2018年4月19日 (木)

第1379回 差し脚上位は

 今週から東京、京都に開催が替わる。東京の開幕週はオークスの出走権を争うフローラSがメインだ。3歳重賞戦だけに前走指数上位の馬が連軸の中心になるが、牝馬限定戦はスローペースが多く、指数が低くても上がりの脚がある馬たちには注意が必要だ。

(フローラS)1着    2着    3着
08年    AY     Z    -
09年     Zc   D     -
10年    -     AYb   DYc
11年    -     -     CZc
12年    A b   -     -
13年    C     -     A a
14年    A      Zc    Yb
15年     Xa   A      Y
16年    -     -     -
17年    -     -     A a
(スローペース調整-20/-10)

 今年の指数上位馬は、オハナ、サトノワルキューレ、レッドベルローズ、ヴェロニカグレース、ノーブルカリナン、オスカールビーなど。

 3歳牝馬の2000メートル戦ならスローペースは必至で、直線の差し脚比べになるのだろう。スローペースで長く使える差し脚なら、サトノワルキューレ、ウスベニノキミ、サラキア、ノーブルカリナン、ラブラブラブなどが鋭い。

 なかでも、前走、牡馬相手の2400メートル戦を快勝したサトノワルキューレが中心だろう。ゆったりとしたスタートで、道中も最後方。3コーナー手前から進出して、4コーナーでは5番手。直線なかばでもう一段ギアをあげ、前を行く馬たちを突き放しての快勝だった。

 スローペースしか経験がないので、ここも位置取りは後ろになりそうだが、長くいい脚を使え、東京コースなら追って届かずの消化不良はないだろう。
 相手は先行できるレッドベルローズが最上位。

 京都のメインは読売マイラーズC。
 京都開催になった2012年以降の6年間で、1番人気は2着2回、3着1回と、まだ勝利がない。

 今年の指数上位はエアスピネル、ロジクライ、サングレーザー、グァンチャーレ、ガリバルディ、ブラックムーン、モズアスコットなど。

 中心は指数上位のエアスピネル、ロジクライの5歳馬の2頭に、4歳馬のサングレーザー。

 エアスピネルの前走はG1マイルCSで2着に好走。直線、勝ったと思える場面もあったが、ゴール前、わずかに交わされてしまった。ここまでの重賞成績、指数の安定感では最上位といえるだろう。マイル戦は(4311)、京都のマイルは(2200)と好走の条件がそろっている。

 ロジクライは3歳時にシンザン記念を勝ったが、そのあと骨折で2年近くの休養を余儀なくされた。昨年末の復帰後は、準オープン戦で7、2着の後、マイル戦を連勝。前走の指数はオープン馬にふさわしいレベルだった。先行力があり、堅実なレース運びができ、安定感もある。京都の1600は(2100)。ブランクを取り戻す快勝に注目だ。

 4歳馬サングレーザーは2着エアスピネルに半馬身届かなかったが、昨年のG1マイルCSで堂々の3着。マイル戦ではまだ勝ち星がないものの、強い4歳世代の1頭。ここからの組み立てもありそうだ。

(マイラーズC)
       1着    2着    3着
12年    A     -     D d
13年    AXa   -      Za
14年     X    BYb   CZc
15年      d   D     A b
16年    -      Yc    Xb
17年    DYc    Ya    Yd

 福島牝馬Sは平均指数の上位馬の連対率が高い。
 今年は、トーセンビクトリー、カワキタエンカ、ロッカフラベイビー、ゲッカコウ、ワンブレスアウェイ、ブラックオニキス、ノットフォーマルなどが指数の上位馬だ。
 小回りの福島だけに先行馬の前残りが有力。

 出走馬の大半が、前走、中山牝馬S組で、ここは再戦模様のレースだ。その中山牝馬Sを逃げ切って勝ったのが4歳馬カワキタエンカ。

 中山牝馬Sはハンデ戦で、カワキタエンカは53キロの恵ハンデだったとはいえ、直線の粘りは特筆できる内容だった。ローズS2着、秋華賞5着と、同世代の牝馬戦でも果敢に逃げて好指数、好成績を残してきた。ここでは指数も上位にあり、1800メートル戦は(3200)と距離適性も高い。ここも逃げ切りに期待したい。

 中山牝馬Sで56キロのトップハンデを背負って4着に好走したトーセンビクトリーが逆転候補になりそう。

(福島牝馬S)1着    2着    3着
08年    D     B     A
09年    -     D b   -
10年    A     C b   C
11年(新潟)-     D b   -
12年    B     AZ     Yb
13年    D b    X    BYc
14年      d   -     -
15年     Ya     c   -
16年    C     A     B
17年     Xa   -     -

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月17日 (火)

第1378回 低調な皐月賞

201804150611
201804140911
201804150911

 皐月賞は7番人気のエポカドーロが勝ち、手綱を取った戸崎騎手は念願のクラシック初制覇を果たした。

 注文通り逃げたのはアイトーン。2、3番手にジェネラーレウーノ、ジュンヴァルロがつけ、先行3頭が後続をぐんぐん離していく。向こう正面、10馬身以上離れた第2クループの先頭にエポカドーロがたち、サンリヴァル、ケイティクレバーなどが続く。

 先行した3頭は1000メートル通過が59秒2と、明らかにハイペース。一方、10馬身以上離れた後続馬たちはスローペース気味の流れだっただろう。

 直線なかばまでアイトーン、ジェネラーレウーノが粘っていたが、すでにその脚に勢いはない。直線、第2グループ先頭の位置から差を詰めてきたエポカドーロの脚色がひときわ目立っていた。ゴールまで残り100メートル地点。粘っていたアイトーン、ジェネラーレウーノの2頭をエポカドーロがとらえ、そのまま押し切ってクラシック勝利の栄冠を手にした。

 2着は第2グループの2番手にいた9番人気のサンリヴァル。3着は先行して粘った8番人気ジェネラーレウーノ。後方から最速の上がりで追い上げた2番人気のステルヴィオは4着まで。1番人気のワグネリアンは7着。3番人気のキタノコマンドールは5着。

 そのキタノコマンドールに騎乗したデムーロ騎手が「変な競馬になってしまったね」というコメントをしていたが、ハイペースだった先行3頭を除けば、「スローペースの前残り」とも見える「変な」皐月賞だった。

 ただ、過去の皐月賞と比べると、スピード指数はかなり低調で、2000年以降ではワースト2の低レベルだ。「ペースに見合う上がりの脚だったかどうか」も、疑問符がつきそうで、ダービーは別路線組で指数の良い馬に注意すべきだろう。

 NHKマイルCを目指す3歳重賞アーリントンCは、後方から差し脚を伸ばしたタワーオブロンドンが差し切り勝ち。2着パスクアメリカーナ、3着レッドヴェイロン。
 皐月賞以上に、指数は低調だった。
 ここにきて3歳馬たちの指数に伸びが見られず、足踏み状態が続いているようだ。

 ダート重賞のアンタレスSは、ダートで負け知らずの5歳馬グレイトパールが完勝。グレイトパールは中団後方から、4コーナーで4番手にまで進出。直線では、先に先頭に立ったミツバを競り落とし、楽々ダート6連勝を決めた。2着はミツバ、3着はクインズサターン。グレイトパールは骨折休養明けで、11か月振りのレース。万全だったとは思えないが、ここは力の違いを見せたレースだった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月12日 (木)

第1377回 差し脚比べなら

 牡馬クラシックの第1弾、皐月賞が今週のメインレース。
 過去10年、前走指数の上位馬や、過去に高指数がある馬などが連軸の中心になっている。1番人気は(2224)と、やや物足りない。2番人気も1勝どまりで、3番人気が2勝。上位人気馬の苦戦の傾向が目につく。前走、勝利している馬が10年のうち8年で皐月賞馬の栄冠を手にしており、前走、負けていながらも皐月賞を勝った2頭は、過去に高い指数があったランク馬だった。2着馬もランク馬が多いが、3着馬はスローペースで指数を下げている上がりの脚がある馬たちに要注意だろう。

(皐月賞)  1着    2着    3着
08年     Za    Zd   -
09年     Z    A     -
10年     Z    A     -
11年(東京)C b   -     -
12年    -      Y    B
13年    AYa     c   BY
14年    -     D      X
15年    CXb    Y    -
16年    D b   A     D b
17年    -     A     -
(スローペース調整-15/-5)

 今年の指数上位馬は、アイトーン、ケイティクレバー、ステルヴィオ、キタノコマンドール、エポカドーロ、タイムフライヤー、ワグネリアン、ジェネラーレウーノなど。

 4戦4勝のダノンプレミアムが回避したため、今年の皐月賞は混戦模様になった。

 期待と注目はステルヴィオ。サウジアラビアRC、朝日杯ではダノンプレミアムには勝てなかったが、ともに2着に好走。ダノンプレミアム以外には負けたことがなく、他のレースでは3戦3勝だ。

 サウジアラビアRC、朝日杯では好スタートも2の脚がつかず、後方からのレースになった。馬群でもまれるのが苦手なのかもしれないが、前走スプリングSでは楽に中団につけ、直線、先に抜け出したエポカドーロをゴール前、きっちりととらえて重賞勝ちを収めた。精神的にも進境を見せたレースだったのではないか。2000メートルは初距離だが、前走の差し脚はここでも上位のレベルにあり、問題なくこなせるだろう。

 スローペース気味の流れで浮上しそうなのが、差し脚鋭いワグネリアンとオウケンムーンだ。

 ワグネリアンの前走は弥生賞。勝ったダノンプレミアムの2着だったが、上りタイムは最速で、直線の坂上からのスピードは際立っていた。

 オウケンムーンは前走の共同通信杯で、直線5番手から長くいい脚を使って快勝。3連勝を決めた。ただ、これまで相手に恵まれた部分もありそうで、皐月賞は真価が問われるレースになりそう。

 他ではジェネラーレウーノ。目下3連勝中で、前走は京成杯を2番手から楽々押し切って勝った。休み明けで、未知数な部分も多いが、能力は足りるのではないか。

 気になるのが、逃げて3勝をあげているアイトーンだ。前走は若葉Sを好指数で逃げ切り勝ちを収めたが、直線いったん2番手に下がったものの、そこから差し返すパフォーマンスは能力のなせる業だ。週末は雨の予報もあり、追い込み馬は苦労しそうで、アイトーンの逃げ切りに要注意だ。

 ダート重賞のアンタレスSは、前走指数上位馬が連軸向きだ。
 今年は、グレイトパール、ナムラアラシ、ミツバ、アルタイル、ロンドンタウン、ディアデルレイ、メイショウウタゲ、クインズサターンなどが指数の上位馬たちだ。

 骨折のため11か月の休養明けだが、指数上はグレイトパールが最上位だ。先行して抜け出す王道競馬でダートは5戦5勝と、まだ底を見せていない。順当なら、あっさり6連勝すると思うが、どれだけ息ができているか。休み明けだけが、気になるところ。

 使われている馬ではナムラアラシ。好指数でオープン戦を連勝しているが、後方一気の差し脚の鋭さは高レベルだ。
 チャンピオンズC6着の後、大井の東京大賞典で6着、名古屋大賞典で2着のミツバも上がりは鋭い。

 ただし、差し脚で最上位は、連勝中の4歳馬ユラノト。スローペースでのものだが、ここは若干スロー気味の流れになりそうで、楽に先行して、直線、抜け出すレースなら勝機もあるだろう。指数はまだ高くないが、展開からはユラノトに向く流れだ。

(アンタレスS)
       1着    2着    3着
12年    AX    -     CYa
13年     Xc   AYa   -
14年    A b   B d   DXa
15年    AZc   C      Y
16年    -     B     -
17年    -     D      Ya
(地方競馬のレースは減戦して集計)

 3歳重賞アーリントンCは、昨年まで2月下旬の開催だったが、今年から4月に移動して、NHKマイルCのトライアルレースになった。
 今年の指数上位馬は、タワーオブロンドン、インディチャンプ、パクスアメリカーナ、ウォーターパルフェ、ダノンスマッシュ、ラセットなど。

 阪神の外回りのマイル戦だけに、スローペース必至で、長く使える差し脚が問われるレースだ。中心は京王杯2歳Sを勝ち、朝日杯で3着の指数上位馬タワーオブロンドンだろう。4か月振りのレースになるが、先行できて、差し脚も上位で、マイルの適性も高い。
 インディチャンプもタワーオブロンドンと並ぶ差し脚上位の1頭。他にダノンスマッシュ、レッドヴェイロンなどの差し脚も鋭い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月10日 (火)

第1376回 オークスも決まり

201804080911
201804070611
201804070911

 3番手で先行していたラッキーライラックが直線なかばで抜け出し、堂々、勝利を手にしたように見えたのは一瞬だった。後方から大外一気に駆け上がって、16頭の馬群を置き去りにしたのはアーモンドアイだ。内と外に馬体が離れていたこともあったとはいえ、ラッキーライラックは並びかける形も作れないまま交わされ、ゴールでは1馬身と4分の3の差をつけられてしまった。2着はラッキーライラック、3着はリリーノーブル。

 あまりにも鮮やかな、つむじ風が吹き抜けたようなアーモンドアイの上がりタイムはメンバー最速の33秒2。上がりの2番手は34秒2のトーセンプレス、ラッキーライラックは34秒5だった。上がりだけで、他の馬たちに1秒以上の差をつけたわけで、まさに驚異的な差し脚だった。

 アーモンドアイのスピード指数は「86」の高レベルだったが、これは牡馬を含めて、現3歳世代の最高指数で、過去の桜花賞馬と比べても、2007年のダイワスカーレットと並ぶ高レベルの指数だった。

 阪神コースが新しくなった2007年以降の桜花賞で「84」以上のスピード指数を示したのは、2007年の勝ち馬ダイワスカーレット(86)と、2着のウオッカ(84)、2009年のブエナビスタ(84)の3頭だけ。アーモンドアイは、指数上、過去の名牝たちと並ぶか、それ以上の素質をも秘めていることを示しているのかもしれない。

 アーモンドアイの驚異の差し脚は、距離が伸びてさらに輝きを増しそうで、オークスはアーモンドアイで決まりだと、確信させられた桜花賞だった。

 NHKマイルのトライアルレース・ニュージーランドTは、4コーナーで横一線。直線なかば、いったんはケイアイノーテックが先頭に立ったが、後方から大外に回したカツジが並びかける。両者の叩き合いを制して差し切り勝ちを収めたのはカツジだった。アタマ差の2着にケイアイノーテック。3着はデルタバローズ。上がりの脚で目立ったのはカツジ、ゴールドギアなどだったが、スピード指数そのものは低調だっただけに、本番につながるかどうか。

 阪神牝馬Sは、ミスパンテールが逃げ切り勝ちで4連勝を収めた。超スローペースを得意とする牝馬で、指数が低く、指数上はとらえにくい馬の代表格だが、いつも上がりは34秒2から33秒3。きっちりと上がりの脚を使える馬だけに、スローペースで自ら逃げる作戦も当たったのだろう。ゴールまでギリギリ粘っての勝利だった。これで重賞も3連続勝利になった。

 2着はレッドアヴァンセ、1番人気のリスグラシューは3着。2番人気ソウルスターリングは10着に大敗した。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月 5日 (木)

第1375回 無敗ラッキーライラック中心

 桜花賞は3歳G1戦だけに、前走指数の上位馬や、過去の指数の上位馬が連軸の中心。前走指数上位馬は過去10年で6勝をあげ、X馬が3勝をあげている。1番人気は3勝、2着1回、3着1回。2番人気は2勝、2着2回。1番人気馬が意外と不振なのは気になるところ。

(桜花賞)  1着    2着    3着
08年    -     -     B b
09年     Xa   -     -
10年    B       a   B
11年    B b   -       c
12年    DXa   -     BZ
13年    -      Yb   -
14年    A     B     C b
15年    DY    -     -
16年    B d   BZa   -
17年     Xd    Z    CYb
(スローペース調整-20/-10)

 今年は、フィニフティ、ラッキーライラック、レッドサクヤ、トーセンプレス、アンヴァル、ハーレムライン、マウレアなどが指数の上位馬たち。

 勝ち馬の前走は、過去10年で7勝をあげているチューリップ賞組が最多で、他路線組を圧倒している。チューリップ賞は桜花賞と同じ、阪神のマイル戦だけに、その経験が生きるのだろう。今年の指数上位馬でチューリップ賞を使っていたのは、ラッキーライラック、マウレア、リリーノーブルなど。チューリップ賞の1、2、3着馬たちだ。

 3月上旬のチューリップ賞を勝ったのはラッキーライラックだった。好スタートも、控えて3番手から。前を行く2頭と距離を開け、離れた位置取りになったが、直線、坂下で先頭に立つと、最速タイの上がりタイムを記録。後続馬に詰め寄られることもなく、完勝のレースだった。

 これでデビューから4戦4勝。指上も安定して高いレベルにあり、先行力だけでなく、差し脚でも上位だ。牝馬戦だけに過信は禁物だが、マイルは4戦4勝で距離に問題もなく、スローペースになりがちな阪神の外回りコースも2戦2勝。他に課題らしい課題も見当たらない。2歳時にはG1阪神JFを勝って、最優秀2歳牝馬にも選出された逸材で、ラッキーライラックの中心は揺るがないだろう。

 ラッキーライラックの相手は、チューリップ賞で鋭い上がりの脚を見せた2着のマウレア、3着リリーノーブルに加え、フラワーCで鋭い上がりの脚を使ったトーセンプレスたちが有力。他では、マイル戦を3連勝中のハーレムライン、前走指数最上位のフィニフティ、牡馬相手のシンザン記念で後方一気の脚を使って快勝したアーモンドアイ、フェアリーSを勝ったプリモシーンなどにも上位のチャンスがあるだろう。

 ニュージーランドTは3着までにNHKマイルCの優先出走権が与えられる。
 3歳重賞だけに、前走指数上位馬たちが連軸の中心。ただ、中距離の能力上位馬たちは次週の皐月賞からダービーへと歩を進めていく。それだけに、短距離、マイル路線は手薄なメンバー構成になりがち。その分、波乱にもつながりやすい。

 今年の指数上位馬は、ケイアイノーテック、エントシャイデン、アイスフィヨルド、アンプロジオ、ファストアプローチ、カシアス、カイザーメランジェ、ゴールドギアなど。

 マイルの瞬発力では、ケイアイノーテック、ラムセスバローズ、ファストアプローチ、カシアスなどが鋭い。
 なかでも、安定してマイルの指数が高いケイアイノーテックの差し脚に注目したい。3走前の朝日杯は4着、500万条件2着の後、前走500万条件を勝ち上がってきた。

 朝日杯に出走した馬も何頭かいるが、ケイアイノーテックの4着が最上位だ。朝日杯は勝ち馬(ダノンプレミアム)を除けば、2、3、4着は横一線。直線は、中団後方から差し脚を伸ばしたケイアイノーテックの脚が際立っていた。中山の1600は初めてだが、パワーのいる芝もこなすスタミナもあり、連軸に推したい。

(ニュージーランドT)
       1着    2着    3着
08年    -       c   DXb
09年     Xb     c   B c
10年    CX    -      X
11年(阪神)-     -     BX
12年    -     AZ    BZb
13年    CY    -     -
14年    AZc     c   A
15年    C a   B b    X
16年    CZ    -      Z
17年    D a   BX    A a
(スローペース調整-15/-5)

 阪神牝馬Sは一昨年から、内回り1400メートルから、外回りの1600メートルに距離とコースが変更になった。
 今年の指数上位は、ミエノサクシード、クインズミラーグロ、ソウルスターリング、エテルナミノル、リスグラシュー、アドマイヤリード、ラビットランなど。

 重賞の実績では桜花賞3着、オークス1着のソウルスターリングが最上位だ。牡馬相手のG1戦、天皇賞秋、ジャパンカップでも6、7着に頑張っており、牝馬相手なら負けられないだろう。ただ、スローペースの鋭い差し脚では少し物足りない部分もあり、実績通りの力を出せるかどうか。

 牝馬限定戦の外回りコースのマイル戦だけに、スローペースは必至。近走、スローペースで長くいい脚を使ってきたミエノサクシード、レッドアヴァンセ、ワントゥワン、エテルナミノル、リスグラシュー、ジュールボレールなどに流れが向きそうだ。なかでも、鋭い差し脚が持ち味のミエノサクシードに注目したい。

(阪神牝馬S)1着    2着    3着
16年    -     CYa   A d
17年    AYa   D     -

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月 3日 (火)

第1374回 M・デムーロ騎手の神業

201804010911
201803310611

 どんな馬でも出遅れることはあるし、レース中、思わぬアクシデントに巻き込まれることもあるだろう。不測の事態がなくても、思い通りにいかないのが競馬だ。問題は不測の事態に対する騎手の備えと、対処の仕方なのだと思わされた大阪杯だった。

 スタートで出負けしたスワーヴリチャードは後方2番手。ヤマカツライデンの逃げでペースは超スローになった。向こう正面のなかば、その停滞した流れを打ち破るようにスワーヴリチャードが動きだし、3コーナーで先頭に並ぶと、その勢いのまま4コーナーも先頭。直線に向くと、さらにスピードをあげ、後続馬たちを全く寄せ付けず、楽々と勝負を決めた。

 スワーヴリチャードの手綱を取ったM・デムーロ騎手はレース後「ペースが遅かったら出していこうと思っていた」とコメントをしていたが、レースに向けての備えも十分だったのだろう。もともと馬に力がなければできない騎乗だし、スワーヴリチャードの能力を信じていたからの騎乗でもあるだろう。

 昨年のダービーでも、スローペースを嫌ったルメール騎手が向こう正面、後方から上がっていって、レイデオロをダービー馬に導いたが、そのレースを思い出させるようなM・デムーロ騎手の神騎乗だった。当分はM・デムーロ騎手、ルメール騎手の天下は続きそうで、二人を脅かす日本人騎手の登場はあるのだろうか。

 中団から差し脚を伸ばしたペルシアンナイトが2着、3着は先行してよく粘っていたアルアイン。勝ったスワーヴリチャードを含め、上位の3頭はいずれも4歳馬。ともに皐月賞、ダービーでしのぎをけずってきた馬たちだった。スポニチの記事に「今年の芝1800メートル以上の中・長距離の重賞13レース中、8勝が現4歳世代のV」とあったが、確かにこの世代は強い。

 一方、5歳のサトノダイヤモンドは5、6番手で流れに乗っているように見えたが、ペースの上がった3コーナー手前で後退。直線は外に回して追ったが、鋭い脚は使えないまま。結局7着に終わったが、菊花賞、有馬記念を制したG1馬としては、見どころがないレースになってしまった。

 ダービー卿CTは4番人気ヒーズインラブが勝った。ヒーズインラブは中団後方から。直線では馬で混み合う内から、馬群を割って突き抜けてきた。3番手で先行していた6番人気キャンベルジュニアが最内で粘って2着を確保。3着は後方から脚を伸ばした9番人気のストーミーシーだった。

 次週はもう桜花賞。クラシック戦線も本番だ。馬券を買う側も、あらゆる結果に備えをもって立ち向かいたい。それにしても、日本人騎手、とりわけ若手の騎手たちにもう少し頑張ってほしいと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年3月29日 (木)

第1373回 指数上位か4歳馬

 大阪杯は、昨年からG1に格上げされた。以前もメンバーのレベルはG1並みに高いレースで、G2時代のデータもそのまま生きてくるだろう。
 指数上は、過去10年の内9年で連対する前走指数の上位馬が中心になっている。1番人気馬も(4321)と圧倒的に強く、指数上位の人気馬が連軸の中心になりそう。過去10年、ランク外で連対した2頭は、いずれも4歳馬か牝馬で、5歳馬以上の牡馬の場合、指数上、ランク馬であることが連対の条件だろう。

(大阪杯)  1着    2着    3着
08年    A     BYb   -
09年     Yb     a   C
10年    A     B      Xa
11年    D     -     -
12年      c   A      Xa
13年    DXa    Zd   BYa
14年    D       b   AYa
15年    -     A d    Yc
16年    A       d   CY
----------------------
17年    AZa     d    Y

 今年は、ヤマカツライデン、ウインブライト、ペルシアンナイト、シュヴァルグラン、アルアイン、サトノダイヤモンド、ゴールドアクター、スワーヴリチャードなどが指数の上位馬たちだ。

 阪神の内回り2000メートル戦は、外回りコースと比べると直線が短く、先行馬に向くコースだ。レベルの高い馬がそろう大阪杯だけに、先行して直線でも差し脚を使えるスタミナがなければ、勝利はないだろう。その点から、サトノダイヤモンド、ゴールドアクター、スワーヴリチャード、シュヴァルグラン、ヤマカツライデン、トリオンフなどが有力馬に上がってくる。

 なかでも、スタミナ豊富で差し脚も使える5歳馬サトノダイヤモンドに注目したい。サトノダイヤモンドは2016年、皐月賞3着、ダービーはマカヒキに次いで2着。その後は、神戸新聞杯、菊花賞、有馬記念、阪神大賞典をすべて1番人気で4連勝。春の天皇賞3着の後、フランスに渡ってフォワ賞4着、凱旋門賞15着。

 フランスでは少し期待外れな結果だったが、帰国後の前走はスローペースの金鯱賞を中団から最速の上がりタイムで3着に好走。上がり指数からすると、33秒7の上がりタイムは限界値といえそうで、勝ち馬スワーヴリチャードとは位置取りの差だけ。3着とはいえ、内容は悪くなかった。

 これまで全成績は(7132)だが、フランスでの成績を除く国内戦だけなら(7130)。阪神の芝コースは3戦3勝と得意なコースだ。キタサンブラック引退の後、古馬トップの座をつかみとり、凱旋門賞大敗の雪辱をも果たしたい。

 相手の筆頭は4歳馬スワーヴリチャードだろう。ダービーはレイデオロに次ぐ2着、アルゼンチン共和国杯1着、有馬記念は4着に好走している。前走、金鯱賞は2番手で先行して、あとは直線、逃げ馬を差し切って完勝。スローペースを見込んで先行させたM・デムーロ騎手の好判断が生きたレースだった。

 ペースが上がった場合、流れについていけるか、疑問がないわけではないが、差し脚上位であることは間違いなく、ここもM・デムーロ騎手の手綱さばきが見どころになるだろう。

 他では昨年のジャパンカップ勝ち馬、6歳馬のシュヴァルグラン。ここは有馬記念3着以来のレースになるが、中団からの鋭い差し脚が持ち味で、阪神コースも合うはず。好レースが期待できるだろう。

 ハンデ戦のダービー卿CTは波乱が多い。過去10年、1番人気馬は(2206)とやや不振だ。
 今年の指数上位は、キャンベルジュニア、テオドール、マルターズアポジー、サンライズメジャー、レッドアンシェル、グレーターロンドンなど。

 過去10年で1勝、2着1回と、苦戦続きのトップハンデ馬は58キロのマルターズアポジー。果敢に逃げて、1600から2000メートルの距離で8勝をあげているが、58キロの重量で、まだ連対はない。

 恵ハンデ馬で好調をうかがわせるのはテオドールだろう。2走前に準オープンを好指数で勝ったばかりで、重賞は初挑戦。当然、ハンデは54キロと軽量だ。先行力とスタミナがあり、逃げるマルターズアポジーを追っても、容易にはバテないのではないか。

 比較的、逃げ先行馬が多く、ペースが上がる可能性もある。とするなら、中団からの差し脚が鋭いヒーズインラブ、グレーターロンドン、サンライズメジャーなどの浮上があるかもしれない。

(ダービー卿CT)
       1着    2着    3着
08年      c   -     -
09年    C     C     -
10年    CZc   CZb   -
11年(阪神)-      Xa    Zb
12年     Zc     b   A
13年    -     -     C a
14年     Xd   -     A 
15年    -     -     -
16年    B     CXb    Zb
17年    -     AZc   B b

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年3月28日 (水)

第1372回 人気馬たちの苦杯

201803250711_3
201803240611
201803250611
201803240911

 春のG1第一弾、高松宮記念。ファインニードルは中団後方から、4コーナーでは6番手につけた。直線では逃げるセイウンコウセイを追って、各馬の激しい叩き合いが続くなか、レッツゴードンキがわずかに抜け出して先頭に立った。しかし、直線の急坂を上がってからのスピード、勢いはファインニードルがもっとも鋭く、ゴール前、レッツゴードンキをとらえてハナ差の勝利、初のG1の栄光をつかんだ。

 ファインニードルは2番人気、2着のレッツゴードンキは3番人気、ファインニードルとともに上がってきた10番人気ナックビーナスが3着。いずれも中団からの差し馬たちで、後方から追い込みに懸けた馬たちはダンスディレクターの4着が最上位。1番人気に推されたレッドファルクスは、後方から最速の上がりタイムで追ったが、前には迫れず8着に終わった。

 日経賞は3番人気のガンコが勝った。好スタートから逃げる形になったが、2コーナー手前、スローペースを嫌ったキセキがハナに立って、ガンコは2番手に控えた。直線、脚の上がったキセキを交わして先頭に立つと、そのまま後続を寄せ付けず、4分の3馬身の差をつけての快勝だった。

 ガンコは前走1600万条件を勝ったばかりとはいえ、前走指数はレベルが高く、先行して差し脚をつかえる特長を生かし切った好レースだっただろう。2着は7番人気のチェスナットコート、3着は6番人気のサクラアンプルール。1番人気のキセキは9着に沈んだ。

 ダートのハンデ戦マーチSは、3番手から直線、早目に先頭に立ったセンチュリオンがゴールまでしのぎ切って勝利をつかんだ。中団から勝ち馬にハナ差まで迫ったクインズサターンが2着。先行したロワジャルダンが3着に粘った。

 圧倒的な人気に推されたハイランドピークは、スタートで遅れ最後方から。後方待機のまま直線に懸けたが、結果は9着に大敗してしまった。ハイペースで逃げ、高指数で連勝していただけに、最後方からでは疑問の残るレースに思えた。手綱を取った横山典騎手はレース後のインタビューで、「前2走の疲れが残っていた」とコメント。「野次が応える歳なので、温かい声援がほしい」とも話していた。本人がそういうのなら、何も言うまい。

 スローペースになった3歳馬の毎日杯は、直線、2番手から楽に差し脚を伸ばした1番人気のブラストワンピースが2馬身差の完勝。3戦3勝とした。2着に2番人気のギベオン、3着に3番人気のインディチャンプ。人気通りの堅い決着だった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年3月22日 (木)

第1371回 勝ち馬は指数上位馬から

 春のG1、第1弾は中京競馬場の高松宮記念。
 2012年のコース改造後、1番人気は2勝、3着3回。連対率は少し物足りない。ただ1番人気が勝てない年も5番人気までの馬たちが勝っており、ここまでの6年間では3連単の配当も大荒れはない。
 全体として指数上位馬が強いという傾向が続いており、外国馬を除けば、勝ち馬は全て指数上のランク馬たちだ。

(高松宮記念)1着    2着    3着
08年    B      Zc   AYa
09年    AYd   DXa   D
10年    CZb    Y    D d
11年(阪神)CYc   B a   -
----------------------
12年    A c    Xc   B
13年    BXc   BZa   -
14年    A     -     B
15年    -(外)   Z    A
16年     Xa   AZb   -
17年    C      X    BX

 今年の指数の上位馬は、ダンスディレクター、ファインニードル、セイウンコウセイ、レッドファルクスの4頭。指数上、勝ち馬の条件を備えている最有力馬たちといえそう。

 馬場改造後、後方一気の馬より、先行力があり、直線でも粘るスタミナがある馬たちが中心になっている。とくに、1400メートルや、それ以上の距離で高指数を示している馬たちの好走例が多く、ペースの厳しくなるG1戦では、スタミナも重要なポイントになるだろう。

 その点からは、レッドファルクス、ダンスディレクター、シャイニングレイなどがピックアップされるが、連軸の中心は指数上位のレッドファルクス、ダンスディレクターのどちらかではないか。

 レッドファルクスは、中京コースが得意で、切れる差し脚が特長。国内戦に限れば、芝1200メートルは(4010)、中京芝は(3010)、手綱を取るM・デームーロ騎手とも(5020)と相性が良い。16年、17年と、スプリンターズSを連覇しており、スプリントG1の3勝目を目指す。

 ダンスディレクターは1200メートル戦(3313)、中京芝は(0210)。前走、阪神C2着以来のレースで、3カ月振りの休み明けは気になるが、先行して直線でもパワーが落ちない粘り腰が特長。ペースの上がるG1でこそ生きるスタミナだろう。8歳にして初のG1タイトルを手にできるだろうか。

 中団より前でレースができるファインニードル、セイウンコウセイ、キングハート、ネロ、ラインスピリット、シャイニングレイ、レーヌミノルなどが連下候補になりそう。

 日経賞も指数上位馬が中心のレースだ。
 今年は、トーセンバジル、ガンコ、ゼーヴィント、サクラアンプルールなどが指数の上位馬たちだ。

 勝ち馬は2400メートル以上の距離で、好指数と好成績を残している馬たちが多い。その点からは、トーセンバジル、ガンコ、ロードヴァンドールに加え、4歳馬で菊花賞の勝ち馬キセキが有力馬として浮上してくる。

 素質からは菊花賞馬キセキからというのが本道。日経賞は4歳馬も多く活躍しており、素直に入れば良いのだろう。ただ、後方一気の脚質だけに、中山の短い直線で取りこぼしもあるかもしれない。

 ここは、少し無理を承知でガンコからの狙いが面白い。ガンコはダート中心に戦ってきたが、3走前から芝に戦いの場を移して(2010)。前走1600万条件を勝ったばかりだが、ダート戦で培ってきたパワーを生かして先行するレースで、2走前はG2日経新春杯で3着に好走している。軽ハンデだったとはいえ、重賞3着は伊達ではないだろう。

(日経賞)  1着    2着    3着
08年    A a   B d    Yb
09年     Yc   D     -
10年    DYc   AXa   B d
11年(阪神)D      X    A a
12年    -      X    C b
13年     Xa   -     C c
14年    AZc   -     B d
15年    B      Y     Y
16年      a   CZc   D
17年    C d   B     CYc

 マーチSはダートのハンデ戦。
 ハンデ戦でも指数上位馬がよく頑張っており、特に過去10年のうち9年で連対している平均指数上位馬の活躍が目立つ。
 今年の指数上位馬は、ハイランドピーク、センチュリオン、クインズサターン、アルタイル、ロンドンタウン、ディアデルレイ、メイショウウタゲ、コスモカナディアンなど。

 トップハンデ馬は過去10年で2勝。58キロのトップハンデを背負うオールブラッシュも少し苦しいかもしれない。

  成長の勢いを感じさせるのは4歳馬ハイランドピークだ。目下1000万、1600万条件を連勝中。2走ともハイペースで逃げて、直線では差を広げる一方。後続を寄せ付けず、重賞級の高指数で大差勝ちしている。重賞初挑戦だけにハンデも55キロに抑えられて恵量。逃げ馬ながら差し脚に見どころがあり、先々も楽しみな1頭だ。

(マーチS) 1着    2着    3着
08年    B     -       b
09年    AXa   C     -
10年     Yb   -       d
11年(阪神) Xa   -      Z
12年    B b   -      Yb
13年     Ya    Xb   C
14年      d   B     B
15年    B       c    Zb
16年    -     C a    Zb
17年    D c   A     D

 3歳馬の毎日杯は前走指数上位馬が中心。
 今年は、ウォーターパルフェ、アルムフォルツァ、ノストラダムス、ギベオン、ブラストワンピース、テイエムディラン、マイハートビート、ユーキャンスマイルなど。

 指数上は大混戦だが、スローペース必至で差し脚比べのレースになりそう。ここは長くいい脚を使って2戦2勝のギベオンが中心になるだろう。

(毎日杯)  1着    2着    3着
08年    B     -     -
09年    A c   -     -
10年    BX    DYa   -
11年    B     -     -
12年    B     -      Y
13年    A     -     BYa
14年    -     -     -
15年    BXa   -     A
16年    D a   AYb   AX
17年     Y    A a   B c
(スローペース調整-15/-5)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年3月20日 (火)

第1370 花粉症

201803180911
201803180611
201803170611
201803170711

 阪神大賞典は、中団の後方から最速の上がりタイムで駆け抜けた3番人気レインボーラインが快勝した。2着サトノクロニクル(4番人気)はレインボーラインと馬体を合わせて上がってきたが、ゴールでは1馬身と4分の1の差をつけられてしまった。早めに仕掛けた1番人気のクリンチャーは3着。いずれも上がりの脚で上位の馬たちだった。

 2番人気のアルバートは後方からレインボーラインに次ぐ上がりタイムを示したが、勝ち馬とは離れた4着に終わった。直線半ばでは、脚色に鋭さがなく、もたもたしているようにみえたが、負担重量を加味した上がり指数ではアルバートが最上位にあり、休み明けの叩き台としては上々。悲観する内容ではなかったのではないか。本番での巻き返しに注目したい。

 スプリングSは、ゴール前、エポカドーロ、ステルヴィオの叩き合いになった。結果は1番人気のステルヴィオがハナ差の勝利。3番人気のエポカドーロは惜しい2着だった。離れた3着には6番人気のマイネルファンロンがはいって、皐月賞の切符を手にした。

 勝ったステルヴィオは中団から差し脚を伸ばしたが、道中も、直線も、無理のないレース運びで、初の中山、1800メートル戦も難なくこなした。まだ余力もありそうで、皐月賞ではダノンプレミアムを脅かす1頭になりそうだ。

 2着のエポカドーロは2番手から、直線、堂々先頭に立って押し切りを図ったが、わずかに及ばなかった。直線でも脚色が衰えず、スタミナを感じさせる先行力が魅力だ。

 3歳牝馬のフラワーCはスローペースになった。5番手で先行していた2番人気カンタービレが直線、馬なりで先頭に立つとそのまま、押し切って勝った。後方から大外一気に駆け上がってきたトーセンブレス(3番人気)が迫ってきたが、クビ差、しのぎきった。3着は2番手で先行していたノームコア(4番人気)。1番人気のロックディスタウンは入れ込みが激しかったか、直線では全く反応せず、最下位の13着に終わった。

 中京競馬場のファルコンSは、初の芝戦だったミスターメロディ(3番人気)が直線、差し脚を伸ばして快勝した。2着は7番人気アサクサゲンキ、3着は5番人気フロンティアだった。

 1番人気のダノンスマッシュは中団の後ろから。直線は馬群につっ込んででいったが前が開かず、内に入れて追ったものの最後は脚が止まって7着に沈んだ。

 勝ったミスターメロディは昨年11月の新馬戦(東京ダート1300)を81の高指数で快勝した。その指数はダートでは、まだ同世代のトップにある。今回、芝でも適性のあるところを見せたが、今後はどの路線を進むのだろう。

 少しずつ暖かくなってきたが、このところ花粉症で、鼻水、目のかゆみ、くしゃみがひどい。一番つらいのが目のかゆみ。目薬で抑えているが、天気が良くても外に出ないのが一番らしい。H君は帯状疱疹とか。季節の変わり目は、体調に気をつけましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«第1369 長距離実績はアルバート