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2000年10月20日 (金)

第34回 波乱含みの菊花賞

 先週、10月12日に株式会社ニシダと有限会社アイケーが合併して、社名も新たにライトニックス株式会社としてスタートすることになった。それまで10人だったスタッフも17名に増え、にぎやかな、明るい事務所になった。

 さて、今週の菊花賞。ちまたの評判ではアグネスフライトとエアシャカールの2強の対決という構図が圧倒的のようだ。しかし、ダービーで1、2着を占めた両雄というにふさわしい戦いになるのかどうか。

 本来、ステイヤーの資質をはかるレースが菊花賞のはずだが、最近の菊花賞はほとんどが超スローペースで流れ、直線だけの叩き合いになることが多い。どの馬も距離に不安を残しているだけに、無理に行ってしまえば道中で息が上がってしまうのが見えているからだろう。結果的に、菊花賞は2000メートルのレースを戦うのと変わるところがないように思える。

 今年はさらにレベルの低さが気になる。98年、セイウンスカイが制した年は平均で93のスピード指数があった。他の年も今年はレベルが低いといいつつも、87から89の平均値は維持していた。それが今年は78の平均スピード指数しかない。これでは900万条件どころか、500万条件の特別戦と何ら変わるところがない。今年のメンバーに菊花賞にふさわしいペースや、戦いを期待するのは無理というものだ。

 当然というか、今年のペースは例年以上に超スローペースになってしまうはず。そうなってしまえば、スタミナを基本とした距離適性や、資質などは問題にならなくなってしまう。上がりだけの勝負、直線の切れだけを競うレースなら、アグネスフライトとエアシャカールが圧倒的に強い。しかし、2頭とも中段より後ろに位置する馬だ。2頭揃って後方一気の差しきりがあるだろうか。わたしは、ないと思っている。彼らより前で戦う馬が粘って、残るはずだ。アグネスフライトとエアシャカールの1点の馬券はない。

 ではアグネスフライトとエアシャカールのどちらがより勝利に近いか。

 過去、何年かの菊花賞のデータを見ていると、馬場状態の良いときに高い指数で走った実績があっても、菊花賞では好走できないことが多いことがわ かる。逆に馬場状態が比較的力のいる状態で、なお、2000メートル以上 のレースで連対していることのほうが重要な要素になっている。これは過去5年、すべての連対馬の条件だ。ということは、超スローペースで、上がりだけの勝負の結果、距離適性やステイヤー資質が問われないとはいえ、最後の最後、スタミナが他の馬より少しでも優れているかどうかが、着順を決定 する要因になっていると考えることができる。

 アグネスフライトとエアシャカールを比べた場合、アグネスフライトの戦ってきた馬場状態は、ほとんどが軽くスピードのでやすい状態である。弥生賞と皐月賞の馬場状態からエアシャカールのほうがアグネスフライトより多少力のいる馬場状態でレースをして実績を上げている。アグネスフライトは連対できない、とまでは言わないが、両頭を比べた場合、わたしはエアシャカールの方が菊花賞馬にふさわしいと思っている。

 少しでもスタミナの要素で他の馬たちよりも優れているかどうか。そういう視点で他の馬たちを見ていくとエアシャカールの他、トーホウシデン、フ ェリシタル、ロイスジュニアなどがピックアップできる。トーホウシデンは多少人気になるかもしれないが、フェリシタル、ロイスジュニアは無視された存在。今年の菊花賞は荒れるかもしれない。
◎エアシャカール、○トーホウシデン、×フェリシタル、▲アグネスフライト、△ロイスジュニア、エリモブライアン、ジョウテンブレーヴ、カリスマシルバー、ケイジージェット。(西田)
 

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