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2006年10月26日 (木)

第284回難しい秋天

 この時期、東京競馬場も最終レースが始まる頃はもう薄暗い。先週は曇りがちだった天気のせいか、メインレースが終わってすぐに照明に灯がはいった。照らし出された直線とゴール前の芝だけが、プラスチックのような妙に人工的な輝きに見える。向こう正面はすでに闇の中のはずだが、新ターフビジョンに映った馬や芝の色は、まるで昼のような明るさだった。
 土曜日は3連単の10万超馬券を2本取ってまずまずだったが、日曜日は菊花賞も外していいところがなかった。それでも京都の最終レースで12万馬券を当て、何とか帳尻をだけは合わせることができたが、気持ちは煮え切らないまま、消化不良の一日になってしまった。
 Tちゃんは菊花賞を当てて、火曜日に当たり馬券のファックスを送ってきた。

 今週は天皇賞・秋。
 指数上は過去に高い指数を示したXYZ馬が、過去10年で9回連対している。今年のXYZ馬はローゼンクロイツ、カンパニー、アサクサデンエンの3頭。同様に過去10年で9回連対し、連対率が高いのが平均指数の上位馬で、ファストタテヤマ、ローゼンクロイツ、アサクサデンエン、インティライミ、ダイワメジャーが該当する。前走指数の高いダンスインザムード、コスモバルクを加え、有力馬、軸馬はこの中にいるはずだ。

(天皇賞・秋)
       1着    2着    3着
96年    D     BZb   AYa
97年    C     A     BYc
98年    C      Yb   BZ
99年     Xc   -     B
00年      b   AXa   -
01年     Xc    Xa   BXb
02年    -     DYa   -
03年    C     AYb   -
04年     Zd   -     -
05年    B     DXa   -

 過去、秋の天皇賞は比較的厳しいペースになることが多かった。厳しいペースを先行して、直線でも確実に伸びる脚をくりだせること。それが秋天の勝ち馬のイメージで、前が止まるのを待って直線にかける馬、ペースが緩く上がりの脚だけでレースを戦ってきた馬たちは天皇賞では苦しい。能力の高い先行差し馬を中心に取るのがセオリーだ。
 しかし、今年の出走メンバーを見ると、とてもじゃないが、ペースが上がるとはいいにくい。毎日王冠もスローペースだったし、京都大賞典は考えられないような超スローペースで、勝ったスイープトウショウの指数は40しかなかった。天皇賞だからといっても、いきなり経験のないペースになるはずがない。
 想定されるペースは当然スローペースだが、京都大賞典までの超スローペースにはならない。とすると、中心は平均、もしくはスローペースで瞬発力が発揮できる馬たち。たとえばアサクサデンエン、ダンスインザムード、ローエングリン、カンパニー、オースミグラスワンなどに向く展開なのだろうか。
 いまはカンパニーに心ひかれるが、いずれにしても難しくなりそうな今年の天皇賞。結論はもう少し考えてから出そう。

(スワンS) 1着    2着    3着
96年    -     CXb   -
97年      d   C     -
98年     Yd   A d    Yc
99年    AYa    Zc   BXa
00年    A c    Zd   -
01年    BZc   AYb   -
02年    AXa   -     B a
03年    -     A b   -
04年    -     -     -
05年    -     A d   D 

 京都芝1400メートルのスワンSは、前走指数の高い馬と平均指数の上位馬たちが活躍しているが、ここ3年はランク外の馬が勝ち、昨年は3連単で100万馬券もでて近年は波乱度も高い。ランク馬の中ではオレハマッテルゼ、シンボリグラン、マイネサマンサなどに注目しているが、ランク外の馬でもスプリンターズSで2、3着のメイショウボーラー、タガノバスティーユなど気になる馬も多い。

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2006年10月19日 (木)

第283回メイショウサムソンの3冠

 東京はこのところ、秋晴れで気持ち良い天気が続く。週末も全国的に天気がよい様子で、菊花賞も好天に恵まれそう。
 今年の菊花賞は、昨年のディープインパクトのような圧倒的な能力と人気を備えた馬はいないものの、皐月賞とダービーを征して2冠を取ったメイショウサムソンを筆頭に、ダービー2着のアドマイヤメイン、3着のドリームパスポートなど、有力馬が順調に駒を進めてきた。
 菊花賞の過去10年間の連対馬のデータを見ると、平均ランク上位abcd馬が中心を占めている。今年の平均指数の上位馬はaメイショウサムソン、bアドマイヤメイン、cドリームパスポートだが、順調さに問題はなく、ともに最有力候補だろう。

(菊花賞)  1着    2着    3着
96年     Z     Zb   -
97年    AXa   -     Cb
98年    BZc   CXb   -
99年    BYb   AZa   -
00年     X    A c   -
01年    -     -     AZc
02年    -       d   -
03年      c   B     BXa
04年    -     A a   -
05年    AXa   D d   C c 
(スローペース値は-5/5に設定)

 菊花賞は例年、4角で4、5番手以内の馬が連対しており、軸馬は先行馬から取るのが常道。今年、先行馬で力があるのは3冠を目指すメイショウサムソンと、ダービー2着のアドマイヤメインだが、逃げるアドマイヤメインより、4、5番手で先行するメイショウサムソンのほうが、展開上は有利になりそう。加えてダービーで見せたように上がりの脚もしっかりしており、ペースに左右されない能力の高さも感じる。前走の神戸新聞杯2000メートル戦ではドリームパスポートに差しきられて苦杯をなめたが、3000メートルの距離ならメイショウサムソンの方が距離適性が高いのではないか。メイショウサムソンの3冠を期待したい。

(富士S)  1着    2着    3着
00年     Zd   BYb   -
01年    B b   DXa   -
02年    D c   -     AYa
03年    D     -     -
04年    CYa   AZ    C
05年    B b   -     C 

 東京の馬場改修後、富士Sはスピード指数のランク馬が連勝中だ。特に前走指数の高い馬が中心で、サンバレンティン、カンファーベスト、エアシェイディ、テレグノシスがピックアップされる。他ではスズカフェニックスも有力候補だろう。

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2006年10月12日 (木)

第282回きれいすぎて

 先週日曜日は東京競馬場へ出かけた。新しくできたターフビジョンは、どれほど大きいのか気になっていたが、あの広い東京競馬場だからか、そこそこに収まっていた。一般席からは向こう正面が全く見えないものの、大きすぎるという印象はなかった。もちろんハイビジョン対応で画像はすごくきれい。ただし、きれいすぎて、現実にそこで競馬が行われているにもかかわらず、ターフビジョンの映像を見てしまう。それまでは4コーナーまではターフビジョンを見ていても、直線にかかれば身を乗り出して馬の姿を追ったものだった。しかし、直線のたたき合いも新しいターフビジョンを見ていた方がきれいで、よく見えるし、ワイドな画面いっぱいをつかった映像は競馬でこそと思う迫力もあった。
 それにしても生の競馬がそこで行われているのに、映像ばかり見てしまうのはどんなものだろう。

 月曜日は神宮球場、火曜日は東京ドーム。連日の野球観戦。ドラゴンズの優勝に歓喜。
 水曜日、ディープインパクトの引退報道に、「何で・・・?」

 今週は3歳牝馬のGⅠ秋華賞。
 基本的に桜花賞やオークスなどで活躍した春の有力馬が中心。ステップレースとしてローズSかクイーンSを使った馬が最有力で、特にローズSの上位馬の活躍が目立つ。スピード指数のランクでは平均指数の上位abc馬の連対率が高く、指数上でも基礎能力が問われるレースに見える。
 今年のメンバーではローズSを勝ったアドマイヤキッスが平均指数で最上位。次いで桜花賞馬キストゥヘヴン、コイウタ。4番手がソリッドプラチナム、シェルズレイ、オークス馬カワカミワプリンセス。
 先行指数と上がり指数の関係では、先行指数が-10以上の時、上がり指数は0以上、できれば5は必要。過去10年の勝ち馬はすべてその条件を満たしており、先にあげた馬たちも条件を満たすが、個人的にはアドマイヤキッス、キストゥヘヴンを中心に取りたいと思っている。
 ただし、ランク外の馬たちにも目が離せないのが牝馬の秋華賞。上がりの脚のあるニシノフジムスメ、フサイチパンドラ、ブルーメンブラットには注意がいる。

(秋華賞)  1着    2着    3着
96年     Xa   -     -
97年     Ya    Xb   D
98年     Xa   -     AYc
99年    -     C c   D
00年    -     -     B
01年     Za    Z    A
02年    A     BXb   -
03年     Xb    Ya    Zd
04年    A a   -     -
05年    BZc   CXa   -

 古馬の牝馬限定戦・府中牝馬SはXYZ馬と平均abc馬が有力。今年はX馬がデアリングハートとマドモアゼルドパリ、Z馬はレクレドールだ。平均abc馬はディアデラノビア、ヤマニンシュクル、コアレスパティオ。レースは先行馬が粘る展開が多く、ここは先行力のあるデアリングハートに期待したい。

(府中牝馬S)1着    2着    3着
96年    BYc   D     -
97年    DZc    Xa   C
98年    AXa   C b   D
99年      c   BYa   -
00年    AZc    Zc   CXa
01年    -      Xa   A d
02年    AXb     d   BYa
03年    BXa   CYb   -
04年    A     CYc   CZb
05年    -     -      Zb

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2006年10月 5日 (木)

第281回凱旋門賞・ディープの指数

 ディープインパクトの凱旋門賞は残念な結果だった。直線抜け出して先頭に立ったときには「勝てる」と思ったが、ディープの直後で脚をためていた軽量の3歳馬に差されてしまった。3・5キロの負担重量差が着順を左右したようで、毎年3歳馬が勝ってきたことも、そういう理由だったのかと納得がいく。勝ち馬とのタイム差(計測が5秒も間違っていたらしい)からスピード指数を計算すると、着差による指数差は2しかない。負担重量を合わせて計算すると、ディープインパクトが差し引き5高い結果になる。勝ったレイルリンクの指数が100なら、ディープインパクトのそれは105の価値を持つ。
 がんばった、よくやった、といえる結果だったのではないか。
 それにしても、普段は競馬中継など見もしないカミさんが「ディープのレースだけはみたい」と深夜まで起きていたし、テレビの視聴率は20パーセントを超えたという。競馬を知らない人をも引きつける魅力がディープインパクトにはある。そのディープインパクトの魅力が競馬の魅力に、ひいては馬券の魅力、馬券の購入につながってくれるといいのだが。

 さてさて、今週の重賞・毎日王冠は過去10年連続で平均指数の上位abcd馬が連対している。平均ab馬に限っても8年で連対しており、また、XYZ馬も9年で連対している。安定した能力、近走に高い指数を示していることは上位を争う上で、重要なポイントになっている。

(毎日王冠)  1着    2着    3着
96年     外     BZb   -
97年     CYb    Zc   D d
98年     BXa   -      Yc
99年     AXa   -     C
00年       c   CXb   D
01年     D d   C c    Z
02年     CYb   AXa   -
03年      Xb   D c    Ya
04年     BXa   A a   C d
05年      Z    C d   -

 今年の平均指数上位馬はアサクサデンエン、クラフトワーク、ダイワメジャー、ダンスインザムード、テレグノシスの5頭。前記の5頭以外のランク該当馬はハットトリック、オースミグラスワン、ローエングリン。
 東京開催の第1週だけに馬場状態は絶好のはずで、瞬発力のあるアサクサデンエンに向く展開になりそう。

(京都大賞典) 1着    2着    3着
96年     CXa   -     -
97年     -     AZc     d
98年     D       d   CXa
99年     -     AYa   D
00年     D b   -     B
01年     CYb   DYd   -
02年      Xa    Yb   AZc
03年     AXa   AYa   -
04年      Xb   AZb   D
05年     B a    Xa   A

 一方、京都大賞典も平均指数の上位ab馬が強く、最近7年連続で連対中。平均abcd馬まで手を広げると毎日王冠同様、10年連続で連対している。8年連対しているXYZ馬も強い。
 今年のメンバーならファストタテヤマ、ローゼンクロイツ、ストラタジェム、スイープトウショウ、アイポッパーなどのランク馬が有力。ローゼンクロイツの先行力を上位に評価したい。

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