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2007年3月 8日 (木)

第302回桜はまだかな

 暖冬のせいで、東京の桜は18日頃の開花予想らしい。東京には上野公園、靖国神社など桜の名所がいくつかあるが、皇居のお堀に映る千鳥ヶ淵の桜風景が好きで、毎年、人並みに押されながら、夜桜見物に出かけるのを楽しみにしている。
 日本の競馬場で最も美しい桜は中山競馬場だろう。向こう正面の淡い桜のカーテンが揺れる様が美しく、サラブレッドに降る花びらのひとつひとつがいとおしく思える。レース前、サラブレッドがふと桜の花を見上げる様もかわいい。
 そんなわけで桜吹雪の舞う頃の中山競馬場は私の最も好きな風景のひとつ。
 そして競馬の後、少し遠回りになるが、競馬場につながる桜並木の下を歩くのもこの時期ならではの楽しみ。勝っても負けても、桜を美しく思える気持ちは残しておきたい。

 桜花賞トライアル・フィリーズレビューは前走指数の高いAB馬と平均指数上位のabc馬が中心。牝馬クラシックにつながるレースだけに、近走の調子が良くて、安定した高い能力を発揮してきた馬たちの舞台だといえそう。

(フィリーズレビュー)
       1着    2着    3着
97年    AYa   BXc   -
98年    ダ      Y    BYb
99年    AXc   B     -
00年    BXa   ダ     A b
01年    -     A c   DYa
02年    -     -      Za
03年    C     BXa   A b
04年    A a   BXb    Zc
05年    BXa   -     -
06年    -     BYb   -
(スローペース調整は-20/-10)

 今年のメンバーではアストンマーチャン、ニシノマナムスメ、ハギノルチェーレ、ルミナスハーバーの前走指数が高く、平均指数でも上記4頭が上位だ。当然、予想の中心はその4頭だろう。
 なかでも前走のジュベナイルFで世代最強馬ウオッカの2着馬アストンマーチャンが最有力。これまでは先行して差す競馬が多いが、先行力だけでなく、上がりの脚もしっかりとしており、ペースの対応力や脚質に自在性もある。前走のジュベナイルFでは、直線に向いて早めに先頭に立ち、そのまま押し切るかと思われたが、直線外から一気に脚を伸ばしたウオッカにゴール前差しきられる惜しいレースだったが、後続馬には3馬身以上の差をつけており、ウオッカがいなければ間違いなく圧勝といえるようなレースだったのではないか。
 4頭のランク馬以外で注意がいりそうなのはクーヴェルチュールとダートを連勝しているクイーンオブキネマ。さらに前走、上がりの脚に見どころがあったツルマルオジョウ、シュガーヴァィンなど。

(中山牝馬S)
       1着    2着    3着
97年     Xc   A a   -
98年     Xa   -     AXb
99年    -     CXa     d
00年      c    Ya   -
01年    -     -     C d
02年    -      Xa   AZa
03年     Xa   -     -
04年     Zb   CXb   A
05年      d   -     A
06年     Xb   -     -

 中山牝馬Sはいかにも牝馬のハンデ戦らしくというか、過去10年、前走指数の高いABCD馬は2着が3度あるだけで、一度も勝ったことがない。代わりに台頭するのが、10年のうち9年で連対する平均指数の高いabcd馬。XYZ馬も8年で連対している。ランク外同士の1、2着は1度しかなく、軸馬はabcdかXYZ馬からが順当だろう。
 今年はレクレドール、アサヒライジング、サンレイジャスパーが平均指数の最上位馬。次いでマドモアゼルドパリ、ピアチェヴォーレ、ウイングレットなども平均指数のランク馬だ。
 安定した指数の高さと基礎能力をポイントにすると、桜花賞以降、牝馬のGⅠを5戦して2回の2着を含め、すべて4着内に好走している4歳馬アサヒライジングが有力馬に浮上しそう。ただ、勝ちきれないもどかしさは残る馬だ。牝馬にしてはスタミナや先行力あり、自分より前でレースをした馬に負けたことはないものの、逆に直線の切れでは少しもの足りず、すべて差しきられて負けている。ここも人気になると思うが絶対的な信頼はない。
 平均ペースでの上がりの脚はレクレドール、ピアチェヴォーレ、サンレイジャスパーの方が切れるが、瞬発力だけなら4歳馬ジョースマイルが最上位だ。もちろんスローペースでの上がりの脚のことで、ペースが上がれば切れも鈍るだろうが、例年ペースはゆるむ傾向にあり、軽ハンデを生かしての、一発もあるかもしれない。

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