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2007年8月30日 (木)

第326回再び札幌記念

 地方競馬やオーストラリアにも飛び火して、一時はどうなることかと心配でならなかったが、この2日間インフルエンザ陽性馬はゼロになったとのこと。中央競馬に関して馬インフルエンザは終息に向かっているらしい。
 毎週、競馬の開催に合わせて生きている人間として、競馬が毎週あたりまえにあるということに改めて感謝したい。

 今週は2週前に中止になり、仕切直しの札幌記念。おおよその傾向は2週前のこの欄で書いており、それを一部手直しして掲載します。

 札幌記念は圧倒的に指数上位馬が強く、ランク馬がそろって連を外すことはないレース。前走指数の高いABCD馬は10年の内9年で連対しており、近走の調子は重要なポイントになっているようだ。また出走頭数は少ないにもかかわらず、牝馬の健闘も目につく。過去10年で牝馬は5勝をあげ、連対しなかったのは00年と01年だけだ。

(札幌記念)  1着     2着     3着
97年     D d    C      A b
98年     AXa     Xd    D
99年     A b    C      CYa
00年      Y     B       Yc
01年     C       Zc    A a
02年       d     X     A
03年      Yb    AXa    -
04年     AZ     BYa    CXb
05年     A a    -       Y
06年     -      D      B

 今年はマツリダゴッホ、サンバレンティン、マチカネオーラ、アサカディフィートの前走指数が高い。アドマイヤフジとファストタテヤマ、アドマイヤモナークも過去の指数の上位馬で、指数上は彼らが中心を占める有力馬だ。
 例年、先行指数と上がり指数の関係で先行-10、上がり+10のレベルをクリアすることが勝ち馬の条件になっている。ただし97年を除くが、その年の勝ち馬エアグルーヴの前走の上がり指数は+9で、ほぼレベルをクリアしていた。この条件から絞り込むとすると、ランク馬ではサンバレンティンとファストタテヤマがあげられ、ランク馬以外ではサイレントプライド、サクラメガワンダー、ディアチャンス、アグネスアークなどが条件を満たす。
 順調さという点で、前走七夕賞を95の高指数で快勝したサンバレンティンに期待したい。波乱も考えるとファストタテヤマからの流しもありそう。もちろん牝馬の好走を考えると上がりの良いディアチャンスからの手もある。フサイチパンドラも連下には押さえたい。
 
 2歳重賞は新潟2歳ステークスと小倉2歳ステークス。
 両ステークスを比較すると小倉の方がランク馬が圧倒的に強いことがわかる。これは小倉が1200メートルで、新潟が1600メートルという距離とペースの違いによるものだろう。

 小回りコースの1200戦なら、基本的に先行していなければ勝機がなく、結果としてスローペースにはなりにくい。また、このレースに臨む馬たちも前走1200戦を勝ち上がってきた馬が多く、全力で走った結果としての指数であることが多い。そういう点からも指数の高さは重要な価値を持つことになる。となるとマイネレーツェル、アグネスクリスタル、マルブツイースター、ミリオンウェーブなど前走指数上位馬が有力になりそう。なかでもフェニックス賞では惜しい2着だったマイネレーツェルが有力だろう。

 小倉に比べると、直線の長い外回りを使う新潟のマイル戦はどうしてもスローペースになりやすいし、このレースを使いたい馬たちは自然と1200よりは長い距離をステップとすることが多く、それらのレースはスローペースであることが多いはずだ。当然、上がりだけのレースになりやすく、そういうレースを経験してきた馬がレースを征することが多くなる。指数の高さより、スローペースに対応できて、上がりの脚のある馬を中心に取るべきだろう。とすると33秒台の上がりの脚を見せたタケミカヅチやリーベストラウム、ゴールドストレインなどにチャンスがあるかもしれない。ただ、今年はサマーエタニティという指数もしっかりとした逃げ馬が出てきて、極端なスローペースはないはず。ある程度の先行力は求められるのではないか。常識的には前走余力のあった勝ち方が好印象のショウナンアクロス、タケショウオージが中心になりそうだ。

(小倉2歳S) 1着     2着      3着
99年     D d     X      Z
00年     -      -      - 
01年     B      C a      d
02年     -      C      BX
03年     AYa    BZb    DXd
04年     -      -      AZa
05年      C b    AY       c
06年      Xb    A       D c
(スローペース調整は-20/-10) (新潟2歳S) 1着     2着     3着
02年     -      -      AZa
03年      Xc    A a    -
04年     AXb    -      -
05年     -      C b    BYc
06年     -      -      AYb
(スローペース調整は-20/-10)

 新潟は上がり指数中心。

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2007年8月23日 (木)

第325回新潟記念は差し脚比べ

 今週も中止だろうと思っていたが、昨日の夕方「今週は予定通り開催する」というJRAの発表があった。インフルエンザによる中止は1週だけですみそうだが、はたして感染は終息に向かっているのか、私は知るよしもない。門外漢があれこれ言うつもりはないが、何か、かなり無理をして開催するような印象はぬぐいきれない。

 さてさて、今週の重賞・新潟記念はハンデ戦とはいえ、全体としてランク馬がつよく、軸馬はランク馬から選ぶのがよさそうだ。

(新潟記念)  1着     2着     3着
01年       a     Y     A
02年     C      -      -
03年      Xa    D b     Xc
04年     DZb      d    B d
05年     -      BZd    D d
06年     A      C      BYb

 先行指数と上がり指数の関係では、速いタイムの決着になりやすい新潟コースだけに、過去のデータから(先行-10/上がり+10)前後が標準的レベルで、+10以上の上がり指数は必須条件だろう。
 今年のランク馬で、この(先行-10/上がり+10)の条件をクリアするのはダイイチアトムとユメノシルシだけ。ランク外ではグレイトジャーニー、アフリカンビート、トウショウヴォイス、サニーネイティブ、センカク、スクリーンヒーローも該当する。
 それらを距離の適性でみていくと、ダイイチアトム、ユメノシルシ、センカクなどが浮上してくるが、ハンデを考えるとダイイチアトムの52キロが恵量に思える。前走1000万条件を勝ち上がったばかりで、人気はないと思うが、指数上は勝つ条件を備えている馬だ。ペースが厳しくなるようなら、アドマイヤモナークが中心になりそう。
 他では3歳馬スクリーンヒーローと1年ぶりのトップガンジョーが気になる。スクリーンヒーローはペースの対応力があり、51キロの軽量を生かして先行粘り込み狙えるのではないか。またトップガンジョーは去年の勝ち馬だが、58キロのハンデが示すとおり、実績、実力ともナンバーワン。後は休み明けがこなせるかどうかだ。

 昨年から1000万条件のハンデ戦から、別定のG3重賞になったキーンランドCは芝の1200戦で指数上位馬が活躍しそう。特に今年はブラックバースピンとアグネスラズベリが強力だ。

(キーンランドC)
       1着     2着     3着
06年    B d    BXb    A

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2007年8月16日 (木)

第324回ランク馬強い札幌記念

 今朝、9時前に、「馬インフルエンザで今週の開催が中止になりそうだ」とメールが入ってきた。知り合いの馬主さんからだった。
 馬インフルエンザでは、1971年12月から関東の開催が2カ月ほど中止になったことがあるし、海外の例を見ても2、3カ月の中止になることが多い。
 今回も、馬インフルエンザなら1週だけの中止では収まらないはずで、場合によっては2、3カ月の中止もあり得ると思ったが、はたして2、3カ月間も競馬がない生活に耐えられるかどうか。私には想像すらできない。
 幸い、3時半ごろ、今週の開催は予定通り行われるという発表があった。大事に至らなかったことに少し安心したが、現に何十頭も感染していたことは事実のようで、今後のことはまだわからない。感染力が強いだけに、一気に感染が広がらないとも限らない。
 暑い夏の盛り、元気なサラブレッドの皆様もくれぐれご自愛ください。
 とはいえ馬インフルエンザに感染して隔離された馬の名は公表されるのだろうか。

 今週は札幌記念。圧倒的に指数上位馬が強く、ランク馬がそろって連を外すことはないレース。前走指数の高いABCD馬は10年の内9年で連対しており、近走の調子は重要なポイントになっているようだ。また出走頭数は少ないにもかかわらず、牝馬の健闘も目につく。過去10年で牝馬は5勝をあげ、連対しなかったのは00年と01年だけだ。

(札幌記念)  1着         2着         3着
97年     D d    C      A b
98年     AXa     Xd    D
99年     A b    C      CYa
00年      Y     B       Yc
01年     C       Zc    A a
02年       d     X     A
03年      Yb    AXa    -
04年     AZ     BYa    CXb
05年     A a    -       Y
06年     -      D      B

 今年はマツリダゴッホ、サンバレンティン、マチカネオーラ、アサカディフィートの前走指数が高い。アドマイヤフジとファストタテヤマ、メイショウカイドウも過去の指数の上位馬で、指数上は彼らが中心を占める有力馬だ。
 例年、先行指数と上がり指数の関係で先行-10、上がり+10のレベルをクリアすることが勝ち馬の条件になっている。ただし97年を除くが、その年の勝ち馬エアグルーヴの前走の上がり指数は+9で、ほぼレベルをクリアしていた。この条件から絞り込むとすると、ランク馬ではサンバレンティンとファストタテヤマがあげられ、ランク馬以外ではサイレントプライド、フライングアップル、サクラメガワンダーなどが条件を満たす。
 順調さという点で、前走七夕賞を95の高指数で快勝したサンバレンティンに期待したい。波乱も考えるとファストタテヤマからの流しもありそう。もちろん唯一頭の牝馬フサイチパンドラは連下に押さえる。

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2007年8月 9日 (木)

今週分の高田馬場日記は、西田和彦夏休みのため、お休みいたします。

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2007年8月 2日 (木)

第323回難しい関屋記念

今週は関屋記念。馬連でも高配当が多く、荒れる印象が強い。
 新潟コースが馬場改修された01年以降のデータを見ると、比較的連対率が良いのが平均指数の上位馬で、03年以外はすべての年で連対している。他にABCXYZなど、指数のランク馬が上位をにぎわしてはいるものの、全体としてはとらえどころがない。

(関屋記念) 1着    2着    3着
01年    CX    A b    Ya
02年    AZa    Xb   -
03年    -     -     A a
04年    A a    Z    -
05年      a   BX    --(3着同着)
06年     Zd   -     AXa

 今年の平均指数上位はシンボリグラン、アポロノサトリ、カンファーベスト、グレイトジャーニー、ダイワバンディッドなど。ただ、アポロノサトリ以外は休み明けの馬たちばかりで、万全の信頼はおきにくいし、アポロノサトリも距離が合わない。とすると、今年も難しいレースになりそう。
 マイルでの指数上位はグレイトジャーニー、シンボリグラン、カンファーベスト、インセンティブガイなどだが、マイル戦といってもハイペースはなく、むしろ後半に瞬発力を爆発させる馬たちのレースだ。その点からはカンパニー、カンファーベスト、インセンティブガイ、ピサノパテック、マイケルバローズなどの切れる脚が魅力。絶対的なスピードが問われる新潟コースだけに、前走・米子Sで1分32秒7という速いタイムで2着になったインセンティブガイにもチャンスがあるのではないか。

 函館最終日の重賞は函館2歳S。
 2歳戦は前走指数の高い馬が中心のレース。とはいってもこの時期は余裕で新馬戦を勝ち上がってくる馬が多いせいか、必ずしも前走指数の高い馬ばかりが連対しているわけではない。
 余力という点で評価するならエイブルベガだろう。7月1日の新馬戦では出負けしながらも果敢に逃げて、直線は差を広げるばかりの4馬身差圧勝。指数は55と平凡に見えるが内容は濃い。その後の調教でも速いタイムを出しているようで能力は高いだろう。他ではイイデケンシン、ベストオブミーなど。ステップレースのラベンダー賞上位馬が毎年活躍しており、このレースを勝った道営馬ハートオブクィーンにも注意がいる。

(函館2歳S)1着    2着    3着
97年    A a   A a   C c
98年      c   -     -
99年    A a   C     B b
00年    C b   BXa   A
01年    D a   C     -
02年    A     -     BXb
03年    D d   B b   -
04年    -     A a   B
05年    C b   C b   A a
06年    -     CXd   -

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