2022年12月 8日 (木)

第1849回 スローペースの差し脚比べ

 12月に入ると、春のクラシックを目指す2歳馬の戦いも本格化する。今週は牝馬のG1阪神ジュベナイルFが注目レース。
 指数上は、前走指数上位馬が連軸の中心を担うレースだが、スローペースで楽勝してきたランク外の馬たちや、上り指数の高い馬たちには注意が必要だ。
 1番人気は過去10年で4勝、連対率は50%。勝ち馬はすべて5番人気までの馬たちが占める。
(阪神ジュベナイルF)
       1着    2着    3着
12年    B a   -     -
13年      d   C     B
14年    D     D c   D
15年    A     DZ    DXb
16年    -      Yb   AXc
17年    B     -     -
18年    AY    -       a
19年    A a    X    C
20年     Ya   -      Ya
21年    D     CY    A a
(スローペース調整-20/-10)
 今年は、ドゥーラ、ドゥアイズ、リバーラ、モリアーナ、ラヴェル、ミスヨコハマ、ムーンプローブ、ブトンドールなどが指数の上位馬たちだ。

 スローペース必至で、長く使える差し脚で上位にあるリバティアイランド、キタウイング、ラヴェルなどが有力馬に浮上してくるだろう。

 なかでも差し脚最上位のリバティアイランドに注目したい。スローペースになった新潟マイルの新馬戦は、中団後方から31秒4の驚異的な上りタイムで後続に3馬身差をつけて快勝したが、まだ余力十分に見えた。そのレースの2、3着馬は次走に揃って勝ちあがっており、スローペースとはいえ内容のある勝利だったといえそう。続くアルテミスSは1番人気に支持されたものの結果は2着に終わった。勝ったのは、33秒0の上りで後方から一気の差し脚を見せた3番人気のラヴェル。リバティアイランドは直線、包まれて仕掛けが遅れ、追い出せたのはラヴェルが通り過ぎた後。それでもゴールではクビ差の2着にまで詰め寄っており、スムーズだったら結果は違っていたのではないか。

 相手の筆頭は鋭い差し脚でアルテミスSを勝ったラヴェル、新潟2歳Sを33秒0の上りで勝ったキタウイング。差し脚比べで浮上する素軽い上りのスピードに注目だ。

 先行馬の前残りなら、札幌2歳組。勝ったドゥーラ、2着のドゥアイズのスタミナと先行力に要注意だろう。特にドゥーラはデビューから3戦とも1800メートルを使って上りはすべて最速。スローペースの差し脚比べでは分が悪いかもしれないが、直線、早め先頭からの押し切りもイメージできる。

 中山ダート1200の重賞カペラSは、過去10年、1番人気が(1117)の成績で不振の様相。指数上は前走指数上位馬が連軸向き。過去の指数上位馬と平均指数上位馬も健闘している。
 今年は、エアアルマス、ハコダテブショウ、オメガレインボー、アティード、リュウノユキナ、ジャスティン、リメイクなどが指数の上位馬たちだ。

ダート短距離戦で、ペースは厳しくなる。直線、勝負どころでのスタミナが求められるはずで、順当なら先行力のあるリュウノユキナが中心になるのではないか。

 7歳馬リュウノユキナは昨年の2着馬。近走は公営のレースに参戦しており、前走は盛岡のJBSスプリントで、勝ち馬のダンシングプリンスからコンマ2秒差の2着だった。昨年のカペラSを半馬身差で勝ったのもダンシングプリンスだったが、負担重量差があり指数上は2着のリュウノユキナが最上位だった。ダンシングプリンスはダートで(11012)の安定した指数と成績を残しており、指標となりうる馬だとすると、リュウノユキナの前走も重賞にふさわしい内容だったと評価できるはず。先行力を生かして押し切るレースができれば、ここでも連軸の中心を担えるだろう。ただ、今年は(0410)と好走するものの、勝ち星がなく、何か課題があるのだろうか。

 先行馬の粘り込みで注目されるのは、素軽い瞬発力もあるハコダテブショウ、エアアルマス、オメガレインボー、リメイクなど。力のいる良馬場のダートならリメイク、エアアルマスに分があるだろう。穴なら2走前、後方位一気の差し脚で快勝したアティードか。
(カペラS) 1着    2着    3着
12年     Za   B c   -
13年    D d   D d   D
14年    -     地     -
15年    BZc    Y    A a
16年     Zc   B d   -
17年    A     -     AZc
18年    B     -     -
19年     X    BZa   -   
20年     Xd   AY     Za
21年    AYb    Xa   A c
(公営、海外の成績は減戦して集計)

 中日新聞杯は芝2000メートルのハンデ戦。17年から12月の開催に変わった。
 指数上位はマテンロウレオ、トゥーフェイス、アスクワイルドモア、ソフトフルート、ハヤヤッコ、プログノーシス、キラーアビリティ、ギベオン、プリマヴィスタなど。

 平均ペースの流れになりそうで、差し脚のある先行馬を中心に取りたい。
 期待は4歳馬プログノーシス。ここまで(4110)の成績で、唯一の3着が毎日杯での3着。その後、1、2、3勝クラスを連勝して、前走はオープンのカシオペアSを中団から差し脚を伸ばして2着に好走した。指数上も2走前に90を超す高指数をたたき出しており、その能力に疑いはない。前走のカシオペアSはスローペースで逃げたアドマイヤビルゴにまんまと逃げ切られてしまったが、直線、若干の不利もありなから最速タイの33秒1の上りで2着なら、能力は示せたといえる。ここは4戦4勝の川田騎手に乗り替わり、陣営も必勝態勢。ハンデも56キロと恵まれ、中心は不動だろう。

 他では3歳馬マテンロウレオ、アスクワイルドモア、キラーアビリティ。加えて差し脚に見どころがあるフォワードアゲインにも上位のチャンスはありそう。先行できればトップハンデのハヤヤッコの粘り込みに要注意だ。
(中日新聞杯)1着    2着    3着
17年     Xa    Yb   -
18年    -      Za    Xa
19年    -      Xa   BZb
20年    A     -      Zb
21年    -     D     -

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2022年12月 6日 (火)

第1848回 ダート王をめぐる戦い

202212040711
202212030611
202212030911

 芝からダートに戦線を移して4戦目の5歳馬ジュンライトボルトが、直線半ばから1頭だけ次元の違う鋭い末脚を発揮して、G1チャンピオンズCを制した。

 大外からマイペースで逃げたのはレッドソルダード。続いてクラウンプライド、ハピの3歳馬2頭が先行。圧倒的1番人気のテーオーケインズは6番手に収まった。
 ペースはスロー。直線も前を行く馬たちがしのぎをけずる戦いのなか、2番手からクラウンプライドが抜け出し、勝利のゴールを目指して突き進む。クラウンプライドの勝利は目の前にあったはずだが、ゴール寸前、外から1頭だけ次元の違う末脚で、飛んできたのがジュンライトボルトだった。ジュンライトボルトは計ったようにクビ差とらえ、ダート戦3連勝でG1馬の栄光を手にした。

 3番人気のジュンライトボルトは好スタートも、中団後方まで下げて直線に向いた。直線半ばでは馬群の真っただ中。前も左右も包まれて動きが取れない状況が続いたが、前を行くテーオーケインズが動いてできたスペースを石川騎手は見逃さなかった。その一気呵成の瞬発力は他の馬たちが止まって見えるほど、1頭だけ次元が違った。2着はクラウンプライド、3着はハピ。先行した2頭の3歳馬が粘りきった。

 圧倒的な1番人気に推された昨年の覇者テーオーケインズは直線伸び切れず、4着に沈んだ。疲れが残っていたのか、スローペースの瞬発力勝負ではやや分が悪かったのか。結果、3-4-6番人気の決着で3連単は8万1360円の好配当になった。

 中山のマラソンレース・ステイヤーズSは3番人気のシルヴァーソニックが重賞初制覇を飾った。スローペースの長距離戦で、シルヴァーソニックは中団の内ラチからじっと動かず。最後の直線、逃げたディアスティマの内が開くと、最内から脚を伸ばして一気に先頭に立ち、そのまま押し切った。シルヴァーソニックは昨年3着の雪辱を晴らす勝利になった。後方から大外に回したプリュムドールが差し脚も鋭く2着を確保。3着は昨年の勝ち馬ディバインフォース。3-5-4番人気順で3連単は3万240円。

 阪神のチャレンジCは、レッドベルオーブがハイペースの大逃げ。さすがに直線では脚が止まった。離れた4番手から、直線、馬場の真ん中か堂々の抜け出しを決めたのは1番人気のソーヴァリアント。昨年に続いて連覇を果たした。ペースが速かったので、ソーヴァリアントのスピード指数は自己ベストの高指数になったが、ペースがあがるG1戦でも十分に戦えるのではないか。2着はルビーカサブランカ、3着はエヒト。1-4-8番人気の決着だった。

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2022年12月 1日 (木)

第1847回 テーオーケインズの連覇

 ジャパンCダートからチャンピオンズCに名称をかえ、中京競馬場の開催になってから今年で9年目。ダート中距離のG1戦だけに、前走指数や平均指数の上位馬たちが強いという傾向に大きな変化はない。
 ジャパンCダートの時代も含め、過去10年、1番人気は(2314)の成績。連対率50パーセントは微妙なレベルだろう。勝ち馬は3歳から6歳まで。

(JCD)  1着    2着    3着
12年(阪神)B     -     -
13年(阪神)-     DZd   A
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  
(チャンピオンズC)
       1着    2着    3着
14年(中京)CYd     d   AZa
15年(中京)-牝馬   B b   -
16年(中京)A d   B c    Z
17年(中京)A     CYc   -
18年(中京)-3歳   -     C
19年(中京)-3歳   BYb    Xc
20年(中京)AZb    Xc    Y
21年(中京)-     AXa   -
(公営、海外のレースを減戦して集計)

 今年は、テーオーケインズ、オーヴェルニュ、ジュンライトボルト、ノットゥルノ、サンライズノヴァ、グロリアスムンディなどが指数の上位馬たちだ。

 中心は昨年の勝ち馬で、連覇を狙うテーオーケインズだ。昨年のチャンピオンズCのスピード指数は今も過去1年間のダート最高指数にランクされ、2番目の指数もテーオーケインズがこの春平安Sで示したもの。まぎもなく中央競馬のダートのトップ馬といえる存在だ。昨年のチャンピオンズCを6馬身差で圧勝した後、サウジCに挑戦。8着の結果だったが、続く中京の平安Sは3、4番手で先行、直線も楽に抜け出して2馬身半差の快勝だった。ただ1頭、59キロを背負っての戦いも、まったく問題なくこなし、指数も堂々の100超え。底力の違いを見せたレースだった。続く帝王賞は不調もあってか1番人気に応えらず4着だったが、前走、盛岡のJBCクラシックは好スタートから外々を回り、力でねじ伏せる強いレースで王者の力を見せつけた。中京のダート1800、1900メートル戦は3戦3勝。東京でも1戦1勝しており、左回りのほうがレースがしやすいのだろう。加えてここは57キロの定量戦。不動の中心馬として信頼したい。

 相手は3歳馬クラウンプライドを上位に取った。前走のJBCクラシックは2番人気に推され、テーオーケインズとはコンマ4秒差の2着に逃げ粘っており、成長は著しい。また、同じく3歳馬で大井のジャパンダートダービーを制したノットゥルノも上位の力はあるはず。

 他ではダートに戦線を移してから3戦2勝、2着1回のジュンライトボルト。前走指数もここでは上位の1頭だ。

 芝3600メートルのマラソンレース・ステイヤーズSは、前走指数や平均指数の上位馬たちが中心だ。1番人気馬は(5122)と、まずまずの信頼感だ。

 今年の指数上位馬は、プリュムドール、メロディーレーン、シルヴァーソニック、ディアスティマ、アイアンバローズ、ディバインフォース、カウディーリョ、ユーキャンスマイル、ベスビアナイトなど。

 3600の長距離戦だけにペースは落ち着き、先行馬に向く流れだろう。

 先行でき、長距離の適性があるのはシルヴァーソニックだろう。前走の春の天皇賞はスタートで落馬したが、そのレースを除けば、3000メートル以上のレースは4戦してすべて3着。昨年のステイヤーズS3着の後、今年は万葉Sで3着、阪神大賞典も3着と、長距離でスタミナを磨いてきた。阪神大賞典は中団から進出、直線も強いディープボンドに食い下がっての3着なら上々だろう。

 長距離の実績では、ステイヤーズS2着、阪神大賞典2着、天皇賞春5着のアイアンバローズが上位だ。近走は宝塚記念、京都大賞典に参戦したが、距離不足で持ち味は生かさずに15着、6着。改めて長距離での巻き返しに期待。

 長く使える差し脚に見どころがあるのはディバインフォース。昨年の勝ち馬で距離に不安もない。スローペースで差し脚が生きる展開なら浮上もあるのではないか。

 上位に取り上げた3頭はくしくも昨年のステイヤーズSの1、2、3着馬たち。ともに中心に推せる馬たちだが、スタミナの戦いを制するのはどの馬だろう。

(ステイヤーズS)
       1着    2着    3着
12年    D a   -     -
13年    BYa   -      Zd
14年    C     B     A b
15年    BZ    -     C b
16年     Xa    Xb     c
17年    AXa   B b   CZd
18年    D     -     CXb
19年    A      Z     Zb
20年    -     DYd   BYa
21年      d   -     AZb

 以前は1800メートルのハンデ戦で行われていたチャレンジCは、2017年から2000メートルの別定戦になった。

 今年の指数上位馬は、ブラヴァス、ヒンドゥタイムズ、ルビーカサブランカ、サンレイポケット、エヒト、ビーアストニッシド、パトリックなど。

 平均ペースの差し脚比べで、一定のスタミナも求められるだろう。

 注目はサンレイポケット。後半のスタミナに特長があり、ハイペースにも対応できる。近走はやや低調な成績が続くが、ハイペースで差し脚比べの展開なら、持ち味を発揮できるのではないか。

 他では差し脚、スタミナ上位のルビーカサブランカ、ヒンドゥタイムズ、ソーヴァリアントに、エアファンディタ、メイショウテンゲンなどにもチャンスがありそうだ。

 (チャレンジC)
       1着    2着    3着
17年    -3歳   A b   -
18年    -       d     d
19年    -3歳   AYc     d
20年    A b   -     B a
21年    B c   C b   AYc

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2022年11月29日 (火)

第1846回 今年もスローのJC

202211270512
202211270912
202211260911
 例年、ジャパンカップはペースが厳しくなると思ってきたが、昨年に続いて今年もペースは遅く、スローペースの差し脚比べになった。  マイペースで逃げたのはユニコーンライオン。ハーツイストワール、シムカミル、テーオーロイヤルなどが先行して逃げ馬を追う。1000メートル通過は1分01秒1と、条件戦でもスローペースの流れで、当然、直線に向くところで馬群は一団になった。

 直線なかば、内を突いたヴェルトライゼンデが先頭をうかがうところ、外からダノンベルーガ、シャフリヤールが馬体を合わせるように差し脚を伸ばしてきた。しかし、その2頭の間、狭いスペースを割って、突き抜けたのが3番人気のヴェラアズールだった。
 ヴェラアズールは道中中団から。直線、馬群の真っただ中で何度も前が詰まる不利があったが、ムーア騎手がうまくコントロールして勝利につなげた。正直、あの馬群を良く抜け出せたと感心するしかない。

 4分の3馬身差の2着は1番人気のシャフリヤール。1、2着馬の上りはともに33秒7の最速タイムだったが、不利なく外を回ったシャフリヤールと、直線の不利がありながらも突き抜けたヴェラアズールとの比較では、ヴェラアズールに軍配があがるのではないか。ダートでは16戦2勝。今年の3月に芝に戦線を移して(4020)の成績。G1初挑戦でジャパンカップを制覇する快挙には驚くが、まだ先に栄光の舞台があるような気がする。
 3着は4番人気ヴェルトライゼンデ、4着は5番人気のデアリングタクト、5着は2番人気のダノンベルーガだった。
 3連単は9850円。

 4頭出走した外国馬はいずれも、スローペースと高速馬場で、より素軽い差し脚が求められることになり、本来の力を出しきれなかったようだ。ただ、上位3頭はすべて外国人騎手だった。

 京阪杯は1番人気の3歳馬トウシンマカオが直線、5番手からあっという間の差し切り勝ち。上りは33秒0と、断然の切れを見せた。1200のスピード指数では3歳世代の中でトップの好指数だ。今後、大きなタイトルも視野にとらえることができる逸材だろう。2着は10番人気の伏兵キルロードが2番手から粘り込み。3着は4番人気のスマートクラージュ。3連単は6万910円。

 ラジオNIKKEI杯京都2歳Sは 5番人気のグリューネグリーンが逃げ切り勝ち。2着は最内から脚を伸ばしてアタマ差まで迫った3番人気のトップナイフ。3着に11番人気のヴェルテンベルグが入って3連単は28万5520円の高配当になった。

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2022年11月24日 (木)

第1845回 3歳馬ダノンベルーガに期待

 ジャパンカップの過去10年、1番人気馬は(5122)と安定。勝ち馬はすべて5番人気までの馬たちが占める。世代別では、3歳馬が2勝、4歳馬が5勝、5歳馬が3勝しているが、6歳馬以上の勝利はない。負担重量の楽な牝馬が5勝をあげており、特に要注意だろう。
 スピード指数上は、前走指数や平均指数の上位馬たちが連軸の中心で、なかでも、前走指数上位馬は連軸の最有力候補になる。ランク外で勝ったのは3歳馬で、古馬の場合、指数上位であることが上位進出の条件だろう。
(JC)   1着    2着    3着
12年    -(3歳) A a   DYb
13年    A c   -(3歳) -
14年     Ya   CXa   D
15年    D      Z    B
16年     Ya   -      Zc
17年    AYa   A     CXd
18年    A     BXb    Yb
19年    CXa   -(3歳) A
20年    B b   A a   -(3歳)
21年    AXa   -       c
 今年の指数上位は、ダノンベルーガ、シャフリヤール、ユニコーンライオン、シャドウディーヴァ、ヴェルトライゼンデ、テーオーロイヤル、デアリングタクトなど。

 注目と期待は3歳馬ダノンベルーガ。新馬、共同通信杯を連勝して、皐月賞は4着、ダービーも4着。古馬との初対戦となった天皇賞(秋)は3着。G1のタイトルを手にすることはできなかったが、トップレベルの力があることを示してきた。ダービーは中団から差し脚を伸ばしたが、ドウデュース、イクイノックスの鋭い差し脚には及ばず4着まで。ただ、直線の不利がありながらも、上りは上位2頭に次ぐ3番目の34秒3なら上々の内容だっただろう。パンサラッサの大逃げで始まった天皇賞(秋)は中団後方から。直線、外から最内に入れて追ったが、大外から差し脚を伸ばして勝ったイクイノックスには上りタイムでコンマ1秒遅れての3着だった。東京を舞台に4戦して、上りはいずれも3番目以内で、差し脚の鋭さは東京コースでこそといえるだろう。

 長く使える差し脚でヴェラアズールも有力馬の一角を占める。前走は2400メートルの京都大賞典を後方一気の差し脚で2馬身半差の快勝。重賞初制覇を果たした。今年の春から芝戦にシフトして(3020)。いずれも2400以上の距離での成績で、上りはいつも最速。差し脚がシッカリとしているのが特徴だ。

 昨年のJCは3着、ドバイのG1シーマクラシックを制して、英国のG1プリンスオブウェールズSは4着。前走の天皇賞(秋)は5着。G1の実績からは昨年のダービー馬シャフリヤールにもチャンスがあるだろう。
 人気薄の中ではユーバーレーベン、カラテに要注意。

 今年も阪神で開催される京阪杯は芝1200メートル戦。波乱の多いレースだ。
 今年の指数上位は、キルロード、ビリーバー、ライトオンキュー、ビアンフェ、ダイメイフジ、ジュビリーヘッド、ファストフォース、サンライズオネストなど。

 ハイペースもありがちで、差し脚が生きるとみるのが妥当だろう。
 期待の中心馬は5歳馬サンライズオネストとした。秋初戦のセントウルSは中団から追い上げるも3着まで。上りも33秒2でまとめ、指数も自己ベストの高レベルだった。前走のオパールSは早めに動いて4コーナーでは逃げ馬を追う2番手の位置に進出。ゴール前、大外一気に駆け上がってきたトウシンマカオに差し切られたものの、雨の稍重でも好内容のレースになった。徐々に力をつけていることがうかがえ、波乱の主役を担うこともあるのではないか。

 ビアンフェ、キルロード、テイエムスパーダ、ファストフォースなど、先行馬の前残りに要注意。
(京阪杯)  1着    2着    3着
12年(京都)-     D       d
13年(京都)C     -     B b
14年(京都)B     -      Z
15年(京都)C     AXa   B
16年(京都)B c    Xa   -
17年(京都)-     CZb   D
18年(京都)C     -     -
19年(京都)B a   -     -
20年(阪神)-     -       b
21年(阪神)-       c

 阪神で行われるラジオNIKKEI杯京都2歳S。
 指数上位は、トップナイフ、ナイトキャッスル、グリューネグリーン、ロードプレイヤー、コスモサガルマータ、エゾダイモンなど。

 阪神の内回りコースとはいえ、スローペースは必至のメンバー構成で、ここは中団からの長く使える差し脚で上位のロードプレイヤー、コスモサガルマータ、シュルターヴィントなどに注目したい。

 なかでも期待は差し脚最上位のロードプレイヤー。ロードプレイヤーの前走は東京の2000メートルの百日草特別。直線、1頭だけ離された最後方から33秒1の上りで2着に好走した。その上りは限界値に近く、勝敗は位置取りの差だろう。

 コスモサガルマータは3戦2勝馬。前走の紫菊賞は出負けして最後方になったが、直線は大外に回して、上り33秒1で2着馬に1馬身半差で快勝した。阪神で2勝しており、コース経験を生かせるのも買い材料だろう。
(京都2歳S)1着    2着    3着
14年(京都)DZ    -       a
15年(京都)-     -     D
16年(京都)-     -     C
17年(京都)-     A a   CX
18年(京都)A a   -     B b
19年(京都)-     A a   -
20年(阪神) Y    B      Xd
21年(阪神)-     CYb   -
(スローペース調整値-20/-10)

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2022年11月22日 (火)

第1844回 新マイル王

202211200911
202211190511
 マイルCSは6番人気の3歳馬セリフォスが、直線大外一気の差し脚で2着のダノンザキッドに1馬身4分の1の差をつけて圧勝した。他にマイル路線で結果を残してきたシュネルマイスターやソダシ、ダノンスコーピオンなども人気を集めるなか、セリフォスの直線大外一気の鋭い差し脚(上り33秒0)はまさに圧倒的なレベルだった。

 セリフォスはデビューから徹底したマイル路線を貫き、新潟2S、デイリー杯2S、富士S、マイルCSを制して重賞は4勝、デビューから(5102)の戦歴になった。とりわけ近走は後方から差し脚に懸けるレース運びが板についてきたようで、初の古馬相手になった安田記念は上り3番目の速さ。続く富士S、前走のマイルCSでは最速の上りタイムで連勝。鋭い瞬発力という大きな武器をそなえた新マイル王の誕生といえるのではないか。

 2着は8番人気のダノンザキッド、3着は直線も良くふんばった2番人気のソダシ。人気を集めたシュネルマイスターは早朝の雨でやや緩んだ馬場が合わなかったのか、直線の差し脚に鋭さがなく5着。3番人気のサリオスは後方のまま14着に沈んだ。3連単は14万2650円と高配当になった。

 名馬につながる出世レース・東京スポーツ杯2歳Sは、5番人気のガストリックが勝って、デビュー2戦2勝とした。
 1番人気のハーツコンチェルトが出遅れて最後方から。ガストリックも後方からになった。直線、逃げるシルトホルンに並びかけるドゥラエレーデ。その後ろから脚を伸ばしてきたのがガストリックとダノンザタイガー。出遅れたタハーツコンチェルトも大外から脚を伸ばしてきたが、内からするすると抜け出し、先頭に立ったのはガストリックだった。クビ差おくれてダノンザタイガーか2着、その半馬身外にハーツコンチェルトが3着で入線した。5-2-1番人気の決着で、3連単は1万3870円。

 ガストリックは新馬戦同様、スタートは速くなかったが、直線、勝負どころでゴーサインがでると、一瞬で抜け出すスピードには非凡なものが見える。人気で3着だったハーツコンチェルトはスタートが敗因のすべて。まともにゲートを出ていれば逆転まであったかもしれない。

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2022年11月17日 (木)

第1843回 復活のサリオスに期待

 今年もマイルチャンピオンシップは阪神での開催。京都開催を含め、過去10年のデータでは、前走指数の高い馬や、平均指数の上位馬たちの連対率が高い。
 1番人気は、過去10年で(2224)、2番人気は(1405)、3番人気(2404)。上位人気馬の信頼が高いとはいえないものの、3番人気までの馬が連対できなかった年はない。連軸候補は3番人気までの馬から取るのがセオリーだろう。

(マイルCS)1着    2着    3着
12年(京都)A d   DX    -
13年(京都)CXd   D      Zd
14年(京都) Yc   -      X
15年(京都)A b   Xa   B
16年(京都)AZc   -     D d
17年(京都)-     AZ    -
18年(京都)-     A c   BYa
19年(京都) Xd   A a   -
20年(阪神)  a   BYc     b  
21年(阪神)A     B c   -  

 今年の指数上位は、ソダシ、サリオス、ジャスティンカフェ、ダノンスコーピオン、ソウルラッシュ、ダノンザキッド、マテンロウオリオン、セリフォスなど。

 期待は、前走、毎日王冠を勝って完全復活を果たしたといえそうな5歳馬サリオス。

 サリオスは2歳時に朝日杯を制して、直行した皐月賞で2着、続くダービーでも2着に好走。世代トップの実力を示してきた。3歳秋初戦の毎日王冠は1番人気に応える3馬身差の快勝だったが、続くマイルCSは5着。翌春の大阪杯も5着、安田記念8着。秋のマイルCSは6着、香港マイル3着と、強豪相手のG1で戦い続けたものの、勝ち星をあげられなかった。今年は高松宮記念15着、マイルの安田記念で3着の後、2年ぶりに毎日王冠を制し、復活のきざしを見せた。毎日王冠は好スタートも直線では後方3、4番手。内に入って前が壁になる不利もあって、万事休すと思われたが、わずかに前が開くと、一気呵成の差し脚で突き抜けた。1分44秒1はレコードタイム。狭いスペースをひるむことなく割って伸びた一瞬の末脚の鋭さは好調の証だろう。指数も重賞のレベルにふさわしい高指数で、完全復活といえるのではないか。念願の古馬G1タイトルに王手だ。

 芝のマイル戦は4戦4勝。内G1で3勝をあげるソダシ。昨年の2着馬で、(2210)とマイルが得意なシュネルマイスター。NHKマイルCを勝った3歳馬ダノンスコーピオン。前走、毎日王冠で2着のジャスティンカフェなどにも勝機があるだろう。

 東京スポーツ杯2歳Sは、ワグネリアンやコントレイルなどのタービー馬を輩出、昨年の勝ち馬イクイノックスは天皇賞馬となって、将来性高い馬たちにとって出世レースといえる。1番人気は(5113)と安定。指数上は前走指数上位馬が中心を担う。

 今年の指数上位はタイセイクラージュ、シルトホルン、ジョウショーホープ、シルバースペード、ハーツコンチェルト、ドゥラエレーデ、ロッククリークなど。

 指数上はタイセイクラージュがやや抜けた存在に見える。前走の萩Sは先行馬が粘る展開で、タイセイクラージュは直線、後方から脚を使ったものの、先行馬と同じ脚色では勝負にならなかった。平均ペースで先行できれば勝機はあるはずだが、スローペースに対応した鋭い差し脚にはやや欠けるのかもしれない。

 ここはスローペース必至で、長く使える差し脚は必須条件。その点からの注目馬はガストリック。前走、新馬戦は出遅れて最後方からになったが、直線、一頭だけ違う次元を思わせる差し脚で完勝だった。その脚が使えるなら、ここもチャンスはあるはず。

 他に差し脚に見どころがあるダノンザタイガー、テンカノギジンなどからの手もあるだろう。

(東スポ杯2歳S)
       1着    2着    3着
12年    B b   -     -
13年     Y    -     -
14年    -     A     -
15年    C     A     -
16年    A     -     D
17年    D     B      Xb
18年    A a   D c   -
19年    -     -     C
20年    B     -     AY
21年    C      Z    BXb
(スローペース調整-20/-10)

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2022年11月15日 (火)

第1842回 Cデムーロ騎手の好騎乗

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 レースが始まるころから降り出した雨が、昼過ぎには視界をさえぎるほどの強い雨になって、阪神の馬場を大きく変えた。メインのエリザベス女王杯の出走時に雨は上がったものの馬場は重馬場にまで悪化していた。

 内枠から注文通りにハナを切ったのはローザノワール。2番手にマジカルラグーン、3番手にウインキートス、その後ろにウインマイティーがつける並びになった。ペースは1000メートル通過が1分00秒3。馬場状態を考えれば、やや厳しい流れだったのではないか。

 直線、まだローザノワールが粘っていたが、先行馬たちも厳しいペースに脚が残っておらず、代わって脚を伸ばしてきたのは中団以降にいた馬たちだった。直線半ば、先行集団の後ろから真っ先にウインマリリンが先頭に立ち、中団後方の大外から一気に懸け上がってきたジェラルディーナとの叩き合いになったが、脚色の違いは明か。馬体を合わせることなくジェラルディーナが突き抜けて、初のG1タイトルをつかんだ。

 4歳馬ジェラルディーナはCデムーロ騎手を背に大外の18番枠。中団後方の外に位置を取って、3コーナー過ぎからポジションを上げていった。4コーナー過ぎには5番手にまで進出。最速35秒4の上りで2着馬たちに1馬身4分の3差をつた。2着は5歳馬ウインマリリン、3歳馬ライラックが同着。4-5-12番人気の決着で、波乱の結果になった。何よりもジェラルディーナ自身の成長の勝利に違いはないが、加えて馬場状態からは内には厳しく、コースの外が伸びる馬場だったことも良かったようだ。また、Cデムーロ騎手の好騎乗も勝因のひとつだったのではないか。

秋華賞上位のスタニングローズ、ナミュールは、厳しいペースとゆるい馬場に対応できず、馬券に絡むことはならなかった。

 武蔵野Sはゴール前、1番人気のレモンポップが逃げ粘るバスラットレオンをとらえてそのままゴールに入るかと思われたが、中団から一気の差し脚で2番人気のギルデッドミラーが襲いかかってレモンポップを交わし、ハナ差で勝利をあげた。レモンポップは中1週のレースで、余力をなくしたようだった。逃げ粘ったバスラットレオンが3着。

 福島記念はトップハンデのユニコーンライオン(10番人気)が逃げ切り勝ちで、重賞2勝目をあげた。昨年の宝塚記念で高指数で2着に好走した実力馬だけに、当然の勝利ともいえるが、その後の病気で、近走は大敗続きだった。ここはその不振を払拭する勝利になったといえそう。2着に先行集団から差し脚を伸ばした牝馬のサトノセシル(3番人気)、3着は1番人気のアラタ。

 デイリー杯2歳Sも3番人気オールパルフェの逃げ切り勝ち。最後方から最速の上りの脚を使った1番人気ダノンタッチダウンが半馬身差の2着。素質の高さを感じさせる見事なタッチダウンの差し脚だった。4番人気のショーモンが2番手から良く粘って3着。

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2022年11月10日 (木)

第1841回 3歳馬に期待

 昨年に引き続き阪神で開催されるエリザベス女王杯。京都開催を含めて、過去10年で3歳馬が2勝、4歳馬は6勝、5歳馬が2勝あげている。6歳馬以上の勝利はなく、勝ち馬は若さがものをいう。1番人気は過去10年で1勝、2着3回、3着2回。2番人気馬は1勝、3番人気馬が4勝している。
 指数上は、前走指数の上位馬の連対率が高い。
(エリザベス女王杯)
       1着    2着    3着
12年(京都)-     -     C
13年(京都)A     -     -
14年(京都)-     A b   -
15年(京都)D     C a   BYb
16年(京都) Zc   -     BXa
17年(京都)B      Z    BXb
18年(京都)C b      c   -
19年(京都)DXb    Xd   A a
20年(阪神)DXb   C       d
21年(阪神)-     -          -
(スローペース調整値-10/0)
 今年は、ウインマリリン、ピンハイ、イズジョーノキセキ、スタニングローズ、ナミュール、アカイイトなどが指数の上位馬たちだ。

 指数上位馬で、差し脚上位の3歳馬ナミュールに期待したい。
 ナミュールはチューリップ賞を勝って、桜花賞では1番人気に推されたものの、直線、自慢の差し脚は不発のまま、馬群に飲まれて10着に沈んだ。オークスは中団後方から内ラチを追走。直線も開いた内を突いたが、大外から馬体を合わせて伸びた1、2着馬(スターズオンアース、スタニングローズ)には及ばず3着だった。前走、秋華賞は先行したスタニングローズが直線早めに先頭、押し切りを図るところ、中団後方から脚を伸ばしたナミュールが迫ったものの、半馬身届かず2着。ただ、ゴール前、2冠馬スターズオンアースには競り勝っており、この世代の牝馬3強の1角の実力を示すことはできた。ここも持ち味の差し脚が発揮できるかが、勝負を決めることになるが、前走の差し脚なら期待がもてるのではないか。

 ナミュールとの戦いで常に上位で押さえ込んできたのが、スタニングローズ。オークス2着の後、紫苑Sを4コーナー2番手から逃げ馬との叩き合い制した。秋華賞も4、5番手で先行、直線、迫るナミュール、スターズオンアースを押さえ込んだ。先行力があり、レースはしやすく、安定感はここでも最上位だろう。連勝中の勝利も着差はわずかだが、勝ちきる力は信頼に足るはず。本来ならスタニングローズを連軸の中心に取るべきかとも思うが、ナミュールの差し脚に魅力を感じた結果の判断であり、甲乙はつけがたい。

 3歳馬ピンハイ、ライラックに、古馬勢ではウインマリリン、テルツェット、ルビーカサブランカ、イズジョーノキセキなどにも要注意。

 武蔵野Sはダートのマイル戦。1番人気は(3115)と、伏兵のつけ入るすきもありそうだ。
 今年の前走指数上位馬は、レモンポップ、アシャカトブ、ギルデッドミラー、フルデプスリーダー、ブラッティーキッド、サンライズノヴァ、エアスピネル、ハヤブサナンデクン、アドマイヤルプスなど。

 中心は目下ダートで4連勝中の4歳馬レモンポップ。前走のオープンのペルセウスSは4番手で先行。直線、抜け出すとアッという間に差を広げ、4馬身差の圧勝だった。ここまで(6200)の成績で、戸崎騎手では6戦6勝。ここは初の重賞挑戦になるが、前走指数のレベルはすでにG1級。直線のスタミナもしっかりとしており、距離延長も課題とはならないだろう。
(武蔵野S) 1着    2着    3着
12年    -     D      Za
13年    -     A b   -
14年    B     A      Zc
15年    -      Zb   B c
16年     Yc   -     -
17年    -      -     -
18年    BXa   -       c
19年    -      Zc   -
20年    AYc   -     -
21年     Z     Xa   -
(公営競馬の成績は減戦して集計)

 福島記念は芝2000メートルのハンデ戦。
 1番人気馬は過去10年で(2332)と安定。トップハンデ馬は1勝、2着2回、3着1回。
 今年の指数上位は、サトノセシル、アラタ、フィオリキアリ、コスモカレンドゥラ、オニャンコポン、ユニコーンライオン、カテドラル、ヴァンケドミンゴ、パトリックなど。
 トップハンデ馬は57キロのカテドラル、ベレヌス、ユニコーンライオン。

 小回りの福島だけに、ハイペースは考えにくく、中団より前々で差し脚に懸ける馬たちに向く流れだろう。
 ここは中団からレースができ、直線でも素軽い瞬発力を発揮しそうな6歳牝馬サトノセシルに注目したい。2走前、格上挑戦で挑んだクイーンSは中団から早めに仕掛けて4コーナー4番手に進出。直線もシッカリ追って、内をすくった勝ち馬とはハナ差の2着だった。前走の府中牝馬Sも、牝馬の一流どころを相手に差のない4着なら上出来だろう。ここは牡馬相手になるが、2000メートル戦は(2402)と、この距離で掲示板に乗らなかったのはG2札幌記念の11着だけ。距離適性は高く、ハンデも53キロと恵量。6歳牝馬ながら十分に勝負になるのではないか。
(福島記念) 1着    2着    3着
12年    B b   -     -
13年     Z    AXa     d
14年    -       a    Xa
15年     Zc   BXa   -
16年    B      B     -
17年     Yb     d     a
18年      a   CZc   A a
19年    A      Xc    Ya
20年      c   C     A a
21年    C     D       d

 デイリー杯2歳Sの指数上位馬は、クルゼイロドスル、フォーサイドナイン、トーセントラム、ショーモン、ショウナンアレクサ、デイドリームビーチなど。

 中心は前走指数最上位のクルゼイロドスル。新潟マイルの新馬戦で2着。前走、東京のマイルの未勝利戦は1番人気に支持された。直線、中団後方から脚を伸ばし、2着馬との叩き合いを制して快勝。33秒8の上りの鋭さは、阪神外回りのマイル戦でも生かされるだろう。
(デイリー杯2歳S)
       1着    2着    3着
12年    -     A c   A b
13年    AXa   -     CYc
14年    DY    C b   BX
15年    A     CYb   BZa
16年     Y    B a   -
17年    -      D     -
18年    C c    Y    A
19年    -     -     C
20年(阪神)A a    Xb    Yd
21年(阪神)A     B a    Z
(スローペース調整値-20/-10)

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2022年11月 8日 (火)

第1840回 逃げ先行馬の好走

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 良馬場のアルゼンチン共和国杯は、最内枠から大逃げを打つキングオブドラゴンが主導権を握る。離れた2番手にアフリカンゴールド、3番手はブレークアップ、4番手にカントル。1番人気のテーオーロイヤルはその後ろにつけた。レースは淡々と流れ、1000メートル通過1分01秒4とスローペースになった。

 直線入口、逃げていたキングオブドラゴンが内ラチにぶつかって各馬が外に振られる事象があったが、すぐに立て直した馬たちの横一線の叩き合いになった。残り400メートル。馬群を抜けだしたのは3番手で先行した6番人気のブレークアップ。他に差し脚で目立った馬もおらず、そのままジリジリと脚を伸ばし、ゴールでは1馬身4分の1の差で重賞初制覇を果たした。2着は5番人気のハーツイストワール、3着は3番人気のヒートオンビート。1番人気のテーオーロイヤルは直線入り口のアクシデントに巻き込まれて6着。2番人気のキラーアビリティは後方から、直線も鋭い差し脚を使えず8着だった。3連単は8万5070円。

 アルゼンチン共和国杯を制したブレークアップは前走、3勝クラスを勝ちあがったばかりの4歳馬で古馬重賞は初挑戦。ここまで逃げて好成績を上げてきたが、控えて重賞を制したのは成長の証といえるだろう。

 みやこSはウィリアムバローズが逃げたが直線、早々に失速。11番人気の伏兵サンライズホープが鮮やかな差し切り勝ちをきめた。いつもは先行するサンライズホープだが、ここでは大きく出遅れてやむなく後方から。3コーナーからまくって4コーナーでは先行集団の大外に取り付いた。直線もぐいぐい脚を伸ばし、2番人気のハギノアレグリアスをとらえ、鋭い差し脚で追い込んできた1番人気オメガパフュームをも押さえ込んで重賞2勝目をあげた。こんなレースができるのか、こんな差し脚が使えるのか。驚かされた。11-2-1番人気の3連単は26万越えの高配当になった。

 京王杯2歳Sはフロムダスクが逃げ、2番手にスピードオブライト、3番手はロッソランパンテ、4番手にオオバンブルマイ。圧倒的な人気を集めたロンドンプランはその後ろから。
 直線も逃げるフロムダスクが粘り、2番手も変わらずスピードオブライトがつける。直線半ば、最内から外に振ったオオバンブルマイが前を行く2頭をとらえると、そのまま1馬身突き放して快勝。先行馬の前残りの結果だった。勝ったオオバンブルマイは10番人気、2着フロムダスクは11番人気、3着スピードオブライトは5番人気で、3連単は222万円を超す波乱となった。人気のロンドンプランは直線、脚をなくしたかのような下がり方で14着。ここまでスローペースの経験しかなかったのが敗因だろうか。

 ファンタジーSも波乱の結果になった。
 勝ったのは10番人気リバーラ。好スタートから楽に先手を取ると、直線でも脚色が衰えることなく差を広げ、追い上げてきた各馬を尻目に危なげなく押し切った。2着は2番人気で函館2歳Sの勝ち馬ブトンドール、3着が5番人気のレッドヒルシューズ。

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