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2002年5月31日 (金)

第149回 6月1日の単勝有力馬

 いよいよワールドカップが始まった。
 チケットがないのは残念だが、自国で開催される幸運は一生のうちで、これが最初で
最後だろう。
 ガンハレ日本。ガンバレ韓国。
競馬もがんばろう。
 ワールドカップの開会式をテレビで見ながら、この原稿を書いているので、今日は短
めです。

東京11レース ユニコーンステークス
 6番 インタータイヨウ
 1番 サードニックス
 4番 クーリンガー
 ダートの実績では断然のインタータイヨウ中心。スピード指数も高く、特に直線の瞬
発力に良いものがみえ、東京のダートはあうはず。サードニックスは近走、芝を使って
きたが、先行力を生かしたスタミナ型で、ダートの適性は高そう。逆転があるかもしれ
ない。

中京11レース 桶狭間特別
 1番 グリーンヒルスター
11番 ゴールデンロドリゴ
18番 マイネルアステール
 短距離の差し脚ならゴールデンロドリゴ、マイネルアステールが上位にあるが、ここ
は小回りの中京コースがあうハイペースの逃げ馬、グリーンヒルスターの逃げ切りに期
待。

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2002年5月29日 (水)

第148回 安田記念は先行指数と瞬発力で

 今週はマイルのG�T・安田記念。昨年の12万馬券をはじめ、10年で5回の万馬券が出ているように、荒れることが多いレース。それでも安田記念の勝ち馬はたいてい100を越すスピード指数を示してきたし、彼らのその後の活躍をみても、決してフロックで勝ったり、連対してきたわけではない。
 今年の出走予定のメンバーは例年より若干レベルが低いとしても、100前後の戦いになることは間違いないだろう。
 安田記念の最大の特徴は比較的厳しいペースにありそう。安田記念がスローペースになることはなく、むしろハイペースが基本。過去10年、逃げ切った馬はいないし、連対馬の脚質は、追い込み馬が半数を占め、差し馬と合わせると80パーセントは中団以降の馬たちが占めている。先行馬はおよそ20パーセントの連対率しかない。
 ハイペースが安田記念のペースだとすると、高い先行指数を示していることが条件になるはずだ。過去6年のデータをみると、何頭かの例外(4歳馬と外国馬)はあるものの、過去3走内に2桁の先行指数があることは連対馬の条件としてもよさそう。
 そして、もうひとつ。ハイペースのレースの特徴は後方一気の追い込みが決まりやすいこと。当然、直線の瞬発力に優れた馬たちが有利なはずだ。
 過去の出走馬のデータで、この瞬発力の条件を検証してみると、1400メートル以上のレースで、瞬発力が上位にある馬たちが確実に連対していることがわかる(97年のジェニュイン、データのない外国馬を除く)。それも全て前走のレースで示したものだ。
 そして、先行指数と瞬発力の2つの要素を3走内に合わせ持つ馬、たとえば96年、97年のタイキブリザード、98年のタイキシャトル、99年グラスワンダー、2001年ブラックホークと2つの条件を満たす馬たちが確実に連対している。
 このことは、スタミナはあっても直線の脚がない馬は上位を狙えないということだし、軽いスピードの瞬発力だけでも、勝利はないことを表している。そういう点で高いレベルでのスピードスタミナのバランスが求められるレースだ。
 今年、2つの条件を満たすのはイーグルカフェ、ダイタクリーヴァ、トロットスターの3頭。この3頭に次ぐ馬たちがエイシンプレストン、ゴッドオブチャンス。中心はこの馬たちが構成するとみて良いのではないか。
 トロットスターはこれまでの距離から考えるとマイルは少し長い。イーグルカフェは100を越す指数は示せないだろう。
 マイル戦は9戦4勝、2着3回。連対率78%。マイルの適性が高く、スピード指数も100を越す可能性のあるダイタクリーヴァを中心に取りたい。前走の京王杯は1400のレースとしては少しペースが遅く前残りの展開。出遅れて最後方からではレースにならない。本来はスタミナを生かして前々でレースができるのがこの馬の特徴。スタミナ、瞬発力ともにバランスがよく、マイルでこその馬だ。休み明けの2戦は8着、9着と不完全燃焼だったが、そろそろ本格化しても良い頃だろう。
 エイシンプレストンは軽い馬場のスピード馬タイプ。瞬発力はあるが、ペースの対応力はどうだろうか。それでも確実に100を読めるのはこの馬くらいで、中心を占めそうな一頭だ。

◎ダイタクリーヴァ
○エイシンプレストン
×ゴッドオブチャンス
▲イーグルカフェ
△トロットスター
△フォーレルアゲイン
△ダンツフレーム
△ディヴァインライト

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2002年5月25日 (土)

第147回 5月26日の単勝有力馬

 今年は天気にも恵まれたダービーになりそう。
 ここまで大荒れの続く3歳クラシック路線だが、ダービーはどうだろうか。今年、3歳世代は過去に比べて高いレベルにあるのが特徴で、しかも、1頭だけが抜けて強いわけではなく、上位陣の能力はかなり拮抗しているという構図だ。それがステップレースでの勝ち馬が違うという結果となって表れているのだろう。
 私はノーリーズンを本命に取ったが、後は、明日、幸運の女神が微笑みながら舞い降りてくることを祈ろう。

東京10レース 東京優駿 ダービー
 2番 ノーリーズン
 3番 タニノギムレット
17番 タイガーカフェ

 今年ハナを切るのはサンヴァレー。とするとペースは少しゆるみ、先行馬有利の流れになりそう。直線の戦いなら、過去の連対馬の特徴からも2000以上の距離で高い瞬発力を示した実績は絶対必要。先行力と瞬発力という指標からノーリーズン、タイガーカフェ、ダイタクフラッグ、メガスターダムなどがピックアップされる。
 多少恵まれたとはいえ皐月賞を制したノーリーズンの強さは本物。96のスピード指数、4戦3勝は実力の証だし、厳しいペースになった皐月賞での瞬発力も評価が高い。先行しようと思えばできそうだし、どこからでも動ける確実な末脚は、距離が伸びてより力を発揮するだろう。
 相手の筆頭は巻き返しをはかるタニノギムレット。2000以上の距離で勝ち星がないことは気になるが、直線の瞬発力は上位だ。他ではタイガーカフェ、ダイタクフラッグ、メガスターダムの皐月賞組と、瞬発力が魅力のテレグノシスを中心に取りたい。

中京11レース 飛騨ステークス
17番 マイネアイル
 4番 タツショウワ
 2番 ナリタダイドウ

 順当ならマイネアイルが中心になるレースだが、一波乱ありそうなメンバーで難解。逃げるユーワジュリエットも気になるし、ナリタダイドウも前走を度外視すれば最有力。マキシムスピードも短距離の瞬発力に良いものがあり、勝つチャンスも十分にある。何よりも気になるのは昇級戦のタツショウワ。距離も1200は合いそうだし、前走の指数だけ走れば勝ち負けできる内容。ここは高配当狙いで、馬連のボックスがお薦め。

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2002年5月24日 (金)

第146回 5月25日の単勝有力馬

 ときどき、味噌煮込みうどんが食べたくなる。栄の中日ビルの地下街にある山本屋本店には学生時代よく通った。あのぐつぐつと煮え立った味噌のにおいが今更ながら恋しく思える。味噌そのものも違うが、ひも皮のように固いうどんの触感は東京にはない。
 名古屋の生まれ育ちだから、味噌文化になれてしまって、あの味が無性に懐かしい。それにつけても名古屋の味と言われるものは、変わったものが多い。てんむすとか、ひしまぶし、味噌カツ、トンちゃん、手羽先、きしめん、ういろうにないろう。エビフライは普通でも大きさは常識を越える。ただ、どれをとってもいまひとつ趣というか、洗練さというか、品がないような気がする。
 この前、名古屋に帰った折、新幹線の待ち時間を駅構内の喫茶店で過ごしたが、鯱の形をしたシュークリームのような菓子がぎょうぎょうしくショーケースに飾ってあった。ためしにひとつ頼んでみたが、売り切れていた。名古屋ではこんなものが人気になっているのかと、相変わらずの仰天食文化に驚くばかりだった。


東京11レース 欅ステークス
 1番 キタサンチャンネル
13番 スターリングローズ
 9番 フリーウエイハート

 ダート短距離戦にもかかわらず、ペースは上がりそうもない。直線差し脚の勝負になりそうで、先行馬に有利な展開だ。ここはスターリングローズの能力が高く安定しており連軸向き。ただ勝つのは別の馬ではないか。単勝は先行したときにレース内容がよい4歳馬キタサンチャンネルが魅力。

中京11レース 金鯱賞
 9番 ツルマルボーイ
18番 エアシャカール
17番 アドマイヤカイザー

 上位陣の能力に差はないが、エアシャカール、ツルマルボーイ、アドマイヤカイザーが一歩リード。実績一番のエアシャカールだが、負担重量を考えると少し厳しい。小回りの中京もあわないのではないか。ここは中京のタフな芝をこなせそうなツルマルボーイを中心に取った。

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2002年5月22日 (水)

第145回 ノーリーズンで祝杯をあげたい

 今年の3歳世代は能力が高いのではないかと思っている。特に、皐月賞が厳しいレースになり、全体のレベルを押し上げることになった。勝ったノーリーズンの先行指数は14、スピード指数も96。上位に入線した馬たちも90台の指数で、今年のダービー出走予定馬の平均レベルは90になった。過去6年の平均レベルと比較しても最高にある。しかも1頭だけ抜けて強いのではなく、上位陣の能力は拮抗し、全体にレベルが高い世代のようだ。前哨戦となった各ステップレースの勝ち馬がそれぞれ違うということも、その表れなのだろう。
 過去のダービーの結果から、まず目に付くのが1番人気馬の強さ。過去10年で1番人気馬が連対できなかったのはメジロブライトの1度だけ。さらに皐月賞で上位に入線した馬たちも10年間で14頭が連対している。皐月賞で上位に入線し、1番人気に支持された馬は、先のメジロブライトを除き全て連対を果たしている。皐月賞組以外では前走2000メートル以上の距離で勝っていることが連対条件だ。そういう点で、今年人気を集めそうなタニノギムレット、ノーリーズンが中心を占めることになるのかもしれない。
 しかし、先に述べたように今年のレベルは全体に高いことが特徴。抜けた能力を持つ馬はいないだけに、展開やペース、当日の調子の善し悪しなどが波乱を産む要因になるかもしれない。
 今年の有力馬はノーリーズン、タニノギムレット、タイガーカフェ、ダイタクフラッグ、メガスターダム、テレグノシス、アドマイヤドン、シンボリクリスエス、サスガなど。逃げるのはサンヴァレーだろう。とするとペースは少しゆるむ。他の馬たちの先行指数の高さから考えると、前でレースを進める有力馬にとっては楽なペースになり、先行馬有利の流れになるはず。ただ、過去の連対馬の特徴から、ペースに関わらず2000以上の距離で高い瞬発力を示した実績は絶対必要。先行力と瞬発力という指標からノーリーズン、タイガーカフェ、ダイタクフラッグ、メガスターダムなどがピックアップされる。
 中心にはノーリーズンを取りたい。前走、強い勝ち方で皐月賞を制したが、多少幸運が作用したことも確か。しかし、その幸運を除いたとしても96の指数、4戦3勝は実力の証だし、厳しいペースになった皐月賞での瞬発力は評価が高い。先行しようと思えばできそうだし、どこからでも動ける確実な末脚は、距離が伸びてより力を発揮するだろう。
 タニノギムレットは追って届かず、不運が続いているものの、それ以上に気になるのが2000以上のレースでまだ勝ち星がないこと。瞬発力頼みで後方からのレースが多く、もう少し前でレースができないと苦しいのではないか。それでも再び武豊騎手の手綱で巻き返しもあるかもしれないと2番手に取り上げた。加えて先行力と瞬発力にいいものが見えるタイガーカフェ、ダイタクフラッグ、メガスターダムを相手の本線に考えている。他ではテレグノシスの瞬発力は魅力だが2000の経験すらないのは減点材料。シンボリクリスエスはこれまでの相手が弱すぎ、ここで通用するかどうか。
 ダービーは世代の頂点を決定すると同時に、世代そのものの能力も表す指標のレースであり、本当にこの世代が強いかどうかを問う意味で、スペシャルウィーク以来、久々に100を突破するスピード指数を示せるかどうか、楽しみにしている。

◎ノーリーズン
○タニノギムレット
×タイガーカフェ
▲ダイタクフラッグ
△メガスターダム
△テレグノシス
△アドマイヤドン
△シンボリクリスエス
△サスガ

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2002年5月18日 (土)

第144回 5月19日の単勝有力馬

 ワールドカップのメンバーが発表された。ゴンと秋田が選ばれたことに少し驚きもあったが、代表候補の中で誰が選ばれたとしても能力に大きな差はなかったはずだ。
 しかし、大きな差はないのに、あえて彼らだったということは、興味深い。そこにトルシエの意志があったはずだし、最後の結論を導き出す上での思考の過程に作用したものはなんだっただろうと、勝手に想像している。まさか、語呂合わせやサイコロを振って、などということはないと思うが。
 明日のオークス。どの馬が勝ったとしても、結果としては納得がいくと思う。それほど能力差、指数差がないメンバーで、最後の選択の思考の過程はトルシエの思考過程と似ているのかもしれない。
 差のないものの中から何かを選択するという行為は、自由な選択のように見えるが、未来の絵として何を描くかというビジョンそのものが、あるものを選択をさせる。それを選択する意志の強さは、まさに細部まで描ききった結果が生み出す自信である。
 オークスはどこまで描き切れたか。ただ、競馬の場合、海の絵を描かなければならないのに山を描いていたという、終わってみたら描いた絵が全く違っていたということは良くあることだが。

東京11レース 優駿牝馬 オークス
 7番 マイネミモーゼ
18番 ニシノハナグルマ
 1番 ブリガドーン

 スピード指数に差がなく大混戦のオークス。ただ平均指数は74程度しかなくレベルは低い。超スローペースで直線勝負がオークスの基本だけに、ペースの対応力と直線の差し脚がポイントになる。ただし、スローの2400に必要な脚は一瞬の鋭さではなく、より長くスピードを維持できる脚でなければならない。今年の出走メンバーで息の長い脚を使った馬たちはフローラS組のニシノハナグルマ、マイネミモーゼ、ブリガドーン。忘れな草賞のユウキャラット。あとスイートピー組など。レース内容はフローラS組が良く、ニシノハナグルマ、マイネミモーゼ、ブリガドーンをオークスの有力候補として評価したい。中心にはマイネミモーゼを取った。前走は馬場に脚を取られながら、外々を回って直線早めの先頭。最後はニシノハナグルマに差されたが、レース内容はもっとも良かったし、デビューから一貫して中距離を戦ってきた経験も大きい。

中京11レース 東海ステークス
 2番 ハギノハイグレイド
 8番 タガノフォーティ
 7番 リージェントブラフ

 ハギノハイグレイド、リージェントブラフ、スナークレイアース、カネツフルーヴなどダート巧者が揃った。これに台頭してきた4歳馬タガノフォーティーを加えた5頭の戦い。ペースは平均の流れで、馬場も速く、ここは差し脚が生かせるハギノハイグレイド中心。

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2002年5月17日 (金)

第143回 5月18日の単勝有力馬

 今週はオークス、来週はダービー。競馬がもっとも輝くとき。もっと盛り上がってほしいと思うが、あいにく関心はいまいち。世間の話題の中心はやっぱりワールドカップに向いていそうで、派手な配当が出現でもしなければ、今年は巷の記憶の淵に忘れ去られてしまうオークス馬、ダービー馬になってしまいそう。
 しかし、良いレースさえみせてくれれば、私の心と記憶に深く刻むことができる。勇気を感動を与えてくれるレースを見たい。
 がんばって、がんばって、がんばって、全ての馬たちが怪我なく走り抜いてほしい。

東京11レース 目黒記念
 7番 レディパステル
 1番 タップダンスシチー
17番 マチカネキンノホシ

 マチカネキンノホシ、ホットシークレット、フサイチランハートなど上位陣は混戦。当然、斤量を背負うが、雨が残って、力のいる馬場になったら厳しいだろう。強力な逃げ馬は不在でもここは平均ペースのメンバー。直線の脚比べだ。前走、力のいる馬場で後方から良い脚をみせたレディパステルを狙う。折り合いに問題はなく、距離延長は好材料だ。タップダンスシチーも前走レディパステルと同じレースで先行、粘っての3着。馬場が重ければ、その再現もあり得る。トップハンデで厳しさはあっても馬場が渋って良さそうなマチカネキンノホシも勝利圏内。

中京11レース 賢島特別
17番 ツルマルザムライ
14番 エイシンダンズビル
15番 キャプテンクック

 ハンデ上位の馬たちが強い。ここはニシノマリアの逃げで1200戦とはいえペースは落ち着きそう。前でレースができるツルマルザムライ、キャプテンクックはレースがしやすい。前走は飛ばしすぎて完全に失速。敗因ははっきりしており、ツルマルザムライの先行抜けだしが有力だ。ペースが上がって前が止まるようなら、エイシンダンズビルの瞬発力が生きる。

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2002年5月15日 (水)

第142回 オークス向きの脚ならマイネミモーゼ

 毎年のことだが、オークスは難しいレースだと思う。レース経験も少なく、成長過程にある3歳牝馬が経験のない2400メートルを走るわけだから、手元にあるデータからだけでは想像できないことも多い。オークスのもっとも大きなテーマは2400という距離適性に尽きる。
 出走馬の能力をはかる物差しである桜花賞は1600メートル。オークスの2400は全く別のカテゴリーのレースで、そこからは距離の適性という秘められた能力を想像するのは難しい。
 それでも過去のオークス連対馬の多くは桜花賞組で占められている。桜花賞組の連対率が高いのは、基礎能力の高い馬が揃っているからで、距離の適性とは別だ。過去10年のオークスの結果を見ても、桜花賞を勝った馬の勝利は9年前のベガだけで、2着も2度しかない。桜花賞が厳しいレースであればあるだけ、マイラーの素質が桜花賞を征する力になってきたはずで、2400に必要な能力とは違う個性によってもたらされたものだ。桜花賞を勝ってオークスで負けた多くの馬たち、たとえばニシノフラワーやオグリローマン、キョウエイマーチなどのその後の活躍はマイル前後に集中していることを見逃すことはできない。
 桜花賞はペースが上がりやすいが、オークスは極端なスローペースが基本。しかし、スローペースだからといっても、マイラーでも勝てるオークスにはならない。それは直線の脚の質が違うからだ。
 マイル戦は道中のペースが厳しく、直線にはいると余力勝負になりやすい。そのときに必要な直線の脚とは一瞬の鋭い瞬発力だ。しかし、スローペースの2400、中距離に必要な直線の脚は一瞬の鋭さではなく、より長くスピードを維持できる差し脚でなければならない。
 過去10年、オークスを逃げ切った馬はいない。スローペースといっても先行馬の連対率も低い。圧倒的に高い連対率を示しているのは、後方からの追い込み馬たちであり、オークスはパワーで押し切るのではなく、直線に十分な余力を残し、ゴールまでスピードを維持できる能力が求められる。
 ESでエネルギー値の前後差を見ても、過去6年2000年のシルクプリマドンナを除く全ての連対馬が前3走内に、前半よりも後半の上がりの脚が良かった馬たちだ。
 今年の出走メンバーで息の長い脚を使ったレース経験を積んだ馬は、フローラS組のニシノハナグルマ、マイネミモーゼ、ブリガドーン。忘れな草賞のユウキャラット。あとスイートピー組などだ。
 中でもフローラSはスローペースだったとはいえ、稍重の馬場状態を考えるとかなり力のいるレースだった。その馬場状態でも、長く良い脚を使ったニシノハナグルマ、マイネミモーゼ、ブリガドーンはオークスの最有力候補として高く評価しても良いと思っている。同じスローペースで直線脚を伸ばしたとはいっても、馬場状態の良かった忘れな草賞、スイートピーS組とは内容が少し違うだろう。桜花賞組はペースを考えるともっと上がりが良くなければならないはずで、過信は禁物。
 中心にはマイネミモーゼを取った。前走は馬場に脚を取られながら、外々を回って直線早めの先頭。最後はニシノハナグルマに差されたが、レース内容はもっとも良かった。デビューから一貫して中距離を戦ってきた経験も大きいはずだ。

◎マイネミモーゼ
○ニシノハナグルマ
×ブリガドーン
▲シャイニンルビー
△ユウキャラット
△スマイルトゥモロー
△ブルーリッジリバー
△ウィルビーゼア
△オースミコスモ

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2002年5月11日 (土)

第141回 5月12日の単勝有力馬

 木曜日、知人が福岡でクラブを開店するというのでインターネットで花束を贈ることにした。しかし、翌日に係の女性から電話がかかってきて、「申し込みメールが当日につかなかったようで、花束のお届けは金曜日になるが、了解してほしい」という連絡があった。開店に間に合わせたかったが、仕方ないとあきらめた。
 ところが今日、当サイトのカード決済システムがダウンしてしまった。まったく他人事ではない。原因は決済を委託しているKDDIのシステムエラーによるものだったが、ご利用くださっているみなさまにはご迷惑をおかけすることになってしまって、大変申し訳ありませんでした。
 みずほ銀行のシステムダウンも含め、いまさらながらコンピュータ通信システムのもろさを感じざるを得ない。

東京11レース 京王杯スプリングカップ
 5番 ダイタクリーヴァ
11番 トロットスター
14番 トウショウリープ

 ペースは速くなりそうで、ここは差し脚が生きる展開。厳しいペースに対応するパワーがあって、直線も差し脚が残せる馬はダイタクリーヴァ、トウショウリープ、ネイティヴハート、イーグルカフェなど。中心にはダイタクリーヴァを推したい。これまでマイル戦で実績を積んだ馬だが、前々で流れに乗るレースぶりからすると、距離短縮はむしろ好材料。トロットスターはかつての瞬発力が見えなくなってきているが、このメンバーならもう少し前でレースができるはず。差し脚のあるトウショウリープを3番手に取った。

京都11レース 栗東ステークス
13番 ニホンピロサート
 7番 キーゴールド
 6番 ジーティースマイル

 ダートの短距離戦。行って粘るニホンピロサート、キーゴールド中心。ジーティースマイルは休み明けだが、能力は高い。スピードのでやすい馬場状態、加えてペースがゆるめばディバインシルバー、ゲイリーコンドルの瞬発力がいきるかもしれない。

新潟11レース 新潟大賞典
 1番 マイネルライツ
10番 ビッグゴールド
11番 ダイヤモンドビコー

 ハンデ戦の上、指数が接近したメンバーで混戦だが、新潟の荒れた芝に適性がありそうなマイネルライツに懸ける。近走はハイペースを2番手で追走、めきめき力を付けてきた馬。前走はスピード指数を90台に乗せての勝利だったが、決してフロックではない。ビッグゴールドは安定感で上位。ダイヤモンドビコーは瞬発力に良いものがある。他にミッキーダンス、ミヤギロドリゴ、ダイワジアン、アンクルスーパーなど伏兵も多く、荒れ模様のレースになりそうだ。

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2002年5月10日 (金)

第140回 5月11日の単勝有力馬

 きのう、自動車免許の書き換えにいった。
 昔は、書類は事前に代書屋で作っておかなければならなかったり、写真が2枚いるとか、なんやかや手続きが面倒だった。横柄な係官にいつも腹を立てていたし、ずいぶん待たされ、たいてい1日がかりの仕事になった。
「できるだけ簡単に済ませられるように、手続きを改善いたしました」と係官から説明されたが、確かに、事前に印紙を買うだけで、後もスムースだった。
 ただ、できあがった免許証の写真はいつも通り変な顔。気に入らないのは自分のせい。


東京11レース 伊勢佐木特別
 7番 ウインエルシエロ
14番 ケイタイガー
15番 エクセシヴワード

 レベルは低いものの、スピード指数は接近したメンバーで混戦模様。雨でダートは軽く、スタミナよりスピードの戦い。軽いダートを得意とし、瞬発力に見どころがあるウインエルシエロに懸ける。4走前に同条件をメンバー中最高指数の84で勝ち上がっており、ダートの2100は合うはず。ケイタイガー、エクセシヴワードの先行2騎はスタミナタイプだが、馬場の軽さを生かしての粘りがいきるかもしれない。

京都11レース 下鴨ステークス
 3番 ハッピーリクエスト
 2番 アサカディフィート
 1番 ダークウィザード

 京都の雨も馬場に影響を与えそうで、芝は重を想定。その馬場状態で先行して上がりの脚を使えるハッピーリクエスト中心。逃げるアサカディフィートの先行指数なら大逃げが可能だが、ためすぎると上がりの脚がない分、苦しい。ダークウィザードは重馬場より良場馬でこその瞬発力だが、ペースが上がって前が止まるようなら、一気の追い込みもありそう。

新潟11レース 赤倉特別
10番 エアスムース
13番 ゲンパチブライアン
15番 センターダイナ

 相変わらず荒れた芝で、外しか伸びない新潟。逃げ馬には不利だが、ゲンパチブライアンならこなせるのではないか。前走はマイペースでスローペースに落としての逃げ込み。直線もよく伸びた。エアスムースは安定した差し脚が魅力だし、ペースが上がった方が差し脚を生かせる馬。常識的にはエアスムースからという手だろう。荒れた馬場が一番合いそうなセンターダイナも気になるところ。

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2002年5月 3日 (金)

第139回 5月4日の単勝有力馬

 東京競馬場は今週、CコースからA1コースへ替わったため、土曜日の東京の芝は非常に速い馬場指数になった。天気の心配もないから明日のNHKマイルカップもかなりのタイムが出そう。当然、瞬発力のある馬に有利な馬場だ。

東京11レース NHKマイルカップ
15番 メジャーカフェ
16番 タイキリオン
 9番 タニノギムレット

 今年は前哨戦が厳しいペースになったため、スピード指数も90台で競うレベルの高いレースになった。マイル戦に必要なスタミナと瞬発力、さらにマイルの適性が高い馬をピックアップするとタイキリオン、メジャーカフェ、タニノギムレット、シベリアンメドウ、オースミエルスト、テレグノシスなど。中でもメジャーカフェ、タイキリオン、タニノギムレットが3強と見ているが、タニノギムレットは先行してこその馬。瞬発力を過信すると取りこぼしがある。中心にはスタミナと高い瞬発力を評価してメジャーカフェを取った。前走は力んで先行、直線でも手前を変えずに93の指数と3着なら上出来。岡部騎手の「もう少し力を抜いて走っていれば」というコメント通りなら、まだ上積みも考えられる。高く安定した瞬発力は中山よりも東京でこそ。

京都11レース 都大路ステークス
17番 ジョウテンブレーヴ
13番 メイショウキオウ
 7番 エイシンエーケン

 短距離馬も多く、メンバーからハイペースは必至。マイルのハイペースを追走して、直線も余力を残せるのはジョウテンブレーヴ。このメンバーに入れば指数でも少し抜けた存在だ。メイショウキオウも前走の内容が良かった。エイシンエーケンは先行したほうが持ち味が生かせるはず。ここは他にリキアイタイカン、サイキョウサンデー、ロサードなど伏兵も多く、一筋縄では収まりそうもない。

新潟11レース 邁進特別
11番 ヨイチキナコ
12番 トム
 9番 カツヨスパイラル

 新潟の芝コースは内側の荒れ方がひどく、外の馬しか伸びない。芝の1000メートル戦も同様。全ての馬が内から外へなだれ込んで、ごちゃついたレースになっている。それでも最後は瞬発力の差が着順になって表れてくるが、内側の馬たちの不利は明らか。真ん中より外で瞬発力のある馬を探すとヨイチキナコ、カツヨスパイラル。瞬発力だけならヨイチキナコが抜けている。トムは集団からさっと抜け出せるスピードがあり、もまれるおそれがなく、そのまま押し切るかもしれない。

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2002年5月 2日 (木)

第138回 5月3日の単勝有力馬

 この連休中に政治家秘書たちの逮捕が相次いでいる。ご本人はいつまで居座っている つもりなのか、腹立たしいばかりだ。嘘をつきまくり、何でもかんでも秘書のせいにし てしまうのなら、政治そのものも秘書にまかせたらいい。
 自己責任を取れないのは、大人ではない。
 彼らがもし、馬券で負けたら「俺はあの馬は買うつもりはなかった。秘書が勝手に買 ったんだから、お金を返せ」とでもいいかねない。
 競馬ファンは負けても人のせいにはしないし、(人のせいにしてもお金は戻ってこな いしね)ちゃんと自己責任を果たしているのだ。

東京11レース プリンシパルステークス
 9番 メガスターダム
16番 マイネルアムンゼン
14番 モノポライザー
 ダービーを目指す好メンバーがそろって混戦。レベルの高い戦いになった皐月賞で内 容の良かったメガスターダムが中心。厳しいペースを先行してよく粘ったし、前が詰ま る直線の不利がなければ、もっと瞬発力を生かせたはず。

京都11レース 京都新聞杯
 5番 エリモマキシム
 8番 ファストタテヤマ
 3番 ゼンノカルナック
 ここも皐月賞組が人気の中心を占めているが、内容的にはいまひとつ。レベルの高さ に引っ張られて指数を上げた馬たちが多い。ここは前走、500万を勝ち上がったばか りのエリモマキシムでも勝負になるだろう。スピード指数に差はないし、平均ペースで 瞬発力を生かせる流れも有利だ。

新潟11レース 白馬岳特別
 9番 コバノファイター
 1番 バトルテイオー
 7番 ガッツフィニッシュ
 コバノファイターのハンデが厳しいが、これも実力の証。もともと先行力もあり、瞬 発力も上位の馬。先行することでハンデを克服できるのではないか。ガッツフィニッシ ュも背負わされたが、56.5キロなら問題はないはず。軽量の組ではバトルテイオー、 ニシノリョーウン。

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2002年5月 1日 (水)

第137回 迷っているけどメジャーカフェで

 スピードとスタミナ。そのどちらが欠けてもマイル戦を征することはむつかしい。特に、マイルの重賞であれば、3歳戦であってもスローペースにはなりにくく、厳しいペースに対応できるスタミナと、直線の叩き合いから抜け出す最後のスピードが求められる。
 過去のマイルカップを振り返ってみても、ペースは厳しく、それでいて上がりタイムは34秒台でまとめる能力がいることを示している。
 軽いスピードだけでも戦える1200や1400の実績よりも、1600や2000の実績を重視するレースだろう。
 スピード指数上はAX、AY、CYといった複合ランクを有する馬が存在する年は軸馬になることが多いようだが、ランク馬が絶対強いともいえない。過去6年でランク以外の馬が6頭(平均ランクを除く)連対しており、伏兵の台頭も多いレースに見える。それはペースが厳しい分、そのペースに刺激され、素質を引き出される馬がいることを表しているのではないか。
 今年のNHKマイルカップは前哨戦が比較的厳しいペースになったため、スピード指数を90台に乗せた馬たちが競うレースになった。ここ2、3年と比較するとレベルは高い。特にスプリングステークス、ニュージーランドトロフィー、皐月賞組のレベルが高かった。
 今年のNHKマイルカップもペースは厳しくなるはずだ。スタミナがあってスピードもある、マイルの適性も高い馬をピックアップすると、タイキリオン、メジャーカフェ、タニノギムレット、シベリアンメドウ、オースミエルスト、テレグノシスなど。
 中でもタイキリオン、メジャーカフェは前走、ニュージーランドトロフィーでみせた瞬発力はペースの厳しさを考えると、ここでも十分に主役を務められる内容だ。そのレースで5、7着と敗れたオースミエルスト、シベリアンメドウも出走メンバーの中で瞬発力で上位にある。
 タニノギムレットは前走、皐月賞では後方から追い込んだものの3着。四位騎手が直線の脚を過信しすぎて、位置取りを間違えたことも敗因になったのではないか。しかし、タニノギムレットの過去の瞬発力からは超A級の瞬発力とはいいにくい。過去の瞬発力の最高値はアーリントンカップの65で、スローペース時のもの。それ以降のレースでもスプリングステークスの55が最高で、前走も54。瞬発力の上限はそのあたりだろう。とすると最後方からでは勝ちきるまでの瞬発力はない。勝つためには中団より前でレースを進めることではないか。しかし、今回は乗り役が武豊に戻る。「最近は後ろからの競馬になっているが、本来はマイル戦でも好位でレースができる馬」と武豊騎手がコメントしていることから、今回は中団でレースを進めることになりそうで、それなら勝てるかもしれない。
 メジャーカフェ、タイキリオン、タニノギムレットが3強と見ているが、中心に何を据えるか、まだ迷っている。今は上昇の余地がありそうなメジャーカフェを取りたいと思っている。前走のレースでは力んで先行、直線でも手前を変えずにこの指数と着順なら上出来だし、岡部騎手の「もう少し力を抜いて走っていれは」というコメント通りなら、まだ上積みも考えられる。高く安定した瞬発力は中山よりも東京でこそ開花するのではないか。

◎メジャーカフェ
○タイキリオン
×タニノギムレット
▲テレグノシス
△シベリアンメドウ
△オースミエルスト
△スターエルドラード
△カフェボストニアン

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