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2004年6月10日 (木)

第167回安藤勝己と武豊

 今週で東京開催がおわる。関東の競馬は福島に移り、同時に函館競馬が始まり、季節は夏に向かう。
 安田記念は安藤勝己騎手の好騎乗でツルマルボーイが勝った。今年、東京で行われたG�TのはフェブラリーS、NHKマイルC、オークス、ダービー、安田記念の5レースだが、そのうち4つのレースで安藤勝己騎手が勝利を手にしたことになる。さすがは安勝である。すごい、素晴らしい。中年の星だ。しかしながら、他の騎手はいったい何をしているのだろう。
 今週の競馬ブックのデータによると、安藤勝己騎手は、全体の勝利数では92勝の武豊に40勝も差を付けられている。もっともっと勝っていると思っていたが、勝利数の52勝は東西騎手全体の第5位だ。しかし、見せるところを知っているというか、G�Tに限ってみると今年は8回騎乗して4勝。もともと運が強いのだろう、目立つところ、大舞台での強さは並ぶものがない。
 一方の雄、武豊は、今年のG�T戦線では8戦してまだ1勝。ダンスインザムードで桜花賞を取っただけで、目立つところの勝利が少ないせいか、このシーズンは少し印象が薄かった。
 絶好調Tちゃんは、どこで仕入れてきたのか、今年武豊がG�Tで不調なのは「夫婦仲が良くない」せいだと話していた。そんなことはないとは思うが、そういう噂が立つほどに、この春は印象が薄かったのは確かだ。
とはいえ、武豊は昨年204勝でダントツの最多勝騎手。今年も200勝を越えそうな勢いで、順調に勝ち星を伸ばして現在92勝。安藤勝己もかすむほどの圧倒的な勝利数をあげている。
 短期的に見れば好不調、運不運もある。秋には武豊騎手の巻き返しもあるかもしれない。
 しかし、いろいろなデータを見ていくと、ふたりの騎手としての能力は別格で、他の騎手からしたら別次元の成績にみえるのではないか。なによりも武豊が48.5パーセント、安藤勝己が49.5パーセントという抜きんでた3連複率、複勝率には驚かされる。他の騎手たちの複勝率は、おしなべて30パーセント前後が普通だ。
 それがふたりに限っては、50パーセントに近い。どんなレースでも、どんな馬に乗っても半分のレースで3着以内にもってきてしまう。気になって昨年のデータも調べてみたが、武豊は昨年も同じ率を示している。安藤勝己の昨年の複勝率は42パーセントで、今年の方が若干数値はよい。中央移籍2年目を迎えて、中央の競馬になれたせいもあるのだろう。もちろん連対率でも30パーセントを超えているのはふたりだけ。今更驚くようなデータではないが、あらためてふたりのすごさに納得してしまった。

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