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2008年4月 8日 (火)

第358回ナビグラフで見る回顧2 ダービー卿CT

Lordderby2008

ハンデ戦とナビグラフ

 毎年、荒れることで定評のダービー卿CT。今年も大荒れで、3連単は100万馬券になった。レースは勝ったサイレントプライドがスローペースで逃げ、2、3番手につけたダンスフォーウィン、ドラゴンウェルズが粘り、中段からリザーブカードがようやく4着に追い込むという結果だった。
 ハンデ戦はどの馬にも勝つチャンスがもたらされるように、ハンデキャッパーが負担重量を決めるが、重賞のハンデ設定は近走の調子以上に、近走に勝ったレースの格が重視されやすい。今年のダービー卿CTでは、重賞の勝ち馬チョウサンとキングストレイルがトップハンデ58キロを背負い、次いでオープン勝ちのシンボリグランやマルカシェンク、サイレントプライドなどが57キロに設定された。どの馬にもチャンスがあるという点にハンデ戦の意味があるのなら、勝ったレースの格ではなく、近走の調子こそハンデ設定の最も重要な要素でなければならないが、重賞のハンデ戦に持ち込まれるハンデキャッパーのレースの格と着順に対するこだわりが、必然的に恵ハンデ馬を生み、ハンデ戦予想の盲点になる。
 今年のダービー卿CTで大波乱の立役者になったのが、16頭建ての16番人気で3着に粘ったダンスフォーウィン。指数ナビグラフを見ると、ダンスフォーウィンの前走は上がり指数で2番目に位置している。上がり指数トップのナスノストロークのそれは前々走のものであり、前走に限るとダンスフォーウィンは最高の上がり指数を示していた。
 上がり指数は今回の負担重量で調整されているので、ハンデが軽い馬の上がり指数は高く表示され、軽ハンデ馬は上がり指数が上昇して、グリーンで囲んだエリアに浮上してくる。過去のハンデ戦の傾向を見ると、芝のハンデ戦ではそのエリアにある馬が連対することが多い。16番人気のダンスフォーウィンだけでなく、今回、勝ったサイレントプライドもそのエリアにあり、先週の中京12レース恋路ケ浜特別も、最低人気で50キロの軽ハンデ馬ストロングドンはグリーンのエリアにあった馬だった。
 ハンデが軽いということは、たいてい着順が悪く、指数も低い馬が多い。ただ、そういう馬たちでもハンデが軽くなれば、軽いハンデを生かして、逃げたり差し脚を伸ばすことができるようになる。逆にハンデが重いと、上がり指数は下に下がっていく。グラフ上では赤いラインより下に位置することが多くなる。スローペースの上がり勝負では苦戦を強いられることになりそうだし、ハイペースで飛ばせば自ら脚を失うことになりかねない。
 指数ナビグラフはハンデと上がり指数の関係を明確に表しており、軽ハンデで得をする馬、重ハンデで沈む馬などを見つける必須アイテムになってくれる。特にグリーンのエリアにある軽量のハンデ馬にはいつも注意を払う必要がありそうだ。
 ダートのハンデ戦は芝のハンデ戦とは少し傾向が違う。それはまた別の機会にまとめたい。

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