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2000年12月13日 (水)

第41回 Fly me to the moon

ポッカリ空いた時間は、ジャズを聴いていることが多い。
ポッカリ空いた夜の時間は、パチンコに行くか、飲みに行く。
ポッカリ空いた日。休みの日は映画を観る。

「スペース・カーボーイ」は楽しめる映画だった。

 老人4人がかつて描いた宇宙への夢を取り戻し、地球の危機を救うために大活躍する男たちの物語。いかにもアメリカ映画らしくわかりやすい展開で、タイトル通りの宇宙版西部劇といったところ。現実にはあり得ないことだが、映画はそれを可能にしてしまう。だから映画は楽しい。彼らがいくつもの危機を乗り越え、無事に地球に帰還するシーンでは思わず拍手をしてしまった。クリント・イーストウッド、トミー・リー・ジョーンズ、ドナルド・サザーランド、ジェームズ・ガーナーという老優たちのファンなら、なおさら楽しめる映画だ。

 クリント・イーストウッドの代表作は「広野の用心棒」、「ダーティーハリー」などだが、俳優からいつの間にか映画監督になってしまった。何年か前、「マジソン郡の橋」も観たが、ジャズの名曲をうまくあしらって、雰囲気のある映画に仕上げていた。そういったところが個人的に割と好きだった。前作の「トゥルー・クライム」ではいま一番好きなジャズシンガー、ダイアナ・クラールが歌っている。

 映画のラストシーンを語るのは上等ではないが、この「スペース・カーボーイ」ではラストシーンにフランクシナトラの歌う「Fly me to the moon」が流れる。軽く明るくスイングするシナトラのジャズに、私も自然とリズムを刻んでしまったが、月がクローズアップされるにつれ、そのリズムを刻む手と足がいつの間にか止まってしまった。シナトラの「Fly me to the moon」が軽く、明るく、軽快の分、悲しみと涙がこみ上げてくる。そのまま映画は終わってしまうのだが、最後のクレジットになっても誰も席を立てなかった。

ポッカリ空いた今週のGI。
ジャジーな気分で、楽しむだけの競馬もいいかな。

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