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2006年4月 6日 (木)

第256回波乱の桜花賞に

 96年を除けば、何らかのランクがつく馬が勝ち続けているものの、当てにしにくい牝馬のレースに加え、成長と切り離して考えられない特有の難しさもあって、桜花賞は毎年毎年、難しい。過去の配当から見ても堅く収まるレースではない。
 スピード指数上は、ランク馬が連対を外すことはない。前走指数で上位のABCD馬まで手を広げれば、過去9年で連対しているが、A馬だけが抜けて強いわけではない。過去に高い指数を示しているXYZ馬も10年の内9年で連対しており、3着内ならパーフェクトだ。そういう点で、軸馬はランク馬からでも良さそうだが、ランク馬同士の決着はあまりないから、連下は手が広がりそうだ。

(桜花賞)  1着        2着        3着
96年    −     A c   AYc
97年    AXa    Yc   −
98年     Za   CYd   −
99年          d   CZa      −
00年     Z    D     Dc
01年    DXa     b   A
02年     Yd    X    Aa
03年    CYa   −     −
04年    AZc   −     −
05年        AXb   −        A
  (スローペース調整は−20/−10)


 今年はアドマイヤキッス、キストゥヘヴン、シェルズレイがA馬で並ぶ。次いでフサイチパンドラがD馬。XYZ馬はアルーリングボイス、ラッシュライフ、ユメノオーラ。
 ただ、前走、最も高いA馬の指数は67と低調。この過去に例がないほどの、あまりに低いレベルはかなり気になる。来週、皐月賞に登録している同世代の牡馬は、そこそこの指数レベルにあり、この低指数は馬場指数やペースの問題ではなく、明らかにレベルが低い牝馬世代を象徴しているのだろう。
 とすると今年の桜花賞は波乱を前提に考えた方がよいかもしれない。
 さて、今年のメンバーを、ペースに関係なく単純に上がり指数だけで見ると、コイウタとアドマイヤキッスが9と5で最も高い。ともに余裕のある上がりの脚に見えたが、しかし、過去の連対馬は、必ずしも上がりの脚だけが問われてきたわけではない。マイル戦だけに本来スローペースにはなりにくく、勝ち馬の上がり指数は0以上あれば問題はない。先行指数と上がり指数の関係では、(−15/0)が標準で、02年のアローキャリーを除く全ての勝ち馬がその条件を満たしている。その水準で考えると人気になりそうなコイウタとアドマイヤキッスともに消えてしまう。余裕のある上がりの脚に見えた鋭い上がりはスローペースによるものであり、ペースが上がったときに対応できるかどうかは未知数なのだ。
 それでも尚、アドマイヤキッスとコイウタは強いのかもしれない。ペースが超スローになれば2頭の戦いなのだろう。しかし阪神のおにぎりコースでは今年が最後の桜花賞。トリッキーなコースが作り出してきた乱ペースなら、今年だけ超スローになることはないのではないか。とするとアルーリングボイスの巻き返しがあるかもしれない。

 ニュージーランドTはAB馬が中心を担ってきたレース。今年はアドマイヤディーノ、マイネルスケルツィが有力だろう。

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