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2000年11月21日 (火)

第38回 ジャパンカップ2000

 ジャパンカップは、最近8年連続日本馬が連対を果たしている。東京の固いスピードの出やすい芝の適性、地元の利もあっての結果なのだろう。しかもスピード指数のデータが揃っているレガシーワールドが制した93年以降、ファビラスラフィン(D馬)が2着に連対したことを除くとすべてが直前指数の一番高いA馬である。

 ジャパンカップは外国馬たちのスピード指数がないから日本馬と外国馬の比較が難しいのは確かだが、日本馬を中心に考えると比較的簡単なレースになってしまう。

 今年の日本馬のA馬は目下6連勝中、日本馬に敵なしの快進撃を続けるテイエムオペラオー。データから考えて、日本馬から狙うならこの馬以外にない。

 「しかし、何かが違う」。私の中で、つぶやくものがある。

 ジャパンカップは例年、非常に厳しいペースで行われてきた。日本馬の連対したこの8年間の平均上がりタイムが36秒0前後にあることを見ても、そのペースの厳しさを認識できる。過去の日本馬の連対馬たちはその厳しいペースに耐え、最後の直線に残り少ないエネルギーのすべてをぶつけてきたのだ。事実、過去7年の日本の連対馬はすべて、前走にプラス10以上の先行指数を持っていた。(最高値レガシーワールド44、最低値ヒシアマゾン12)。もう少し厳密に見ていくと、上がりタイムに比例して先行指数が変化する傾向があり、上がりタイムが速い年より、遅い年の方が先行指数を必要とする。だからこそ、ジャパンカップのペースに対応できたはずである。

 今年、日本馬の中心になるべきテイエムオペラオーにはそれがない。オペラオーはジャパンカップのペースに対応できるか。私の疑問もそこにある。

 上がりタイムが34秒台ならテイエムオペラオーで良い。しかし、そういうペースはないはずだ。とするとオペラオーは危ない。無敵のオペラオーが不安であれば他の日本馬も推して知るべし。今年はなぜか、外国馬たちの事前評価が低いようだが、名より実のある馬が揃ったと私は思っている。ジャパンカップは外国馬どおしの決着になる。私の結論はそうならざるをえない。

 中心には前走ブリーダーズカップで5着、ファンタスティックライトを取る。前走は勝ち馬のカラニシとあわせて伸びてきたものの、前が詰まっての5着。日本の速い馬場に対応できるスピードもある。ブリーダーズカップからのローテーションは厳しいものがあるが、スローペースと前が詰まっての結果から見てまだ十分に余力を残しているはずだ。同じレースで3着のジョンズコールも10歳馬とはいえ、堅実さが光るし、スピードも日本向き。他ではゴールデンスネイク、レーヴドスカー、ティンボロアなども東京のスピード適性は高い。

 日本馬でジャパンカップのペースに対応できそうなのはエアシャカールとアグネスフライト。ともに4歳馬だけに大きな成長を期待したい。

 ◎ファンタスティックライト、○ジョンズコール、×エアシャカール、▲アグネスフライト、△テイエムオペラオー、ゴールデンスネイク、ティンボロア、レーヴドスカー、メイショウドトウ。

 ジャパンカップダートは、外国馬たちが経験してきたタイムの速いダートとは本質的に違う「サンド」競馬で、圧倒的に日本馬が有利。

 ◎ウイングアロー、○ファストフレンド、×シンコウスプレンダ、▲サンフォードシチー、△タマモストロング、ワールドクリーク、ゴールドティアラ、レギュラーメンバー、ユーカー。

 

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