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2008年9月30日 (火)

第407回ナビグラフで見る回顧25オールカマー、神戸新聞杯

Kobeshinbun2008
Allcomer2008

 神戸新聞杯はダービー馬ディープスカイが勝ち、オールカマーはグランプリ馬マツリダゴッホが勝った。神戸新聞杯もオールカマーも、もともと指数の上位馬が強い傾向にあるレースで、その点からも順当な結果だったといえそう。
 神戸新聞杯は、直線の長い阪神外回りの2400戦だけに、ペースを問わず上がりの脚が問われるレースになることは想像できた。今年はミッキーチアフルのマイペースの逃げで、スローペースで流れたこともあって、一層、上がりの脚がポイントになった。
 上がり脚の戦いになって浮上するのは、指数ナビグラフでいうと、上がり指数の基準値を表すブルーラインの上にある馬たちだ。
 上がり指数の最も高いディープスカイはもちろん、上がり指数2番手のブラックシェルが2着。3着のオウケンブルースリを含めて、上位を占めた馬たちはすべて、上がり指数で+15以上のブルーラインを超す馬たちだった。10番人気で4着に追い込んだベンチャーナインも、15番人気で5着だったロードアリエスも、上がり指数で+15以上をクリアしていた。
 逆に、ペース指数や先行指数が生きたのが、オールカマーだった。例年、オールカマーはペース指数や先行指数で上位の馬たちの活躍が目立つレースで、その傾向は今年も変わらなかった。過去何年間分を調べてみると、とくにペース指数でスローペース基準値から+15以上にある馬の連対率が高い傾向にあり、今年の上位馬の3頭もその条件を満たす馬たちだった。
 もちろんそんなに単純なことではないと思うが、中山コースは他の競馬場に比べて、いくらか直線が短い分、「ペースがゆるむと先行馬が楽をでき、息が持つ分、前残りが多くなりやすい」ということなのだろうか。今年もスローペースにおとして逃げたキングストレイルが2着に粘り、2、3番手で追走していたマツリダゴッホが楽々と差し切り勝ち。中段から伸びたのが3着のトウショウシロッコだった。
 この勝利でマツリダゴッホは中山で10戦7勝。中山コースの適性の高さは、ペース指数の高さにあるのかもしれない。

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2008年9月25日 (木)

第406回ダービー馬ディープスカイが登場

 神戸新聞杯は昨年から、阪神競馬場に新設された芝外回りコースを使っての2400メートル戦に変わった。外回りコースは上がりのウェイトが高いコースで、過去の連対馬の傾向はそのままには反映されないかもしれないが、ただ、神戸新聞杯は菊花賞のトライアルレースであり、基本的に基礎能力の高さが問われる点では大きな違いはないのではないかと思う。
 一応、参考までに過去10年の連対馬のランクを示しておいた。これを見ると指数上位馬が圧倒的に強く、なかでも前走指数の高いABC馬が過去10年間毎年連対しており、AB馬に限っても9年で連対。前走指数の高さは重要なポイントだ。また、過去に高い指数のあるXYZ馬、平均指数の上位abcd馬の連対率も高く、過去10年で指数ランク外の馬が3着内に入ったのは3頭にすぎない。

(神戸新聞杯) 1着     2着     3着
98年     -      AZa    CXb
99年      CXa    D d    A b
00年     AZb    A      AXa
01年     B      -      BXa
02年     B b    DXa    -
03年     CZ     BXa    AXb
04年     AXb    D d    BYa
05年     AXa    BYb    D c
06年(中京)  Ya    BXc    B
07年     A       Zd    CXa
(スローペース調整値-10/0)

 今年はダービーを圧勝したディープスカイが、このレースから始動する。もちろんスピード指数上もAXaという最上級の評価だ。そしてダービー2着のスマイルジャック、同じくダービー3着のブラックシェル、さらに夏の上がり馬で目下3連勝中のオウケンブルースリが前走指数の上位馬たち。他ではベンチャーナイン、ミッキーチアフルも指数上位のランク馬だ。
 基礎能力の高さが求められるレースだけに、過去の連対馬の多くはダービーの出走馬たちで、それ以外で連対できるのは、古馬に混じってのレースで重賞勝ちをするなど、夏に力をつけた馬たちだけだ。その点を考慮するなら、中心はダービー馬ディープスカイ以外にはないだろう。

 中山のオールカマーも指数上位馬が強い。前走指数の上位ABCD馬は過去10年全ての年で連対し、平均指数の上位馬も9年で連対している。休み明けで連対できるのは前走GⅠに出走していた馬だけで、多くは夏の重賞を使ってきた馬たちであり、順調さは重要な条件ではないか。
 今年はマツリダゴッホ、エアシェイディ、キングストレイル、マイネルキッツ、アドマイヤタイトルなどが指数の上位馬たちだ。
 夏競馬を使ってきた順調さという点でマツリダゴッホが最有力だろう。前走札幌記念は2着だったものの、指数は99と内容も上々。ひと叩きされて、9戦6勝と得意な中山コースで巻き返しを図る。

(オールカマー)1着     2着     3着
98年     BZd    -      BXb
99年      B      AYa    DYb
00年     AXa      d    BZc
01年     BZd    D c    -
02年(新潟) C      -       Zb
03年      Xa    D b    -
04年     D      A a      d
05年     DXc    -      B b
06年     CXd    DYc    -
07年      Xb    CZc    D

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2008年9月23日 (火)

第405回ナビグラフで見る回顧24セントライト記念・ローズS

Stlite2008
Roses2008

 セントライト記念は、雨で渋った馬場になり、ペースもいくらかスローペース気味だったせいか、先行馬に有利な展開になった。直線、早めに抜け出しを図ったマイネルチャールズとノットアローンを、3番手から追ったダイワワイルドボアが鮮やかに差し切って勝利をものにした。マイネルチャールズとノットアローンの2着をめぐる叩き合いは、わずかにマイネルチャールズが制した。追い込み馬はダイバーシティとナリタダイコクが離されての4、5着がやっとで、スローペースと追い込みにくい馬場状態が大きく影響したのかもしれない。
 スピード指数上は(d-AXa-BXb)という指数上位馬同士の決着。加えて、ダイワワイルドボアもマイネルチャールズもノットアローンも、ナビグラフでみるとペース指数の上位馬たちで、厳しいペースを先行して持ち味が生きる馬たちだったといえそう。そういう点では、渋った馬場状態も、上位馬たちに味方したのかもしれない。もちろんマイネルチャールズとノットアローンは上がりの脚でも最上位に評価される馬だった。
 3歳牝馬の重賞・ローズSも直前の雨で馬場状態は良くなかった。それでも阪神外回りコースは上がりの脚が求められるようで、後方から押し上げてきたマイネレーツェル、ムードインディゴが鋭く追い込んで1、2着。3着には桜花賞馬レジネッタが入った。3連単は15万馬券と高配当。軸馬の選択の難しさはあったが、ナビグラフ上は、上がり指数で+13以上の馬たちの決着で、1着から6着までのすべての馬が赤で囲った領域にあった馬たちだった。
 牡馬のセントライト記念は上がりの脚もさることながら、ペース指数に示されるスタミナが問われ、牝馬のローズSは直線の切れる上がりの脚だけが勝敗を分け、牡馬と牝馬の違いが明確に現れる結果になった。

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2008年9月18日 (木)

第404回3歳有力馬も始動

 セントライト記念は菊花賞を目指す馬たちの重要なステップレース。過去、ダービーに出走した馬たちが好成績を残しているように、比較的基礎能力が高く、スピード指数でも上位の馬が強い傾向にある。今年の指数上位はマイネルチャールズ、ノットアローン、フサイチアソート、クリスタルウイング、タケミカヅチ、ダイワワイルドボアなどだが、連軸ならダービー出走組のマイネルチャールズ、クリスタルウイング、タケミカヅチが中心になるのではないか。
 なかでもダービー4着のマイネルチャールズに期待したいと思っている。ダービーの後の前走、古馬と初の対戦となった札幌記念では、かなり厳しいペースを4番手で先行したが、4角で馬群に飲み込まれての6着。ただ、それまではスローペースで上がり勝負のレースが多かっただけに、ペースを考えれば、よく我慢できたと評価したい。もちろんセントライト記念がハイペースになるとは思えないが、それでもあの苦しい経験が、最後の直線の坂を登るときに、生きてくるのではないか。

(セントライト記念)
        1着     2着     3着
98年     C      A a     Z
99年     AZa    -      -
00年     C a    D d     X
01年     CXa    -        d
02年(新潟) AXc     Zb      d
03年     B      -      B
04年     AXa    CZ     D
05年     -      -      -
06年     -       Yd    -
07年     A      BY     -
(スローペース調整値-10/0)

 3歳牝馬の重賞・ローズSは牡馬のセントライト記念よりも更に指数上位馬が強い。とくに平均指数上位のabcd馬の連対率が高いが、昨年から改修された阪神競馬場外回りコースを使ってのレースだけに、過去の傾向はあまり参考にならないかもしれない。
 阪神外回りコースの特徴は、なによりも上がりの脚が問われることだ。昨年はダイワスカーレットが勝ったが、2、3着のベッラレイア、レインダンスも+15以上の上がり指数のある馬たちだった。今年も上がりの脚がポイントになるとしたら、レジネッタ、トールポピー、オディール、マイネレーツェル、メイショウベルーガなどが有力馬に浮上する。指数のランク馬であることを条件に加えると、レジネッタ、トールポピーが最有力候補になりそう。レジネッタは桜花賞馬、トールポピーはオークス馬だが、この夏に大きく成長した馬もいないようで、2頭の基礎能力の高さを素直に評価するべきなのだろう。

(ローズS)  1着     2着     3着
98年      Xb    -        d
99年     C      DXa      c
00年     -      C      -
01年     A c     Y      Xd
02年     D      B a    -
03年      Ya     Zb    C
04年     A d    -      BXa
05年      Yb    AXa    -
06年(中京) BXb     Yc    A
07年     AYa    B b    D d
(スローペース調整値-15/-5)

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2008年9月17日 (水)

第403回ナビグラフで見る回顧23セントウルS

Elm2008
Keiseihaiah2008
Centaur2008
Asahicc2008

 秋競馬の開幕週は、3日間開催で重賞が4レース。ダート戦有り、ハンデ戦有り、芝短距離戦に、芝中距離戦と、バラエティーに富んだ番組構成だった。結果的にもセントウルSの3連単88万1820円の配当から、京成杯オータムH12万4050円、エルムS6万7490円、朝日チャレンジC3160円と波乱度もさまざま。個人的には安い配当を2つ取るのがやっとだった。
 4つの重賞のナビグラフをながめていて思うのは、いろいろなカテゴリーのレースがあり、それはそれで、距離やペースや競馬場の違いなどで、特徴が現れるものであっても、基本は「スローペースでないレースで、上がり指数が上位であること」の重要さだ。朝日チャレンジCの勝ち馬ドリームジャーニー、エルムSの勝ち馬フェラーリピサ、京成杯オータムHの勝ち馬キストゥヘヴンの3頭が、まさにその条件を満たす馬だった。下級条件のレースはいざしらず、重賞では、重賞のペースに対応できて、しっかりとした差し脚もある馬を、まず中心に考えるべきなのだろう。
 セントウルSは1番人気に支持されたスズカフェニックスがその該当馬だったが、休み明けが影響したのか、能力を出し切れなかった。もう1頭の人気馬ファイングレインも休み明けの上に59キロの負担重量では上がりの脚を発揮できず、替わって浮上してきたのが、「休み明けを除いた馬のなかで、上がり指数の良かった」カノヤザクラやシンボリグランだった。有力馬が始動するこの時期は、休み明け有力馬の取捨には悩むものだが、配当を考えたら軸にはしない方が良いのかもしれない。

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2008年9月11日 (木)

第402回秋競馬がやってきた

 今週は中山、阪神に競馬が戻ってきて、札幌との3場3日間開催。気分も財布も、夢と期待だけは一杯つまっている。
 秋の中山、重賞の第一弾は京成杯オータムハンデ。ハンデ戦とあって指数の上位馬も苦戦することが多い難解なレースだ。指数ランク馬のなかでは平均指数の上位馬の連対率が比較的に高い。今年はマイケルバローズ、リザーブカード、トウショウヴォイス、ステキシンスケクンなどが平均指数の上位馬だ。マイルの適性上位はステキシンスケクン。このところ合わない距離を使われて、さえないレースが続くが、得意な中山で得意な距離なら巻き返しもあるのではないか。
 秋の中山芝コースはスピードの出る野芝で開催され、毎年、逃げ馬や先行馬が上位に食い込んでいる。さらに休み明け馬のは苦戦の傾向にあることなどを考え合わせると、マイネルフォーグ、ヤマニンエマイユに加え、ハンデも楽な3歳馬、ゴスホークケン、レッツゴーキリシマ、ダンツキッスイなどにもチャンスはありそう。

(京成杯オータムハンデ)
        1着     2着     3着
98年     C      DYa     Xd
99年      -      -      BYa
00年     CXb     Za    B
01年     A c    DXa     Z
02年(新潟) CXa     Xb      c
03年      Zc    -      B
04年     AXa    -      C b
05年     -        d     Zb
06年     -       X     -
07年     -      CXc    -

 朝日チャレンジカップは阪神の芝2000メートル戦。阪神は06年に馬場改修があったが、芝2000は旧コースとほぼ同じ形態のまま。一応過去10年の連対馬の傾向を取ったが、平均指数上位abcd馬と前走指数の高いABCD馬の連対率が高い傾向に大きな変化はなかった。今年の平均指数や前走指数の上位馬はサンバレンティン、トーホウアラン、ドリームジャーニー、アドマイヤメイン、エリモハリアーなど。順調さなら前走小倉記念を高指数で勝ったドリームジャーニーか。

(朝日チャレンジカップ)
        1着     2着     3着
98年     D      -      AXa
99年     -        a     Z
00年     D       Xc    C
01年     A c    DXa     Z
02年     DXa      d    B
03年     DZc    BYa    A
04年     A b     Zb    -
05年      X     B b    DX
06年(中京) B d    AXc    -
07年     AZc    B b    -

 阪神の日曜日の重賞・セントウルSは比較的ランク馬が強い傾向のレースだったが、馬場改修後の昨年はランク馬が連対できなかった。ただ芝1200は旧コースと形態が同じ内回りコースで、傾向に大きな変化ははないだろう。
 今年の指数上位はタニノマティーニ、ファイングレイン、スズカフェニックス、コスモベル、シンボリグランなど。例年、先行馬の活躍が目立つが、今年は展開に目くべまれそうな先行馬がいない。とすれば、芝1200の実績と指数の高さで今年の高松宮記念の覇者ファイングレインが最上位、最有力だろう。次いでスズカフェニックス、タニノマティーニにマルカフェニックス。負担重量の軽い牝馬コスモベルなども侮れない。

(セントウルS)1着     2着     3着
00年     -      DXa     Yd
01年     B c     Xa    A b
02年     C c    D      AXd
03年     BXc    BZd    -
04年     -       Yb     Xa
05年      Yb    C      AZa
06年(中京) AYd    外      D
07年     -      -      A a

 札幌のダート重賞・エルムSは過去10年のうち9年で連対している平均指数の上位馬abcdが強い。今年はメイショウトウコン、フェラーリピサ、マコトスパルビエロ、ナナヨーヒマワリなどが平均指数が上位馬だ。小回りコースの札幌だからだろうか、2、3番手につける先行馬が圧倒的に有利で、追い込み馬は苦戦を強いられる傾向が顕著だ。その点で、逃げるコンゴウリキシオーを追走するマコトスパルビエロ、フェラーリピサ、トーセンブライトなどが有力馬の候補になりそう。今年は極端なハイペースはなく、平均ペースで流れそう。際だって上がりの脚がよく見える馬はいないようで、先行馬同士の馬券になるのではないか。

(エルムS)  1着     2着     3着
98年     CXa    AZc    B
99年     B b    AXa    -
00年     C d    -        d
01年     A b    地       Zd
02年     BXa     Xc    A b
03年     -      C      -
04年     D c    BYb    BXa
05年      Yc     Xa     Zb
06年      Yc    -      -
07年      Xd    A      D

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2008年9月 9日 (火)

第401回ナビグラフで見る回顧22新潟小倉2歳S

200809071003
Niigata2sai2008

 この夏、朝から3連単が始まって、「高配当が続々」と思って期待もしていたが、ふたを開けてみると、3連単で330円という配当もあったりして、意外と渋い配当が多かった気がしていた。それが先週日曜日、小倉3レース芝1800牝馬限定の未勝利戦で、びっくりするような1092万馬券が出た。的中は7票だけ、史上3番目の高配当だったようで、翌日の一般紙の社会面でもニュースになるほどだった。
 私は、勝ったユーピロンユー、3着のメイショウオバナは押さえていたが、2着馬ホッコーマスコットは無視してしまっていたし、なにより2番人気の3番アルモニーからの流し馬券では、夢はほど遠かった。
 一応、参考までにナビグラフを掲載しておいたが、いま振り返ってみると、ペース指数の上位馬3頭がペース指数の大きい順に入線するという結果だった。
 さて新潟2歳Sは直線、多少馬場状態の良い大外を狙って、最後方から追い込んだセイウンワンダーが勝った。あの不良馬場のなか、1頭だけ34秒4という全く違う上がりの脚を見せての圧勝なら、今後も活躍が見込めるのではないか。
 逆に、期待されながら3着に負けた小倉2歳Sのツルマルジャパンは、思ったほど強くはなかったというべきか。前半のペースは速かったにせよ、持ち味である直線の粘る脚が全く見られなかったし、指数も低調な結果だった。それまでは1600と1400を使ってきたが、そのレースのペースと上がりの脚を考えると、本質的に1200の距離は合わなかったのかもしれない。今後は距離を伸ばして、ペースの落ち着くレースで、今一度、真価を問いたい。

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2008年9月 4日 (木)

第400回小倉と新潟の2歳ステークス

 小倉2歳Sは小回りコースの1200戦で、基本的に先行していなければ勝機がなく、スローペースにはなりにくい。結果的として前走指数上位馬を中心に、指数上位馬たちの活躍が目立つ傾向にある。
 今年はメイクデュース、ツルマルジャパン、シルクナデシコ、マルカゼウス、ワンカラットなどが指数上位だが、なかでも新馬、特別(マリーゴールド賞)を70、73という高指数で連勝、前走はレコード勝ちしたツルマルジャパンが中心になりそう。2戦とも逃げて勝っているが、上がり指数も水準以上のレベルを示しており、潜在能力も高そうだ。相手は前走2番手から差し脚を伸ばし76の高指数で勝ったメイクデュースが筆頭。ちなみにメイクデュースの76の指数は、今年の2歳馬のベスト指数で、次いでツルマルジャパンの73が第2位にあたる。

(小倉2歳S) 1着     2着     3着
99年     D d     X      Z
00年     -      -      - -
01年     B      C a      d
02年     -      C      BX
03年     AYa    BZb    DXd
04年     -      -      AZa
05年     C b    AY       c
06年      Xb    A      D c
07年     BZd    D b    A c
(スローペース調整は-20/-10)

 新潟2歳Sは02年から外回りコースの1600メートル戦になった。2歳戦だけにABCなどの前走指数の上位馬の連対率が高いものの、新潟の外回りは直線が長く、そのぶん、スローペースになりがちで、小倉に比べると指数上位馬の苦戦も目につく。指数は低くても上がりの脚がある馬には注意がいる。
 新潟はすべて1勝馬の戦いになった。今年の前走指数上位はバンガロール、スガノメダリスト、ドリームゼニス、ガンズオブナバロンなど。セイウンワンダー、エイシンタイガーは過去の指数の上位馬で、当然有力馬の一角を占める。ランク外で上がりの脚があるのはマッハヴェロシティ、マイネルウェイヴ、ゴールドスパークルなど。
 力関係を測るうえでキーポイントになりそうなのが小倉2歳Sで中心に取り上げたツルマルジャパン。新馬戦でこのツルマルジャパンと差のないレースをしたのがセイウンワンダー、ツルマルジャパンがレコードタイムで勝った特別(マリーゴールド賞)戦ではバンガロールが0.2秒差での2着、3着がスガノメダリストだった。この3頭の能力は信頼できそうで、1600の距離経験を重視するなら、新馬、未勝利とも1600を使って高指数を示しているセイウンワンダーが有力ではないか。

(新潟2歳S) 1着     2着     3着
02年     -      -      AZa
03年      Xc    A a    -
04年     AXb    -      -
05年     -      C b    BYc
06年     -      -      AYb
07年      Zd    CYc    -
(スローペース調整は-20/-10)

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2008年9月 2日 (火)

第399回ナビグラフで見る回顧21新潟記念、キーンランドC

Niigatakinen2008
Niigatakinen2007
Keeneland2008

  新潟記念もキーンランドCも荒れた。
 新潟記念は16番人気のアルコセニョーラが勝ち、2着に2番人気マイネルキッツ、3着は14番人気のトウショウシロッコが入って、102万を超える3連単になった。キーンランドCも人気のビービーガルダン、キンシャサノキセキが2、3着に食い込んだが、勝ったのは最低人気のタニノマティーニで、ここも3連単は56万1610円の波乱の決着。もちろん、どちらも取れなかった。
 新潟記念はハンデ戦だから、ハンデの軽い馬からと、条件戦を勝ったばかりのコスモプラチナを軸に取った。マイペースで逃げられればと思ってのことだったが、このメンバーだと楽にはハナを奪えない。それでもなんとか先行したものの、直線半ばで脚をなくして7着におわった。もともと少し無理な馬券だったかもしれない。それに、アルコセニョーラもトウショウシロッコも買ってないから、惜しくもないし、当然、悔しくもない。
 落ち着いてナビグラフを見ると、スローペースでないレースで上がりの良い馬たちが上位を占める結果に見える。そういえば昨年の新潟記念も3連単で27万馬券と荒れたが、ナビグラフの形は今年の結果とよく似ている。1番人気の2番アドマイヤモナークは後方から追い上げて5着まで。アドマイヤモナークに次いで上がりの良かったトウショウヴォイスが2着に追い込んでおり、スローペースでないレースでの上がり指数の上位馬たち中心になったレースだった。そのことをもっと意識していたら、マイネルキッツを軸に取れたかもしれない。
 キーンランドCは16番人気のタニノマティーニが拾えるかどうか。私は完全に無視してしまった。今年の春中京に一緒した関西のEさんは、タニノマティーニを連下にとっていたにもかかわらず、キンシャサノキセキとビービーガルダンで軸馬に迷って、キンシャサノキセキから入ってしまって取れなかったと、悔しいメールを送ってきた。ざんねーーーん。ただ、キンシャサノキセキがもう少しスムースになレースだったら、あっさり勝っていたのではないかと、今でも思う。

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