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2005年11月10日 (木)

第237回母と不肖の息子

 リリー・フランキーの「東京タワー・オカンとボクと、時々、オトン」(扶桑社刊)を読んだ。リリーさんのことは最近「R30」と「新・堂本兄弟」にゲストで出ているのを見て、面白い人だなと興味を持ったが、あいにく、それまで彼が書いたものを読んだことはなかった。「R30」ではこの「東京タワー」の本の内容にもふれていたので、一度読んでみようと思っていた。
 その矢先とでも言うか、先週、一緒に食事をしたかわいい子が「泣ける本だという評判だったから余計、そんな簡単に泣かされないぞ、という気持ちで読んだけど、最後は人前にもかかわらず声を上げて泣いた」という話をしてくれた。
 翌日手に入れて、できるだけゆっくり読んだ。
 「東京タワー」は2001年4月に亡くなったリリーさんの母親と、父親とそして息子としてのボクとの話−−。母が息子に注ぐ無償の愛ほど大きな、深いものはない。それをまっすぐには受け止められず、距離を保てず、粋がってみるものの、目標も、行き場も、なくしたままさまよう。男は幾つになっても、迷ったまま、またそこに戻っていく。
 読みながら、2年半前に亡くなった母のことを重ね合わせてしまう。不肖の息子は母の死に目にも立ち会えなかった。2年以上もたつのに、私はまだ、母の死のことを一行も書けない。言葉にならない思いが涙になって机をぬらす。

 エリザベス女王杯は、データの通りAB馬が圧倒的に強く、過去9年でパーフェクトに連対している。今年はヤマニンシュクルがA馬、エアメサイアがB馬だ。ただ、先行と上がりの関係を調べると、過去9年、3着内に入った全ての馬が(先行指数マイナス10/上がり指数5)をクリアしており、この点からA馬といっても条件をクリアできないヤマニンシュクルよりも、条件を満たすB馬エアメサイアのほうが軸馬向きだろう。

(エリザベス女王杯)
       1着        2着        3着
96年     Yb   B     −
97年    C d   AXa   A
98年    BYb   DZd   AXa
99年    AXa   −      Zb
00年    A b    Xa    Zd
01年     Xa   B     DXb
02年    A b   AZb    Xa
03年    B     A     外国馬
04年    AXa   −     −
(スローペースは−10/0で調整)


 エリザベス女王杯は素直に母の愛を受け取るレースのようだが、福島記念は不肖の息子たちが荒れ狂うレース。特徴も傾向もつかめず、手を出しにくい。

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