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2008年8月28日 (木)

第398回過ぎゆく夏の新潟記念

 このところ週末は雨が多い。涼しくて過ごしやすいが、夏の気分が感じられないまま、9月を迎えるのだろうか。関東はあと2週で中山に競馬が戻ってくる。
 今週はハンデ戦の新潟記念。ハンデ戦とはいえ、比較的指数上位のランク馬たちが健闘している。夏は格より調子といわれる通り、近走で調子の良さを見せてきた馬が中心になりそう。軸馬は前走指数の上位馬から選ぶのがいいかもしれない。

(新潟記念)  1着     2着     3着
01年       a     Y     A
02年     C      -      -
03年      Xa    D b     Xc
04年     DZb      d    B d
05年     -      BZd    D d
06年     A      C      BYb
07年     CYc    -      -

 今年、前走指数の上位はコスモプラチナ、スクールボーイ、エリモハリアー、バトルバニヤン、マイネルキッツ、ブラックカフェなど。
 直線の長い新潟の外回りコースだけに、軸馬に選ぶなら上がりの脚のある馬からというのが鉄則だ。上がり指数は+10以上のレベルは欲しいところ。今年のランク馬で上がりの脚がありそうなのは、スクールボーイ、バトルバニヤン、トウショウヴォイス、マイネルキッツ、ブラックカフェなどだ。例年、トップハンデ馬が苦戦しており、休み明けの馬も凡走する傾向にある。その点からも多少の絞り込みはできそうで、チョウサン、ブラックカフェなどはデータ上、苦しい戦いになりそう。
 本来ならダイシングロウなど、この夏の重賞好走馬から軸馬を取るべきところだが、前走1600万条件を勝ったばかりのコスモプラチナ、バトルバニヤン、キャッチータイトルはハンデが恵量のはずで、このあたりからはいるのも面白いかもしれない。

 06年からG3の重賞になったキーンランドC。芝の1200戦で前走指数の上位馬が中心になりそう。今年はキンシャサノキセキ、ビービーガルダン、トウショウカレッジ、キングストレイルに加え、上がりの脚があるプレミアムボックス、5連勝でここまで駆け上がってきたマヤノツルギなどが有力。

(キーンランドC)
       1着     2着     3着
06年    B d    BXb    A
07年    -      AZb    -

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2008年8月26日 (火)

第397回ナビグラフで見る回顧20札幌記念

Sapporokinen2008
しらかばS

 札幌記念はハイペースで逃げたコンゴウリキシオーを、1番人気のマツリダゴッホが4角でとらえて早々と先頭に立った。直線も勢いが衰えず、そのまま押し切るのかと思ったが、ゴール前、5番人気のタスカータソルテがきっちりと差し切り、クビ差で勝利をものにした。勝ちタイムの1分58秒6はレコード。勝ったタスカータソルテとマツリダゴッホのスピード指数はともに99という高レベルで、両馬とも秋に向けて好スタートを切ったといえそう。
 私は「マツリダゴッホはまだ調整過程だろう」と、軽量のマイネルチャールズを軸にとった。マイネルチャールズは3歳馬でダービーの4着馬。最高指数もまだ83程度だが、軽量を生かした瞬発力で、直線一気もと思ったものの、結果的には3、4番手につけたまま伸びきれずに、ずるずる下がるだけで良いところはなかった。ハイペースに慣れていない上に、これほどの高い指数の決着になってしまうと、さすがに直線の脚も残らないし、負担重量差だけで勝てるわけがなかった。
 スローペースでないレースでは、ナビグラフ上、緑のスローペース基準ラインをクリアしている馬たちのなかで、上がり指数の良い馬を軸に取るのが基本の形のはず。
 今週もまたまた、スローペースでの上がりの脚は、あまり信用しないほうが良いという教訓と反省の夏。
 それにしても、今週はついてなかった。
 土曜日の札幌9レース、しらかばSは1番人気のナンヨーリバーを軸に3連単の1、2着流し馬券を買った。マイペースでナンヨーリバーが逃げるところ、最低人気のエアアドニスが直線勢いよく差し脚を伸ばして、ナンヨーリバーと叩き合いのままゴール。「やった」と思ったら、3番手を追走していたロリンザユーザーが粘りきれずに、最後の最後に買ってないニシノナースコールに交わされそう。「ああああ、だめだめだめ」と叫んでみたが、勢いにまさるニシノナースコールがクビ差の3着。
 写真判定の結果、1着は人気のナンヨーリバーだった。3着は買っていないニシノナースコールで3連単は17万馬券。
 あと一手、手を広げていたら、良かったのにと思うが、今考えても、何でニシノナースコールを買ってなかったのだろうかと思う。今更に、ナビグラフを眺めつつ、自分のアホさが悲しい。今週は「たら、れば」の繰り返し。少しツキを変えなくちゃ。

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2008年8月21日 (木)

第396回札幌記念

 札幌記念は比較的に指数上位馬が強い。なかでも前走指数の高いABCD馬の活躍が目につく。ただし2年前、別定戦から定量戦に変わってからは、たまたまなのかどうか、指数上位馬も今ひとつぱっとしない。

(札幌記念)  1着     2着     3着
98年     AXa     Xd    D
99年     A b    C      CYa
00年      Y     B       Yc
01年     C       Zc    A a
02年       d     X     A
03年      Yb    AXa    -
04年     AZ     BYa    CXb
05年     A a    -       Y
06年     -      D      B
07年     -      -      -

 今年はマツリダゴッホ、コンゴウリキシオー、フィールドベアー、マイネルチャールズなどの前走指数が高く最有力馬。アドマイヤタイトルとマンハッタンスカイも過去の指数や平均指数での上位馬で、有力馬の一角を占める。
 重賞での実績や指数の高さではマツリダゴッホが最有力に見える。有馬記念と日経賞と連勝、指数も97、96と高く安定しており、定量戦なら実力馬に有利な負担重量のはずで、素直にこの馬からと考えたいが、同馬の本番は秋にあるはず。ここはまだ調整の過程だろう。もちろん休み明けの過去の実績(3101)からすると、休み明けを気にする馬ではないので、あっさり勝ってしまうかもしれないが、おそらくダントツの1番人気馬だけに、馬券上にうまみはないのではないか。
 例年、先行馬の活躍が目立ち、逃げ馬も好成績をあげている。その点からは逃げるコンゴウリキシオーに展開は向きそうだが、勝ちきるまでにはどうだろうか。
 過去の勝ち馬の条件は上がり指数で+10程度のレベルをクリアしていることが条件で、今年この条件を満たすのはマツリダゴッホ、フィールドベアー、マイネルチャールズ、オリエンタルロックなどだ。今年は牝馬の出走はないが、過去の札幌記念では牝馬や3歳馬など、負担重量で楽ができる馬たちが活躍しており、勝ち馬の条件に「上がりの脚」が問われるということを合わせて考えると、負担重量が勝敗を分けるポイントということなのではないか。
 とすると、今年は負担重量で楽をできる3歳馬マイネルチャールズとオリエンタルロックに要注意だといえそう。

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2008年8月19日 (火)

第395回ナビグラフで見る回顧19クイーンS、北九州記念

Kitakyushu2008

 高配当が続いた土曜日。連下を手広く押さえた効果で、札幌9レース「札幌日刊スポーツ杯」の3連単55万馬券などを当て、ご祝儀を奮発したものの、日曜日は一転、堅い配当が多く、気合いも空回りして大敗した。当たり前だけど、思い通りには行かない。
 ある金額を得たときの喜びと、同じ額を損をしたときの人間の心理を比較すると、損をしたときの悲しみの方が明らかに大きいものらしい。投資やギャンブルの世界では、絶えず、「損をしたらどうしよう、損をしたくない」など、自分自身のマイナスに働く心理との戦い。明るく、前向きに、元気に。損をしてもいい程度の金額で、勝ったときは素直に喜ぶ。それがギャンブルで勝ち組に残るための心理なのかもしれない。
 日曜日、荒れると思った小倉の北九州記念も、人気のトップハンデ馬スリープレスナイトが、直線3番手からすっと抜け出して圧勝。2、3着も人気馬でが差し脚を伸ばし、3連単は3万円台の常識的な配当に収まった。私は牝馬のトップハンデが嫌で、あえて評価を下げたが、95、89、80の指数で3連勝中の馬に逆らっては、馬券にならない。昨日、馬場指数を計算してスリープレスナイトのスピード指数をはじき出したら、99という高レベルの指数になった。上村騎手がインタビューのなかで「スプリンターズSでも」とコメントしていたが、十分に戦える指数に思える。
 札幌のクイーンSも2番人気のヤマニンメルベイユが勝って、2着に1番人気のレジネッタ。12番人気のフミノサチヒメが3着に入ったものの意外とつかず、3連単でも3万3640円の配当だった。こちらの牝馬は、勝ち馬でも80の指数に届かない低調なレース内容で、今年の3歳牝馬に過大な期待は禁物に思える。

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2008年8月14日 (木)

第394回クイーンSは3歳牝馬から

 牝馬の重賞・クイーンSは札幌開催になった2000年以降のデータを検証。指数のランク馬の連対率は前走指数の上位馬や、平均指数上位馬が高い傾向にある。

(クイーンS) 1着     2着     3着
00年     AYd    B d    D b
01年     CXb    -      -
02年     -       Xc    -
03年     -      CZc    BXb
04年     D      B d    -
05年       d    -      D
06年     A      CX       c
07年     C d    B      -

 今年のメンバーでは、ザレマ、エフティマイア、タニノハイクレア、レジネッタなどの前走指数が高く、ヤマニンメルベイユ、アドマイヤスペースは平均値上位でピックアップされる。
 今年は桜花賞1着、オークス3着のレジネッタ、桜花賞2着、オークス2着のエフティマイアなど、世代を代表する能力の高い3歳馬がそろったし、話題の白毛馬ユキチャンも出走とあって、盛り上がりそうだ。
 スタミナのいる札幌の洋芝を考えると、底力のあるザレマ、タニノハイクレア、ヤマニンメルベイユという古馬陣に一日の長があり、ここは1800の距離適性があるヤマニンメルベイユやタニノハイクレアを中心に取ったほうが良いのかもしれない。しかし、今年は基礎能力の高い3歳馬が多数出走しており、現時点でも有力な古馬陣と指数差がほとんどないことを考えると、彼女たちの変わり身や、成長余力を上位に見るべきなのではないか。とくに、負担重量で2、3キロの差がある分、逃げるにしても、追い込むにしても、3歳馬には有利に働くのではないか。
 連軸にはエフティマイア、レジネッタ、メイショウベルーガ、ムードインディゴなどの基礎能力の高い3歳馬から取りたい。とすれば桜花賞1着、オークス3着のレジネッタか、桜花賞2着、オークス2着のエフティマイアかということになりそう。
 過去の傾向からは、開幕週で馬場状態が良いこともあってか、先行馬が有利のようで、後方一気にかけるレジネッタより、先行力のあるエフティマイアのほうが展開上は有利かもしれない。前走はともにオークスを戦って2着、3着だったが、超スローペースでの上がり勝負になって、指数上は少し物足りない結果だっただけに、スローペースはないこのレースで真価が問われるのではないか。

 北九州記念は06年から過去2年のデータ。ハンデ戦とはいえ、短距離戦のせいか前走指数の上位馬が強い傾向にある。人気薄の軽ハンデ馬が穴を開けており、昨年は指数ランク馬の組み合わせで、3連単は157万馬券になった。
 今年も一波乱ありそうな気がするが、人気薄のキョウワロアリング、ゼットカーク、ニホンピロブリュレ、マルブツイースター、マウンテンハットなどに要注意。

(北九州記念) 1着     2着     3着
06年     B      DYb    -
07年     D      A d    D

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2008年8月12日 (火)

第393回ナビグラフで見る回顧18関屋記念

Sekiyakinen2008

 関屋記念はタマモサポートの逃げで、超スローペースになった。逃げて3着に残ったタマモサポートの上がりタイムが33秒3、また、同馬を除く上位5着までが32秒台の上がりタイムだったことから想像すると、いかにスローペースだったかがわかる。超スローペースの結果、直線に向くと集団は横一線。そのなか、直線を叩いて叩いて抜け出してきたのは1番人気のマルカシェンクと5番人気リザーブカードだった。新潟の芝コースでスローペースになれば32秒台の上がりタイムも珍しくはないが、勝ったマルカシェンクの上がりタイム32秒3は、直線1000メートルを除くと、今シーズン新潟ナンバーワンの上がりタイムだった。
 5着以内に入って32秒台の上がりタイムを示した馬は、スピード指数上は過去5走内に上がり指数で+10以上を記録している馬たちでもあった。なかでも上がり指数が高かったのは勝ったマルカシェンク、次いでヤマニンアラバスタ、リザーブカードだったが、その力関係はナビグラフにしてみるとよくわかる。マルカシェンク、ヤマニンアラバスタ、リザーブカードはスローペースのレース(タテの緑のラインの左側)で、断然の上がり指数の高さが目につく馬たちだった。
 このレースの結果を分けたのはスローペース時の上がりの脚の速さだったが、もちろんスローペースだからと言って、すべての馬が32秒台の、鋭く速い上がりの脚を使えるわけではない。スローペースで速い上がりの脚を使えるのは、過去にそういう経験をしている馬たちであることが多く、それは往々にして短距離戦で切れる上がりの脚を示していた馬たちだ。それは結局、個々の馬たちの個性や距離適性につながる(心肺機能の強さを含めて)遺伝的な速筋の量の違いの問題なのだろう。
 このレースはマイル戦だったから、距離適性を云々するほどのこともなかったが、一般的に芝のレースでは、距離適性が高ければ高いほど、直線「よーいドン」のレースでは切れる脚がない分、叩き合いで遅れ、力を発揮しにくいことになる。ナビグラフのペース平均値より左の領域で、上がり指数の高い馬たちが活躍する理由も、その当たりにあるのではないか。それにしても先週日曜日は、そんな馬が多かった気がする。

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2008年8月 7日 (木)

第392回真夏のマイル戦

 今週は真夏の新潟マイル戦、関屋記念。新潟コースが新しくなった01年以降のデータからは、平均指数の上位馬たちの連対率が高く、03年以外はすべての年で連対をはたしている。他にABCやXYZなどのランク馬も、そこそこに上位をにぎわしている。

(関屋記念) 1着    2着    3着
01年    CX    A b    Ya
02年    AZa    Xb   -
03年    -     -     A a
04年    A a    Z    -
05年      a   BX    --(3着同着)
06年     Zd   -     AXa
07年    -     AXa   -

 今年の平均指数上位はトウショウヴォイス、マイケルバローズ、マルカシェンク、リザーブカードなど。マイル戦といっても、直線の長い新潟の外回りコースだけに、ハイペースはなく、例年スローペースが基本で、直線の叩き合い、上がりの脚の勝負になる傾向がはっきりしている。特に今年は、前走のレースがスローペースの馬が多く、例年よりペースが下がることはあっても、上がるとは考えにくく、スローペースでの瞬発力は必須の条件だろう。今年のメンバーのなかでは、マルカシェンク、ヤマニンアラバスタ、リザーブカードなどの上がりの脚が鋭いが、ここはマイル戦でメンバー最高の92の指数があり、マイル適性の高いマルカシェンクに期待したい。

 函館2歳Sは前走指数の高い馬が中心。平均指数上位を表すabcd馬も連対率が高いが、1、2戦しかしていない馬たちのレースにあっては、スローペースでないレースで高い指数を示したかどうかをはかる指標としても役に立つ。もちろん、余裕で新馬戦を勝ち上がってくる馬も多く、必ずしも前走指数の高い馬ばかりが連対しているわけではないが、1200の距離なら、スローペースを追走して上がりの脚だけで勝った馬より、平均以上のペースで、指数の高い馬を中心に取った方がよいことを、データは表している。
 前走指数上位で、平均指数も高いのはナムラミーティア、ベルシャルル、サダムテンジン、ディーズハイビガーなど。例年、ステップレースのラベンダー賞上位馬が活躍しており、そのレースを勝ったナムラミーティア、逃げて2着のベルシャルルなどが最有力馬といえそう。他では、新馬戦でナムラミーティアを負かしたコパノマユチャン、新馬戦を余力のある勝ちかたをしたアイアンデューク、ルシュクルなども上位の実力はありそう。

(函館2歳S)1着    2着    3着
98年      c   -     -
99年    A a   C     B b
00年    C b   BXa   A
01年    D a   C     -
02年    A     -     BXb
03年    D d   B b   -
04年    -     A a   B
05年    C b   C b   A a
06年    -     CXd   -
07年    A a   -     D d
(スローペース調整値-20/-10)

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2008年8月 5日 (火)

お知らせ

都合により、本日更新の重賞回顧はお休みさせて頂きます。

木曜日の重賞展望は通常どおり更新いたします。

よろしくお願い申し上げます。

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