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2005年4月28日 (木)

第211回あと一手の運、不運

 土曜日の東京最終レース、1番人気のトウショウギアが勝ったものの、人気薄のタマモドンが内ラチから2着に突っ込んできて、39万馬券になった。タマモドンは平均指数のランクでcに評価された、当初は連下の1頭として考えていた馬だった。しかし、結論を出す段階で競馬新聞を見ると、これが全く人気がない。あれこれ迷ったあげくに、結局最後は買い目から外してしまった。人気にとらわれなければ、指数だけを信じていれば、買わなければならない馬だっただけに、よくあることとはいえ、取り逃がしたショックは小さくはなかった。
 日曜日は東京競馬場に出かけた。懐かしい旧スタンドは完全に取り壊されて、コンクリートの瓦礫に姿を変えていた。この日から使用が始まった中央の新スタンドに落ち着いたが、一般席の椅子の間隔もゆったりとしていて、わりと快適な居心地に感じた。ただ、私は相変わらず馬券に夢中で、せっかくの新スタンドも見て回る余裕がなかった。
 9レースは3場とも外し、10レースも福島の安い3連単を取って、東京は外した。
 京都の10レースはシルクトゥルーパー(Ba)からの1、2着づけの馬券を買う。通常、連下は7頭までに絞ることが多いが、ここは指数上差のないメンバーが多く、連下を8頭取った。土曜日のタマモドンの一件が頭に残っていたのだろう、10頭建てのレースで買わなかったのは1頭だけという、ほとんど総流し状態の馬券になってしまった。
 しかし、それが幸運を呼んだ。
 軸にしたシルクトゥルーパーが後方から一気の差し脚で勝って、2着にテイエムチュラサン、3着にカズサライン(Y)と入った。
「頭数も少ないし、勝ったのも人気の一角にある馬だから、そんなには付かないだろう」と思っていたら、3着のY馬カズサラインは10頭立ての10番人気という人気薄馬で、3連単はなんとなんと54万馬券になった。
 思いがけない高配当に気をよくした私は、続く福島、東京、京都の11レースにいつもより多くの金額を入れ込み、「あれれれっ」という間に3場とも外した。
 それにしても、日曜日の京都は10レース54万、11レース115万、12レースでは202万と大荒れ。そのひとつを当てられたのだから、何はともあれ、この日の幸運に感謝しよう。
 たいてい、運、不運は紙一重。手が増えるからといって、指数で評価できる人気薄馬を切っているようでは、自ら幸運を捨てているようなものだ。迷ったら買う。今週の天皇賞もその手で幸運をつかみたい。

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2005年4月21日 (木)

第210回スターホース

 「きょうは混んでますよ」
 いつも西船橋から乗り合いのタクシーで中山競馬場に向かう。タクシーの運転手もきょうはお客が多いせいか、元気がいい。
 皐月賞当日、競馬場にはいつもと同じ1時半過ぎについたが、すでに場内は人であふれていた。しかも若い人が多い。うかうかしてたら、馬券も買いそびれてしまいそうだ。
 ランクで決まった福島9レース(3連単8万5590円)を外して、阪神9レース(3連単2660円)、中山9レース(3連単6220円)の安い配当を取った。10レースは中山の3連単1万3510円を当てただけだった。
 人出がさらに増えたようなので、3場のメインレースの馬券はまとめて買った。皐月賞はディープインパクトの1着付け馬券を1000円通しで、押さえで2着付けを200円買った。ターフビジョンの見える位置に陣取ったが、あふれ出てくる人の波に押されて、いつの間にかターフビジョンの映像もよく見えない位置に追いやられてしまった。こんな混雑ぶりは久しぶりだ。私の後は若い人の数人のグループのようで、競馬初心者らしい会話が聞こえてくる。
「ディープはとにかくすげえのよ。このまま3冠いっちゃうからよ」
「3冠って、皐月賞のあとは、ダービー賞なの」
「いや、ダービーには賞はつかない」
「でもダービーって、すごいレースなんだ」
「ディープは一生のなかで、出会えるかどうかの、すげえ馬なんだぜ」
 福島のメイン渡利特別は押さえで100円通しで買った馬券が当たって6万7240円になった。250万馬券の阪神メイン淀屋橋Sは良いところなく外した。
 皐月賞がスタートした。
 人の頭と頭の間、背伸びをして、わずかに見えるターフビジョンの映像をみながら、実況放送を聞き取ろうとするが、耳元で割れるような歓声がとどろいて、全く聞き取れない。「うおっ、すげえ、すげえ」。後ろの若い連中はひたすら「すげえ、すげえ」を連呼しながら、丸めたスポーツ紙をバシバシ叩き続けている。ディープインパクトは直線、外から先行集団をとらえると、一気呵成にトップに躍り出る。
目の前のわずかな隙間、駆け抜けていくディープインパクトの姿が一瞬だけ見えた。黄色い帽子があとに続く。
 「うおーーうおう」うねるような歓声が波のように押し寄せる。
 そして、ディープインパクトがスターホースになった。
 人の世界もそうだが、スターは人を感動させるだけでなく、動員もできなければならない。この日、中山競馬場を埋め尽くした満員の観客は、まさしく、ディープインパクトの魅力によるものだ。しかも、競馬の知識があまりない若い人たちまでも引きつける魅力に満ちていた。それこそが真のスターなのだ。久しくスターホースといえる馬がいなかった競馬界も、ディープインパクトの出現で、少し明るさが見えるかもしれない。
 私の後ろの連中は相変わらず「すげえよ、すげえよ」と感動に浸りきっている。
 人混みのざわめきの中、私はディープインパクトから買った馬券をポケットから取り出してそっと確認をする。2着はD馬のシックスセンス、3着はアドマイヤジャパン。ちゃんと買っている。シックスセンスが人気薄で、人気のディープインパクトからでも2、3万は着くだろう。人混みをかき分けて、払い戻しに向かう途中、配当が発表になった。足を止めて、手元の出馬表に70780と記入する。
 

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2005年4月14日 (木)

第209回まずまず

 土曜日、史上最高の配当、1000万超馬券が出た福島の9レースは、1着D馬エストレーア、2着はランク外のボスポラス、3着C馬フューチャギャングだった。3連単は1億2000万円ほど売れて、的中は9票だったという。しかし結果だけを見ると、スピード指数をやっていれば買えない馬券ではなかったように思える。C、Dのランク馬2頭は当然として、2着のランク外のボスポラスも前走の先行指数は4番手に評価できる馬だ。実際。私も福島の9レースの出馬表とオッズを見比べながら、「D馬エストレーアの単勝が70倍以上もあるなら、そこから買ってみよう」と思ったほどだった。いろいろ検討した結果、最終的に私が買った馬券は2番人気のA馬フミノブルースカイ(結果4着)を軸にしたものになってしまって、大きな幸運は手にできなかったが、1000万馬券もそんなに遠くには感じなかった。
 1000万とはいわないが、2、300万の馬券ならまた取れそうな気がする。
 桜花賞当日の中山は風が少し強かった。満開の桜の花びらも空に舞い上がり、鮮やかに伸びた芝も、風のうねりで緑の波を描き出す。G�Tの桜花賞もあり、前日の1000万馬券がNHKのニュースとして取り上げられるなど、マスコミでも話題にもなったことも手伝って、さぞ混んでいるだろうと思って出かけた中山だったが、どうしたことだろう。最終レースまで指定席は売れ残ったままだった。ゆったり馬券が買えるのは有り難いが、いま競馬はこんなにも人気がないのだろうか、と思わされてしまった。
 桜花賞は注目のA馬ラインクラフトが先行して、直線差し切る競馬で圧勝。差し脚のある1番人気シーザリオがゴール前、鋭く詰め寄ったがアタマ差届かず2着。3着には終始2番手につけ先行したA馬のデアリングハートが粘りきった。それで3連単3万6790円はよくついた。3着のA馬デアリングハートが10番人気と評価が低かったためだが、欲をいえば、シーザリオに交わされていなければ17−9−7で607倍見当の配当になっていただけに、私にとっては1000万馬券よりこっちの方が惜しい気分だった。
 今週は、土曜日の阪神メインが会心の高配当。逃げたビッグゴールドから買って9万馬券は我ながら上出来だった。収支も土日でプラスがでて、まずまずといったところ。

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2005年4月 7日 (木)

第208回こんな日もあると

 土曜日は安い配当を拾いながら、何とか乗り越えたものの、日曜日はさっぱりだった。
 日曜日、天気は良かったが、中山競馬場は午後になっても指定席が埋まらず、最終レースまで空席のままだった。中山競馬場が一番きれいに見えるのは、向こう正面の桜が満開になるいま頃だが、この日はまだつぼみが固いようだ。満開はこの先、ちょうど今週末くらいだろうか。
 日曜日の朝、カミさんと喧嘩をして、修復の努力もしないまま、何も言わずに家を出できたものだから、心の置き場所がなく、がらがらの指定席にいても、まったく競馬に集中できなかった。そのせいばかりではないと思うが、ハナから勝ち馬か抜けていたり、軸馬が勝ったレースでも2、3着馬のどちらかがなかったり、ちぐはぐな予想ばかり。結局、9レースから3連単を買ったが、最終レースまで1レースも当たらなかった。最近こんな完敗はほとんど記憶がない。
 先週、「それにしても、3連単は難しい。高田馬場日記を読む限りでは、西田氏はどうしてそんなに当たるのと思っていますが、収支は如何に?」というメールをもらった。
「いや、そんなに当たらないのが不思議ですよ」と返事を出そうかと思ったが、実際こんな日もある。出さなくて良かった。
 調べみると、今年に入って電話投票分は122パーセントの回収率になっていた。的中率は30パーセント前後だ。日曜日は競馬場かウインズに出かけることが多いので、収支には入っていないが、日曜日のほうが回収率はよいはずで、全体としても負けてはいないだろう。
 私の場合、3連単馬券といっても、馬連の延長にあるだけのことで、発想も馬連の時代とあまりかわっていない。私の3連単馬券は軸を決め、その馬を1着付けにして、連下にあげた馬を2、3着のボックスで買うことが多い。たいていはAB馬やXY馬を軸にする。軸馬によほどの確信がもてない限り、押さえで2着付けも買うが、3着付けはほとんど買わない。したがって買い目は30点から80点くらいになる。軸馬が2頭なら買い目は倍に増える。他の人よりは買い目は多い方だと思うが、多少多くても3連単の高配当がカバーしてくれる。
 相変わらず3連単の発売がある全レースに手を出している。レースを絞れば回収率も的中率も、もっとあげられるのではないかと思うが、性格がじゃまをする。
 それにしても、それほど馬券上手ではない私でも、そこそこ当たって、プラスになるということが大切なこと。それがスピード指数の信頼の高さなのでしょう。

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