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2002年4月10日 (水)

第129回 皐月賞はタニノギムレット

 例年、皐月賞はスピードよりスタミナの勝負になりやすい。テイエムオペラオーやサニーブライアンに代表されるように、過去のレースもスタミナにすぐれた馬たちが上位を占めてきた。しかし、今年のメンバーは残念ながら、例年に比べるとスタミナに優れた馬は少ない。
 サラブレッドのスタミナのエネルギーと直線の瞬発力を計るESシステムで、過去の連対馬の条件を探ってみると、全ての馬がスタミナのエネルギーでクラスの条件値をクリアしていた。
 しかし、もう少し詳細に見ていくと、スタミナだけで勝ってきたわけではないことが分かる。過去6年の連対馬は、97年のサニーブライアンを除き、過去3走内に高い瞬発力を示したことがある馬たちであり、スピードの絶対値でも上位にあった馬たちであった。
 このことは、スタミナのベースにすぐれた資質を持ち、加えて直線の瞬発力も求められることを表している。軽いスピード能力だけでは皐月賞を征することはできないことを示唆しているのだろう。
 実際、過去のレースを検証してみても、1800以上の距離で、平均レベル前後の指数を示したことがない馬の連対はなかったし、高い指数を持った馬でもそれが1800以下のレースのものだったら信頼はできない。
 今年、気になる点があるとすると、馬場状態の良さだ。今開催の中山の芝は非常に速く、先週の馬場指数もマイナス20という高速馬場だった。今年はスタミナに自信のない馬たちが多いだけに、この速さにスローペースが加わって、皐月賞がスタミナを必要としない瞬発力だけのレースになってしまうかもしれない。
 結論から書いてしまうと、今年の皐月賞はタニノギムレットが強いようだ。それにローマンエンパイアが続く構図だ。
 タニノギムレットは目下4連勝中、重賞でも3連勝中。前走のスプリングSでは4コーナーで最後方に位置しながら、大外から怒濤の追い込みでクビ差の勝利。それまではマイルを中心に使われ、スピード能力で高いレベルにあることを示してきたが、心配された距離適性でも不安を一掃した。馬場状態が良く、スローペースなら、直線の瞬発力がレースを征する重要なポイントになる。スタミナのレベルもクリアし、スピードの絶対値でも上位にあるタニノギムレットに勝利は微笑むだろう。
 ローマンエンパイアは京成杯、弥生賞と2000メートル戦を経験していることがプラス材料。瞬発力でも上位にある優れた馬だが、直線の脚だけならタニノギムレットの方が速いようだ。
 アドマイヤドンは休み明けの若葉Sで3着に負けたが、休み明けを差し引いたとしても、あのスローペースならもう少し切れる脚をみせてほしかった。距離はマイル前後の方が合うのかもしれない。
 他ではモノポライザーが有力。スローペースで指数は低いが、瞬発力は上位にあり、どこからでも動ける自在性もありそう。ペースが上がると不安はあるが、今の馬場状態を考えると鋭い瞬発力は大きな武器になる。スタミナと瞬発力ともに良いものが見えるホーマンウイナーとバランスオブゲームも要注意だ。他の馬たちで瞬発力の上位にあるのはヤマノブリザード、ファストタテヤマ、メジロマイヤー、チアズシュタルクなど。

◎タニノギムレット
○ローマンエンパイア
×モノポライザー
▲ホーマンウイナー
△バランスオブゲーム
△アドマイヤドン
△メジロマイヤー
△チアズシュタルク
△ファストタテヤマ

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