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2000年11月15日 (水)

第37回 遅咲きダイワカーリアン

 エアジハードやタイキシャトル、トロットサンダーにノースフライト。毎年、マイラーとして傑出した馬が勝利を収めてきたが今週のG�Tマイルチャンピオンシップだ。短距離で素晴らしい能力を持っていても勝てないし、中・長距離よりも圧倒的なスピードを必要とするのがマイル戦である。マイル戦で勝利をおさめたことがあるという条件が過去の連対馬のほとんどの馬に当てはまるのもうなづけるし、また、マイル戦の連対率がそれぞれ50パーセントを超えていたというデータも納得がいく。マイルはマイラーという特殊なカテゴリーのレースであり、マイルチャンピオンシップはその名の通り、マイル王の決定戦なのだ。

 今年のメンバーの中から、マイラーとしての実績(マイル戦での勝ち鞍と連対率50パーセント以上)で手広くピックアップしてみると、アドマイヤコジーン(2001)、エイシンプレストン(4100)、キングヘイロー(2111)、ゲイリーイグリット(2001)、シンボリインディ(5102)、ダイタクリーヴァ(2110)、ダイワカーリアン(5525)、ブラックホーク(5222)、マサラッキ(1102)、ヤマカツスズラン(1000)と10頭にのぼる。

 スピード指数で過去の連対馬をみると、近5走、マイル以上の距離で90以上のスピード指数を示していることも条件(4歳馬除く)だ。4歳エイシンプレストン、ヤマカツスズラン、ダイタクリーヴァを別にすると、古馬ではキングヘイロー、ダイワカーリアンの2頭になってしまう。

 ダイワカーリアンは8歳馬。本来なら成長も止まっているはずだし、もう引退している歳。しかし、今年、安田記念で17着に大敗した後、あっという間の4戦3勝。この夏の充実ぶりには目を見張るものがある。過去のスピード指数の最高は2000年の1月に東京1600メートルで示した95だったが、前走も95の指数で富士ステークスを勝ち、8歳のいまが最も充実期、目下絶好調にある遅咲きの馬だ。

 キングヘイローは安田記念で3着に入ったレースのスピード指数が94だったが、6歳とはいえ、過去の実績、スピード指数を考えると多少の衰えを感じる。

 4歳馬のエイシンプレストン、ヤマカツスズラン、ダイタクリーヴァの中ではやはりエイシンプレストンが断然だろう。7戦4勝、2着1回の全成績だが、3着以下に負けたのは1400メートルと1800メートル戦だけ。マイル戦は(4100)とマイルの適性はかなり高い。ただ、甘い4歳のペースしか経験がないので、前走スワンステークスで後方におかれたように、古馬G�Tのペースについていけるかが心配。

 京都の芝の状態は相変わらず速いようで、今週もマイナス15前後の馬場指数のはず。過去、この時期の京都の馬場指数はほとんどがプラスだったことを考えると、今年は軽いスピードだけでもレースになるのではないかと見ている。そういう点で、ダイタクヤマト、シンボリインディ、マサラッキなどのスワンステークス組にも注意がいるだろう。

 また、考えられるペースは平均ペースだけに、過去、逃げ馬には分が悪いレースとはいえ馬場状態の良さを生かして先行馬が行ききってしまう可能性も高いのではないかとみている。

 結論を急ごう。馬場は良好。平均ペースで、スピード比べのマイル戦。先行馬でマイル実績のある馬を探す。

 中心は、遅咲きの花・ダイワカーリアン。過去の成績を分析すると馬場状態がプラスで多少力のいる馬場状態のときに負けるケースが多く、馬場状態の良いときの敗北は距離が1800とか2000メートルで微妙に距離が長かったのではないか。本質的にはスピード上位の馬のはずで、マイルが最も得意な距離だと見ている。馬場状態もスピードが生かせるいい状態だし、先行力も問題ないはずだ。

 相手は、4歳馬のエイシンプレストンを取りたい。

◎ダイワカーリアン、○エイシンプレストン、×ダイタクヤマト、▲エイシンルバーン、△トロットスター、ブラックホーク、キングヘイロー、シンボリインディ、マサラッキ

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