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1999年12月22日 (水)

第6回 有馬に心みだれる

 やっといま、有馬記念の原稿を書き上げて送ったところ。普段なら心が決まってすっきりするものなのだが、「うーーーん」と、うなりたい気分。自信がないからではない。私なりに思いを込め、調べ尽くして出した結論である。しかし、やっぱりダービーと有馬記念だけはどんなに自信を持って書いても、あとが落ち着かない。調べ尽くしてもまだ足りないところがあるのではないか、見落としはないか、気が付かないでいることがあったのではないかと思いが乱れる。締め切りの時間ぎりぎりまで悩み抜いて、考え続けて、出した結論はスペシャルウィークだった。

 今年はスペシャルウィークとグラスワンダーが2強。スペシャルウィークはジャパンカップの激走の疲れが気になるし、グラスワンダーは昨年の有馬以降、軽いスピード中心の距離ばかりで、中山の2500メートルに耐えるスタミナに不安を残している。  
ただ、過去のジャパンカップ連対馬は有馬で勝てないという巷間いわれるような傾向はあまり意味がない。調べてみると凡走は確かだが、多くは調子の維持しにくい牝馬のことであり、せん馬のレガシーワールドは厳しいペースを2番手で追走していたために、疲労が残ったのではないかと思える。そのデータを根拠にスペシャルウィークの評価を下げる必要はないのではないか。スペシャルウィークは自分のペースで中団待機、直線抜け出したもので、調子を崩すほどの大きな疲労が残っているとも思えない。  
穴っぽいところで面白いのは、ステイゴールドとテイエムオペラオー、ツルマルツヨシなど。私はあくまでスペシャルウィークにこだわりたいが、スペシャルウィークとグラスワンダーの2強を加えて、5頭のボックスでという買い方もあるかもしれない。
どうころんでも1999年の最後の最後。こころからご幸運をお祈りいたします。
 
 有馬記念をまたずに、大川慶次郎氏がお亡くなりになった。自分が予想家の端くれに名を連ねるようになる以前、大川先生は私のもっとも好きな評論家であった。走破タイム分析にも造詣をもたれていたし、誰にも左右されない自分自身のスタンスを貫かれた姿勢に先生の真骨頂があったのではないか。先日、ブリーダーズカップでお顔を拝見したが、多少お疲れの表情にみえた。先生ならどんな予想を立てられたであろうか。

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