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2008年1月31日 (木)

第347回今年は荒れる京都牝馬S

 京都牝馬Sは比較的ランク馬が強い。特に平均指数の高いabcd馬が過去10年、毎年連対しており、次いで前走指数の高いABCD馬が有力。1番人気馬が期待に応えられないことが多いが、指数ランク外の馬が勝ったのは2回だけで、連軸はランク馬から選択するのが常道だ。

(京都牝馬S)1着    2着    3着
98年    CX    A b   -
99年    -      Zb   AZ
00年     Xd   D     A c
01年    A b   AY    D
02年     Xa   -     C
03年    A c   -     -
04年    -     D c   DX
05年    D     B c   A b
06年    A b    Z    -    (23着同着)
07年    A a   -      X

 今年はブルーメンブラット、キストゥヘヴン、パーフェクトジョイ、アドマイヤキッスなどが平均指数上位馬。他にソリッドプラチナム、アンブロワーズの前走指数が高い。ただし、指数上は全く差がなく、どの馬が勝ってもおかしくない、混戦のレースだ。
 過去の連対馬は-5以上の先行指数で上がり指数が上位の馬たちだった。この条件からはパーフェクトジョイやコスモマーベラス、アドマイヤキッス、キストゥヘヴン、ソリッドプラチナムが浮上するが、人気になりそうなブルーメンブラットはこのポイントで評価が下がる。1番人気馬が勝てない、という傾向も考えると、ブルーメンブラットからは買いにくい。
 ここはスローペースの上がり勝負だろう。ならば前走1600万条件を勝ったばかりで人気はないが、スローペースに切れる脚で実績を積んできたパーフェクトジョイから狙う手もありそう。

 根岸Sはハイペースのダート短距離戦。先行馬の粘り込みもないわけではないが、上がりの脚が鋭い馬に展開は向くはずで、トウショウギア、シンボリグラン、マイネルスケルツィ、ワイルドワンダーなどが中心になりそう。

(根岸S)  1着    2着    3着
04年    -     -      Xb
05年    A a   DZd   CZ
06年      c   C     B
07年    -     DXc   BZ

 東京新聞杯も指数差がなく難解なレース。開幕週の馬場状態からは先行馬に有利だが、エイシンデピュティ、ローレルゲレイロが直線どこまで粘れるか。ペースの対応力があるカンパニーの方が連軸には向くかもしれない。上がりの脚はカネトシツヨシオー、ハイアーゲーム、サイレントプライド、コイウタなどが上位だ。

(東京新聞杯)1着    2着    3着
04年    -     C     AXb
05年    -     -     B
06年    D      Yb   A a 
97年    AYa    Yd   -

 東京の重賞・根岸Sと東京新聞杯は、馬場改修後04年以降のデータを掲載。

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2008年1月24日 (木)

第346回底力が問われる

 新しい基準タイムの計算も今がちょうど最後の山場。毎日、終電ちかくまで粘っている。阪神も1年余のデータがたまって、かなり良くなった気がする。20年来の慣れた計算だといっても、毎年なにかしら精度を上げるための工夫をしており、そうしたアイデアが生きているかどうかも気になるし、何よりも、基準タイムの出来の善し悪しで、今年の馬券の結果が左右されるかもしれないと思うと、気を遣う計算であることに変わりはない。
(告知通り、来週火曜日には送信の予定です。今年もよろしくお願いします)

 さて、今週の中山の重賞・アメリカJCCは指数ランク馬が比較的強いレースだ。過去10年、平均指数上位のabc馬は9年で連対しており、前走指数上位のABCD馬も9年、XYZ馬も8年で連対している。

(アメリカJCC)
       1着    2着    3着
98年    D     CYb   AXa
99年    AXa   BYb    Z
00年    -      Xb    Zd
01年    BZa   A d   -
02年    -     C c   B
03年    BXa   C     -
04年    AXb   -      Z
05年    AYb    Za   CX
06年    -     D     -
07年    D a    Z    -

 今年はドリームパスポート、アドマイヤメイン、エアシェイディを筆頭にトウカイトリックなども指数上位のランク馬。他にシルクネクサス、トウショウナイト、メイショウレガーロ、メテオバーストなども指数上位馬。ランク該当馬が多いということは、出走馬に差がない証明であり、多少の波乱もありそうな気配だ。
 ただ、そのなかでも中心はドリームパスポート、トウカイトリック、アドマイヤメイン、エアシェイディの4頭だろう。先行力ならアドマイヤメイン、差し脚ならドリームパスポート、トウカイトリック、後方からでも切れる脚ならエアシェイディだ。
 過去の連対馬は先行指数で0以上で、加えて上がり指数で-5以上、標準的には0以上を満たす馬たちだった。軽い上がりの脚だけでは連対できず、案外とスタミナが問われるレースであり、この条件からはドリームパスポート、トウカイトリックが最有力馬に見える。

 京都の平安SもABC、XYZといった指数上位馬のいずれかが毎年連対している。今年はメイショウトウコン、ドラゴンファイヤー、クワイエットデイなどが前走指数の上位馬。他に過去の指数上位はマコトスパルビエロ、ウインカーディナルなどだ。
 このレースをステップに、次走フェブラリーSに向かう実力馬が活躍するレースで、当然レベルは高くなる。実際フェブラリーSの上位馬はこのレースを使った馬が多い。
 底力という点で近走、重賞での好走歴もポイントになりそうで、メイショウトウコン、ドラゴンファイヤー、クワイエットデイがピックアップされる。
 指数の高さでは100を超すジャパンカップダートの4着馬メイショウトウコンと、6着ドラゴンファイヤーが一歩リードしており、目につく存在。実績なら、前年の勝ち馬でもあり、JCダート4着のメイショウトウコンに期待が集まるが、追い込み馬で58キロの負担重量は、他馬の重量が軽い分、楽ではないだろう。ここは4歳馬の新星・ドラゴンファイヤーからの手もありそうだ。

(平安S)  1着    2着    3着
98年     Xa   -     D d
99年    A c   BZb   C
00年     Xa   C     A
01年    A     -     -
02年    AYb   A c   AXa
03年    C     -       c
04年    -      Zc    Yd
05年    C c   -     AZc
06年    C b   -     -
07年      c   AXa   C
 

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2008年1月17日 (木)

第345回武騎手の好騎乗に期待

 京都の重賞はハンデ戦の日経新春杯。芝の2400メートル戦だけに、上がりの脚は必須条件だ。過去10年のデータからは、近走2400メートル前後の距離で上がり指数が10以上あることが有力馬の条件であり、勝ち馬でこの条件を満たさなかったのは00年のマーベラスタイマーだけだった。

(日経新春杯)1着    2着    3着
98年    C a   -     -
99年     BYa   D d   -
00年    C     -     -
01年      c   AXa   D
02年    C       a   A
03年    D     BXa   A
04年    -     -     BZa
05年    -     -     -
06年     Y    -     B c
07年    -      Yc   -

 今年はプラス10以上の上がり指数の条件を満たす馬は多いが、2400以上の距離でも上がりの脚を使えたかどうかを基準にすると、トウカイエリート、アマノブレイブリー、ダークメッセージ、メトロシュタイン、トウショウパワーズなどが浮上してくる。
 上がりの脚が問われるレースでは、重ハンデを課せられた馬は苦戦することが多い。過去10年で56キロ以上のハンデでこのレースを勝ったのはメジロブライトとステイゴールドだけだ。両馬ともにG1戦線で活躍した馬であり、余程の実力がなければ重ハンデ馬は厳しい戦いになる。その点で今年57キロのトップハンデを背負うアドマイヤジュピタは苦しいかもしれない。
 また、このレースは例年4、5歳馬の活躍が目立つだけに、連軸は4、5歳馬から取っりたい。4、5歳馬で指数上位はアドマイヤジュピタだが、先に述べたように負担重量でパス。近走のレース内容からはダークメッセージと51キロの軽ハンデ・メジロシュタインが気になる存在だ。
 ダークメッセージは格上挑戦の重賞戦線で前走2着を確保しており、引き続き好調を持続。今回も格上挑戦になるが、前走負けたトウカイトリックは天皇賞の3着馬であり、その伝でいえば、重賞でも十分に戦えるはず。特に上がりの脚は勝ち負けできるレベルにあり、引き続き武豊騎手の好騎乗に期待したい。

 3歳重賞・京成杯は成長過程の馬たちのレースで前走指数と平均指数の上位馬の活躍が目につく。特に前走の指数最上位A馬は6連対と大活躍だ。今年はリトルアマポーラが注目のA馬。続いてアイティトップ、ベンチャーナイン、マイネルチャールズなどの前走指数が高い。例年上がり指数でプラス5以上の馬が上位を占め、差し脚の鋭いリトルアマポーラが最有力だろう。

(京成杯)  1着    2着    3着
99年       b   -     -
00年    BYb   D b   AZb
01年    -     AXa   C
02年    -     A a   -
03年    -     A a    Xd
04年    AZa   BXb   -
05年    -      Zd   -
06年    A a   D     BYb
07年    AX    -     -
(スローペース調整-20/-10)

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2008年1月10日 (木)

第344回今年もよろしく

 3歳の重賞・シンザン記念はABCなど前走指数の高い馬が中心のレースだ。成長過程にある馬たちだけに前走指数は重要な意味を持つのだろう。過去10年の勝ち馬はすべて何らかの指数ランクがある馬だった。

(シンザン記念)
       1着    2着    3着
98年    CZ    AXa     b
99年    AX      d   -
00年     Ya   -      Z
01年    C     CY      c
02年    C a     b   C
03年    BXa   -     -
04年    AYc   B b    Zd
05年    CXa   A d   D
06年      d   -     A a
07年    C     A      Xa
(スローペース調整値-20/-10)

 今年の前走指数上位馬はダイワマックワン、ドリームシグナル、ミッキーチアフル、オースミマーシャルなど。
 過去の連対馬をみると、平均以上の上がりの脚がなければならないようで、-5程度の上がり指数を示した経験がある馬が中心になっている。上がりの脚ならタケミカヅチ、ヤマカツオーキッドが上位で、指数上位馬の中ではミッキーチアフルが最上位にある。
 また距離の経験もポイントになりそうで、1600以上の距離経験がないと苦しい。
 この条件で指数上位馬を検証していくと、前走指数の最も高いダイワマックワンより、上がりの脚と距離経験で条件を満たすドリームシグナルやミッキーチアフルの方が連軸向きに思える。

(ガーネットS)
       1着    2着    3着
03年    CYa   -     -
04年    CXb    X    A b
05年    -     -     B b
06年    -     B     -
07年    C       c    Yb

 中山のガーネットSは03年からハンデ戦になった。ランク外の馬たちも多く連対しており、一筋縄ではいかない。ただ、05年06年の勝ち馬はランク外とはいえ、近走芝の短距離戦を使って好走してきた馬たちで、基礎能力の点では上位の馬たちだった。この時期は芝のレースが少なくなって、適鞍がなくダート戦に回る馬も多い。ハンデ戦だけに、ダートの適性だけで判断しない方がよい。
 ダート短距離では近走3戦連続して100以上の指数を記録してきたトウショウギアが少し抜けた存在に見える。上がりの脚がしっかりしているのが特徴だが、1400に適性が高く、1200は少し距離が短いかもしれない。それでも他の馬たちとの指数差を考えると、十分に勝ち負けになるのではないか。他ではスリーアベニュー、タイセイアトム、トウセンザオー、ヤマノルドルフなどが有力。芝をつかってきたプリサイスマシーンやマイネルアルビオンにも注意がいる。

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