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2008年10月30日 (木)

第416回秋の大一番・天皇賞

 ウオッカ、ダイワスカーレット、ディープスカイをはじめ、人気もあり実力も実績も備えた豪華なメンバーがそろった今年の秋の天皇賞。今年秋の大一番だ。
 スピード指数で過去10年を振り返ってみると、02年に中山開催になった年以外は、過去10年すべて指数上位馬が勝っており、2着もランク馬が目につく。ただし3着は指数のランク外の馬が多い。
 指数上位馬のなかでもabcdといった平均指数の上位馬が過去10年、全ての年で連対しており、次いで過去に高指数を示しているXYZ馬、前走指数の上位馬も高率で連対している。

(天皇賞・秋)1着    2着    3着
98年    C      Yb   BZ
99年     Xc   -     B
00年      b   AXa   -
01年     Xc    Xa   BXb
02年中山  -     DYa   -
03年    C     AYb   -
04年     Zd   -     -
05年    B     DXa   -
06年    A d   -     -
07年    AXa   -     -

 今年の平均指数の上位馬はアドマイヤフジ、ウオッカ、アサクサキングス、アドマイヤモナーク、カンパニーなど。前走指数からはタスカータソルテ、ダイワスカーレットも浮上してくる。今年のダービー馬ディープスカイはスローペースのレースが続いて指数上はわずかに足りない。
 天皇賞は例年、先行馬が活躍する。一流馬がそろえば後方一気の脚だけで交わしきれるほど甘くはないようで、先行力があって差し脚もある馬が中心になる。とすると当然スピード指数の上位馬に展開も向くことになるはずで、指数上位馬の活躍も納得できる。
 過去の勝ち馬は(先行指数5/上がり指数0)のレベルをクリアしている。指数上位馬のなかで、先行力があって差し脚も鋭いという条件から絞り込んでいくと、ウオッカ、カンパニー、アサクサキングス、ダイワスカーレット、アドマイヤフジ、タスカータソルテなどが有力馬として浮上する。ただ、東京の2000メートルはアサクサキングスにとっては少し距離が足りないように思えるし、カンパニー、アドマイヤフジは年齢から見て、盛りは過ぎているのではないか。ダイワスカーレットは休み明けいきなりでは苦しいだろう。ウオッカも前走逃げ切れずに、それほど強いと思えない馬にゴール前差された。タスカータソルテは前走の指数が高いだけで、まだ安定感がない。ディープスカイも残念ながら、指数のランクにはない。もちろん(先行指数5/上がり指数0)のレベルは十分にクリアしており、上位馬の条件を満たしてはいるけど--。
 それぞれに、いろいろに弱点もあり、決め手もなく、ただ迷うばかりだが、個人的には休み明けの馬より、この秋にひと叩きしてきた馬から軸馬を取りたいと思う。とすると距離適性からも上位にあるウオッカ、タスカータソルテ、ディープスカイの3頭のどれかになりそう。いまのところは前走、毎日王冠を逃げ粘ったウオッカの進境の著しさを評価したいと思っている。

 京都の土曜重賞・スワンSは平均指数の上位馬や、前走指数の高いA、B馬が中心。ただ、03年以降、指数のランク馬が勝っていない。一応、平均指数上位はスズカフェニックス、ファイングレイン、トウショウカレッジ、ローレルゲレイロなど。前走指数はマイネルレーニア、レットバトラーが高い。指数上位馬に代わって浮上するのが、スタミナよりも軽いスピードが持ち味の馬たちで、この点からジョリーダンス、カノヤザクラなどにも注意がいる。

(スワンS) 1着    2着    3着
98年     Yd   A d    Yc
99年    AYa    Zc   BXa
00年    A c    Zd   -
01年    BZc   AYb   -
02年    AXa   -     B a
03年    -     A b   -
04年    -     -     -
05年    -     A d   D 
06年    -      Xb   D
07年    -       c   -

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2008年10月28日 (火)

第415回ナビグラフで見る回顧29菊花賞

Kikka2008

 菊花賞は1番人気に推されたオウケンブルースリの圧勝だった。2着は15番人気のフローテーションが追い込み、3着も9番人気のナムラクレセントが粘って、3連単は52万3900円の高配当になった。
 ナビグラフを見る限り、赤いラインを大きく超す馬はいないから、秋華賞同様に大混戦の菊花賞であったことには違いない。わずかながら指数上位といえるのはマイネルチャールズとオウケンブルースリくらいで、2頭の比較からは上がり指数の高いオウケンブルースリが中心で良かったのだろう。
 なんということはない。
 さらに人気薄だった2着のフローテーションも、3着のナムラクレセントも、ナビグラフ上はちゃんと着順にふさわしい位置に存在する馬たちではないか。
 終わってみれば、いつものこと。一体全体、何を考えていたのだろうと思う。
 私は前走の神戸新聞杯を先行して粘っていたロードアリエスを軸に馬券を組み立てていたが、直線ではどこにいるのかも確認できないほど。これでは声を出すにも出せない。残念だったのは我が師匠のタマちゃん。3連単のフォーメーション馬券を買っていて、勝ったオウケンブルースリも3着のナムラクレセントもあるのに、なぜか2着だったフローテーションの3着流し馬券。肝心の2着流しがなかった。
 それにしても、追い込んできたフローテーションに半馬身まで迫られ、交わされそうになってから、また鋭く伸びて、ゴールでは1馬身以上の差をつけたオウケンブルースリの強さはなかなかのもの。スピード指数は85程度だったが、今後に期待が持てる勝利だったのではないか。
 日曜日、東京競馬場には昼頃に着いたが、まだ、指定席が売れ残っていた。昨今の不景気風がいよいよ競馬にも押し寄せてきたのか、ただ、競馬の人気がなくなってきただけのことか。今週は天皇賞。不景気を吹き飛ばすような盛り上がりを期待したい。

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2008年10月23日 (木)

第414回荒れる菊花賞

 菊花賞は3歳同世代のGⅠだけに、古馬とのレースでの大敗は許されても、同世代のレースで大敗した馬の巻き返しはほとんどない。このデータからは、人気馬が強いのかと思うのが当然だが、過去10年で1番人気の馬が勝ったのは3年前のディープインパクト1頭だけで、2着に入ったのも10年前のスペシャルウィークだけだ。もともと菊花賞は荒れるレースだということなのだろうか。
 加えて、今年はダービー馬ディープスカイが天皇賞に回ることになって、前哨戦の神戸新聞杯でディープスカイに次いで2着にはいったブラックシェルも、皐月賞を勝ったキャプテントゥーレも怪我で出走できず、いささか寂しいメンバーになったが、ただ、その分混戦になって、一層の波乱含みの様相。先週の秋華賞並みにとはいわないが、高配当になる可能性は高い。

(菊花賞)  1着    2着    3着
98年    BZc   CXb   -
99年    BYb   AZa   -
00年     X    A c   -
01年    -     -     AZc
02年    -       d   -
03年      c   B     BXa
04年    -     A a   -
05年    AXa   D d   C c 
06年    D     BYc     b
07年    B     -     C d
(スローペース調整値-5/5)

 スピード指数上、菊花賞の連対馬は前走指数の高いA、B馬が多い。過去10年のうちA、B馬が8年で連対しており、3歳戦だけに前走の好調度は重要な指標になるようだ。今年の前走指数の上位馬はオウケンブルースリ、ダイワワイルドボア、ベンチャーナイン、ロードアリエス。過去の指数上位馬はマイネルチャールズ、ノットアローン、アグネススターチ、スマイルジャックなど。混戦の様相そのまま、指数差のないメンバーで、ランクに該当する馬も多く、秋華賞同様、指数上抜けた馬は不在の状況だといえそう。
 スローペースの調整値は-5で取っているが、過去10年全ての連対馬は、近走このペース指数をクリアする馬たちで、3着馬も1頭を除いて全てそのペース指数のレベルを満たしている。また、勝ち馬は全て、この2走内にそのレベルをクリアしている。3000の距離を戦うには、スローペースのレース経験だけでは勝負にならないのだろう。今年の有力どころのメンバーではダイワワイルドボアやベンチャーナインなどがこの条件にない。また、勝ち馬の条件だった「2走内」ということに限ると、1番人気になりそうなオウケンブルースリも大ピンチだ。
 過去5走内に2000メートル以上の距離で2着以内の実績があることも上位馬の条件になっており、ペース指数と合わせて指数上位馬を絞り込むとノットアローン、ロードアリエス、マイネルチャールズ、スマイルジャックなどが浮上してくるが、まだ軸馬をどうするか決めかねている。今年は指数で上位にない馬の台頭もありそうで、特に先行馬には注意を払いたいと思っている。

 東京の重賞・富士Sは指数の上位馬が中心。安定したレース内容でエイシンドーバー、グラスボンバー、コンゴウリキシオー、ホッコーソレソレー、マルカシェンクなどが中心になりそう。

(富士S)  1着    2着    3着
00年     Zd   BYb   -
01年    B b   DXa   -
02年    D c   -     AYa
03年    D     -     -
04年    CYa   AZ    C
05年    B b   -     C 
06年    -     BZd    Xb 
07年    -     -       d

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2008年10月21日 (火)

第413回ナビグラフで見る回顧28秋華賞

Shukasho2008

 秋華賞は1、2着が指数のランク馬で決まったのに、3連単は1000万を超す配当になった。東京競馬場の指定席も大きなどよめきに包まれた。私はマイネレーツェルからの3連単1、2着流しの馬券を持っていたが、マイネレーツェルは中途半端な位置から、直線もただずるずる下がるだけのレースで、声を出す場面すらなかった。手にした馬券には1着のブラックエンブレムもあったし、もちろん2着のムードインディゴもあった。でも軸馬が全くさえないレースで大敗した上、3着がノーマークの馬では、惜しいとか、悔しいとか、気持ちを揺さぶるような、わき上がってくるものがなかった。
 先週の重賞予想のコラムにも書いたが、今年の秋華賞は指数上は非常に混戦で、指数ナビグラフを見ても、抜けた馬は見えなかった。特にこの世代の牝馬は桜花賞の700万馬券、オークスの44万馬券と、荒れ続けている。上位馬に万全の信頼がないし、人気薄でも一発逆転ができるほどの差しかないということだったのだろう。そして、その様相は秋になっても変わらず、その点から1000万馬券も十分に納得できる結果だった。
 レースは2角過ぎから先頭にたったプロヴィナージュがペースをあげた。直線に入ってもまだまだプロヴィナージュが粘るところ、先行集団でじっとしていたブラックエンブレムが内ラチから一気に伸び、道中ブラックエンブレムの後ろに位置していたムードインディゴが直線外に回して追い込んできた。結果はブラックエンブレムがリードを守り切って勝ったが、3、4、5着は先行した馬たちが占めた。
 ナビグラフを見ると、勝ったブラックエンブレムは上がり指数に見どころがあり、2着のムードインディゴはスローペースでないレースで上がり指数が最も良い馬だった。また3着に逃げ粘ったプロヴィナージュはペース指数の上位馬だった。終わってみればいつも高配当の主役はペース指数、先行指数にあることを思い知らされる。
 昨日、馬場指数を計算して各馬のスピード指数を確認したら、勝ったブラックエンブレムの指数84が最高だった。もう少し高い指数になるかと思ったが、それほどでもなかった。
 レース後の騎手のコメントを読んでみると、人気馬が特に不調であったわけでもなく、むしろどの馬も絶好調だったらしい。そしてレース中も大きな不利を受ける馬がいたわけでもない。それなのに有力馬、人気馬はたちが直線で全く伸びなかったのはなぜだろう。先行馬たちが残ったこととを考えれば、ハイペースではないはず。なのに後方に位置していた人気馬たちは上がったペースについて行けず、直線で脚が止まってしまったようにみえた。これまでスローペースのレースしか経験してない馬が多かったことも要因なのかもしれないが、それにしても、この世代の牝馬はその程度のレベルなのではないか。ダイワスカーレット、ウオッカの秋華賞時のものと比べると指数そのものには差がないが、上がり指数が全く違う。ダイワスカーレット、ウオッカの世代とはかなりの差があるように思える。

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2008年10月16日 (木)

第412回牝馬の秋

 秋華賞の「指数ナビグラフ」をみている。今年のグラフを例年のものと比較すると、ぎゅっと固まっていて、いかにも混戦の印象。抜けた馬もいない。
 過去10年、指数上位馬では平均指数上位abcd馬が10年の内9年で連対し、次いでXYZも高率で連対している。
 今年の平均指数上位はムードインディゴ、レッドアゲート、マイネレーツェル、ソーマジック、メイショウベルーガ。さらに過去の高指数馬として、レジネッタ、トールポピー、ブラックエンブレム、エフティマイアなどが上がってくる。ただ、先に述べたとおり、指数差のない混戦のメンバーだけに、該当する馬も多く、展開次第で例年の傾向の様相も変わってくるのではないか。

(秋華賞)  1着    2着    3着
98年     Xa   -     AYc
99年    -     C c   D
00年    -     -     B
01年     Za    Z    A
02年    A     BXb   -
03年     Xb    Ya    Zd
04年    A a   -     -
05年    BZc   CXa   -
06年      d   -     -
07年    BXa   -     BYb
(スローペース調整値-15/-5)

 過去の傾向からすると、春のクラシック戦線を上位で戦ってきた馬たちが、休みをはさんで前走にローズSかクイーンSを使った馬が好結果につなげている。特に前走ローズS出走組は過去10年で7勝をあげ、連対できなかったのは1昨年の1回だけ。今年もローズSで上位を争ったマイネレーツェル、ムードインディゴ、レジネッタ、オディール、トールポピーなどが有力馬として浮上してくるだろう。
 今年は上がりの脚がある馬が多く、直線の叩き合いになったら、上がり指数で+15程度は求められる。とするとローズS組ではマイネレーツェル、レジネッタ、オディール、トールポピーなどが中心のはず。さらに秋華賞は京都の内回りの2000メートル戦で、極端なスローペースはないとすると、中段から伸びてスタミナもあるところをみせたマイネレーツェルに流れが向くのではないか。 
 ユキチャンは前走、古馬に混じってのダートのシリウスS。先行して直線ずるずる下がっていってしまったが、3歳牝馬としてはそこそこのレースができた。マイペースで逃げれば、上位に食い込む可能性もあるかもしれない。

 古馬の牝馬限定戦・府中牝馬Sは前走指数上位馬の連対率が高く、全体としても指数上位馬が強い。今年はカワカミプリンセス、キストゥヘヴン、アルコセニョーラ、アサヒライジングの前走指数が高く、他ではニシノマナムスメ、ローブデコルテも指数ランクの上位馬だ。上がりの脚があるブルーメンブラッド、ベッラレイア、ヤマニンアラバスタも上位を争う力はある。指数のレベルからはカワカミプリンセスが中心になりそうだが、休み明けはどうだろうか。順調さからは、休み明けの前走、京成杯を勝ったキストゥヘヴンが有力だろう。

(府中牝馬S)1着    2着    3着
98年    AXa   C b   D
99年      c   BYa   -
00年    AZc    Zc   CXa
01年    -      Xa   A d
02年    AXb     d   BYa
03年    BXa   CYb   -
04年    A     CYc   CZb
05年    -     -      Zb
06年    AX    C d   B a
07年    C     A     CYa

  デイリー杯2歳Sはトップオブピーコイの前走指数が高く、最有力候補だ。前走カンナSは先頭に立つ勢いでスタートしたものの、一旦最後方まで下げて、直線一気のごぼう抜きで圧勝。相手に恵まれたこともありそうだが、1200メートル戦でできる芸当ではない。距離が伸びるのはさらに良いのではないか。他ではシェーンヴァルトも指数上位の有力馬。中段から余裕で伸びたレース内容も良かった。過去の傾向からはランク馬が不振なだけに、指数は低くても上がり指数の良かったアラシヲヨブオトコ、テーオーティアラも連下には取っておきたい。

(デイリー杯2歳S)
       1着    2着    3着
98年    A a   CZc   BYc
99年    -     B a   B
00年    -     A b   -
01年    -     A a   DZd
02年    BZb   -      Yc
03年    AXa     d   -
04年    -     A a   -
05年    -     -     A a
06年    -     AXa    Yd
07年      b   B a     d
(スローペース調整値-20/-10)

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2008年10月14日 (火)

第411回ナビグラフで見る回顧27毎日王冠、京都大賞典

Mainichiokan2008
Kyotodaishoten2008

 思いもかけず、ウオッカが逃げるかたちになって、場内は大きくどよめいた。
 ウオッカはゴールの手前でスーパーホーネットには交わされたが、ギリギリ2着は確保して、ダントツ1番人気馬の面目を保った。
 東京は開幕週で馬場状態が良く、ウオッカのペースも極端なスローというわけではなかったが、出走馬のほとんどが33秒台の上がりタイムを示しており、切れる脚がなければレースにならなかったようだ。あのレベルの馬たちなら当然とも言えるが、スローペースでなおかつ馬場状態がよい分、前が止まらず、上がりの脚のある先行馬が上位を独占することになったのだろう。
 そして、勝ったスーパーホーネットも、もちろん2着のウオッカも、3着のアドマイヤフジも、3走内に上がり指数で+15以上を示したことがある馬たちだった。ナビグラフでは、+15のラインを示すブルーラインより上にある馬たちだ。
 この連載の376回(安田記念の項)などでも書いたが、上がり指数+15のラインが平均値の原点に近づけば近づくほど、上がりの良い馬たち、上がり指数で+15ラインを超す馬たちの戦いになる。今年の毎日王冠もまた、そういうレースだったといえる。
 ウオッカの逃げ粘っての2着には、いろいろな意見もあるようだが、57キロの負担重量も微妙に影響があったのかもしれない。そして京都大賞典のアドマイヤジュピタもまた、59キロの負担重量に泣かされた口なのだろうか。結果的にスローペースの上がり勝負に対応できず、なす術もなく大敗してしまった。
 ただナビグラフで見ると、アドマイヤジュピタは上がり指数で上位に位置しており、59キロもこなせないはずはないと思うが、全く気力を感じない走りだった。59キロの負担重量よりも、休み明けでまだ、本調子ではなかったのかもしれない。今の時期、休み明けの馬の取捨は難しい。

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2008年10月 9日 (木)

第410回ウオッカが毎日王冠に

 今週は4人のノーベル賞受賞と株の大暴落で、新聞もテレビもあわただしい。もちろん個人的にはノーベル賞など無関係だし、株も持っていないのだから、どうってこともないはずなのだが、嬉しいニュースと、先々に不安を感じるニュースに気持ちの揺れ幅が大きい。そういえば、あれだけ独走していた阪神もついに巨人につかまってしまった。日々、定まらないのが自然の成り行きであり、栄枯盛衰は必定の理。せめて気持ちを一所に落ち着けて、秋の風に吹かれるを好しとしよう。
 今週から東京、京都に開催が替わって秋競馬も本番。東京の毎日王冠、京都の京都大賞典に有力馬が集まった。
 毎日王冠は、前走指数の上位ABCD馬が過去10年連続して連対しているレース。平均指数の上位のabcd馬も9年で連対しており、全体的にも指数の上位馬が中心。

(毎日王冠)  1着    2着    3着
98年     BXa   -      Yc
99年     AXa   -     C
00年       c   CXb   D
01年     D d   C c    Z
02年(中山) CYb   AXa   -
03年      Xb   D c    Ya
04年     BXa   A a   C d
05年      Z    C d   -
06年       b   C d   C
07年     -     B      Yc

 今年の前走指数上位馬はウオッカ、フィールドベアー、サクラメガワンダー、サンライズマックスなど。アドマイヤフジやカンパニー、スーパーホーネット、ドリームパスポートも過去の指数が高く、有力馬の一角を占める。
 例年、毎日王冠は先行力のある馬が中心を担ってきており、その点からはアドマイヤフジ、ドリームパスポートからという手もありそうだが、今年は先行馬よりも上がりの脚により見どころがある馬が多く、直線の脚が問われるのではないか。上がり指数の上位はオースミグラスワン、スーパーホーネット、アグネストレジャー、ウオッカ、サンライズマックスなど。指数の裏付けがある点を考慮すると、ウオッカ、サンライズマックス、スーパーホーネットなどが連軸の候補になりそう。
 3頭の実績を考えればウオッカが最有力ではないか。東京コースは(2101)と得意なコースだし、1800もこなせる範囲の距離だろう。前走安田記念は先行して直線一気に差し切って圧勝。それまで後方一気のレースが多く、先行するとは誰も思わなかっただけに、ウオッカの新境地を見せられた気がした。まさに岩田騎手の腕が光った勝利だったのではないか。ただ、今回は武豊騎手に手綱が戻るようで、できれば、あまり後ろから行かないで欲しいと願っている。

 京都大賞典も10年連続で連対する平均指数上位馬が強い。特に平均指数ab馬に限っても9年連続で連対中。前走指数の上位馬も9年で連対しており、連軸としての信頼性は高い。
 今年、前走指数が高く平均指数でも上位なのはアイポッパー、アドマイヤモナーク、アドマイヤジュピタ、ポップロックなど。4頭とも先行力に加え差し脚もあって、有力馬に間違いないが、ポップロック、アイポッパー、アドマイヤモナークは年齢のせいか、一時期の勢いが見られない。ならば、近走の成績や指数の高さ、実績からみても、春の天皇賞を103の高指数で制したアドマイヤジュピタが最有力だろう。他ではアルナスライン、マンハッタンスカイ、トーホーアランも押さえが必要。

(京都大賞典) 1着    2着    3着
98年     D       d   CXa
99年     -     AYa   D
00年     D b   -     B
01年     CYb   DYd   -
02年      Xa    Yb   AZc
03年     AXa   AYa   -
04年      Xb   AZb   D
05年     B a    Xa   A
06年     D d    Ya   C
07年      Z    B b   -

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2008年10月 7日 (火)

第409回第ナビグラフで見る回顧26スプリンターズS

Splinter2008
Splinter2007

 G1のスプリンターズSだから、さぞ混んでいるだろうと思っていたが、中山は意外とすいていた。10時過ぎに競馬場に着いたが、まだA指定席が売れ残っている状況に少し驚いた。そのぶん楽に観られたのはよかったが、往年の混雑ぶりを知る身としては、いささか寂しく映った。それでも、昨年と比べると入場者数は少し増えているようで、昨今の景気後退の波のなか、よく健闘しているというべきなのだろうか。
 さてさて、例年、スプリンターズSは指数上位の先行馬が活躍するレースだが、今年もその傾向に変化はなかった。5番手で先行した1番人気のスリープレスナイトが直線、鮮やかに伸びて、上村騎手に涙のG1の栄誉をもたらし、2、3着も先行した指数上位馬キンシャサノキセキ、ビービーガルダンが占めた。少しスローペース気味に流れたこともあって、後方から追い込んだ馬ではスズカフェニックスが4着に入るのが精一杯だった。
 配当的には堅い決着だったが、大歓声と拍手に包まれて、上村騎手が馬上で手を振る姿が印象的だった。
 参考にスプリンターズS2年分のナビグラフ掲載しておいたが、今年も昨年も、ともに平均ペース指数より+15以上のラインをクリアする馬たちが上位に食い込んでいる。昨年も少しスローペースだったが、能力のある馬がそろうG1では、少しペースがゆるむと先行馬が楽をできる分、追い込み馬に比べるとずっと有利になるし、直線の短い中山の短距離戦では特に、その傾向が強く表れるのだろう。
 ただ、中山の短距離戦に限らず、経験的にみると、スピード指数は低くても、このペース指数+15のラインをクリアする馬が、マイペースで逃げ切ったり、あるいは先行して粘りこんだりして、波乱をもたらすことが多い。以前、第401回、1000万馬券のところでも書いたと思うが、スピード指数は低くても、上がり指数の+15ラインをクリアする馬と合わせて、このペース指数の+15ラインをクリアする馬たちもチェックしておきたい。
 加えて平均指数より+15の位置に斜めに引いたラインを超す馬たちも、チェックをおすすめしたい。標準的には平均指数より+5を表す赤いラインを基準にしているが、平均指数より+15のラインを超す馬はスピード指数そのものが大きく高い馬たちで、より軸馬として信頼度がますので、参考までに。

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2008年10月 2日 (木)

第408回いよいよG1シーズン

 今週からいよいよG1シーズンに突入。第1弾はスプリンターズSだ。
 秋開催に変わった2000年以降の指数上位馬の連対率をみると、過去8年、前走指数のもっとも高いA、B馬が毎年連対しており、全体としてもランク馬が強い傾向にある。また、1番人気馬も8年のうち6年で連対。1番人気の馬が連対できなかった年も2、3番人気の馬が連対しており、人気馬は無視できない。

(スプリンターズS)
        1着     2着     3着
00年     -      AXb    AZa
01年      Yb    AZd    BXa
02年(新潟) A      B       Xa
03年     -      A a      d
04年     A      BXa    外
05年     B b    AYa    -
06年     B b    -      -
07年     -      A      C

 今年はスリープレスナイト、ビービーガルダンが前走指数の上位A、B馬で、次いでカノヤザクラ、キンシャサノキセキと続く。他に過去に高い指数のあるのはファイングレイン、タニノマティーニ、スズカフェニックスなどだ。
 過去、指数上位の先行馬の活躍が目立つレースで、先行力のあるスリープレスナイト、ビービーガルダン、キンシャサノキセキなどに展開は向くはず。軸馬はこの範囲から選ぶのが順当だろう。
  
 札幌2歳Sは、過去10年のうち9年で連対している前走指数の上位ABC馬が有力。今年は道営馬の2騎モエレエキスパート、イグゼキュティヴの前走指数が高く、次いでメイショウイエミツ、テーオーストームの前走指数が上位だ。ダートながら指数の高いナムラカイシュウ、イーサンヘモス、上がりの脚のあるピロートーク、ロジユニヴァースなども有力候補の一角にある。

(札幌2歳S)1着    2着    3着
98年     Yc   BX    C b
99年    -     -     AXa
00年    B     CXb   A a
01年    A a   -     C
02年    D     AYa   C d
03年      d   C a   BZ
04年    A d   -     -
05年    B a    X    AYb
06年    AYc   -     B a
07年    D     -      Xa
(スローペース調整-20/-10)

 阪神のダート重賞・シリウスSはハンデ戦。昨年から阪神コースに新設された2000メートルの距離で行われるようになった。
 指数の高さではワンダースピードが最上位だが、休み明けで57キロとはいえトップハンデは苦しいのではないか。ならば、前走休み明けをひと叩きされたドラゴンファイヤー56キロの方が良いかもしれない。あるいは久々のダート戦になるダークメッセージの差し脚に懸ける手もありそう。軽量のハンデで浮上しそうなのはウイントリガー、ナリタブラックあたり。

(シリウスS)1着    2着    3着
07年    D     -      Xa

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