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2006年12月21日 (木)

第292回ディープ最後の勇姿

 過去13年、有馬記念の勝ち馬は、前走指数の高いABCD馬や過去に高い指数を示すXYZ馬など、スピード指数の上位馬が圧倒的に多い。ランク馬が勝てなかったのは98年と01年だけで、そのとき勝ったのはともに3歳馬(グラスワンダーとマンハッタンカフェ)だった。過去13年、その2頭以外に指数のランク外の馬が勝ったことは一度もなかった。
 有馬記念の2500という距離を考えると、「スローペースになって上がり勝負、指数の高さよりも瞬発力」とイメージされがちだが、過去の結果からは、軽い上がりの脚だけでは勝てず、ある程度の先行力、スタミナが求められてきたといえる。その結果、スピード指数の上位馬であることが重要な要件になってきたのだろう。実際、勝ち馬の上がりタイムはほとんどの年で35秒0以上かかっており、極端なスローペースは意外に少ない。33秒9の上がりタイムでマンハッタンカフェが勝った01年はその点では非常に例外的なケースだった。
 2着馬を見ても96、98年、01年を除いて、すべてランク馬が1、2着を占めて、終わってみたら「ああ、やっぱりランク馬同士だ」ということが多いのが有馬記念。有馬記念の軸馬はまず、ランク馬から選ぶのがセオリーだろう。
 今年のランク馬はデルタブルース、ダイワメジャー、トウショウナイト、スイープトウショウ、ディープインパクト、スウィフトカレントの6頭。
 注目はなんといってもディープインパクト。ここは引退もからんで圧倒的な人気を集めそうだが、それでもやっぱり中心はディープインパクト以外にはないだろう。

(有馬記念) 1着    2着    3着
93年     Za   A d   Dz
94年    A b   B     D
95年    A       d   BYa
96年    DXa   -     -
97年    C     BXb   A
98年    -     -      Xb
99年    A b   AXc   D d
00年     Ya    Xd     b
01年    -     -     -
02年    B     C     A
03年    DXc   B     -
04年    CXa   AXc    Zb
05年    A b    Y    B d

 先に「有馬記念はスタミナがいる」と書いたが、01年のような超スローペースでない限り、過去の勝ち馬は(先行指数5/上がり指数10)、もしくは(先行指数10/上がり指数5)程度のレベルはクリアしている。今年はアドマイヤメインが大逃げ宣言をしており、超スローペースはない。とすると、真っ先に先行指数と上がり指数のレベルをクリアするディープインパクトを筆頭に、ダイワメジャー、ドリームパスポート、トウショウナイトなどが有力馬として浮上してくる。勝ち馬はこの中にあるはずで、当然スタミナと上がりの脚のバランスのよいディープインパクトが最も勝利に近い。
 気になるのはオーストラリアのメルボルンカップでワン・ツー・フィニッシュを決めたデルタブルースとポップロック。スタミナの点では全く問題なく、多少のハイペースでも楽に先行して粘る力はある。ペース次第ではディープインパクトを脅かす存在になるかもしれない。切れる脚ではスイープトウショウ、ドリームパスポート、スウィフトカレントに注意。

 いずれにしても今年最後の大一番。幸運の女神が舞い降りますように。
 GOOD LUCK

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