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2000年5月24日 (水)

第27回 エアシャカール2冠へ

 ダービーは世代の能力をはかる上で最も重要なレースだ。ペースも厳しく、ダービー優勝馬のスピード指数は100前後になるのがこれまでのダービーだった。しかし、96年、97年のフサイチコンコルド、サニーブライアンの世代はダービーでも指数は伸びず、80台の決着。その後、その世代は成長を欠き、十分な成績を残せなかったのは周知の事実だ。ダービーの内容を見ていれば、その世代の能力も見えてくるの。今年の世代はどうだろうか。
 指数上は皐月賞を勝ったエアシャカール、2着のダイタクリーヴァが86のスピード指数で並んでいる。それに次ぐのが83のジョウテンブレーヴだから2頭との差は多少ある。例年、ダービーは直前指数の上位ABC馬が連対を果たしてきたレース。軸馬はこの3頭の中から選びたい。ただ、エアシャカール、ダイタクリーヴァの指数、レース内容から考えて、ジョウテンブレーヴの逆転までは難しいだろう。とすると、今年のダービーの中心はエアシャカールとダイタクリーヴァ。

 先行するダイタクリーヴァ、後方から追い込むエアシャカール。脚質が全く違うが、過去のダービーのデータを見ていると、ABC馬の中で最も上がり指数の高い馬が連対を果たしている。例外は97年のショウナンナンバーだが、それでもD馬でショウナンナンバーと同じ上がり指数11を持ったシルクジャスティスが2着を確保している。ダービーの例年の傾向は明らかに直前指数が高く、なおかつ上がり指数が上位であることを連対馬の条件として求めている。

 そのデータを重視するとただ1頭、13という抜けた上がり指数を示しているエアシャカールに目がいく。前走の皐月賞だけでなく、その前の弥生賞でも11の上がり指数を示している。エアシャカールの走ってきた馬場状態から考えると、スタミナの核もあるはずで、強力な上がりの脚を武器に、東京の2400の距離に最も適性が高い馬だろう。

 相手はやはりダイタクリーヴァ。指数の高さだけでなく、高い先行指数を持ち、厳しいペースの戦いになったとしても先行して粘れる可能性があるし、皐月賞では上がり指数もエアシャカールに次ぐ7を示している。先行、上がり指数ともにバランスが良い馬だけに、本質的には距離は2000メートルまで。2400は少し長いかもしれないが、先行しても脚の使えるのはこの馬だけで、スローペースになりそうなメンバーだけに、エアシャカールに次ぐ有力馬として考えなければならない。

 他ではアグネスフライト、カーネギーダイアン。ともに皐月賞は出走できなかったが、その後のステップレースでの勝ち馬。共通した特徴は軽い馬場に対応したスピードがあること。上がり指数そのものは大したことはないが、それだけ余力を持って勝ってきたということで、連下の中心に据えたい馬たちだ。

 スローペースを考えると、気になるのが単騎で逃げるパープルエビス。すでに底を見せた馬かもしれないが、馬場が悪くなったときの粘りはあるのではないか。

 今年のダービーは人気も実力も騎手の能力もエアシャカールがダントツ。武豊騎手のダービー3連覇の偉業が達成される可能性は高い。素直に能力を信じる。

 ◎エアシャカール、○ダイタクリーヴァ、×アグネスフライト、▲カーネギーダイアン、△パープルエビス、ジョウテンブレーヴ、アタラクシア、マイネルブラウ。
 

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