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2008年3月 6日 (木)

第352回3歳世代の信頼度

 今週、牡馬は弥生賞、牝馬はチューリップ賞と3歳重賞が続く。
 例年なら、そろそろ皐月賞、ダービーへ向けて有力馬の名前が上がってくる頃だが、今年はまだまだ中心馬が見えてこない。今年の3歳世代、特に牡馬戦線は波乱続きで、年の明けた1月以降、シンザン記念、京成杯、きさらぎ賞、共同通信杯、そして先週のアーリントンカップと、すべて勝ち馬が違った。年明け早々のシンザン記念、京成杯こそ1番人気が勝ったが、それ以降は人気馬が期待に応えられずに凡走。5番人気以下の馬が勝って、3連単は大波乱が続いている。それだけ世代の能力が接近して混戦なのか、あるいは世代としてレベルが低いのか、判断にはもう少し時間が必要なのかもしれないが、基本的に3歳牡馬戦線は信頼できる馬が不在で、波乱の流れにあると認識していた方が良いかもしれない。
 今週の弥生賞は過去10年、前走指数の高いA、B馬の2頭が毎年連対している。ランク外の馬が勝ったのは04年の公営馬コスモバルクだけで、クラシックを目指す馬たちのステップレースだけに、前走指数の高さは必須条件だといえそう。AB馬以外にも平均指数上位馬やXYZ馬の連対率も高い。また、ランク外の馬で3着以内に入った馬はすべて、前走勝っている馬たち。いずれにせよ指数の上位馬、ランク馬の圧倒的な強さが目立つレースだ。

(弥生賞)  1着    2着    3着    
98年     Xb   AXa   DX
99年    AYa   C     B
00年    AXa   -      Yc
01年    A a   BZb   -
02年    D d   AXa    Z
03年    A     B d     b
04年    -     BYc   C d
05年    B     C     AYb
06年    BZd   BXa    Yb
07年    AXc   -     -
(スローペース調整は-20/-10)

 今年の前走指数上位のA、B馬はキャプテントゥーレとタケミカヅチ。次いでシングンリターンズ、フサイチアソート、ホッカイカンティ、ブラックシェル、スズジュピターへと続く。平均指数ではダイシンプランも候補の一頭だ。
 指数上は朝日杯3着馬で指数の高いA馬キャプテントゥーレが中心になりそう。共同通信杯2着のタケミカヅチと同じ指数だが、成長を考えれば2歳12月に81の指数を記録できたキャプテントゥーレのほうが基礎能力は高いだろう。同じく2歳11月に76の指数を示しているフサイチアソートもあなどれない存在だ。
 京成杯は上がりの脚も重要なポイントで、切れる脚のあるブラックシェル、アインラクスに注意がいる。

 3歳牝馬のチューリップ賞も指数上位馬が強い。前走指数の最も高いA馬が過去10年のうち6頭が勝っている。ABC馬は9年で連対し、平均指数上位abcd馬も同じく9年連対している。ただし、ランク外の馬が3着内に入着する率は、牡馬の弥生賞と比べると少し高いのでランク外の馬にも注意がいる。

(チューリップ賞)
       1着    2着    3着
98年    AZb   -      Yd
99年    AYc   AYa    X
00年    -     -      Z
01年    AXa   DYb   -
02年     Xc   CYa   C
03年    D c   A a   B
04年    AYa   -     -
05年    A a   -     -
06年     Z    CYd   -
07年    AXa   BZ    -
(スローペース調整は-20/-10)

 今年の前走指数上位馬はA馬のトールポピーを筆頭にオディール、スペルバインド、オペラセリアなどが指数上位だ。他ではジョイフルスマイル、ヤマカツオーキッド、エアパスカルも平均指数が高い。前走指数の高さからはジュベナイルFの勝ち馬トールポピーが断然の中心馬だろう。
 ただ、昨年のウオッカ、ダイワスカーレットを中心に非常にレベルが高い牝馬世代だったが、その世代と比べると今年はイマイチではないか。一応、2歳時に70をこす指数を示してきたトールポピーは評価すべき1頭だが、だからといって過信はできない。スローペースのレースで、上がりの脚がどのくらい切れるのかは未知数だからだ。
 スローペースの上がりの脚ならオペラセリア、スペルバインドが鋭く、逆転があるかもしれない。

 中京記念はハンデ戦。平均指数上位abcd馬が8年の内6年で、XYZ馬が8年の内5年で連対しているものの、指数上の特徴はつかみづらい。
 52キロ以下の軽ハンデ馬の連対はなく、トップハンデ馬も勝てない。先行馬有利の中京コースだが、このレースは+10以上の上がりの脚が求められ、ハイアーゲーム、サンバレンティン、リキアイサイレンス、テイエムプリキュアなど恵量馬もチャンスがありそうだ。

(中京記念) 1着    2着    3着
00年    A      Zb    Xa
01年      d   -     C
02年    -     CY    -
03年    B     -     -
04年    -       d   DXa
05年     Zb    Xa   -
06年    D      Yb    Xa
07年     Za    -    C

 一昨年から重賞に格上げされたオーシャンSは中山芝1200戦で先行馬有利。サンアディユ、アイルラヴァゲイン、クールシャローンなどに展開は向く。

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