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2001年2月14日 (水)

第44回 譲れないダート王の座

フェブラリー・ステークスはウイングアローが人気を集めそうだ。
昨年のこのレースの覇者であり、加えてジャパンカップダートも圧倒的な強さで勝利を手にしたのだから、当然といえば当然。目下のところダートチャンピオンの座はウイングアローが占めているといって良い。

他の有力どころではサンフォードシチー、ファストフレンド、ノボトゥルー、ゴールドティアラなどが人気も集めそうだが、ウイングアローのダートチャンピオンの座を奪い取る馬はいるのだろうか。

問題は馬場状態にある。芝と比較してダートは力がいるというのが常識。どうしてもパワーを重視しがちになるが、一口にダート戦といっても、力のいるダートと軽いダートがある。実際ダートの軽さや重さの違いは芝以上に大きく、重いダートの代表は大井コースであり、軽さの代表が京都と東京コースだ。毎年、基準タイムの計算を続けていると、両コースの速さは際だって目立つ。特に東京の1600メートルはポケットになった発走地点が芝で覆われ、それが60メートルほど続く。しかも、スタート地点から2コーナーまでの長い直線が続くため、ペースが速くなるというスピードが出やすい条件が揃っている。当然ハイペースになりやすく、差し馬や追い込み馬たちの活躍が目立つ。

こうしたデータから、東京のダート1600を征するには非凡なスピードと最後の直線で追い込む瞬発力が欠かせないことが分かる。さらに、どこの競馬場で、どういう馬場状態の時に高い指数を示してきたかを見ていけば、ダート馬もスピードタイプとスタミナタイプに区分できるだろう。

ウイングアローは東京のダート1600に最も適性が高い。
しかも、前走のJCダートでの直線の瞬発力は、ペースが速かったから上がり指数そのものはマイナス6程度だったが、特筆できる内容だ。東京のダート戦は3戦3勝だが、力のいる大井の99年の帝王賞では5着に敗れていることを考えると、スタミナよりもスピード上位の馬。いかにもウイングアローのためにフェブラリー・ステークスが存在するようなものだ。

他の馬ではサンフォードシチーのスピード適性が目を引く。前々走のJCダートではウイングアローよりも上がりタイムが良かったし、近走は指数にも安定感がある。ウイングアローをダートチャンピオンの座から引きずりおろすとしたら、サンフォードシチーではないか。

ノボトゥルーも気になる。近走は短いところを使って成績を上げているが、マイルの適性がないわけではない。もともとスピードもあるだけに、流れに乗れれば、一気の差し脚の爆発もある。

もう一頭の伏兵がマンボツイスト。速いダートの京都で平安ステークスを勝ち上がり、重賞初制覇。ここでは格下に扱われているものの、是非押さえたい一頭。

ウイングアロー、サンフォードシチーと対照的なのがファストフレンドだろう。東京コースは(4033)とそこそこの成績なのだが、99年11月以降、東京コースでは勝ち星がない。しかし、昨年の大井の東京大賞典で鮮やかな差しきり勝ちを見せたように、パワーのいる大井コースでは3戦2勝、2着1回と100パーセントの連対率。明らかにスピードよりスタミナに特徴がある馬だ。

◎ウイングアロー
○サンフォードシチー
×ノボトゥルー
▲マンボツイスト
△ファストフレンド
△ゴールドティアラ
△タマモストロング
△ビーマイナカヤマ

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