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2008年5月 6日 (火)

第366回ナビグラフで見る回顧5春の天皇賞

Tennosho2008
Tennosho2007
Tennosho2006

ターフビジョンに映し出されたアドマイヤジュピタとメイショウサムソンの直線の叩き合いに、思わず「イワターーー、差せーー、差せーーー」と叫び声が出た。
 武豊騎乗のメイショウサムソンが一旦はトップに出たものの、気迫で追い続けた岩田騎手のアドマイヤジュピタが頭だけ出たところがゴールだった。離れた3着には1番人気のアサクサキングスが粘って、3、2、1番人気の順に入着。3連単は13500円の配当だった。
 過去3年分の天皇賞のナビグラフを比べてもわかるとおり、勝ち馬はすべてペース指数が-15以内で、加えて上がり指数が「最も高い馬」たちである。昨年のメイショウサムソンも、一昨年のディープインパクトも、その条件を満たす馬たちだ。今年はアドマイヤジュピタが勝ったが、その傾向と勝ち馬の条件は全く変わらなかった。
 過去何年間も調べてみたが、-15のペース指数を超えた(よりスローペース)馬のなかには、確かに上がり指数がかなり高い馬もいるが、それらの馬は過去の傾向からは勝つ条件にはなかった。下級条件ならいざ知らず、G1級のレースでは超スローペースで上がりだけの馬が台頭することはあまりないことを示ているのだ。もちろんG1のスローペース値は0で、基準に取った-15はスローペースには違いないが、それは距離との関係でのこと。春の天皇賞の過去7年のペース指数の平均値は-10で、3000メートルの天皇賞ではその前後が常態だ。-15のペース指数とは、平均値-10から5程度スローペースに寄った値であり、逆に言うと、その範囲が追い込める範囲であり、直線の脚こそが勝ち馬の条件なのだろう。今年はペース指数-15前後に5、6頭が微妙なラインに固まっていたが、結局、勝ったのはペース指数で-15をクリアするアドマイヤジュピタだった。
 もう少し過去数年間の上位馬の条件をただしてみると、ペース指数の-15は絶対的な要件になっているが、上がり指数は必ずしも「最も高い」ことが条件ではない。ここに掲載した過去3年はたまたま上がり指数が最も高かったが、以前のレースの多くは、過去も含めて「一定以上の上がり指数」があればよいことを示している。
 ただし、過去9年の勝ち馬は(01年のテイエムオペラオーを除いて)すべて、前走の上がり指数が平均以上であったことは重要なポイントだろう。唯一の例外であったテイエムオペラオーの前走上がり指数も、わずかに足らなかっただけで、G1では前走の出来、不出来は大きな要素だといえる。

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