« 第11回 ただいま新基準タイム作成中 | トップページ | 第13回 レベルが高いレース »

2000年2月 1日 (火)

第12回 新基準タイムについて

 12月中旬から始めた新しい基準タイム「改訂14版」の計算作業が昨日ようやく終わった。スピード指数ができたばかりの頃は年に何回も改訂をしてたこともあったが、年1回、毎年この時期に改訂をするようになって、もう丸8年になる。膨大なデータを相手にしての、面倒でしんどい作業だけに、正直よく続けてこれたと思う。いまはとりあえず終わってほっとしている。

 基準タイムなんてそう変わるものじゃないから、毎年やらなくても良いのではないかと思う人もいるかもしれないが、現実的には走破タイムは生き物のように、年々かなり変化している。

 最近は毎年どこかの競馬場で大規模なコースの改修が行われているし、洋芝やスパイラルコースの導入などによって、同じコースでもタイムに大きな影響をもたらす改修が行われてきた。それ以外でもわれわれが気がつかないうちに、コースの基盤整備も行われたりして、走破タイムを左右する人為的な変更は相当多い。

 また、一方で日本で走るサラブレッドのレベルも急速に向上している。以前計算した結果だが、10年前のオープン馬はいまなら1600万条件程度の能力しかないし、20年前なら重賞を勝った馬の能力は900万くらいのに相当する能力でしかない。こうした走破タイム上の進化は、血統の向上もあるし、調教施設の充実と調教技術の向上も寄与しているはずだ。

 結局、面倒でも何でも、安心して現実の競馬に立ち向かうためには、毎年基準タイムの改訂をせざるをえないし、しなければならないものになってしまった。
 「今年の基準タイムはかなりいいよ」とスタッフに言うと、
 「毎年、そういってますね」
 と切り替えされてしまった。

 何年も基準タイムの計算をしていれば、自然とノウハウもできてきて、よりよい基準タイムと馬場指数ができるようになるのも確かで、実際毎年同じ作業に見えて、実は少しずつ計算に取り込む要素は増えてきている。それだけ毎年毎年、計算量も増え、大変になっていくわけだが、やればやるだけ、確実によいものはできる。
 「今年の基準タイムはなかなかだよ」
 来年も、再来年も、そういい続けたいと、ひとりひそかに思っている。
 昨夜は打ち上げを理由に3軒ハシゴしたが、今日は気分が軽く、快調です。

|

« 第11回 ただいま新基準タイム作成中 | トップページ | 第13回 レベルが高いレース »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/182685/10736508

この記事へのトラックバック一覧です: 第12回 新基準タイムについて:

« 第11回 ただいま新基準タイム作成中 | トップページ | 第13回 レベルが高いレース »