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2008年6月26日 (木)

第381回必勝を期すメイショウサムソン

 宝塚記念は指数の上位馬、なかでも前走指数の高いA馬が圧倒的に強いレースだ。過去12年のうち、A馬が10年で連対しており、B馬と合わせると、過去12年すべての年でA、B馬が連対する。昨年は香港を使って指数の計算できなかったアドマイヤムーンが勝ったが、それ以外の年はA、B馬を中心に、何らかの指数ランクがつく馬が勝ち続けている。

(宝塚記念) 1着    2着    3着
96年    AYc   -     B
97年    AZb   C     -
98年    AX    D     BYc
99年    BXb   A a    Xb
00年      b   AYc   D
01年    AYb   AYa   -
02年    B b   C b   D
03年      d   A c   BZb
04年    AXb    Za   -
05年    B     -     AXa
06年    A a   -      Z
07年    -     A a   -

 連軸は前走指数の高いA、B馬が中心になりそうで、今年は春の天皇賞上位馬メイショウサムソンとアサクサキングスの指数が高く、最有力候補。次いでアドマイヤフジ、カンパニー、ドリームパスポート、アルナスラインなども指数上位馬だ。
 阪神の2200メートル戦は内回りコースが使われるが、直線の長い外回りコースと違って、比較的ペースが厳しくなることが多い。当然スタミナの核があって、一定以上のペースでも末脚を発揮できる馬が有力で、軽い上がりの脚ではなく、底力が問われる。
 底力という点からもメイショウサムソン、アサクサキングスが上位だろう。特に前走の春の天皇賞で、勝ったアドマイヤジュピタとゴールまで頭差の攻防を繰り広げたメイショウサムソンの復調が著しい。メイショウサムソンは23戦して(9626)、連対率65パーセント、複勝率75パーセントを誇る。実績は現役牡馬のなかでは紛れもなくナンバーワンだ。昨年の秋の天皇賞を勝って以来、ここ4戦は勝ち星から遠ざかっているが、使い詰めで体調に若干の疑問があったらしい。今回は同馬にとって回生の一戦になるが、前走天皇賞の指数は103と高レベルで、復調を感じさせるに十分な内容だった。梅雨の時期で馬場状態は気になるところだが、雨の馬場にも強いのがメイショウサムソン。ここは必勝を期す。

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2008年6月24日 (火)

第380回ナビグラフで見る回顧12マーメイドS

Mermaid2008
Htb2008

 先週の牝馬限定のハンデ重賞・マーメイドSは、トーホウシャインが内ラチからするすると抜け出し、逃げ粘るピースオブラヴを交わして勝ってしまった。人気になったベッラレイアやザレマ、ブリトマルティスは3着にも絡めず、3連単は193万を超す配当で大荒れになった。勝ったトーホウシャインの単勝は1万1630円。12頭建ての12番人気。もちろん最低人気だったが、しかしながら、指数ナビグラフではトーホウシャインは要注意の馬だった。
 先週も先々週もこのコラムで書いたが、重賞の場合、平均上がり指数+15のブルーラインが原点に近く、上がり指数で+15を超す馬がいる場合は、その馬たちが勝つことが多い。マーメイドSもスローペースの基準ラインが右のエリアにあって、前半のペースは落ち着く。当然後半、上がり3ハロンは速いタイムが求められるわけで、上がり指数で+15以上を示してきた馬たちが浮上しやすい。マーメイドS出走馬で近走に+15の上がり指数があるのは11ザレマ、8トーホウシャイン、7ホウショウループ、5ベッラレイアなどで、とくに8トーホウシャインは負担重量が48キロと軽いこともあって、このエリアに顔を出した馬で、ハンデ戦だけにもっとも注意のいる馬だったといえる。
 しかし、トーホウシャインで勝った高野容輔騎手は、昨年は障害戦で1勝をあげただけで、今年はまだ未勝利だった。ここでの勝利が今年の初勝利、加えて重賞初制覇になったが、そんなこともあって、私自身もトーホウシャインを軸馬に取ることはできなかった。
 ハンデ戦の場合、グラフ左上のエリアにあって上がり指数の良い減量騎手や軽ハンデ馬が穴馬になることが多く、時には思い切った狙いも必要なのだと、思い知らされた。
 同日に行われた函館のHTB杯も、マーメイドSと似たようなレースだった。1000万条件のハンデ戦だったが、ナビグラフからは53キロの軽ハンデ11フレアリングベストの上がり指数が上位だとわかる。多少悩んだものの、このレースではフレアリングベストを軸に取った。9番人気で単勝は24倍を超す馬だったが、短い函館の直線を大外から追い込んで2着を確保。人気馬が1、3着に入って3連単は6万円台の配当だったが、自分の気持ちのなかでは納得できたレースだった。
 勝つためのすべての条件を備えた穴馬などいない。そういう馬なら誰もが買いたいと思うし、条件が多ければ多いほど人気になる。逆に、穴馬とは、みんなが嫌う要素が多いから、人気がないのだ。ただ、能力はあっても騎手に信頼が置けずに人気を落とす、あるいは能力は少し足りないが、軽量ハンデで浮上するかもしれない、上がり指数はよいが、あるいは先行指数だけはよいがなど、買うポイント、評価できる点がそれだけしかない馬だからこそ、穴馬になり得るわけで、リスクを承知で買ってみる価値はあるのではないか。

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2008年6月19日 (木)

第379回マーメイドSはベッラレイア

 今週から新馬戦も始まる。阪神のメインレース・牝馬限定ハンデ重賞のマーメイドSも第10レースに変わって、いよいよ夏競馬のモードに突入。
 マーメイドSは06年から開催時期が3週早くなり、しかもハンデ戦に変更になった。加えて06年は阪神コースが改修中のため京都競馬場で行われ、比較できるのは昨年のみで、過去のデータとの比較はあまり意味がない。

(マーメイドS)
       1着    2着    3着
07年    C      Zc     d

 牝馬限定のハンデ戦だけにスローペース必至で、ここは上がり勝負のレースと見るのが常識。それだけに軽量ハンデを生かして瞬発力に懸けたいホウショウループ、トーホウシャイン、ウインシンシアなども気になるが、阪神の内回り2000は直線が短く、更に開幕週で馬場状態も良好となれば、スローペースは先行馬に有利に働くはず。とすると中団待機で差し脚を伸ばすベッラレイアやザレマなどが中心になるのではないか。
 実績を考えればダイワスカーレット、ウオッカを相手にオークス2着、ローズS2着、秋華賞4着と実績を積んできたベッラレイアの基礎能力が最上位で、中心になりそう。前走ヴィクトリアマイルは8着と精彩を欠いたが、7カ月ぶりのレースでいきなりのG1は厳しかったに違いない。ひと叩きされて本来の能力に戻れば、勝機は十分だし、ハンデもトップハンデとはいえ56キロなら切れが鈍ることはないだろう。

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2008年6月17日 (火)

第378回ナビグラフで見る回顧11エプソムカップ&CBC賞

Epsom2008
Cbc2008

 エプソムカップは悩んだあげくに、マイネルキッツを軸にとって負けた。1600万を勝ったばかりで、しかも休み明け。その不利も、東京のコース適性と1800の距離適性でカバーがつくのではないか、と思いこんだのがいけなかった。
 ナビグラフで見ると、スローペースラインは平均値より右にあって、いくらかスローペースのメンバー構成だとわかる。その分、上がりの脚がよい馬が多く、近走に+15を超す上がり指数を示しているのは12サンライズマックス、17グラスボンバー、4マイネルキッツなど。過去に+15以上の上がり指数がある7ヒカルオオゾラ、15カゼノコウテイ、6ドリーミーオペラなども該当する。先週の原稿にも書いたが、いくらかスローペースのメンバーのレースで、上がり指数が+15を超す馬がいる場合は、その馬たちが勝つことが多い。そこまでは良かった。実際、12サンライズマックスは中段から直線、脚を伸ばしての差し切り勝ち。2番手には先行した7ヒカルオオゾラが残って、3着は後方から17グラスボンバーが追い込んだ。いずれも+15以上の上がり指数を示してきた馬たちだった。
 勢いのある4歳馬を軸に取れば良かったというのは、後の祭り、後悔先に立たず。悩んで迷って、最後の最後に、ダメな1頭を選択してしまうあたりが、凡夫たるゆえんか。あらためて競馬の難しさを痛感する。
 一方、中京のCBC賞はハンデ戦で、過去にハンデ戦の項でも書いた通り、左の斜線のエリアの馬が有力だ。ただ1200という距離もあって、スローペースはないメンバー。スローペースラインは中心より6程度左に寄っている。こういうレースでは、厳しいペースの経験をしている馬が多く、結果的に先行馬が楽をすることが多いようで、赤いラインより上にあってペース指数が高い馬の連対率がよいことに結びつく。
 このレースは、ペース指数が高く、どうしても逃げたい5歳牝馬3ウエスタンビーナスを軸にとったが、逃げ粘れずに4着。勝ったスリープレスナイト、3着のテイエムアクションとも近走ダートを使って、ペース指数でもしっかりと上位にあげられる馬だった。2着はA馬のスピニングノアール。
 エプソムカップとCBC賞の3連単は13万と23万。おいしい手頃な配当だった。
 取りたかったなあ。
 
(お知らせ)
 次週、阪神、福島、函館分から、ナビグラフにスローペースライン(緑色)を表示することにしました。スローペースラインが中心より左に寄るほど前半のペースが厳しく、ハイペースに強い馬が多いことを表しています。一般的には、CBC賞のように、ペース指数の高い馬たちが有利になります。
 また、スローペースラインが中心線より右に寄るほど、スローペースになりがちで、前半のペースが遅い中長距離のレースに多いパターンです。 エプソムカップのように、上がり指数が決め手になることが多いようです。
 是非ご活用ください。

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2008年6月12日 (木)

第377回堂々巡りのエプソムカップ

 東京は今週が最終週。今シーズンは中山へ、東京へ、中京にも行ったし、毎週、毎週、休みなく、皆勤賞がもらえるほど、良く通った。来週から始まる福島にも、その後の新潟にも行くつもりでいるが、9月中旬に中山に戻ってくるまで、気持ちは少し寂しくなる。とはいいつつ、小倉にも行こうと計画中。なんだかんだと夏競馬は、旅行気分もあって、結構忙しい。
 今週のエプソムカップは春の東京開催、最後の重賞。スピード指数上は前走指数の高いABC馬が10年で8連対、平均指数の上位馬abcd馬も8連対と、指数上位馬の健闘が目立つ。特に03年の東京コース改修後は、前走指数上位のABC馬が毎年連対している。

(エプソムC)1着    2着    3着
98年    AXa   D     BZb
99年    -     B     -
00年    BYa    Xa   C
01年      b   -     -
02年     Yd    Xa   -
03年    A     B     -
04年     Zb   AYa   -
05年    -     C d   B b
06年    B     BYa   -
07年      c   C a   C d

 今年の前走指数上位馬はヒカルオオゾラ、ショウワモダン、マイネルキッツ、ドリーミーオペラ。平均指数ではブライトトゥモロー、グラスボンバーがピックアップされる。
 例年、極端なスローペースはなく、平均ペースが基本。その分、先行力のある馬たちが中心になっているが、03年や07年のように、近走に上がり指数で+15を超す馬がいる場合は、その該当馬が勝利を手にしている。今年も上がり指数で+15を超す馬が何頭かおり、中心はその馬から取るのがよさそうだ。とするとグラスボンバー、サンライズマックス、マイネルキッツが最有力。3走前の上がり指数が+15を超えるヒカルオオゾラ、カゼノコウテイなども有力馬に浮上してくる。
 4歳馬の2頭サンライズマックスとヒカルオオゾラも指数の高さからは十分に上位を狙えるレベルにある。前走1600万条件とはいえ、古馬相手に楽勝、前走指数で最上位のヒカルオオゾラが中心でもいいような気がするが、近走はマイル戦ばかりで、1800メートルの距離が持つかどうか、少し不安を感じる。ならば、もう1頭の4歳馬、切れる脚が魅力のサンライズマックスからか。あるいは休み明けでも、この距離が得意で、安定した瞬発力のあるマイネルキッツから狙うべきか。
 まだしばらく堂々巡りが続きそう。

 中京のハンデ戦・CBC賞は、更に難解。
 小回りの中京コースは元来、逃げ、先行馬が有利で、過去2年のCBC賞も先行馬が上位を占めている。その点からは、目下逃げて2連勝、ここも単騎で逃げられるウエスタンビーナスに注目したい。

(CBC賞) 1着    2着    3着
06年    -      Z     b
07年    -     D c   -

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2008年6月10日 (火)

第376回ナビグラフで見る回顧10安田記念

Yasuda2008

 ウオッカがまさか、先行するとは思わなかった。2走前のドバイ・デューティーフリーでは武豊騎手を背に先行して4着に好走、新しい一面を見せてくれてはいたが、どうしても後方一気のイメージが強かっただけに、逃げるコンゴウリキシオーを追うウオッカの姿は、信じられない光景を見ているようだった。そして、ウオッカは内ラチを先行して坂下で抜け出すと、そこから一気に突き抜けての圧勝。まさに横綱相撲のレースぶりに、改めてウオッカの真価と、岩田騎手の手綱さばきの確かさに、驚かされた。上位の3頭はすべて先行した馬たちで、後方から追い込みに懸けた馬が追ってわずかに届かずの4、5着。結果的に騎手のペース判断が明暗を分けたレースになった。
 過去数年のナビグラフと比較すると、今年の安田記念は、スローペース調整値(0)がナビグラフの中心から右に12、大きくはみ出した位置にあり、前走スローペースのレースが多いのが特徴だった。当然、ペースが遅い分、上がり指数の平均値は+11と非常に高く、上がりにかけたい馬が多いことがわかる。
 今年のように前走がスローペースで、上がりの脚に偏る傾向のレースでは、+15を上限とする(上がり指数+15)を表すブルーラインは平均値の近くに下がってくる。もちろん、500万条件や1000万条件のレースでは、スローペースだといってもそんなに切れる脚を発揮できないから、+15のラインが平均値に近づく現象は起こらない。GⅠ戦だからこそ、スローペースでの上がりの脚が+15を超えるレベルになり得るわけで、まさに上級条件戦、GⅠ戦の特徴だといえる。
 そしてブルーラインが平均値に近づくほど、ブルーラインより上の馬が有力になる傾向が強くなる。データのない2着香港馬アルマダを除き、1着ウオッカ、3着エイシンドーバー、4着エアシェイディ、5着スズカフェニックスと、上位のすべての馬がブルーライン上にある馬たちだった。コンゴウリキシオーの逃げでペースは平均、決してスローペースではなかった。それでも上位馬は上がりのしっかりした馬たちが占めたわけで、前走がスローペースであれば、それなりに標準以上の上がりの脚というか、そこに能力のすべてを集中して力を発揮していなければならないという点で、きびしさもまた一塩のような気がする。
 今年のダービーも天皇賞もまた、ブルーラインが上がり指数の平均値の近くにまで下がって、厳しい上がりの脚の戦いが想定されたが、結局+15のラインより上の馬が圧勝したレースだった。
 上がり指数を示すブルーラインがどの位置にあるのか、重賞の予想ではより重要な価値を持つことになる。

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2008年6月 5日 (木)

第375回香港馬の取捨

 安田記念は、ペースにゆるみのないマイル戦だけに、底力の指標というべき平均指数がものをいう傾向にあり、平均指数上位のabcd馬は、過去10年のうち9年間で連対している。

(安田記念) 1着    2着    3着
98年    AYa   外     -
99年    -     CXc    Z
00年    外     C b外   Yb
01年    AYb   -      Z
02年    -     -     B
03年      c   -     BXa
04年      a   AXa    Zd
05年    C c   -     外
06年    C外     Zb   外
07年     Yd   A     -

 今年の(香港馬を除く)平均指数の上位はスズカフェニックス、スーパーホーネット、コンゴウリキシオー、エイシンドーバーなどだが、前走指数の高いエアシェイディ、ハイアーゲームなども有力馬の一角を占めるだろう。
 例年、平均指数上位馬が強いということは、平均ペース以上での上がりの脚が問われることにつながるが、今年はスローペースを生かして上がりの脚に懸けたい馬が多い。例年と比較すると、前走ペース平均値は相当に遅く、超スローペースもあるかもしれない。もちろん、ペースが遅い分上がりの脚はそれなりに良いが、いずれにしてもペースの読みは難しい。スローペースになるとすると、スズカフェニックス、スーパーホーネット、ウオッカ、エアシェイディ、エイシンドーバー、キストゥヘヴンなどの上がりの脚が上位で、多少ペースが上がっても対応できそうなスズカフェニックス、スーパーホーネットが有力馬に浮上してくるだろう。
 昨年のように藤田騎手のコンゴウリキシオーが逃げるとすると、ペースは上がってくるはずで、そういうペースなら、コンゴウリキシオーの逃げ残り、ハイアーゲームの先行差し、スズカフェニックス、スーパーホーネットの大外一気、あるいは香港馬の台頭も考えられる。
 問題は香港馬の取捨だ。今年も安田記念に香港馬が3頭出走してきたが、ともに4月28日シャティン競馬場で行われたGⅠチャンピオンズマイルの1、2、3着馬だ。香港馬は過去2勝しており、実績からも無視できない。香港シャティン競馬場の芝コースは東京よりも重く、マイルでは1秒程、馬場指数でいうと10から13程度は遅い。それだけスタミナを要するわけで、そういうコースで強い馬たちであれば、軽い芝の東京コースは本質的には合わない。しかし、今年出走してきた3頭、なかでもグッドババの前走の勝ちタイム1分33秒5はかなり速く、価値も高いように思える。昨年も安田記念を走って1分32秒8のタイムで7着。勝ち馬とは指数上5の差しかなかった。この結果からは高速決着が苦手だとは思いにくい。また今シーズンの東京芝コースは週末ごとの雨で比較的パワーがいる状態が続き、それもむしろ香港馬にとっては好材料だろう。香港3騎は逃げるわけではないので、超スローペースで上がり勝負になったときに、切れる脚を発揮できるかは未知の部分が多いにしても、コンゴウリキシオーの平均ペースの逃げなら、レースはしやすいし、馬券の狙いとして、香港馬からという手もたつのではないか。

 ユニコーンSは6月開催になった01年以降を検証。
 01年を除くと過去6年連続でXYZ馬とabcd馬が連対している。今年はユビキタス、クリールパッション、ナンヨーヒルトップ、シルクビッグタイムがXYZ馬で、他に平均指数で上位のダイワマックワン、前走指数上位のスカーレットラインが指数上の有力馬たちだ。
 例年、先行力があり、上がりもしっかりとした馬が好走しており、ユビキタスやクリールパッション、ダイワマックワンなどが中心になりそう。

(ユニコーンS)
       1着    2着    3着
01年    -     芝     -
02年    公     AXa    Yb
03年    Yd    B b    芝
04年    Zd    芝     D d
05年    AXa    Y    B b
06年    D      Yc   CZ
07年    A b    Xa   -
(スローペース調整-15/-5)

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2008年6月 3日 (火)

第374回ナビグラフで見る回顧9ダービー

Derby2008

 いつものことだけど、ダービーが終わると一区切りがついたような気持ちになって、なかなか次のレースに気が乗っていかない。きょうはまさに、そんな気分の日。そういいながら、週末になればまた、いつものように馬券に熱を上げている自分がいるのだろう。
 さてさて、過去10年、ダービーは前走指数の高い馬が9年で連対し、X馬も加えると10年すべての年で連対してきた。今年は混戦といわれ、多少人気も割れたが、結局1番人気に推されたディープスカイ(AXa)が大歓声を切り裂いて、圧倒的な上がりの脚で勝った。2着には先行した12番人気のスマイルジャックが残り、6番人気のブラックシェルが追い込んで3着を確保。3連単は20万1300円の高配当になった。
 ダービーをナビグラフで見ると、今年のディープスカイも、昨年のウオッカも、その前のメイショウサムソンも、(2001年以降)勝ち馬はすべて、前2走内に赤いラインより上にある馬たちで、指数上、相対的であれ、出走馬のなかで上位であることが条件になっている。世代を代表するダービー馬の、ダービー馬としての資質の確かさは、そういうところにも現れているのだろう。今年はディープスカイの他に、ブラックシェル、サクセスブロッケンが該当馬だったが、ダートを使ってきたサクセスブロッケンを除けば、指数上はディープスカイとブラックシェルだけが、過去の勝ち馬の条件を備えている馬だったといえる。
 さらに(-15/-5)のスローペース調整値を基準にすると、例年赤いラインより上にある馬で、さらにスローペースでないレースで上がり指数の良い馬たちが中心になっており、その点でも今年はディープスカイ以外に条件をクリアする馬はいなかった。
 当然ながら2、3着馬もその条件を備えた馬が多いが、1着馬の条件とは違って必須条件ではない。最低限、平均値のグレーラインより上にあれば良いようで、今年はスマイルジャックがそういう馬だったし、昨年は2着のアサクサキングス、04年のハーツクライ、03年ゼンノロブロイなども赤いラインを超えられないものの、平均ラインをクリアする馬たちだった。こうしてみると、ダービー1着馬と、2、3着馬の条件の違いこそが、ダービー馬と、ダービー馬になれなかったそれ以外の馬との、歴然とした違いなのだろう。
 あと3週もすると、新しい世代のダービーに向けた戦いが始まる。
 夏には夏の競馬の楽しさもある。

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