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2008年6月 5日 (木)

第375回香港馬の取捨

 安田記念は、ペースにゆるみのないマイル戦だけに、底力の指標というべき平均指数がものをいう傾向にあり、平均指数上位のabcd馬は、過去10年のうち9年間で連対している。

(安田記念) 1着    2着    3着
98年    AYa   外     -
99年    -     CXc    Z
00年    外     C b外   Yb
01年    AYb   -      Z
02年    -     -     B
03年      c   -     BXa
04年      a   AXa    Zd
05年    C c   -     外
06年    C外     Zb   外
07年     Yd   A     -

 今年の(香港馬を除く)平均指数の上位はスズカフェニックス、スーパーホーネット、コンゴウリキシオー、エイシンドーバーなどだが、前走指数の高いエアシェイディ、ハイアーゲームなども有力馬の一角を占めるだろう。
 例年、平均指数上位馬が強いということは、平均ペース以上での上がりの脚が問われることにつながるが、今年はスローペースを生かして上がりの脚に懸けたい馬が多い。例年と比較すると、前走ペース平均値は相当に遅く、超スローペースもあるかもしれない。もちろん、ペースが遅い分上がりの脚はそれなりに良いが、いずれにしてもペースの読みは難しい。スローペースになるとすると、スズカフェニックス、スーパーホーネット、ウオッカ、エアシェイディ、エイシンドーバー、キストゥヘヴンなどの上がりの脚が上位で、多少ペースが上がっても対応できそうなスズカフェニックス、スーパーホーネットが有力馬に浮上してくるだろう。
 昨年のように藤田騎手のコンゴウリキシオーが逃げるとすると、ペースは上がってくるはずで、そういうペースなら、コンゴウリキシオーの逃げ残り、ハイアーゲームの先行差し、スズカフェニックス、スーパーホーネットの大外一気、あるいは香港馬の台頭も考えられる。
 問題は香港馬の取捨だ。今年も安田記念に香港馬が3頭出走してきたが、ともに4月28日シャティン競馬場で行われたGⅠチャンピオンズマイルの1、2、3着馬だ。香港馬は過去2勝しており、実績からも無視できない。香港シャティン競馬場の芝コースは東京よりも重く、マイルでは1秒程、馬場指数でいうと10から13程度は遅い。それだけスタミナを要するわけで、そういうコースで強い馬たちであれば、軽い芝の東京コースは本質的には合わない。しかし、今年出走してきた3頭、なかでもグッドババの前走の勝ちタイム1分33秒5はかなり速く、価値も高いように思える。昨年も安田記念を走って1分32秒8のタイムで7着。勝ち馬とは指数上5の差しかなかった。この結果からは高速決着が苦手だとは思いにくい。また今シーズンの東京芝コースは週末ごとの雨で比較的パワーがいる状態が続き、それもむしろ香港馬にとっては好材料だろう。香港3騎は逃げるわけではないので、超スローペースで上がり勝負になったときに、切れる脚を発揮できるかは未知の部分が多いにしても、コンゴウリキシオーの平均ペースの逃げなら、レースはしやすいし、馬券の狙いとして、香港馬からという手もたつのではないか。

 ユニコーンSは6月開催になった01年以降を検証。
 01年を除くと過去6年連続でXYZ馬とabcd馬が連対している。今年はユビキタス、クリールパッション、ナンヨーヒルトップ、シルクビッグタイムがXYZ馬で、他に平均指数で上位のダイワマックワン、前走指数上位のスカーレットラインが指数上の有力馬たちだ。
 例年、先行力があり、上がりもしっかりとした馬が好走しており、ユビキタスやクリールパッション、ダイワマックワンなどが中心になりそう。

(ユニコーンS)
       1着    2着    3着
01年    -     芝     -
02年    公     AXa    Yb
03年    Yd    B b    芝
04年    Zd    芝     D d
05年    AXa    Y    B b
06年    D      Yc   CZ
07年    A b    Xa   -
(スローペース調整-15/-5)

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