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2006年11月30日 (木)

第289回幸せなディープインパクト

 先週日曜日。ディープインパクトが走るというので、東京競馬場は超満員だった。わたしはいつものように4階のスタンドをうろうろしていたが、ジャパンカップの始まる時刻には立錐の余地もなくなり、背伸びをしても何も見えない。結局、コースに背を向けスタンド内のテレビ画面を見る羽目になった。
 ディープインパクトの勝利は本当にうれしかった。
 12万の観衆の暖かい声援と歓声。「よかった。ディープが勝ってよかった」。普段の競馬場にはない、ほっとした、やさしい空気が競馬場を包んだ。
 誰よりも勝利を望まれたレースだったが、何が起こるかわからない競馬の世界のこと。万一のことを想像したファンもいたに違いない。そんな12万人の肩の荷を、一緒におろすことができた、安堵感だったのではないか。ディープインパクトは幸せな馬だ。
 そして、あんなに無邪気に喜びを表す武豊騎手を久々に見た。「勝利」の重圧はそれほどにすごかったのだろう。
 カミさんと知人に頼まれた馬券も当たって、かける電話の声も弾んだ。

 今週末から新しいコースに生まれ変わった阪神が始まる。基準タイムも新たに作ることになるが、ここは長年の経験と腕の見せ所。基準タイムの更新も、楽しみにしていてください。
 さてさて、今週の重賞はGⅠ阪神ジュベナイルF。指数の上位はアストンマーチャンを筆頭にルミナスハーバー、イクスキューズ、ハロースピード、ハギノルチェーレ、クラウンプリンセスなど。指数上はアストンマーチャンが一歩抜けた存在だが、今年は阪神のコース形態が大きく変わって、ランク馬の連対傾向にも影響が出てきそう。

(阪神ジュベナイルF)
       1着    2着    3着
96年      d   AX    AC
97年     Yb   -      X
98年      d   -     D b
99年    A      Y    C a
00年    BXa   -      Y
01年     Zd   BYa     d
02年    AYa   -     -
03年    -     -       b
04年    -     C     A a
05年          d    -        -
(スローペース調整は-20/-10)

 中山のステイヤーズSはXYZ馬と平均abcd馬が有力で、底力のある馬たちのレースだ。長距離戦だけに、スローペースでの鋭い上がりの脚だけでは勝負にならず、スタミナ系の先行指数がポイントになっている。上位に入線するためには先行指数+5以上で尚かつ、上がり指数は0以上が求められる。
 今年はアイポッパー、トウカイトリックなどが有力になりそう。 

(ステイヤーズS)
       1着    2着    3着
96年    B d   B     -
97年    CX    A d     c
98年    -      Ya    Xd
99年    -      Za    Xa
00年    DY    C     AXa
01年    A b   AXa    Yc
02年     Zc   -     DYd
03年    -     -     CYa
04年     Xa    Zc   -
05年        BXa      CZc      A

 明日からもう12月。あっという間に有馬記念を迎えることになるのだろう。
 そしてもうひとつ。12月になって、今年も新基準タイム21版の受付が始まりました。阪神の基準タイムの更新同様、よろしくお願いします。

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2006年11月23日 (木)

第288回ディープがんばれ

 日曜日、いつものように午前中は電話投票で過ごす。早めに昼食を取り、着替えもすませて、出かけようと思っているところに、冷たい雨が落ちてきた。「これから本降りになりそうよ」というかみさんの助言に、結局東京競馬場に行くのはやめ、その後一日、電話投票に忙しくすることになった。前日の土曜日、京都最終レースで3連単27万馬券を当てて、資金的にも気持ちの上でも、多少の余裕があってか、運不運を別にすれば、大敗もなくゆっくりと競馬を楽しめた雨の一日だった。
 今週はジャパンカップ。東京の最終日。どんなに冷たい雨が降っても出かけよう。

(JC)   1着    2着    3着
96年    外     D     外
97年    外     A     AYb
98年    A c    Zb   DY
99年    AXa   外     外
00年    AZa   BXb   外
01年    -      Yc   BXb
02年中山  外     外     A
03年     Yb   -     AYd
04年    AYa    Z    D
05年    外     DZ    BXa

 今年のジャパンカップは外国からの招待馬がわずか2頭、日本馬も出走頭数が少なく、例年と比べると少し寂しいが、それでもディープインパクト、ハーツクライ、ドリームパスポートなど、日本馬の代表としてふさわしいメンバーがそろった。
 ジャパンカップでは指数ランク外の日本馬が3着内に入ったのは過去に2頭いるだけで、馬券はスピード指数ランクのある日本馬から、というのがセオリーだ。今年のランク馬は外国馬のウィジャボードを含め、ハーツクライ、スウィフトカレント、ディープインパクト、メイショウサムソンの5頭。
 例年、ペースが厳しくなるジャパンカップだが、過去の連対馬を先行指数と上がり指数の関係で見ると、近走に(先行指数5/上がり指数10)のレベルを経験していることがポイントになっている。今年のメンバーでこの条件をクリアするのは、ディープインパクトとメイショウサムソンの2頭だ。ただ、今年は少頭数のうえ強力な逃げ馬も不在で、例年のようにペースが上がるかどうかは疑問。スローペースになれば上がりの脚が問われることになり、決め手のあるディープインパクト、ドリームパスポートの瞬発力が生きることになるかもしれない。
 しかし、どんなペースでも自在な対応力を示してきたのがディープインパクト。中心は不動だ。
 凱旋門賞の失格は残念だったが、あくまで管理の問題であって、ディープインパクト自身の問題ではない。ここは堂々と戦って、圧倒的な強さでジャパンカップを勝って欲しいと心から願っている。

(JCD)  1着    2着    3着
00年    A b   CZa   外
01年    A a   DXb    Y
02年中山  芝     DXb   芝
03年    外     A     -
04年    BZb   DXa   A
05年    A     C a    Y

 ジャパンカップダートはA馬を中心に、前走指数の上位馬が圧倒的に強い。今年はシーキングザダイヤを筆頭に、ブルーコンコルド、メイショウバトラー、サンライズバッカスなどの前走指数が高い。また平均指数の上位2頭ab馬も連対率が高く、前述のシーキングザダイヤ、ブルーコンコルドが馬券の中心になりそう。

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2006年11月16日 (木)

第287回マイルCS

 マイル・チャンピオン・シップは、2000年の番組改編でスプリンターズSの後に行われるようになったが、それ以降波乱の連続。指数上は前走指数の高いABCD馬が有力だが、相手はランク外の馬が多く、難しいレースだ。

(マイルCS)1着    2着    3着
96年      d   -      Y
97年    B     -     -
98年    AXa   -      Yc
99年    AXa   BY    DYc
00年    -     C b   -
01年    -     D      Z
02年    -     DXa   A c
03年    D     -     C
04年    DYb   B      X
05年        -          X          A

 2000年以降の連対馬の傾向は、近走マイル戦で先行指数が-5以上、加えて上がり指数が0以上ある馬が中心になってきた。今年のメンバーでその条件をクリアする馬はダイワメジャー、シンボリグラン、カンファーベスト、ロジックだけで、前走指数の高いランク馬から連軸にとるならダイワメジャーが浮上する。
 ダイワメジャーは今年の秋の天皇賞2000メートルを先行して勝ったが、スローペースでは切れる脚がなく、ペースの上がるマイル戦の方が流れは合うはず。マイル戦は(2302)で連対率は70パーセントを超える。昨年のこのレースでも2着に食い込んでおり、本質的にはマイルの適性が高いのではないか。
 人気のないところで気になるのは、遅生まれの南半球産で負担重量でも1キロ減キンシャサノキセキ。前走で1600万条件を勝ったばかりだが、92の指数は上位を争うに不足はないレベルだし、春のNHKマイルカップの3着で距離適性、基礎能力の高さは証明済みだ。

 東京の重賞は、土曜日の東京スポーツ杯2歳S。
 馬場改修のあった2003年以降の連対馬は以下の通り。

(東スポ杯2歳S)
       1着    2着    3着
03年      d   -      Y
04年    DZ    A a   DXc
05年    B      Xb   -
(スローペースは-20/-10で調整)

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2006年11月 9日 (木)

第286回堅いエリザベス女王杯

 デルタブルースがオーストラリアのGⅠメルボルンカップを勝った。2着にもポップロックが入って、日本馬のワンツーフィニッシュ。この秋は、日本の競馬人気を支えてきたディープインパクトの凱旋門賞での薬物疑惑もあって、少し気持ちが沈みかけていただけに、ひさびさ心躍る快挙だった。
 これでジャパンカップ、有馬記念も楽しみになってきた。

 今日、新しいワンセグ携帯にかえた。使い方がわからない。

 過去のエリザベス女王杯はランク馬が圧倒的に強かった。勝ち馬は過去10年、すべて指数のランク馬だったし、2着もほとんどランク馬が占めている。荒れることが多い牝馬限定戦にあって、エリザベス女王杯だけは、実力馬がその能力をいかんなく発揮する堅いレースが続いている。
 今年のメンバーを見るとAbのカワカミプリンセス、Aアサヒライジングを筆頭に、Cフサイチパンドラ、Dシェルズレイ、DYcアドマイヤキッス、Xキストゥヘヴンと、3歳馬が上位にあり、古馬でランク馬にピックアップされたのは、Da馬スイープトウショウ、Zc馬ディアデラノビアだけだった。
 秋華賞の勝ち馬カワカミプリンセスの指数86は過去の勝ち馬と比べて特に高いものではないが、デビュー4戦目でオークスを勝ち、さらに無敗で秋華賞を征するのは並のレベルではない。ここは素直に中心に推したい。

(エリザベス女王杯)
       1着    2着    3着
96年     Yb   B     -
97年    C d   AXa   A
98年    BYb   DZd   AXa
99年    AXa   -      Zb
00年    A b    Xa    Zd
01年     Xa   B     DXb
02年    A b   AZb    Xa
03年    B     A     外国馬
04年    AXa   -     -
05年        Y a     C       c
(スローペースは-10/0で調整)

 エリザベス女王杯に比べると福島記念はランク馬の苦戦が続く。ハンデ戦だけに当然というべきだが、難解なレースが多く、手を出しにくい。

(福島記念) 1着    2着    3着
97年      d   A     DYa
98年    -      Yc   BZb
99年    D     -     BZb
00年    C a   CXa    Y
01年      b    Y     Y
02年    -     B c   -
03年    -     D a   BXc
04年    -     D     -
05年         Zb     -      Z

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2006年11月 2日 (木)

第285回難解アルゼンチン共和国杯

 このところ、大学3年になった娘宛に会社案内や就職セミナーなどのダイレクトメールが多く届くようになった。まだ興味がないのか、あまり見てはいないようで、いつまでもテーブルの上に置いたままになっているものもある。
 いつだったか、パンフレットを見ながら、「お父さん、専門商社って何?」と聞かれたときには、「え、そんなことも知らないの?」と思わず言葉につまってしまった。ほんと、そのレベルで就職は無理でしょう。
 それでも最近は少しずつ就職についての話題も増えてきて、来年の春には人並みに就職活動をするつもりらしい。この1、2年、求人状況が悪くないことだけが救いだ。

 今週のアルゼンチン共和国杯は難解なハンデ戦。トップハンデの馬は過去10年で1回しか連対していないし、1番人気馬も3連対にとどまる。毎年、軽ハンデ馬の活躍が目につくが、6歳以上の馬は連対率は低い。
 指数上は、前走指数の高いABC馬の連対率がよさそうだが、おしなべて指数のランク馬も苦戦を余儀なくされていると見た方がよいだろう。

(アルゼンチン共和国杯)
       1着    2着    3着
96年    -       b   C
97年    B     C     D c
98年     Zd   -     D  a
99年    -     B     C c
00年     Y    -     -
01年    -     B     -
02年    C     A b   -
03年      d   -     -
04年    C     -      Yb
05年    -     -       b

 一番のポイントになりそうなのが距離適性と上がり指数だ。2500メートルはスローペースになりがちな距離だけに上がりの脚は必須。97年を除き、連対馬の多くは2300メートル以上の距離で、上がり指数が10以上(悪くても5以上)を示してきた馬たちだった。
 今年のメンバーでは、アイポッパー、メジロトンキニーズ、トウショウナイト、チェストウイング、アドバンテージ、トレオウオブキング、メジロコルセア、ブリットレーンなどが該当する。
 距離適性からは2300メートル以上の距離で6勝をあげているチェストウイング、5勝のブリットレーン、4勝のトウショウナイトが上位だ。なかでもチェストウイングは東京の芝で5勝をマークしてコース適性も高い。まだ1600万条件を勝ったばかりで、ここは昇級初戦だけに過信はできないが、出来の良さは古馬をしのぐといって良いのではないか。
 例年、3歳馬の好走が目に付くが、今年はアドバンテージが50キロの軽ハンデで、要注意だ。

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