの長距離適性を上位に取った。

 サヴォーナは2400メートル以上の距離で(2402)の好成績。重賞勝ちはないものの、連対できなかったのは菊花賞の5着と青葉賞の6着だけだ。前走の日経新春杯は古馬と初対戦だったが、ハイペースを4番手で先行、外からブローザホーンには差されたものの、直線もよい脚を使って2着なら上々。スピード指数も重賞レベルにあり、底力と成長を感じさせる内容を評価したい。

 他ではワープスピード、シルヴァーソニック、テーオーロイヤルなどの長距離実績に要注意。


 スプリングSは上位3頭に皐月賞の優先出走権が与えられるトライアル。過去10年、1番人気は(1423)だが、19年以降、1番人気の勝利がない。
 今年の指数上位は、ウォーターリヒト、コスモブレッドレア、ルカランフィースト、アレグロブリランテ、チャンネルトンネル、ログラールなど。

 スローペース必至で、先行力があり、差し脚も使えるウォーターリヒト、チャンネルトンネル、ベッレグリーニなどが中心になりそうだ。
 連軸の中心には、目下連勝中のベッレグリーニを取った。2戦続きの2着後、1800メートルの未勝利、1勝クラスのセントポーリア賞を勝利。前走、スローペースのセントポーリア賞は、2番手から33秒6の上りの脚で叩き合いを制している。スローペースのため指数はやや低いが、安定した先行力があり、33秒台の脚を生かせれば、ここでも勝機があるだろう。
(スプリングS)
       1着    2着    3着
14年    -     A d    Xa
15年    D     A     BXa
16年    A a   BYb    X
17年    AX    B     CZa
18年    AX    C d   -
19年    D     D      Yc
20年    C d   D c   AZa
21年    -      Y    A a
22年    C     A     CXb
23年    -     B b    Z
(スローペース調整-15/-5)


 3歳牝馬のフラワーC。1番人気馬は過去10年で3勝、2着1回、3着3回。スローペースが多く、指数が低い馬にも要注意のレースだ。
 今年の指数上位は、カニキュル、ラビットアイ、ミアネーロ、ホーエリート、テリオスルル、テリオスサラ、カンティアーモなど。

 牝馬限定戦でスローペースは必至。先行力が生きる流れだ。
 ここは先行できて、差し脚もあるカニキュルに期待したい。9月の新馬戦は2着だったが、11月、2戦目の未勝利戦で勝ちあがった。前走のスピード指数はここでは最上位の好レベルで、素質は高いだろう。4か月ぶりのレースになるが、11月以降の成長を考えれば、十分に勝ち負けになるはず。
(フラワーC)1着    2着    3着
14年    A     BXa   -
15年    B b   -     -
16年    -     D     -
17年    -      Xc   -
18年     Xa   B     -
19年    A a   CYd   B b
20年    -     DZb   A
21年    B d   -     AXa
22年     X    -     AYb
23年      d   -     A a
(スローペース調整-20/-10)


 3歳重賞のファルコンS。1番人気は(1306)と不振の傾向だ。
 今年は、サトミノキラリ、ソンシ、ナムラアトム、ロジリオン、オーキッドロマンス、シュトラウス、ダノンマッキンリー、アンクルクロス、クリスアーサー、エンヤラヴフェイスなどが指数の上位馬たち。

 中心には素軽い瞬発力が魅力のソンシを取った。ここまで7Fを3戦して、2勝、2着1回。前走の1勝クラスは中団5番手から。直線は持ったまま33秒0の上りで2着馬に3馬身差をつけ快勝した。素軽い切れ味のある瞬発力が特長で、芝短距離のスピードは最上位だろう。

 他に、素軽いスピードがあるエイムフォーエース、ロジリオン、ナムラアトム、オーキッドロマンスなどにもチャンスがありそうだ。
(ファルコンS)
       1着    2着    3着
14年    BXa   C a    Z
15年    -       d   -
16年    AXa   -      Yb
17年    -      Zb   A
18年    -     -       b
19年    BXc   -     -
20年    A a   AY    A
21年    B d   A a   CZb
22年      d    X     Z
23年      d   A a   -
(スローペース調整-20/-10)

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2024年3月12日 (火)

第1974回 世代トップの高指数

202403100911
202403100711
202403090611
 桜花賞の優先出走権が与えられるフィリーズレビューは、11番人気の伏兵エトヴプレが逃げ切り勝ちを収めた。
 1000メートル通過が56秒4。ハイペースといえるペースに持ち込んだエトヴプレが直線もしっかりと脚を使って、圧倒的な1番人気コラソンビートの追撃を抑え込んでの快勝だった。7F戦は初挑戦だったが、距離の課題もクリア。その指数は現3歳牝馬世代の最高指数になった。自らペースを作っての勝利だっただけに、価値の高い内容といえるだろう。

 直線の叩き合いに持ち込むも、勝ち馬との差を詰められないまま4分の3馬身遅れて2着だったコラソンビートは、差し脚に素軽い切れがみえず、ややズルズルとした印象をうけた。まだ万全ではなかったのかしれないが、本番での巻き返しに注目したい。3着は中団から鋭い差し脚で浮上した12番人気のセシリエプラージュ。3連単は19万7830円の高配当になった。

 金鯱賞は2番人気のプログノーシスが連覇を達成した。ゆっくりとしたスタートから後方の位置取りになったが、向こう正面で内ラチ沿いに上がって行き、4コーナーでは先行集団のすぐ後ろにつけた。直線、各馬が外に回すなか、最内に切れ込んで一気に先頭に躍り出ると、あとは差を広げる一方。遅れて1番人気のドゥレッツァが外から脚を伸ばすが、すでにプログノーシスははるか先、勝負はついていた。プログノーシスはドゥレッツァに5馬身差の圧勝劇だった。3着は6番人気のヨーホーレイク。3連単は6100円と堅く納まった。

 プログノーシスの指数は、引退した世界最高峰のイクイノックスや、タイトルホルダーに迫る高レベルで、しかも安定感があり、現役の高指数馬ジャスティンパレス、ダノンベルーガなどともに、競馬界を引っ張る主役的存在になることを期待したい。

 中山牝馬Sはハンデ戦。ハンデ53キロの4歳馬コンクシェルがスローペースで逃げ切り勝ち。3勝クラスから2連勝で重賞初制覇も果たした。2着はここがラストランの6歳馬ククナで、中団からの鋭い差し脚は健在だった。3着は3番手で先行した4歳馬シンリョクカ。スローペースで先行馬に向く流れを生かしきった。5-4-6番人気の決着で、3連単は10万6930円。

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