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2005年3月31日 (木)

第207回中京競馬場で

 日曜日は高松宮記念観戦のため中京競馬場に出かけた。
 今回はN君も一緒なので、名古屋のうまいものでもご馳走しようと思っていた。名古屋には昼前について、とりあえず味噌カツを食べようと地下街の「矢場とん」へむかったが、すでに長い列ができていた。それならばと「山本屋本店」の味噌煮込みを目指したが、ここはさらに長い列が続いていた。仕方なく行列のない店で「ひつまぶし」を食べる。
 競馬場までは名鉄で30分たらず、あっという間に着く。
 さすがにG�T高松宮記念だけあって、ずいぶん人もでている。
 高松宮記念の前にバタバタしたくなかったので、馬券は中山の9レースから10レースまで、6レース分をまとめて買った。
 中山の9レースはプライマリーケア(AYa)とブラックカフェ(CZa)2頭の1着流しでまとめ、ブラックカフェ勝って5万380円の高配当を的中。阪神9Rはブリトン(Aa)が勝ったものの3着馬ナリタシークレットが押さえきれずに、ここは負け。中京9Rは軸にしたマルブツブリザード(AXb)が2着、C馬のアドマイヤムサシが勝って、3着もC馬のマルブツシルヴァーで1万2150円的中。
 中山10Rも軸にしたヨイチサウス(DYc)がゴール前、人気薄のダイワメンフィスに交わされて2着に落ちたが、運良く2着からも押さえていたから馬券は的中。3連単は11万2810円と高配当だった。しかし、阪神10Rは1着ニシノコンサフォス(A)、2着ビッグドン(BYa)で決まったが、3着のスカイリョウマがなかった。中京の10Rは武豊騎乗のA馬マイネルアンセムが勝ったが、わたしの馬券にはならなかった。
 それでも6レース中3レースを的中させ、上々の滑り出しで、N君にご祝儀も出すほどたった。
 しかし、タイキエニグマ(C)から買った中山のメイン・マーチSで負け、ワキノカイザー(AXa)からの阪神の鳴門Sも馬券にならず、完敗だった。結果だけでみると10レースから4連敗だ。
「嫌な気配だよ。するずる負けそうな気がする」
「そんなこといわないでくださいよ。宮記念も負けちゃいますよ」
 同行のN君になだめられるが、得てして気分が結果を左右するのが馬券の世界。
 高松の宮記念はプレシャスカフェ(Ac)が勝つだろう。もし、負けたとしても2着を外すことはない。小さな幸運をこのレースで大きな幸運に変えるのだと意気込んでいた。私はこの日の儲けの全てをプレシャスカフェの1、2着流しに投入した。しかし、結果は最悪だった。
「あっ、出遅れた」
 N君がつぶやいたときには、もうレースが終わったと思った。
 短距離戦で出遅れは致命的だし、出遅れて向こう正面で追い上げるのも、わたしには理解できない。もう少しじっとしていたら直線で脚を伸ばせたのではないか。あれほどチグハグなレースをしていながら、3着に押し上げる力はあるのだから。
 何を思っても、結果はかわらない。それが競馬と納得するしかない。馬券を買う側は不慮のリスクも全て負わなければならないのだよ。蛯名君。
 最終は阪神の安い配当を取った。
 退場規制にひっかかって、駅までの道がずいぶん長い。
 名古屋駅にでで、山本屋本店の列に並んで、汗をかきながら、味噌煮込みを食べた。おなかが一杯になって、少し元気になった気がした。人間の気分なんてほんとうは単純なのだ。来週もがんばる。

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2005年3月24日 (木)

第206回岡部人気で超満員

 中山競馬場には1時半過ぎに着いたが、すでに場内は満員の状態だった。どうしたんだろう。まだ8レースだというのに、レースもターフビジョンの映像がわずかにのぞけるほどにしか見えない。こんなに込んだ中山は有馬記念以来だ。
 先週の日曜日、中山競馬場では岡部騎手の引退記念レースとセレモニーが行われた。6万3000人あまりの観衆はそのための人出らしい。岡部騎手がそれほどに人気があったとは想像できなかった。ご苦労さんでした。
 この日10万を越える大ヒットはなかったものの、若干の幸運もプラスして馬券の調子はそこそこだった。
 中京、阪神の9レースを当て、中山、阪神の10レースも的中。メインは中京、中山と外した。
 阪神大賞典は前走ダイヤモンドSを勝って勢いのあるウイングランツの瞬発力に懸けたが、このクラスでは荷が重かったのだろうか。直線で少し脚を使ったものの馬券にはならなかった。ただ、岡部人気で混んでいたせいで、窓口には長い列ができて、その列に加わって待つ間に、前走重馬場を追い込んできたマイソールサウンド(B馬)が気になって、あわててマイソールサウンドから3連単を買った。
 は、は、は、は。それが当たってしまった。マイソールサウンドはB馬ながら距離が合わないと敬遠され、単勝では40倍を越す人気薄だったから、人気のアイポッパー、リンカーンが相手でも5万7710円の配当がついた。これはラッキーだった。
 でも、本当にラッキーだったかというと、少し疑問。
 窓口のおばさんにマークカードを渡してから、急に不安が頭をよぎり、「すみません。100円にしてください」と金額を下げた。しょうもない。運の強さはないわけではないけど、徹底的に好運に乗りきれないところが、いまのわたしの現実らしい。
 中山の最終レースは1、2着馬が審議の対象になって長い審議が続いたが、入線通りに決着した。でも、まだまだ幸運は続いている。A−B−D馬券で3連単は3万1620円と高配当だったが、ここは外すわけもなく、さらに厚めに買った馬券だった。ラッキー。
 夜、お彼岸で実家に帰っていたカミさんと高田馬場で待ち合わせて中華を食べた。
 今週は高松宮記念。小さなラッキーを背負って、中京競馬場に行こう。

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2005年3月17日 (木)

第205回個の意志

 先週の馬場日記で「100万馬券を当てた」と書いたら、同じレース「自分も100万馬券を当てた」という方からメールをもらった。スピード指数上はランク馬が上位を占め、それほど難しくないレースだったから、きっと誰かが取っているとは思っていた。良かったですね。おめでとうございます。自分のことのようにうれしかったです。その「100万馬券的中」以外にも、ダイヤモンドS(B−DZ−Z、3連単50万7610円)で大きく儲けた方など、いろいろメールをいただきました。みなさん、がんばっているようです。個々には返信できず、申し訳ありませんが、メールをありがとうございました。

 先週は、岡部騎手が引退するというニュースに、同世代の者として感慨深いものを感じた。肉体的な限界はとうに過ぎていたはずで、その点でもよく頑張ったのだと思う。それにしても、彼くらいの実績を残していれば、もっと前に新しいたくさんの選択肢があっただろうと思う。以前から調教師になるつもりはないと伝え聞いていたが、そのあたりに岡部騎手の確固たる、あるいは孤高ともいうべき精神の存在を知る。最後の最後まで、現役の騎手にこだわり続けた男の生き様に、ただ感嘆するばかりだ。競馬発展の功労者として、JRAも引退後の処遇に配慮する意向を示しているが、いまは、ただ静かにしていたいという岡部騎手の意志に彼らしい個を感じる。
 正直、これまで岡部馬券ではあまりいい思い出はない。むしろスローペース症候群を生み出すペースの作り方に、疑問を感じたこともあったし、馬券を買う段には岡部騎手をどう外して買うかを考えていたほどだ。いつも、どんなレースでも、岡部騎手を無視して馬券を買えなかった。それほどに、日本の競馬を言葉ではなく、実力と実績でリードしてきた岡部騎手に、いまさらながら心から敬意を払いたいと思う。

 先週の日曜日は、寒い一日になるという天気予報だったので、厚着をして中山に出かけた。どんなに寒くても、体力が衰えても、馬券を引退するわけにはいかない。
 中京の9レース、3連単5万7810円、中山9レース鎌ケ谷特別の2万4230円を連続して的中して、さい先の良いスタートをきったが、その後は阪神の10レース甲南特別を当てただけで、メインレースは3場とも当たりがなかった。中山のクリスタルカップはチアフルワールドと沈没。阪神のフィリーズレビューはラインクラフトから買ったものの、2着馬デアリングハートがなかった。
 少し流れが悪いまま最終レースを迎えたが、中京は1着のナゾから流したものの、2着のエリーナが抜けてしまった。中山は軸にしたレディプラウドが4角で前が詰まって二桁着順の大敗。ギミーシェルターからの1、2着流しも押さえていたが、それも3着では馬券にならない。
 きょうはトントンで終わりかと思ったが、阪神の最終レースが当たった。圧倒的人気の武豊騎乗のケージージェイド(Aa)が1着では、せいぜい2、3万くらいの配当だろう、高配当は期待できないと思ったが、意外や意外、2着馬のウェディングマター(D)は8番人気、3着に入ったクールセレクト(D)が単勝万馬券の人気薄で、3連単は11万2000円という10万馬券になった。人気馬の相手は人気薄、という典型的なレースだった。良かった、良かった。ラッキーだった。
 モコモコのコートを着て、西船橋までのオケラ街道を少し汗ばみながら歩く。
 「寿司を買って帰るよ」とカミさんに電話をする。

 それにしてもスピード指数をつかいながら、いつも迷いに迷うし、直前まで右往左往しながら馬券を買い続けている。それが競馬といえばそれまでだが、素直に信じたところに心を落ち着け、決断をしていれば、それでいいのではないか。わかっていても、なかなか心が定まらない。岡部騎手の頑固なまでの、個の意識にこだわる姿勢を少しは見習いたいと思う。

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2005年3月10日 (木)

第204回祝100万馬券

 先週、禁煙のおかげで風邪もひきにくくなった、と書いたとたん、ひどい気管支炎で2日ほど寝込んでしまった。本当は、無理してでも馬場日記の原稿を書きたかったが、やむなく先週の馬場日記を休んだ。
 どうしても書きたかったのは、2月27日、日曜日の中山10レース・房総特別で3連単で「100万馬券を当てた」こと。これまでの最高配当は今年1月10日、中山10レース81万4930円だったから、この房総特別での100万2920円は私にとって自己最高配当。もちろん、何が何でも高配当を当てればいいということではないが、やっぱりすごく嬉れしかったりする。
 土曜日の最終レースで6万馬券を200円当てて、日曜日も遊べる程度の資金はあったし、体調もすぐれなかったので、この日は電話投票。ソファーにころがって、グリーンチャンネルを見ていた。
 中山の10レースが終わって、2、3着が写真判定になった。
「1−8−14なら、ええっ、1万・・・・倍。1−14−8でも1万・・・倍」
 高瀬アナの・・・はよく聞き取れなかったが、1万倍という言葉をはっきりと私の耳がとらえた。勝ったのは人気薄の1番ジェイケイベストで、どっちに転んでも100万馬券らしい。わたしは1ー14ー8は持っているけど、1ー8ー14は手にない。欲目を抜きにしても、私の目にはわずかに14が有利に見えたが、2、3着の写真判定しだいでは悔しいことになるかもしれない。
 しかし、ほどなく確定した写真判定の結果は、「当たっちゃった。100万馬券」。
「やったっー」
 カミさんが何事かと、のぞきにくる。
「当たっちゃった。100万馬券」
「えっー、100万馬券取ったの。すごいね」
 騒がなければ、静かにしていれば、言わなければ、それですむのに、うれしくてつい、はしゃいで、しゃべってしまう。
「50万ちょうだいね」
「え、何に遣うの」
「成人式の着物代にするから」
 1月の80万馬券の時は娘の大学の授業料だった。今度はどんな理由かとおもったが、とっさにせよ、よくもまあ、私が断れない、逃げられない、のっぴきならない理由を思いつくものだ。
 しかし、それはそれでよい。幸せのお裾分け、より幸せな気分を分かち合うために、喜んで出しましょう。

 このレースを勝ったのは松岡騎手の乗ったジェイケイベストだった。終始2、3番手を進み、直線でもしっかり伸びて快勝。単勝も万馬券という人気薄の馬だったが、スピード指数上は堂々のC馬。近走の着順こそ8着、11着、11着と冴えないが、5走前には前走と同じ71の指数で3着、6走前に73の指数で2着がある。近走の着順の悪さは調子落ちのためではなく、相手が強かっただけで、前走程度の走りはいつでもできるし、それができればこのメンバーでも上位を争える力はあったのだ。私のスポニチ予想でも▲を打った。
 2着は1番人気のスプリングクレタだった。指数もAY馬で、平均指数でも最上位のランク馬。近走の芝のレースでは74、78、80という高指数で安定もしている。着順も1、2、2着なら文句はない。私もこの馬を3連単の軸馬に取り1、2着流しで馬券を組み立てた。
 3着は8番人気のジョイントスターズ。明け4歳馬の1頭。2走前にはスローペースの1400メートル戦で、最後方から一気の脚を使って70の指数で勝っている。前走は11着に大敗したが、単に距離が合わなかったためかもしれない。瞬発力があるから芝の短距離なら連下はあるのではないか。それなら△は打たなければならない。
 それにしても、このレースのポイントは人気薄のジェイケイベストをピックアップできたかどうかに尽きる。さいわいこのレースはスピード指数のおかげで見逃すこともなかったが、そういうレースは今の時期、いくらでもある。2月27日阪神10レースなにわSの3着バンブーミラン(B)、3月6日中京9レース・ラヴォラトーレ(平均A)、阪神11レース仁川Sの3着スリージェム(B)など人気薄のランク馬がもっとも活躍するのもこの時期なのだ。瞬発力がためされる秋に比べると、春先の時期はスタミナ系の筋肉がためされることが多くなるから、ますます、先行力のある指数上位馬が活躍することが多くなる。
 終わったレースについては、何とでも言いようがあるが、いつもその馬が「なぜ」勝ったのか、「なぜ」負けたのかを問うことは大切なことだ。しかし、このレースの最大の「なぜ」は1番人気が2着に入っているのに「なぜ」100万を越える配当になったのかということ。3連単の高配当、爆発力には驚かされることが多い。
 あっ、そうだ。忘れるところだった。「100万馬券的中証明書」の地色はやっぱりというか、きらきらの金色だった。

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