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2008年5月20日 (火)

第370回ナビグラフで見る回顧7ヴィクトリアマイル

Victoriamile2008
Keiohaisc2008

 ヴィクトリアマイルは今年で3年目。
 想定通りスローペースになって、勝ったエイジアンウインズは33秒4、2着ウオッカは33秒2、3着のブルーメンブラットも33秒6の上がりタイムを示した。
 ヴィクトリアマイルは、上がりが速いことが特徴のようで、昨年の勝ち馬コイウタの上がりは33秒4、最速の上がりは5着ジョリーダンスの32秒9だったし、一昨年は勝ったダンスインザムードが33秒8で、2着のエアメサイアは33秒4。いずれもかなり速い上がりタイムが出ており、今年だけ特別に速かったというわけではない。もちろん上がりタイムもペースと馬場状態の影響を受けるから、これを上がり指数で比較すると、ウオッカ21、ジョリーダンス20、エイジアンウインズ19、エアメサイア19の順になる。この比較からは、ウオッカの上がりタイムが最も評価が高いことになるが、それでも勝てなかったのだから、敗因は位置取りや、仕掛けのポイント、騎手の状況判断など、ウオッカの能力とは別のところにあったのかもしれない。
 そういえば最近、上がりタイムが非常に速いレースが目につく。土曜日の京王杯スプリングカップも勝ったスーパーホーネットが33秒0、後方から3着に追い込んだスズカフェニックスは32秒9だったし、先週の新潟大賞典ではオースミグラスワンが31秒9という破格の上がりタイムで勝った。それだけ馬場状態もいいといえるし、スローペースのレースが多いことも事実だ。
 当然、上がりの脚があるかどうかは、予想上の重要なテーマになる。
 標準的に、タテに引いたスローペースのラインが、平均値より右にあればスローペースになりがちで、短距離の場合は平均より5程度左までスローペースだと判断しても良さそうだ。
 今年のヴィクトリアマイルと京王杯スプリングカップのナビグラフを掲載したが、ともにスローペースを想像させる位置にスローペースラインがあり、切れる脚がある馬たちに有利なレースにみえる。グラフを見ると、スローペースのレースで平均上がり指数より15以上高いのはウオッカやキストゥヘヴンだ。ともに勝てはしなかったものの後方から2着に追い上げた馬たちだった。
 スピード指数を使って予想していると、どうしても指数の高い馬に目がいくが、絶対的な上がりタイムの速さが求められるようなレースでは、スローペース時の上がり指数であっても、過去に水準以上の速い上がりを示したことがある馬から馬券を組み立てるのがセオリーだろう。

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