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2000年5月17日 (水)

第26回 低レベルの混戦・オークス

 今年の4歳世代が牡馬、牝馬、外国産馬ともに低レベルであることは、もう周知の事実だ。今年のオークスも指数を見れば分かるとおり、メンバー中最高指数が77。上位馬たちの平均指数も71でしかない。しかし、全体の指数は接近しており、低レベルの混戦というのが今年のオークスの特徴だろう。
 
 オークスは例年、AB馬の活躍が目立つ。この6年間をみても必ずAB馬が連対を果たしてきた。特に前走が桜花賞で、その指数がABにあたる馬の信頼度は高い。唯一の例外はチョウカイキャロルが忘れな草賞を勝ってA馬になった6年前のレースだけで、AB馬のほとんどは桜花賞で上位を占めた馬が中心である。
 
 桜花賞とオークスは1600メートルから一気に2400メートルに距離が伸び、距離の適性が重要視されがちだが、データからは距離の適性よりも現時点での完成度、基礎能力に依存したレースだと認識したほうがいいことを教えられる。また、最近のオークスは超スローペースが基本。直線だけのレースが多く、そういう点でも距離の適性よりも今の時点での調子を重視した方がよいだろう。
 
 今年の桜花賞はチアズグレイスが直線、好位から抜け出して桜のヒロインの座を獲得したが、平均ペースとはいえ、上がり指数はマイナス9程度。スピード指数も77。2着に追い込んだマヤノメイビーの上がり指数はマイナス8。スピード指数は75。これから想像すると、このあたりが彼女たちの現時点での能力の上限なのかもしれない。  
 とはいえ、桜花賞を勝ってA馬のチアズグレイスの中心を揺るがすものではない。桜花賞の勝利も先行して直線抜け出すという、いわば横綱相撲。まだ余力を感じさせる内容だったし、桜花賞ではじめて経験した厳しいペースが彼女の成長を促すことになるのではないか。  
 桜花賞では他の馬も一応力を出し切っているし、上がり指数に目立った馬はいない。桜花賞での力関係が大きく変わるとも思えない。
 
 桜花賞では1番人気に支持されたものの、4着に終わったサイコーキララはやはり短距離向きの馬だったのではないかと思う。超スローペースになって直線だけの叩き合いにでもならなければ出番はないのではないか。
 
 とすると、チアズグレイスを脅かすのは別路線組のはずで、その候補は忘れな草賞を勝ったグランパドドゥだろう。新馬戦では2着続きだったが、その後2000メートルのレースで2連勝。距離の経験は大きいし、上がりの脚もある。ただ、戦ってきた相手が比較的弱く、オークスでも通用するかは別だろう。グランパドドゥにとって真価が問われる一戦になりそう。
 
 私はチアズグレイスを中心に戦うつもりだ。

 ◎チアズグレイス、○グランパドドゥ、×マヤノメイビー、▲サイコーキララ、△サニーサイドアップ、フューチャサンデー、シルクプリマドンナ、バイラリーナ。
 

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