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2001年12月 5日 (水)

第88回 有力馬ひしめく朝日杯

 朝日杯は2歳馬にとって、一流馬への登竜門のレースだ。過去このレースを勝ったミホノブルボン、ナリタブライアン、バブルガムフェロー、グラスワンダーなど、多くの馬たちが歴史に名を残す数々の栄光を手にしてきた。それだけに厳しいレースで、早熟タイプやスローペースを利して勝ってきた馬たちは、ここでふるい落とされていく。
 過去の連対馬の条件を見ていても、前走1番人気を背負って勝ち上がってきた馬が圧倒的に強く、また、重賞の勝ち馬の連対率も高い。特に最近の5年間では東京スポーツ杯や京成杯、デイリー杯などの重賞勝ち馬が必ず連対しており、2歳馬にとってはもっとも厳しく、もっとも価値のあるレースであるといってよい。当然だが、同世代のレースで2戦続けて負けた馬の連対はない。前走負けていながら連対できた馬は過去10年で1頭しかなく(それでも前走は重賞での2着馬)、少なくとも前走を勝っていなければ連対すら難しい。また、前走が1200メートル戦だった馬の連対も過去10年で1頭しかなく、1400以上のレースで勝っていることは重要な連対条件だ。
 スピード指数上も調整値での上位馬や平均ランクの上位馬が比較的強い傾向にある。直前指数でABという上位にあり、平均ランクでもABCのランクのつく馬がいる場合、最近の6年間ではパーフェクトの連対を示している。先行指数はあまり意味をなさず、むしろ直線の瞬発力の高い馬が連対する傾向にある。
 いくつかの条件を考慮して、有力馬を選ぶと重賞勝ち馬から京王杯のシベリアンメドウ、新潟2歳のバランスオブゲーム、札幌2歳のヤマノブリザード、デイリー杯からファストタテヤマ、オープン勝ち馬のアドマイヤドンなど。
 シベリアンメドウはダート戦を圧倒的強さで連勝したあと、京王杯も勝って3連勝。スピード指数も77のB評価で、平均ランクでもA馬なら最有力の一頭。ただ、気になるのは京王杯がプラス39という馬場指数が示すとおり不良の馬場であったこと。スピードの適性では未知の部分が残されたままだ。
ヤマノブリザードはパワーのいる札幌の芝で2連勝。札幌2歳ステークスの勝ち馬だが、シベリアンメドウ同様、スピードの点では未知数。バランスオブゲームも2戦2勝。瞬発力も高く、9月上旬に示した75という指数は価値が高い。ただ、新潟2歳ステークスを5馬身差の圧倒的強さで勝ったあと、久々のレースになるが、朝日杯では休み明けの馬が連対したことがないのが不安材料。ファストタテヤマはデイリー杯の勝ち馬。瞬発力はあるが、スピード指数が少し物足りない。過去の朝日杯は1番人気の馬が圧倒的に強かったが、今年1番人気に支持されそうなのがアドマイヤドン。2戦2勝でこのレースに臨むが、2戦とも楽勝。それでいて指数も75を示し、好素材であることを証明。先行して直線抜け出すレースは安定感があるが、ただ、楽勝すぎてか、瞬発力は見えない部分が多い。
 有力な各馬にも一長一短はあるものの、デビュー以来負け知らずでここまできたシベリアンメドウ、バランスオブゲーム、アドマイヤドンはスピード指数の点でも問題はなく中心に推せる。しかし3頭の比較では甲乙つけがたく、どの馬から入るか未だに迷っている。個人的にはシベリアンメドウが一番魅力的に映るがーー。

◎シベリアンメドウ
○アドマイヤドン
×バランスオブゲーム
▲ヤマノブリザード
△ファストタテヤマ
△アグネスソニック
△カフェボストニアン
△アブレイズ
        

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