2018年9月20日 (木)

第1423回 ダービー馬2騎

 菊花賞トライアル神戸新聞杯が今週のメイン。
 1番人気馬は7勝、2着2回、連対率90%と圧倒的な連対率を示している。なかでも前走ダービー出走組が強く、ダービー5着以内の馬が過去10年で8勝をあげ、2着まで広げると100%の連対率を誇る。
 指数上も、過去10年、指数上位馬が上位を占め、ここでも圧倒的に強い傾向が続いている。

(神戸新聞杯)1着     2着    3着
08年    AXa    CYa   D
09年     A d    C      Zc
10年     Xa     Xb   A
11年    BX     C     D c
12年    AXa    -     C c
13年    BXa    -     -
14年    BXa    D     -
15年    -      AXa    Yb
16年    AXa    -     C
17年     Y     A d   -
(スローペース調整値-10/0)

 今年の指数上位馬は、ワグネリアン、エポカドーロ、エタリオウ、アドマイヤアルバ、ステイフーリッシュ、メイショウテッコン、ゴーフォザサミットなど。

 ダービー上位馬は、1着ワグネリアン、2着エポカドーロ、4着エタリオウなどで、過去の傾向から、連軸候補はこの3頭といえそう。

 今年のダービーは、スタートを決めた皐月賞馬エポカドーロが逃げた。ワグネリアンは外枠から積極的に5、6番手に進出。流れが落ち着き、直線でもエポカドーロが先頭。残り200メートル地点でもまだ粘っていたが、残り100メートル、必死に追い続けたワグネリアンがついにエポカドーロをとらえると、勢いのままゴールに飛び込んでいった。

 エポカドーロが2着に粘り、3着は2番手で先行した人気薄のコズミックフォース。差のない4着にはアドマイヤアルバに次ぐ33秒5の速い上りで、後方から脚を伸ばしたエタリオウが入った。

 スローペースのため、上位3着まで先行馬たちが占めた結果からも、ワグネリアンの勝因は、福永騎手の積極的な先行策だったといえるのではないか。ここでは当然、ダービー馬ワグネリアンが最有力候補に上がってくるが、福永騎手のアクシデントで乗り代わりになるのは正直、気になるところ。

 ダービーで最も厳しいレースをしていたのは、逃げて2着に粘った皐月賞馬エポカドーロだろう。ゴール手前でワグネリアンに交わされても、ずるずる下がることなく、必死に追って2着を死守した。ここは逃げないで控えることもありそうだが、底力は上位で、中心に推せるのではないか。

 他では、エタリオウ、ステイフーリッシュ、アドマイヤアルバの差し脚に注目。先行力のあるメイショウテッコンも要注意だろう。

 オールカマーは、過去10年、1番人気が3勝、2着4回、3着1回と好成績をあげている。加えて2番人気馬も2勝、3番人気も2勝をあげ、総じて人気上位馬が強いレースだ。前走は、宝塚記念や天皇賞などのG1戦や、札幌記念なとのG2戦に出走していた馬たちが好走する傾向も見える。

 今年は、ダンビュライト、アルアイン、レイデオロ、ミライヘノツバサ、ゴールドアクター、ガンコなどが指数の上位馬だ。

 中心は指数上位の4歳馬、ダンビュライト、アルアイン、レイデオロの3頭だろう。とりわけ、ダービー馬レイデオロが実績でも最上位だ。ダービー勝利の後は、神戸新聞杯を勝ち、ジャパンカップで堂々の2着、京都記念は3着、ドバイのシーマクラシックも4着に好走。古馬の一線級と戦って、好走を続けている。ここはスローペースにはなりにくいメンバー構成で、中団からの鋭い差し脚が決め手になるのではないか。

(オールカマー)
       1着    2着    3着
08年    AYb   C d   -
09年      Z    BXa   CYc
10年    AYb   BXa   C
11年    AXa    Yb   D
12年    -     -     C
13年    -     -     D b
14年(新潟)-     -      Xb
15年      c     c   CZ
16年    B a    Yb   -
17年    -     BXb   CYd

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2018年9月19日 (水)

第1422回 秋本番へ始動

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201809160911

 菊花賞を目指すセントライト記念。
 単騎ハナを主張して、大逃げを打つタニノフランケル。その離れた2番手にジェネラーレウーノがつけた。直線に入ってもタニノフランケルがまだ逃げていたが、ジェネラーレウーノが徐々に差を詰めていく。ジェネラーレウーノはゴール前の坂を上がったところで先頭に立つと、余裕の脚色のまま、ゴール版を駆け抜けた。

 ジェネラーレウーノは、ダービーも2番手で先行したが、直線で失速して16着に大敗しており、ここは成長を感じさせるレース内容だったといえそう。改めて皐月賞3着の力を示したレースだった。

 勝ったジェネラーレウーノは4番人気馬。中団の後方から差を詰めてきた1番人気馬のレイエンダが2着。後方待機から差し脚を伸ばした6番人気のグレイルが3着に入った。

 2着のレイエンダは、早めに仕掛けた勝ち馬に比べ、位置取りが後ろすぎたのか、最後まで差を詰め切れなかった。逆に、勝ち馬はペースと展開に多少恵まれた部分があったかもしれないが、指数は3歳重賞としてほぼ標準のレベルだ。菊花賞でも活躍が期待できるのではないか。

 ダービー3着のコズミックフォースは6番手から。直線で一瞬、馬群を抜け出す勢いを見せたが、後続馬に詰め寄られ、最後は馬群に飲まれて7着だった。個人的にはダービーのような積極的な先行策を期待していただけに、少し残念。

 秋華賞を目指す3歳牝馬のローズS。
 向こう正面、道中のペースが緩むところを見計らうように、ルメール騎手のカンタービレが逃げるゴージャスランチに並びかけていく。直線、早々に先頭に立つと、そのまま他馬の追走を抑え込んでの完勝。ルメール騎手の好判断、好騎乗が勝利をもたらしたといえるだろう。

 カンタービレは5番人気。中団から差し脚を伸ばした2番人気のサラキアが2着。先行した13番人気のラテュロスが3着に入って、3連単は22万を超す高配当になった。

 オークス6着の1番人気馬サトノワルキューレは後方からの追い込みに懸けたが、鋭い差し脚は不発気味。結果は6着だった。

 セントライト記念もローズSも、前走、ダービー、オークスで2桁着順に大敗していた馬が勝利をつかんだが、3歳馬の夏の成長を計るのはむつかしい。

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2018年9月13日 (木)

第1421回 最後の1冠へ

 今週は3日間開催。残された1冠を目指す3歳馬たちの戦いがメイン。
 中山のセントライト記念は、3着馬までに菊花賞の優先出走権が与えられる。
 過去10年の連対馬は、前走指数の高いABCD馬と、XY馬など過去指数の上位馬が中心になっている。1番人気は、過去10年で3勝、2着2回、3着1回。

(セントライト記念)
       1着    2着    3着
08年      d   AYa   BXb
09年     Xa   A c   -
10年    C     -     CYc
11年      c   -      X
12年    AXa   -     -
13年    -     DX     X
14年(新潟)BXa   CYd   C
15年     Xc   DYd   -
16年    AXa   -     C c
17年    -      Xd   C
(スローペース調整値-10/0)

 今年の指数上位馬は、コズミックフォース、レイエンダ、タニノフランケル、ダブルフラット、ブレステイキング、ケイティクレバー、ギベオンなど。

 過去10年、前走、ダービー組が6勝を上げており、その点からすると、ダービー3着のコズミックフォースを筆頭に、14着のグレイル、15着のオウケンムーン、16着のジェネラーレウーノが該当、有力馬に浮上してくる。

 とりわけ、ダービー3着のコズミックフォースが指数も最上位で、中心になるべき馬だろう。ダービーは16番人気の低評価で、3連単285万円超の高配当の立役者になったが、スローペース気味の流れをみて、積極的に先行した石橋騎手の好判断、好騎乗が功を奏したのではないか。

 ゴール前では勝ったワグネリアン、2着の皐月賞馬エポカドーロと熾烈なたたき合いになり、最後までダービー馬、皐月賞馬と差のないレースができた。その内容からして、ダービー3着がフロックとは思えないし、ここでは実績も指数も最上位のはず。素直に中心にとりたい。

 相手は3戦3勝のレイエンダに、先行力のあるダブルフラット、ケイティクレバー、タニノフランケル、ジェネラーレウーノなど。

 阪神のローズSは3着馬までに秋華賞の優先出走権が与えられる。
 過去10年、1番人気は4勝、2着2回、3着1回と、比較的堅実。前走、オークス出走組が8勝をあげており、春のG1戦での成績が生きるレースだ。指数上は前走指数上位のA、B、C馬が過去10年で8連対と好調。連軸の中心を担っている。

 今年は、サトノワルキューレ、トーセンブレス、スカーレットカラー、オールフォーラヴ、ウスベニノキミなどが指数の上位馬たちだ。上記の指数上位馬の中で、オークスに出走していたのは、サトノワルキューレ、オールフォーラヴ、ウスベニノキミなど。

 順当ならオークス6着で、ここでは最先着を果たしたサトノワルキューレが有力馬に上がってくるだろう。オークスを勝ったアーモンドアイには大きく差をつけられたが、内容はさほど悪くなかったはず。

 ただ、ここはペースが遅くなりそうで、スローペースの差し脚勝負になると少し分が悪いかもしれない。波乱の目がないわけでもないだろう。

 要注意はスローペースの差し脚で浮上してきそうなウラヌスチャーム、スカーレットカラー、レッドランディーニ、サラキアなど。

(ローズS) 1着    2着    3着
08年    -     -     BXd
09年    -     CX      c
10年    -     A b    Yb
11年    BYa   -     A d
12年    AXa   BYb   D
13年    C b   -     -
14年    A     -     -
15年    B     AX    -
16年    AX    -     -
17年    -     -     CYc
(スローペース調整値-15/-5)

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2018年9月11日 (火)

第1420回 秋本番にむけて

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 きようは、風が冷たく、半袖では鳥肌が立つ。夏は終わったんだと実感する。
 先週から秋競馬も始まった。

 中山の京成杯オータムハンデは直線の坂上で、ハンデ戦らしく横一線。そこから瞬発力の違いを見せたのが中団後方で脚をためていたミッキーグローリー。ミッキーグローリーを追うように最後方から大外を駆け上がってきたのがワントゥワン。先行集団の後ろから直線、馬群を割って前に出たのがロジクライだった。

 ミッキーグローリーが勝ち、2着にワントゥワン、3着がロジクライ。1、3、2番人気順の決着で、3連単も5960円という堅い配当になった。
 重賞戦としては、指数も少し低調で、この秋のマイル路線の主役としては物足りなさを感じる。

 雨で渋った馬場になった阪神の1200メートル戦セントウルSは、G1馬ファインニードルが力の差を見せつけたレースだった。

 ただ1頭58キロを背負っており、馬場状態を考えれば苦しくなってもおかしくはなかったはず。軽ハンデのラブカンプーがハイペースで逃げ、結果としてスタミナが問われるレースになったのも良かったのかもしれない。6番手で先行して、直線は計ったように差し切る横綱相撲を見せつけられては、他の馬たちはお手上げ。出番はなかった。

 この勝利でファインニードルは今年、国内戦は3戦3勝。すべて90以上のスピード指数で勝っている。本来、ここはスプリンターズSに向けての調整段階のレースだったはずで、秋本番に向け、更に調子を上げてくるだろう。

 52キロの軽ハンデを生かして逃げたラブカンプーが2着に残り、後方から最速の上りの脚を使ったグレイトチャーターが3着に好走した。

 秋華賞トライアルレースの紫苑Sは2番人気のノームコアが直線、鮮やかに抜け出して快勝した。桜花賞、オークスと、春のクラシック戦線には出走がならなかったが、その雪辱を晴らすレースになった。スピード指数も春のクラシック戦線上位馬たちとそん色なく、秋本番に向けて、十分に戦える力があるだろう。

 1番人気のオークス5着馬マウレアは2着には上がってきたが、差し脚にノームコアほど鋭さが見えず、いささか期待外れのレースだった。3着には、逃げ粘った7番人気のランドネが入った。

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2018年9月 6日 (木)

第1419回 後方一気で

 今週からいよいよ秋競馬が始まる。中山の開幕週は京成杯オータムハンデ。
 1番人気馬は直近の2年で連勝しているものの、過去10年でみると、他の年は3着もない。波乱の多いレースだ。
 指数上もランク馬が8勝をあげているが、ハンデ戦らしくというか、傾向はつかみどころがない。

(京成杯オータムハンデ)
       1着    2着    3着
08年    B     -     D d
09年    -     A      Z
10年    A     -     A d
11年    -     -     D a
12年      d   DY    A c
13年    A b   AXa   -
14年(新潟)AXa   A     -
15年     Z    -     -
16年     Xa   -     -
17年      b     d   A

 今年は、ワントゥワン、ストーミーシー、ヤングマンパワー、ロジクライ、ヒーズインラブ、ウインガニオン、ロードクエストなどが指数の上位馬たちだ。

 トップハンデ馬は57キロのヤングマンパワーとウインガニオン。57キロなら大きなハンデとは思えないが、トップハンデ馬は過去10年間、勝利がないという苦戦のデータからは狙いにくい。

 マイル戦だけに、スローペースは考えにくく、差し馬に流れが向くのではないか。長く使える差し脚なら、ワントゥワン、ロードクエスト、ショウナンアンセム、ストーミーシーなどが上位で、なかでもマイル戦での安定した差し脚が光るワントゥワンに期待したいと思っている。

 ワントゥワンは5歳牝馬。前走は平均ペースの関屋記念を最後方から2着にまで追い込んだ。上りの脚は1頭だけ抜けた速さで、指数のレベルも自己ベストを記録して上々の内容だった。ここはハンデも53キロと恵量。自慢の差し脚に懸けたい。

 平均ペースでスタミナを発揮できるロジクライ、ミッキーグローリーなどを逆転候補に推したい。

 阪神のセントウルSは芝1200メートル戦。1番人気は(2512)と、連対率はまずまず。短距離戦だけに、前走指数上位馬が連軸の中心になっている。

 今年は、ファインニードル、コウエイタケル、ダイアナヘイロー、ラブカンプー、ラインスピリット、アドマイヤゴッド、ネロ、フミノムーンなどが指数の上位馬だ。

 指数上位で、実績でも上位のファインニードルが最有力だろう。2走前にG1高松宮記念を制して、前走は香港の1200メートルのG1戦で4着。ここまで1200メートル戦は(7207)だが、1200の重賞は、高松宮記念以外にも昨年のセントウルS、今年のシルクロードSを勝っており、合わせ3勝。いまや短距離界の第一人者だ。阪神の芝も(3104)と得意コース。1頭だけ58キロの重量を背負うのは楽ではないが、基本的に先行して押し切るレースが持ち味。十分にこなしうる重量だろう。 

(セントウルS)
       1着    2着    3着
08年    -       c   -
09年    -     CXa   -
10年    -     外     C
11年    A     外     D a
12年    D      Yc   -
13年    BXc   AXa    Zb
14年    B      Xa   B d
15年    -     CXb   -
16年    CXa   -     -
17年     Yb   B     A
(海外の成績は減戦して集計)

 秋華賞トライアルレースの紫苑Sは、2016年から重賞に格上げされた。
 今年の指数上位は、マウレア、パイオニアバイオ、ロサグラウカ、ランドネ、ハーレムライン、クイーングラス、アヴィオールなど。

 前走、オークス組の指数が高く、連軸の中心になりそうだ。
 なかでもオークスで5着に好走したマウレアが最有力だろう。

 マウレアは、デビューからこれまで(2113)の成績。阪神JF3着、チューリップ賞2着、桜花賞5着、オークスも5着に好走している。重賞戦では勝ち星はないが、3歳牝馬の1線級が目指す王道路線で戦って、この成績なら上々といえるだろう。

 オークスでは中団から。直線、勝ったアーモンドアイには突き放されたが、他の上位馬たちとは差のない差し脚を見せての5着は、評価が高いはず。

 ここは久々のレースになるが、3歳牝馬に残された1冠を目指す同馬にとって、前哨戦で負けるわけにはいかない。

(紫苑S)  1着    2着    3着
16年    A     D a   BYa
17年    CXa    Zb   -

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2018年9月 4日 (火)

第1418回 世代トップに

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 夏競馬も終わった。
 この夏は、猛暑に集中豪雨に台風。次々と襲いかかる自然の猛威になすすべもなく、じっとやり過ごすことしかない日々も多かった。今週は強力な台風が襲ってくるようだが、ここはただ被害がないことを祈るのみ。

 新潟記念は、3歳馬ブラストワンピースが大外一気に追い込んで完勝した。3歳馬が新潟記念を勝ったのは、実に35年ぶりのこととか。

 ブラストワンピースは毎日杯までデビューから3連勝。無敗で臨んだダービーでは2番人気に支持された。しかし、直線で前が詰まる不利もあり、残念ながら5着に終わったが、勝ったワグネリアンとも大きな差はなかった。

 当然、ブラストワンピースは実績、実力とも現3歳世代を代表する1頭だ。新潟記念は54キロのハンデにも恵まれ、1番人気に推されたが、まさにその期待に応える完勝劇だった。

 新潟記念でのブラストワンピースのスピード指数は、現3歳世代のトップを更新する高レベルで、次走の菊花賞に向けても期待の膨らむレースになったのではないか。

 2着は6番人気の5歳馬メートルダール。3着には13番人気の7歳馬ショウナンバッハが追い込んで、3連単は5万7170円の好配当だった。

 小倉2歳Sは、好スタートから馬なりで3番手につけ、直線半ば、楽々と先頭に立って押し切ったファンタジストが勝利をつかんだ。

 ファンタジストは3番人気だったが、2着のアズマヘリテージは13番人気で、3着のミヤジシルフイードは9番人気。ともに人気薄の1戦1勝馬が好走して、3連単は62万円超の高配当だった。

 2戦2勝で1番人気に推されたシングルアップは、スタートで出負けして、前走のように逃げる形に持ち込めず中団から。直線での差し脚の鋭さはなく、中団のまま6着に負けた。

 札幌2歳Sは、中団後方からまくり気味に上がっていった4番人気の公営馬ナイママが4コーナー手前で早くも先頭。6番人気のニシノデイジーもつれて上がっていく。直線では2頭の直線の叩きあいになり、最後はニシノデイジーがクビ差で制した。1番人気のクラージュゲリエも大外から追いこんできたが、前の2頭の叩きあいには加われないまま3着だった。

 今秋から秋競馬。入れ込まないように、少しだけ、頑張ろう。

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2018年8月30日 (木)

第1417回 素質馬の取捨

 早くも新潟の最終週。メインはハンデ戦・新潟記念。
 1番人気馬は過去10年で1勝、2着2回。2番人気馬も1勝、2着1回。3番人気馬は連対ゼロと、上位人気馬は苦戦が続く。勝ち馬は5番人気以下の馬が8勝して、波乱模様のハンデ戦だ。また、トップハンデ馬も1勝、2着1回だけで、トップハンデ馬も苦しい戦いが続く。
 指数上は、前走指数や平均指数の上位馬が、8年間で連対しており、連軸の中心になっている。

(新潟記念) 1着    2着    3着
08年    -     DZc   -
09年    AYc   -     -
10年    C     -     -
11年      b   -      Zb
12年    B     -     -
13年    -      Zd   D d
14年    A a     c    Xc
15年    D c    X    -
16年    A     A b   D
17年    -     -     -

 今年は、ベアインマインド、ストーンウェア、セダブリランテス、グリュイエール、マイネルハニー、メートルダール、ショウナンバッハ、ブラストワンピースなどが指数の上位馬たちだ。

 苦戦を強いられることが多いトップハンデ馬は、57.5キロのセダブリランテス。次いで57キロのマイネルハニー、メートルダールが続く。

 注目を集めそうなのは骨折で休養していた4歳馬セダブリランテス。前走は中山金杯を4コーナー3番手から差し切り勝ち。これまで(4010)と、負けたのはアルゼンチン共和国杯の3着だけで、素質の高さを示している。当然、ハンデはトップハンデの57.5キロを背負うことになったが、苦戦の続くトップハンデは気にかかるところだ。

 もう1頭、デビュー以来(3001)の3歳馬ブラストワンピースも人気を集めるだろう。前走のダービーでは2番人気に推されて、勝ったワグネリアンとも差のない5着に好走した。直線、前が詰まる不利がなければ、もっときわどい勝負になったはず。3歳馬でハンデも54キロと恵量。ただ、人気馬は苦戦の傾向があり、2000年以降、3歳馬の勝利がないというデータも無視はできないだろう。

 しかし、過去のデータがどうであれ、セダブリランテス、ブラストワンピースの2頭の素質馬があっさり勝つ場面もかなりの確率であるとは思うが、ここは人気薄馬にかけてみたい気もする。

 前走、サマー2000シリーズの小倉記念と七夕賞組が過去10年で合計7勝をあげており、データ上は、小倉記念組のストーンウェア、メドウラーク、七夕賞組のマイネルミラノなどが上がってくる。

 なかでも小倉記念5着のストーンウェアが指数も最上位で、連軸向きではないか。前走の小倉記念は、先行馬に強い馬たちがそろっており、ストーンウェアは好スタートも控えて5番手から。ただ、ペースは上がらず、先行馬たちがそのままなだれ込む結果だった。ストーンウェアはよく食らいつき、33秒7の上りの脚も見せた。5着とはいえ、内容は悪くなかったのではないか。素軽いスビートが持ち味で、新潟コースも合うはず。

 他ではグリュイエールの鋭い瞬発力が気になるところ。前走エプソムカップは雨の重馬場で切れを封じられて3着も、良馬場での巻き返しに注目したい。

 小倉2歳Sは1200メートル戦。スローペースはないはずで、指数の高さと能力は比較的結びつきやすい。過去の連対馬は、前走指数上位馬が中心だ。

 今年は、セプタリアン、ルチアーナミノル、シングルアップ、チュウワフライヤーなどが指数の上位馬たち。

 中心は、新馬、オープンを連勝しているシングルアップだろう。前走は、馬なりで先頭に立つと、差を詰められることなく押し切る強いレース内容だった。

 逆転候補は、前走ハイペースで逃げ切って、好指数勝ちのセプタリアン。
 他に、逃げ馬ながら、スローペースの差し脚に見どころがあったルチアーナミノル、差し脚上位のタガノジェロディ、ブルベアオーロなど。

(小倉2歳S)1着    2着    3着
08年    -     -     BXa
09年    BZd   -     DXc
10年     Xb   A a   -
11年    -     A a   -
12年    -     -       c
13年    A a   D d   -
14年    -     B a   -
15年    BYd   -     -
16年    C a   A     BX
17年    C d   -     D b
(スローペース調整-20/-10)

 札幌2歳Sは、スローペース必至の芝の1800メートル戦。指数の高さより、差し脚の鋭い馬たちが中心のレースだ。

 今年は、ウィクトーリア、ラブミーファイン、ナイママ、トーセンギムレット、ナンヨーイザヨイ、ラバストーンなどが指数の上位馬たち。

 差し脚が鋭いのはクラージュゲリエ、アフランシール、ダディーズマインド、ウィクトーリア、エメラルファイトなど。とりわけ超スローペースの新馬戦を後方から差し切ったクラージュゲリエの圧倒的な瞬発力が魅力的だ。

(札幌2歳S)1着    2着    3着
08年    -     BXa   A
09年    AYa   -     -
10年    BX    C     A a
11年    A a    Z    -
12年    -     B     -
13年(函館)-     AX    -
14年    -     -     -
15年    -     -     CXb
16年      c   CXb   -
17年    -     B a   C
(スローペース調整は-20/-10)

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2018年8月28日 (火)

第1416回 モレイラ騎手の好騎乗

201808260111
201808260411

 キーンランドCはモレイラ騎手騎乗の5歳牝馬ナックビーナスが、堂々の逃げ切り勝ちを収めた。1000メートル通過が57秒3。札幌の日曜日の馬場状態(稍重)を合わせて考えれば、結構厳しい流れだったはず。そのペースをものともせず、ゴールまでしっかりとした脚を使って、2馬身半の差で完勝。自己ベストの好指数だった。

 レース後、モレイラ騎手は「道中も折り合いがつき、馬なりのまま直線を迎えることができた」とコメントしていた。5歳牝馬ナックビーナスの成長を引き出したモレイラ騎手の好騎乗だろう。ナックビーナスは、ハナを奪って逃げた芝戦は(3110)と、好成績をあげており、この戦い方のほうが合うのかもしれない。

 厳しいペースの割には前が残る展開になり、2、3着は先行したダノンスマッシュ、ペイシャフェリシタが粘り切った。中団から差し脚を使ったキャンベルジュニア、中団後方から伸びてきたスターオブペルシャは、最後まで差を詰められず、4、5着に終わった。直線の短い札幌で、馬場状態が稍重とはいえ、緩い馬場状態で、追い込みに懸ける馬たちにとっては苦しい戦いだったようだ。

 新潟2歳Sは、想定通りのスローペース。直線、馬場の大外から33秒1の上りタイムでケイデンスコールが差し切り勝ちを決めた。2着は上がり33秒2のアンブロークン。3着は上がり33秒3のスティルネス。

 スローペースのため指数は低調ながら、上位の3頭は上がり指数で高レベルの数値を示しており、今後の活躍に期待がかかる。

 札幌で行われた「ワールド オールスター ジョッキーズ」は、世界の名ジョッキーがそろう豪華版。今年は、武豊、ルメール、モレイラなど、日本で乗りなれている騎手たちが勝ったが、今後も札幌のイベントとして、世界から日本を目指す騎手たちが増えることを期待したい。

 日本に活躍の場を移したいモレイラ騎手は、先週の札幌の土日2日間で9勝。ルメール騎手も4勝をあげて、相変わらずの外国人騎手たちの活躍ぶり。来年、モレイラ騎手がJRA所属になったら、勝ちまくること間違いはないだろう。

 日本人騎手に頑張ってもらいたいと思いつつも、日本人騎手たちが急にうまくなることもないわけで、今週もモレイラ騎手、ルメール騎手、デムーロ騎手たちの勝ち鞍に乗るしかないのだろう。

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2018年8月23日 (木)

第1415回 短距離適性で

 8月も残りわずか。今週の札幌はキーンランドCがメインレースだ。
 1番人気馬は(1432)と、勝率は低いものの、馬券の対象にはなっている。他に、牝馬が過去10年で6勝をあげていることも特徴的だ。
 指数上は、前走指数の高いAB馬と平均指数上位馬が、過去10年のうち7年で連対している。

(キーンランドC)
       1着    2着    3着
08年    -     BYd   AXa
09年     Xa   -     A
10年    A b   CXb   -
11年    B d    X     Yd
12年      c   AXa   BZd
13年(函館)A      Yb   -
14年    A     A      Z
15年    -     -      Xb
16年    A     -     -
17年     Yc   -     -

 今年は、ヒルノデイバロー、ナックビーナス、ダノンスマッシュ、ムーンクエイク、キャンベルジュニア、オールインワン、スターオブペルシャ、ユキノアイオロスなどが指数の上位馬たち。

 ペースは上がりそうだが、それでも、直線、差し脚を発揮できるスタミナが問われるのが重賞戦だ。今年の出走予定馬で、中段より前でレースができ、差し脚が使えるのは、ナックビーナス、キャンベルジュニア、ヒルノデイバロー、ペイシャフェリシタ、タマモブリリアンなどだろう。

 ナックビーナスは高松宮記念3着、函館スプリントSでも3着の5歳牝馬。芝1200メートル戦は(4434)と安定している。まだ重賞勝ちはないが、牝馬ながら堅実さが持ち味だ。今回、名手モレイラ騎手に乗り替わって、勝利をもぎ取れるかどうか。

 注目したいのは、1200メートル戦に初挑戦のキャンベルジュニア。これまでの全成績は(5516)。まだ重賞のタイトルはなく、勝ち星は1600から2000メートルでのもの。近走は、90台に届く高指数で、ダービー卿CT2着、京王杯スプリングCも2着に好走した。前走G1安田記念は、果敢に先行したもののG1の厳しいペースに直線は脚が止まって11着だった。

 ただ、京王杯スプリングC(1400メートル)の素軽い差し脚からは、短距離のほうに適性があるように思える。前走の11着大敗は距離が長かったのも要因のひとつと思えば、納得もできる。ペースが上がる短距離戦で、中段からの差し脚がより生きるのではないか。

 新潟2歳Sは、スピード指数の高さより、スローペースで長くいい脚を使ってきた馬たちが中心のレースだ。この時期の新馬戦や2歳未勝利戦はスローペースが基本。とくに直線の長い新潟コースはその傾向が強く、上がりだけの勝負になりがちだ。

 今年は、ケイデンスコール、エイカイキャロル、アンブロークン、エイシンゾーン、ロードアクアなどが上がり指数の上位馬たちで、連軸の中心になる馬たちだ。

 東京の芝1800メートルの新馬戦で、4コーナー、2番手から早めに先頭に立ち、そのまま押し切って勝ったアンブロークンを中心にとりたい。スタミナの核もシッカリとしていそうで、将来性も高いのではないか。

 極端なスローペースになるようなら、エイカイキャロルやエイシンゾーン、ケイデンスコールなど、差し脚の鋭い馬たちにもチャンスがあるだろう。

(新潟2歳S)1着    2着    3着
08年     Xd   -     A a
09年    -     -     A b
10年    -     CYd   -
11年    -     -     -
12年    -     -     -
13年    -     -     DXa
14年    -     -       d
15年    -     D     BXb
16年    B     -     -
17年    -     A     -
(スローペース調整-20/-10)

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2018年8月21日 (火)

第1414回 秋の主役を目指して

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 日曜日、札幌は午前中の雨のため、馬場が悪化。札幌記念は稍重になった。
 その力のいる馬場を逃げたのはマルターズアポジー。1000メートル通過が59秒1というハイペース気味の流れで、先行馬たちは直線で脚が止まった。

 後方2番手から直線、大外一気に脚を伸ばした1番人気のマカヒキが、いったんは先頭に立って、そのまま押し切るように思えた。しかし勝ったのは、ごちゃつく内を突いた2番人気サングレーザーだった。

 サングレーザーは直線、前が大きな壁になって、外にもスペースがなく、勝負どころでも追い出せないまま、万事休すの状態。そこから、わずかに空いたスペースをこじ開けるように、持ち味の鋭い差し脚を繰り出して、ゴールでクビの上げ下げにまで持ち込んだ。結果はわずかにハナ差でサングレーザーの勝利だった。3着は最後方にいた4番人気のモズカッチャン。

 サングレーザーは、これまでマイルまでの距離で実績を積んできたが、2000メートルに勝ち星がなく、距離の不安を指摘されていた。ハナ差とはいえ、マカヒキを抑え込んでの勝利は、距離不安を一掃するに十分だっただろう。サングレーザーの成長と底力を見せたレースだった。

 マカヒキもダービー馬としての真価を発揮できた。秋に向けて期待の広がるきっかけになったのではないか。

 北九州記念はトップハンデの不利をはねのけた6番人気アレスバローズが完勝した。
 アレスバローズは中段の最内から。直線は内にスペースを見つけ、鋭い差し脚で抜け出してきた。2着は中段から大外に回した4番人気のダイメイプリンセス。先行して早々と先頭に立った7番人気のラブカンプーが粘って3着を確保した。

 アレスバローズはCBC賞に続いてスプリント重賞を連勝。一躍、G1スプリンターズSの主役に躍り出た。

 高校野球は大阪桐蔭高校の優勝で、今日、幕を閉じた。札幌、新潟、小倉競馬もあと2週を残すだけになった。夏の熱気も静かに冷めていく。

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