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2008年6月24日 (火)

第380回ナビグラフで見る回顧12マーメイドS

Mermaid2008
Htb2008

 先週の牝馬限定のハンデ重賞・マーメイドSは、トーホウシャインが内ラチからするすると抜け出し、逃げ粘るピースオブラヴを交わして勝ってしまった。人気になったベッラレイアやザレマ、ブリトマルティスは3着にも絡めず、3連単は193万を超す配当で大荒れになった。勝ったトーホウシャインの単勝は1万1630円。12頭建ての12番人気。もちろん最低人気だったが、しかしながら、指数ナビグラフではトーホウシャインは要注意の馬だった。
 先週も先々週もこのコラムで書いたが、重賞の場合、平均上がり指数+15のブルーラインが原点に近く、上がり指数で+15を超す馬がいる場合は、その馬たちが勝つことが多い。マーメイドSもスローペースの基準ラインが右のエリアにあって、前半のペースは落ち着く。当然後半、上がり3ハロンは速いタイムが求められるわけで、上がり指数で+15以上を示してきた馬たちが浮上しやすい。マーメイドS出走馬で近走に+15の上がり指数があるのは11ザレマ、8トーホウシャイン、7ホウショウループ、5ベッラレイアなどで、とくに8トーホウシャインは負担重量が48キロと軽いこともあって、このエリアに顔を出した馬で、ハンデ戦だけにもっとも注意のいる馬だったといえる。
 しかし、トーホウシャインで勝った高野容輔騎手は、昨年は障害戦で1勝をあげただけで、今年はまだ未勝利だった。ここでの勝利が今年の初勝利、加えて重賞初制覇になったが、そんなこともあって、私自身もトーホウシャインを軸馬に取ることはできなかった。
 ハンデ戦の場合、グラフ左上のエリアにあって上がり指数の良い減量騎手や軽ハンデ馬が穴馬になることが多く、時には思い切った狙いも必要なのだと、思い知らされた。
 同日に行われた函館のHTB杯も、マーメイドSと似たようなレースだった。1000万条件のハンデ戦だったが、ナビグラフからは53キロの軽ハンデ11フレアリングベストの上がり指数が上位だとわかる。多少悩んだものの、このレースではフレアリングベストを軸に取った。9番人気で単勝は24倍を超す馬だったが、短い函館の直線を大外から追い込んで2着を確保。人気馬が1、3着に入って3連単は6万円台の配当だったが、自分の気持ちのなかでは納得できたレースだった。
 勝つためのすべての条件を備えた穴馬などいない。そういう馬なら誰もが買いたいと思うし、条件が多ければ多いほど人気になる。逆に、穴馬とは、みんなが嫌う要素が多いから、人気がないのだ。ただ、能力はあっても騎手に信頼が置けずに人気を落とす、あるいは能力は少し足りないが、軽量ハンデで浮上するかもしれない、上がり指数はよいが、あるいは先行指数だけはよいがなど、買うポイント、評価できる点がそれだけしかない馬だからこそ、穴馬になり得るわけで、リスクを承知で買ってみる価値はあるのではないか。

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