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2008年3月27日 (木)

第355回いよいよGⅠシーズン

 高松宮記念は2000年から現行の開催条件(G1芝1200、3月下旬開催)になった。2000年以降のデータを見ると、全体にランク馬が好成績を納めており、特に前走指数の上位ABCD馬と平均指数の上位abcd馬などの連対率が高い。スローペースのない芝の1200で、さらにGⅠ戦となれば、まずもって安定した能力があり、前走の調子も良いことが求められるのだろう。

(高松宮記念)1着    2着    3着
00年     Xa   C     BXc
01年    C c   AYa   -
02年    A a   D     -
03年     Yd   B d    Yb
04年    C     AX    -
05年      c   -     A c
06年    DZb    Zd   -
07年    CZ    -     AZ

 今年はスズカフェニックス、ファイングレイン、スーパーホーネット、ローレルゲレイロなどの前走指数が高く、他に平均指数の上位馬としてタマモホットプレイ、キンシャサノキセキが上がってくる。
 過去8年、逃げ切って勝ったのはショウナンカンプ1頭だけで、逃げて2着に粘った馬はいない。短距離戦であっても、基本的に差し脚が問われるレースで、1、2着馬は近走に上がり指数0以上を示していることが絶対条件であり、できれば5、あるいは10くらいの上がり指数は欲しい。
  今年のメンバーで上がり指数の良い馬は、ファイングレイン、スズカフェニックス、キョウワロアリング、プレミアムボックス、スーパーホーネットなどだが、ランク馬が有力ということを考えれば、中心はスズカフェニックスとファイングレインだろう。

 日経賞は前走指数の高いABCD馬が10年の内9年で連対している。今年はマツリダゴッホ、トウショウナイト、シルクフェイマス、タスカータソルテが前走指数の上位馬たちだ。
 もうひとつの特徴は先行指数の高い指数上位馬の連対率が高いことで、その点からはマツリダゴッホが中心になりそう。マツリダゴッホは前年の3着馬だが、その後力をつけ、昨年の有馬記念を逃げ切って勝った。指数も実績も、展開も、ここでは一歩ぬけた存在ではないか。

(日経賞)  1着    2着    3着
98年    -      Y    AXa
99年    A b   C      Ya
00年    -     D a   C
01年    AXa   -     C
02年    CZb   AZa   B
03年    -     A c    Z
04年    -     B      Ya
05年    DYa   C     -
06年    BXa   D     -
07年    AYd    Xd   C c

 マーチは数少ないダートの重賞ハンデ戦。ハンデ戦といっても、指数上は平均指数上位馬の連対率が高く、abcの上位3頭は10年の内9年で連対している。今年はドラゴンファイヤー、フィフティーワナー、アドマイヤスバル、ボンネビルレコードの平均指数が高い。
 ダート戦だけに先行指数は+5程度は最低必要で、この点からボンネビルレコード、サイレンスボーイ、マコトスパルビエロなどが有力候補に上がってくる。
 いずれにしても1番人気馬は10年間で連対は2回だけ。苦戦が続き、波乱度も高いレースだけに、思い切った狙いも面白い。

(マーチS) 1着    2着    3着
98年     Yb   A      Xa
99年    C     AYc   -
00年      b   CY      d
01年    A      Y    B
02年    -     C b   C
03年     Z     Xb   C
04年     Yc    Za   A
05年      c   -      Z
06年    B b   -      Yd
07年    -     C b   BYd

 昨年から芝1800に条件が変わった毎日杯は、クラシックに向けた3歳戦だけに前走指数がポイントになるはず。ただ、出走馬は2線級で、当てにしずらい馬が多い。阪神の外回りコースはスローペース必至で、上がりの勝負になりやすい。おそらくこのレースも例外ではないだろう。とすると、上がりの脚があるディープスカイ、オースミスパーク、ヤマニンキングリー、ロスペトリュスなどにチャンスが巡ってきそうだ。

(毎日杯)  1着    2着    3着
07年    -       d   CXb
(スローペース調整-15/-5)

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2008年3月20日 (木)

第354回堅い阪神大賞典は

 阪神大賞典は94年以降、1番人気馬が15年連続連対しているレース。当然堅い配当が続き、残念ながら穴党には出番がない。スピード指数のランク馬も、データのそろっている過去14年間で勝ち続け、平均指数の上位馬abcも14年連続で連対中だ。前走指数上位ABCD馬やXYZ馬の連対率も高い。ランク外の馬が3着内に入ったのは過去10年で2頭だけで、連下も指数の高さが求められる。

(阪神大賞典)
       1着    2着    3着
98年    BZ    AXa   C c
99年     Zb    Xa   D
00年    BXa    Yb   A c
01年    AYb   -      Z
02年    AXa   BYb    Zd
03年    C     AXa   -
04年    AYa   DYc   BXb
05年    B d     c   AXa
06年    DXa   C      Yd
07年    AZa   D     Bx

 今年はアイポッパー、ポップロック、トウカイエリート、トウカイトリックの4頭が平均指数の上位馬。加えて前走指数の高いアドマイヤフジ、ペガサスファイトがピックアップされ、スピード指数上の有力馬は以上の6頭に絞られる。
 長距離戦だけに上がり指数の高さは必須条件で、連軸にするなら上がり指数+10以上の馬を中心にしたい。この条件からはアドマイヤフジ、ポップロックが連軸に向く。有馬記念から3カ月の休み明けになるポップロックより、近走、安定したレース内容が光るアドマイヤフジを上位に取りたい。前走、京都記念は直線仕掛けどころで前をカットされる不利があったが、持ち直しての2着は評価できる内容だろう。

 クラシックを目指す3歳戦では、前走の高さ、平均指数の高さは最も重要な要素だ。今週のスプリングSも指数上位馬が強さを発揮している。

(スプリングS)
       1着    2着    3着
98年    DYd    X    A c
99年    DYb   A c   B
00年    D c   AX    -
01年    A a   -     -
02年    AXb   B     CXc
03年    DY    A a   B a
04年    B a     d   -
05年    -     -     -
06年    AYb   CXa   B
07年    -     B      X
(スローペース調整は-15/-5)

 今年の前走指数上位はオーロマイスター、ショウナンアルバ、ドリームシグナル、アサクサダンディ、サダムイダテンなど。レッツゴーキリシマとダイワワイルドボアは過去の指数が高い馬だ。指数上はショウナンアルバ、オーロマイスター、サダムイダテン、アサクサダンディなどが中心になりそうだが、ただ他の馬たちの指数もほとんど差がない。たとえばA馬のオーロマイスターの前走指数は83、アサクサダンディは79だが、連対圏として75以上の指数を示したことがある馬をピックアップすると全部で10頭が、74に1つ下げると14頭が該当する。当然、実力伯仲のレースで、波乱もあることを覚悟した方がよいだろう。穴馬なら上がりの脚があるレインボーペガサス、ベンチャーナイン、ダイワワイルドボア、フローテーションなど。

 3歳牝馬限定戦・フラワーカップもランク馬が中心のレース。前走指数の高いABCD馬は9年で、平均指数上位abcd馬は8年で連対している。

(フラワーC)
       1着    2着    3着
98年    BXa   B d    Yc
99年    AYa   CXb   C c
00年    ダ     C     CX
01年     Xa   -     ダ
02年    C     BZc   A a
03年    C c    Z    -
04年    A a   Bz     Yc
05年    C     ダ     -
06年    D c   BYd   ダ
07年    A a   -     C
(スローペース調整は-20/-10)

 牝馬のレースだけに例年スローペースが基本で、上がりの脚が問われることが多い。過去の連対馬は先行指数が-20のときに上がり指数が0以上の馬が中心で、この条件を満たすシングライクバード、レッドアゲート、スペルバインド、プティマカロン、ハイエストホワイトなどが有力だろう。

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2008年3月13日 (木)

第353回波乱含みの3重賞

 フィリーズレビューは桜花賞トライアルレースだけに、出走馬のレベルも高く、近走調子が良く、安定した高い能力を発揮してきた馬たちが中心になりそう。指数の傾向を見ても前走指数の高いAB馬と平均指数上位のabc馬の連対率が高い。

(フィリーズレビュー)
       1着    2着    3着
98年    -      Y    BYb
99年    AXc   B     -
00年    BXa   ダ     A b
01年    -     A c   DYa
02年    -     -      Za
03年    C     BXa   A b
04年    A a   BXb    Zc
05年    BXa   -     -
06年    -     BYb   -
07年    AYb   -     C d
(スローペース調整は-20/-10)

 今年はエイムアットビップ、ペプチドルビー、エーソングフォー、ビーチアイドルなどの前走指数が高く、平均指数ではマチカネハヤテ、エイシンパンサーも有力馬の一角を占める。
 指数の安定感はエイムアットビップだろう。前走ジュベナイルFで3着以来のレースになるが、どのレースでも安定して70を超す指数で走ってきた実績はポイントが高い。次いで9月の札幌以来になるペプチドルビー。その時点で68の指数は水準以上のレベルで成長による上積みもあるなら、ここも有力馬の1頭。
 ただ、この2頭はともに休み明けに加え、逃げて実績を積んできた馬で、差し脚には若干不安が残る。過去10年でこのレースを逃げ切って勝ったのは02年のサクセスビューティ1頭だけ。もちろんスピードの違いで逃げたという見方もあるだろうし、このレースは例年先行馬が展開上も有利だということを考えれば、逃げ脚質をことさら不安視する必要もないのかもしれないが、今年に限っては後方から差し脚のある馬の台頭にも注意が必要なのではないか。上がりの脚からはラベ、レジネッタ、マイネレーツェルなどが有力だろう。

(中山牝馬S)
       1着    2着    3着
98年     Xa   -     AXb
99年    -     CXa     d
00年      c    Ya   -
01年    -     -     C d
02年    -      Xa   AZa
03年     Xa   -     -
04年     Zb   CXb   A
05年      d   -     A
06年     Xb   -     -
07年    -     C d   -

 中山牝馬Sは10年のうち9年で連対する平均指数の高いabcd馬が中心。前走指数上位馬は苦戦しているものの、ランク外同士の1、2着は10年で1度しかなく、軸馬はabcd馬から取るのが順当だろう。
 今年はキストゥヘヴン、タイキマドレーヌ、ヤマニンアラバスタ、エリモファイナルなどが平均指数の上位馬。ただ牝馬のハンデ戦だけに重ハンデ馬は苦戦することが多く、トップハンデを背負うキストゥヘヴン、コスモマーベラスは連軸には取りにくい。
 今年は超スローペースもありそうなメンバー構成で、瞬発力比べになりそうな気配だ。その点では切れる脚のあるダンスオールナイト、ハロースピード、マイネカンナ、エリモファイナル、ニホンピロシェリーなど、軽量ハンデを生かして直線一気に懸ける馬たちの台頭もありそうな気がする。

 中京の3歳重賞・ファルコンSは、06年から開催時期が3月に変わったが、過去2年は前走指数の高いA馬が勝ってきた。今年はマルブツイースターがA馬。次いでダノンゴーゴー、マヤノベンケイへと続く。芝の適性は未知数だが、ダートで3連勝しているシルクビッグタイムも指数が高く、連軸に推せる有力馬の1頭だ。

(ファルコンS)
       1着    2着    3着
06年    A b   -     C d
07年    A d    Zc   C c
(スローペース調整は-20/-10)

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2008年3月 6日 (木)

第352回3歳世代の信頼度

 今週、牡馬は弥生賞、牝馬はチューリップ賞と3歳重賞が続く。
 例年なら、そろそろ皐月賞、ダービーへ向けて有力馬の名前が上がってくる頃だが、今年はまだまだ中心馬が見えてこない。今年の3歳世代、特に牡馬戦線は波乱続きで、年の明けた1月以降、シンザン記念、京成杯、きさらぎ賞、共同通信杯、そして先週のアーリントンカップと、すべて勝ち馬が違った。年明け早々のシンザン記念、京成杯こそ1番人気が勝ったが、それ以降は人気馬が期待に応えられずに凡走。5番人気以下の馬が勝って、3連単は大波乱が続いている。それだけ世代の能力が接近して混戦なのか、あるいは世代としてレベルが低いのか、判断にはもう少し時間が必要なのかもしれないが、基本的に3歳牡馬戦線は信頼できる馬が不在で、波乱の流れにあると認識していた方が良いかもしれない。
 今週の弥生賞は過去10年、前走指数の高いA、B馬の2頭が毎年連対している。ランク外の馬が勝ったのは04年の公営馬コスモバルクだけで、クラシックを目指す馬たちのステップレースだけに、前走指数の高さは必須条件だといえそう。AB馬以外にも平均指数上位馬やXYZ馬の連対率も高い。また、ランク外の馬で3着以内に入った馬はすべて、前走勝っている馬たち。いずれにせよ指数の上位馬、ランク馬の圧倒的な強さが目立つレースだ。

(弥生賞)  1着    2着    3着    
98年     Xb   AXa   DX
99年    AYa   C     B
00年    AXa   -      Yc
01年    A a   BZb   -
02年    D d   AXa    Z
03年    A     B d     b
04年    -     BYc   C d
05年    B     C     AYb
06年    BZd   BXa    Yb
07年    AXc   -     -
(スローペース調整は-20/-10)

 今年の前走指数上位のA、B馬はキャプテントゥーレとタケミカヅチ。次いでシングンリターンズ、フサイチアソート、ホッカイカンティ、ブラックシェル、スズジュピターへと続く。平均指数ではダイシンプランも候補の一頭だ。
 指数上は朝日杯3着馬で指数の高いA馬キャプテントゥーレが中心になりそう。共同通信杯2着のタケミカヅチと同じ指数だが、成長を考えれば2歳12月に81の指数を記録できたキャプテントゥーレのほうが基礎能力は高いだろう。同じく2歳11月に76の指数を示しているフサイチアソートもあなどれない存在だ。
 京成杯は上がりの脚も重要なポイントで、切れる脚のあるブラックシェル、アインラクスに注意がいる。

 3歳牝馬のチューリップ賞も指数上位馬が強い。前走指数の最も高いA馬が過去10年のうち6頭が勝っている。ABC馬は9年で連対し、平均指数上位abcd馬も同じく9年連対している。ただし、ランク外の馬が3着内に入着する率は、牡馬の弥生賞と比べると少し高いのでランク外の馬にも注意がいる。

(チューリップ賞)
       1着    2着    3着
98年    AZb   -      Yd
99年    AYc   AYa    X
00年    -     -      Z
01年    AXa   DYb   -
02年     Xc   CYa   C
03年    D c   A a   B
04年    AYa   -     -
05年    A a   -     -
06年     Z    CYd   -
07年    AXa   BZ    -
(スローペース調整は-20/-10)

 今年の前走指数上位馬はA馬のトールポピーを筆頭にオディール、スペルバインド、オペラセリアなどが指数上位だ。他ではジョイフルスマイル、ヤマカツオーキッド、エアパスカルも平均指数が高い。前走指数の高さからはジュベナイルFの勝ち馬トールポピーが断然の中心馬だろう。
 ただ、昨年のウオッカ、ダイワスカーレットを中心に非常にレベルが高い牝馬世代だったが、その世代と比べると今年はイマイチではないか。一応、2歳時に70をこす指数を示してきたトールポピーは評価すべき1頭だが、だからといって過信はできない。スローペースのレースで、上がりの脚がどのくらい切れるのかは未知数だからだ。
 スローペースの上がりの脚ならオペラセリア、スペルバインドが鋭く、逆転があるかもしれない。

 中京記念はハンデ戦。平均指数上位abcd馬が8年の内6年で、XYZ馬が8年の内5年で連対しているものの、指数上の特徴はつかみづらい。
 52キロ以下の軽ハンデ馬の連対はなく、トップハンデ馬も勝てない。先行馬有利の中京コースだが、このレースは+10以上の上がりの脚が求められ、ハイアーゲーム、サンバレンティン、リキアイサイレンス、テイエムプリキュアなど恵量馬もチャンスがありそうだ。

(中京記念) 1着    2着    3着
00年    A      Zb    Xa
01年      d   -     C
02年    -     CY    -
03年    B     -     -
04年    -       d   DXa
05年     Zb    Xa   -
06年    D      Yb    Xa
07年     Za    -    C

 一昨年から重賞に格上げされたオーシャンSは中山芝1200戦で先行馬有利。サンアディユ、アイルラヴァゲイン、クールシャローンなどに展開は向く。

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