« 第46回 良馬場なら中心はテイエムオーシャン | トップページ | 第48回 天皇賞はドトウvsトップロード »

2001年4月11日 (水)

第47回 タキオン、ポケットの2強に迫る馬は

 私の予想は最低過去5年間の出馬表をプリントアウトして、結果を書き込み、過去の出馬表を眺め続けることから始まる。どういう要素が結果を左右したのか考え、自分の思考をまとめ上げてからはじめて、今年の出馬表をチェックする。こうすること でそのレースの輪郭や特徴が見えてくる。

 過去の皐月賞の出馬表を見ていて気がつくのは決して軽い瞬発力だけの勝負ではないということだ。むしろ、スタミナの勝負の色合いが強い。

 春先、東京は意外に雨が多く、皐月賞のトライアルレースも馬場が渋ることが多い。しかし、そういう力のいる馬場状態であっても、そこで結果を残せない馬の台頭はほとんどない。スタミナの裏付けのない馬は皐月賞を勝てない。

 スタミナの問題ということを裏付ける別なデータもある。それは距離適性との関連だ。皐月賞の勝ち馬に共通しているのは2000メートルで高い指数をしめし、好走していることだ。前走たとえ1800で高い指数を示した馬でも皐月賞で好走を約束するものではない。すでに同世代を圧倒していた94年のナリタブライアンを除けば、過去前走1800で高い指数をもって皐月賞に臨んだサクラスピードオー、メジロブライト、セイクビゼン、タイクラッシャーなどはことごとく馬群に沈んだ。1800と2000はレースのカテゴリーが違う。まして、格の高い皐月賞においては。通常、下級条件なら瞬発力だけで勝つこともできるのだが、その世代の一流馬たちが集まる 皐月賞では結果として、スピードもスタミナも高い質をもっている馬でなければならないことを示しているのだろう。

 今年の出走予定馬の中で2000メートル以上のレースで高い指数を示しているのは86アグネスタキオン、83ジャングルポケット、80ボーンキング、78ミスキャストなど。

 この4頭の中で、スピードもスタミナも高いレベルにあるのはアグネスタキオン。前走の弥生賞は馬場状態がプラス36という不良馬場を快走、ボーンキングを5馬身突き放して圧勝、スタミナの点でも高い能力があることを証明した。余裕の勝利ながらスピード指数も86と上出来だった。もちろん、2走前にスローペースとはいえ、プラス16というこの時期の2歳馬としては破格の上がり指数で勝ち、スピード、瞬発力も一級品のレベルにあることを示している。素質もあり、完成度も高い。この内容なら、位置取りやペースなどの展開に左右されることも少ないはずで、勝利に一番近い。

 ジャングルポケットもまた、スピードとスタミナでバランスが取れた馬だ。ただ、前走スピード指数は89と出走馬中、最高の指数を示したものの、先行指数、上がり指数、瞬発力、スタミナなど個々の指標を見ていくと、どれもアグネスタキオンより少し数値が低いのが気になる。取りこぼしがあるとすればジャングルポケットの方だろう。

 とはいえ、アグネスタキオン、ジャングルポケットの2頭が他の馬たちを大きくリードしていることも確か。2強が万全の体調で出てくるなら一角を崩すのは難しいのではないか。
 もし、2強の一角を崩す馬がいるとすれば、前走、弥生賞組。中でもレース経験が少なく、まだ大きな成長が望めるボーンキングとミスキャスト。他ではダンツフレーム。

◎アグネスタキオン
○ジャングルポケット
×ボーンキング
▲ミスキャスト
△ ダンツフレーム
△ ダンシングカラー
△ カオリジョバンニ
△ テイエムゴーカイ
△ ビッグ ゴールド

|

« 第46回 良馬場なら中心はテイエムオーシャン | トップページ | 第48回 天皇賞はドトウvsトップロード »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/182685/10736473

この記事へのトラックバック一覧です: 第47回 タキオン、ポケットの2強に迫る馬は:

« 第46回 良馬場なら中心はテイエムオーシャン | トップページ | 第48回 天皇賞はドトウvsトップロード »