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2008年12月30日 (火)

第433回ナビグラフで見る回顧38有馬記念

Arimakinen2008

 スタートしてから6番のエアシェイディだけをずっと目で追い続けていた。もちろん逃げているのがダイワスカーレットであることはわかっていたが、他の馬のこと、マツリダゴッホの位置取りや、メイショウサムソンの戦い方などは全く目に入らなかった。実況のアナウンサーの声もあまり聞こえていなかったし、今思い出しても、ほとんど記憶に残っていない。6番のエアシェイディは集団の真ん中より少し後ろにじっとしている。3、4コーナーからダイワスカーレットに襲いかかるように、スピードを上げて上がっていく馬たちが見える。それでもダイワスカーレットは気力も脚も衰えなかった。
 大歓声のなか、直線に入ってダイワスカーレットが勝つことはすぐに想像できた。そして、大外からもう1頭のピンクの帽子がするすると追い込んできて、それがアドマイヤモナークであること、エアシェイディが8番のスクリーンヒーローを交わして、伸びようとしていることも分かった。
 その0.何秒か後がゴールだった。
 有馬記念は本命に推したエアシェイディから「3連単マルチで総流し」と決めていた。スタッフにも前々からそう言い続けて、自分を追い込んでいた。もちろん、いつは、そんなことはしない。軸馬から3連単1、2着流しを基本としているし、総流しもほとんどしたことがない。それで高配当を取り逃がすことも多いが、それはそれ、自分のスタンスとして意識して決めてきたことだ。しかし、今年の有馬記念はどの馬にもチャンスがありそうで、波乱もあるのではないかと思っていたし、頭数も14頭建てで手頃な頭数になった。何よりも、軸馬に取ったエアシェイディが人気もなかったので、有馬だからこそ、思い切って「3連単マルチで総流し」に懸けてみる気になったのだ。それでも直前まで、コスモバルクはいらない、エアジパングもなさそうだ、ということは思ったが、いらないと決めた2、3頭を外して、万一にもそれが来たらやりきれない気分になってしまうだろう。それなら、来ないことも承知で、総流しを買うしかない。
 ゴールの瞬間もわりと冷静だった。2着のアドマイヤモナークも、3着のエアシェイディも人気がないことは承知していたが、勝ったのは1番人気のダイワスカーレットなら、大してつかないだろう。一緒にいたカミさんに「どうだったの」と聞かれて、「取った」とだけ答えた。1年の締めくくりの有馬記念を当てて、幸せな正月を迎えられれば、それで良いではないか。
 ざわめきの残る競馬場内に配当が発表になって、びっくりした。
 98万5580円だ。
「えええっ!!!!。わぁぁぁ98万だって」
 人目もはばからず、実に久しぶりに、カミさんと抱き合ってしまった。
 それからは、あちこちから電話もあって、私は大声でしゃべり続け、カミさんはカミさんで娘にメールを打っている。
 もちろん、馬券が当たったことはそれはそれで素直に嬉しかったが、何よりも嬉しかったのは、1番人気のA馬ダイワスカーレットはもちろん、最低人気で2着に入ったアドマイヤモナークがZ馬、3着のエアシェイディもBa馬で、指数上位馬での決着だったことだ。長い間スピード指数を信じて、競馬を戦ってくれている人たちにも、この馬券を取った人がいるのではないかと思えたし、きっとこの瞬間、仲間と幸せな気分を共有できたかもしれない。
 スピード指数は自動的に買い目を出すデータではない。あくまで、考えるために役立つデータとして存在するだけだ。馬券の主役はデータではない。あくまで競馬の予想を考えるひとりひとりだ。スピード指数はその手助けをしているに過ぎない。それでも、人気のない馬にランクがついていれば、この馬に注意すべきだということはわかる。どの馬がどの程度強いのか、スローペースで上がりの良い馬は、ハイペースなら、距離が合うのは---。スピード指数の読み方によって、自分なりの予想のスタンスを確立できて、予想ができる。そのために役立つのがスピード指数なのだ。長くスピード指数を使ってくださっている人たちは、きっと、そのことを分かってくれているのだろう。スピード指数の一番の基礎となるのが基準タイムであり、毎週、毎週の馬場指数だ。これからもスピード指数を信じて戦っている人たちのために、誠心誠意、良いデータを作り続けたいと思った。
 「当たったよ」という幸せな電話の受け答えをしながら、あわてて次のレースを買いに走る。ばたばたとあわただしかったが、それでも、この日は良く当たった。今年の最終、阪神12レースのファイナルSはカミさんも的中させた。
 1年の競馬の終わり。薄暗くなったオケラ街道をいく人たちにもまれながら、楽しかったこの1年の競馬を思い出していた。
 この1年、ありがとうございました。来年も一緒に頑張りましょう。

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2008年12月25日 (木)

第432回波乱の予感・有馬記念

 今年に限ったことではないが、毎年、毎年、有馬記念だけは当てたいと願っている。もちろんこの1年、競馬を楽しませてもらっただけで十分だが、「終わりよければ全てよし」の言葉通り、有馬記念が当てられれば、この不況下であっても、少しは楽しい正月が過ごせそうだし、幸せな気分でこの1年間を振り返るここともできる。ここは是非にも掉尾を飾りたい。
 有馬記念の過去15年、指数上位馬の連対傾向は以下の通り。指数上何かしらのランクがある馬が圧倒的に強く、ランク外の馬が勝ったのは3頭だけ。そのうち2頭は3歳馬で、ランク外の古馬が勝ったのは昨年のマツリダゴッホだけだった。同じことは2、3着についてもいえる。3歳馬を除いて、古馬の場合はまず指数上位のランク馬が中心になるようだ。有馬記念の軸馬は、指数上位のランク馬から選ぶのがセオリーだろう。
 また、ここ11年間は3、4歳馬が勝ち続けており、3歳馬に加え4歳のランク馬が中心を占める。牝馬は93年の2着ヒシアマゾン以降、昨年ダイワスカーレットが久々に連対をはたしたものの、基本的には苦戦することが多い。また、02年以降昨年まで6年連続で外国人騎手が3着内に活躍中しているのも特徴にあげておこう。

(有馬記念) 1着    2着    3着
93年     Za   A d   Dz
94年    A b   B     D
95年    A       d   BYa
96年    DXa   -     -
97年    C     BXb   A
98年    -     -      Xb
99年    A b   AXc   D d
00年    Y a    Xd     b
01年    -     -     -
02年    B     C     A
03年    DXc   B     -
04年    CXa   AXc    Zb
05年    A b    Y    B da
06年     Xa   -     BYc
07年    -     D     AY

 今年はダイワスカーレット、エアシェイディ、ドリームジャーニー、カワカミプリンセス、メイショウサムソン、アサクサキングス、マツリダゴッホ、、アドマイヤモナークなどが指数の上位馬。3歳馬ではフローテーションが浮上しそうだし、ランク外とはいえジャパンカップを勝ったスクリーンヒーローも無視はできないはず。こうして名前をあげていくと、14頭建てとはいえ、どの馬にもチャンスがありそうに思えてきて、なかなか絞りきれない。
 昨年のコラムにも書いたが、有馬記念の2500の距離はスタミナのウェイトが高く、01年のような超スローペースでない限り、過去の勝ち馬は(先行指数5/上がり指数10)、もしくは(先行指数10/上がり指数5)程度のレベルをクリアしている。ダイワスカーレットやマツリダゴッホなど、今年は先行馬に能力の高い馬もそろっており、極端なスローペースは考えられないから、過去の勝ち馬の条件である(先行指数5/上がり指数10)、もしくは(先行指数10/上がり指数5)のレベルはクリアしていなければならないだろう。今年この条件を満たすのはマツリダゴッホ、アルナスライン、カワカミプリンセス、メイショウサムソン、ダイワスカーレット、アサクサキングス、エアシェイディで、勝つ条件を備えているのは、この7頭に絞られそうだ。この7頭のなかで、苦戦が続く牝馬を除き、さらに勝利に最も近い3歳馬、4歳牡馬だけをピックアップするとアルナスライン、アサクサキングスだけになってしまう。今年の勝ち馬の条件として、3、4歳馬だけに絞らない方がよいかもしれない。ここはマツリダゴッホ、アルナスライン、メイショウサムソン、アサクサキングス、エアシェイディの5頭を連軸候補としよう。もちろんダイワスカーレットも有力候補には違いないが、勝ち馬のない牝馬だけにやむなく連軸候補からは外す。
 合わせてナビグラフ上の特徴も見てみる。データを取ったのは2000年以降。5走内で上がり指数+15以上を示している馬が毎年連対していること、さらにペースの平均値をクリアする馬で上がり指数の上位馬が活躍していることが特徴のようで、エアシェイディ、マツリダゴッホ、スクリーンヒーロー、アドマイヤモナーク、フローテーション、アルナスライン、メイショウサムソンなどがピックアップできる。前記の5頭の連軸候補の中でアサクサキングスを除く4頭、マツリダゴッホ、アルナスライン、メイショウサムソン、エアシェイディがこの条件でも残る。
 順当なら中山が得意なマツリダゴッホの連覇に懸ける手なのかもしれない。あるいはアルナスラインの成長力に期待する手もある。が、波乱を意識するなら、7歳馬の勝利はここ20年で1頭もいないことを承知で、思い切ってエアシェイディからという組み立てもあるのではないか。天皇賞はウオッカ、ダイワスカーレットの壮絶な戦いが話題になったが、負担重量差を考えれば5着とはいえエアシェイディの99の指数は実質的に最上位の指数だ。調教も順調のようで、あっという結果も、あるような気がしている。

 ラジオNIKKEI杯2歳Sは馬場改修後のデータ。連勝中のリーチザクラウンが少しぬけた存在で、次いでロジユニヴァース、イグゼキュティヴの指数が高い。

(ラジオNIKKEI杯2歳S)
       1着    2着    3着
06年    -     -     DXd
07年    CXb   -     -

 有馬記念は今年最後の大一番。皆さんのご幸運をお祈りします。GOOD LUCK

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2008年12月23日 (火)

第431回ナビグラフで見る回顧37朝日杯FS

Asahifs2008
Hanshinc2008

 朝日杯フューチュリティーSの軸馬は北村友一騎手のシェーンヴァルトに決めた。前走も余力がありそうだったし、指数の伸び、安定感も良く、マイルの経験もプラスに働くだろう。しかし、不安がなかったわけではない。それは騎手が若いことと、シェーンヴァルトにはナビグラフ上、上がりの脚が見えなかったことの2点だった。騎手のG1経験は積み重ねることしか手だてはないし、もうひとつの上がりの脚は、ペースが速くなることでカバーされるのではないかと想像した上での結論だった。
 が、不安は的中してしまった。不幸なことに、北村騎手は直前の10レースで人気薄のワルキューレを2着にもってきたが、直線外にふくれたことを進路妨害にとられて、降着処分になってしまった。大レースを前に、若手の騎手が動揺しないわけがない。おそらく失意の気分のまま、朝日杯を迎えることになったのではないか。朝日杯のシェーンヴァルトは、まずまずのスタートを切ったのに、2角手前でセイウンワンダーにかぶせられると、ずるずる後方まで下がっていってしまった。そして直線、前が壁になったこともあってか、伸びる脚は発揮できなかった。
 方や、勝ったセイウンワンダーの岩田騎手も、土曜日、阪神のレースで降着処分になっていた。しかし、ベテランと若手の違いを見せつけるように、セイウンワンダーを励まし、むち打ち、内をこじ開け、ゴールを突き抜けていった。まさに岩田騎手の好騎乗が光ったレースだっただけに、北村友一騎手とは好対照の結果になってしまった。
 とはいっても、こんなことは当たり前。こういうことも含めての競馬だから、北村友一騎手を責める気もないし、むしろくじけずに頑張ってもらいたいと思う。
 ただ、ナビグラフ上で上がりの脚が見られなかったことのほうが敗因としては大きかったのではないかと、今は思わざるを得ない。結果を見ればそれも一目瞭然で、前走の上がり指数上位の3頭が3着、2着、1着と入線しており、もともとシェーンヴァルトの上がりの脚では、やはり苦しかったのではないか。これは北村騎手の騎乗を云々する以前の問題だったのではないか。「ペースが上がれば」という手前勝手な甘い期待も、現実を変えるものとはならなかった。
 阪神カップも上がり指数の戦いで、勝ったマルカフェニックスと2着のファリダットはともに前走の上がり指数でも1、2を争う馬たち。3着のリザーブカードも2走前の上がり指数はそこそこの位置にあり、上位に入ってもおかしくはなかった。

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2008年12月18日 (木)

第430回朝日杯はシェーンヴァルト中心

 北京オリンピック以降、急激な景気後退の渦に世界中が巻き込まれて、日本も暗いニュースが多い。せめて気持ちだけでも、元気に、明るくしていたいと思うが、それも週末の馬券の結果次第なのが、凡人には如何ともしがたい。有馬記念の最終登録馬も発表され、今年の競馬も残り2週。明るい気持ちでお正月を迎えるために、とりあえず今週の馬券が当たりますようにと、競馬の神様に祈っておこう。
 今週は朝日杯フューチュリティーS。
 過去10年の傾向を見ると、平均指数の上位abcd馬の連対率が高く、次いでXYZ馬の活躍が目につく。スローペースではないレースで、きちっとしたレースをしたかどうかは基礎能力を測るデータになるが、毎年、平均指数の上位abcd馬の連対率が高いということは、朝日杯がまさに基礎能力が問われるレースだということに他ならない。連軸には基礎能力の高い平均指数上位馬を取るのがセオリーだろう。

(朝日杯)  1着    2着    3着
98年     Xa   BYb   -
99年    D a   D a   CZ
00年    -     BXb   DYa
01年    D b    Xc   -
02年    DYc   -       c
03年    B     BXd   DZb
04年    -     AX     Za
05年    AXa    Yc   -
06年    -      Xb   D a
07年      b   -     -
(スローペース調整は-20/-10)

 今年の平均指数上位馬はフィフスペトル、シェーンヴァルト、エイシンタイガー、セイウンワンダーなど。他にオメガユリシス、ホッコータキオンの前走指数が高く、ツルマルジャパン、ピースピースは過去の指数が高い馬たちだ。
 中山のマイル戦は比較的平均ペースで流れることが多く、極端なスローペースにはなりにくい。スローペースでみせた上がりの脚だけでは勝負にならないわけで、一定程度のペースに対応でき、先行力のある差し馬に展開は向く。加えて、1200メートルの指数よりも、1400メートル以上のレースで高い指数を示していることが必要で、先行力はあっても、上がりの脚がない馬や、短距離適性の高い馬は苦戦する傾向にある。
 それらの点から有力馬を絞っていくと、平均指数でも上位のシェーンヴァルト、フィフスペトル、セイウンワンダー、エイシンタイガーなどが連軸候補に浮上してくるが、順調さやレース内容の安定感から考えると、前走デイリー杯2歳Sをレコード勝ちしたシェーンヴァルトがもっとも勝利に近いのではないか。
 指数のランク外だがゲットフルマークス、ブレイクランアウト、ミッキーパンプキンなどにも注意が必要だろう。

 1昨年に新設された阪神カップは芝の1400メートル戦。ハイペース必至で、3歳馬ながら抜群の差し脚があるファリダットを中心に、エイシンドーバーやジョリーダンス、マルカフェニックス、スプリングソングなど、瞬発力のある馬が台頭しそうだ。

(阪神C)  1着    2着    3着
06年    -      Z    D
07年    AXa   -     -

 愛知杯は1昨年からこの時期に行われるようになったハンデ戦。今年は50キロ前後の軽量ハンデ馬がやたらに多く、難解なレースになった。先行馬に有利な中京コースとはいえ、スローペースで直線の叩き合いになったら、ハンデの軽い馬に有利になはずで、ダンスオールナイトやレッドアゲートにウインシンシア、カイゼリン、アドマイヤスペース、チェレブリタなどにもチャンスがあるのではないか。

(愛知杯)  1着    2着    3着
06年     X    -     B
07年     Zb   -      Xa

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2008年12月17日 (水)

第429回ナビグラフで見る回顧36阪神JF

Hanshinjf2008
Capera2008

 阪神ジュベナイルFは、1着ブエナビスタ、2着ダノンベルベール、3着はミクロコスモスと順当な結果に終わった。何よりも、最後方から楽な手応えで追い込み、2着馬に2馬身以上の差をつけて勝ったブエナビスタの強さばかりが目立ったレースだった。
 2年前、阪神の外回りコースができてからは、このレースを制したウオッカ、トールポピーが、その後の春のクラシック戦線で主役を演じており、ブエナビスタも新ヒロインにふさわしい十分な内容だったのではないか。
 ペースがスローだったこともあって、スローペース時の上がり指数で上位だった馬たちが1、2、3着を占めた形だが、ナビグラフで見ても、3頭とも上がり指数+15以上のライン前後に位置する馬たちだった。
 加えて、緑のスローペースラインの右側にあり、スローペースでないレースで最も上がりが良かったのはブエナビスタだった。2着のダノンベルベールもスローペースでないレースで上がり指数で3番手に位置しており、ブエナビスタ同様に、ある程度ペースが厳しくても対応できる能力を備えていたといえる。

 中山の日曜日、第1回のカペラSはビクトリーテツニーが勝った。近走、ダートのレースで最もするどい上がり指数を示しており、朝からの雨で脚抜きの良いダートになったのも、追い込み馬のビクトリーテツニーにとっては良かったのかもしれない。同じことは2着のスリーアベニューにもいえそうで、前走、芝のレースで+9の上がり指数を示していたスピードが生きたのではないか。

(おしらせ)現在、新基準タイム23版の受付を行っております。基準タイムは馬場指数とともにスピード指数の根幹をなすデータで、毎年最新のデータを加えて改訂しているものです。完成は2月上旬を予定していますが、年内12月26日までにお手続きをいただければ、抽選で有馬記念グッズのプレゼントもあります。詳しくはこちらをご覧ください。

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2008年12月11日 (木)

第428回基礎能力の高い馬は

 阪神ジュベナイルFは、06年阪神の馬場改修後、新設された外回りのコースで行われている。ゆったりとした3、4コーナーを回って、直線474メートルの攻防が見どころだが、どうしてもスローペースになりがち。ただ、以前のトリッキーでアンフェアなコース形態と比べると、比較的強い馬が強いレースを見せられるようになったようだ。1昨年はダービーを勝ったウオッカ、昨年はオークスを勝ったトールポピーが勝利をあげて、このレースの重要度は以前よりずっと大きくなった。

(阪神ジュベナイルF)
       1着    2着    3着
06年    -     AX    BYa
07年    BZa   -     CY
(スローペース調整は-20/-10)

 強い馬が能力を発揮しやすいということなら、同世代とのレースで大敗していたり、負け続けている馬を軸にはできない。さらにこの2年、上位に入線した馬は全て-25の先行指数で上がり指数は-5以内の指数で、勝ってきた馬たちだった。2年程度のデータだから一応の目安だとしても、最低このレベルはクリアしていないとならないだろう。
 今年の前走指数上位はカツヨトワイニング、レディルージュ、チャームポット、ブエナビスタなど。過去の高指数馬はアディアフォーン、ワンカラット、イナズマアマリリス、ダノンベルベール、フキラウソングなどだが、先行指数と上がり指数の条件からブエナビスタ、チャームポット、アディアフォーン、ダノンベルベール、カツヨトワイニング、レディルージュなどが有力馬に浮上してくる。順当ならダノンベルベール、カツヨトワイニング、レディルージュなどが中心になりそうだが、気になるのは上がり指数が最も高いブエナビスタだ。今回17分の6の抽選で出走ができたラッキーな1勝馬で、前走はスローペースの未勝利マイル戦を後方から一気の脚で3馬身差で圧勝してきた。指数も64と好レベルにあり、基礎能力も高い。なによりも切れる脚が魅力で、ここでも中心になりえるのではないか。

 中日新聞杯は1昨年から芝2000メートルのハンデ戦に条件が変わった。
 今年は切れる脚を武器に、上がりにかけたい馬が多いが、開幕週の中京コースなら先行馬に有利なはず。先行できて、上がりの脚もあり、ハンデも楽なのはヤマニンキングリー、ダブルティンパニー、シンゲンなどだ。

(中日新聞杯)1着   2着     3着
06年      d    Xa   -
07年    B     -     -

 中山のカペラSは今年新設されたダートの重賞。トロピカルライト、タイセイアトム、ダイワエンパイアなどの先行馬に、着実な上がりの脚があるリミットレスビッド、ビクトリーテツニー、スリーアベニューなどが有力だろう。

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2008年12月 9日 (火)

第427回ナビグラフで見る回顧35ジャパンカップダート

Golden_whip2008
Jcd2008

 日曜日の阪神最終12レースはA-Z-Zのランク馬の組み合わせで、3連単は105万7640円の高配当になった。勝ったA馬のクラウンプリンセスは5番人気、2着のZ馬マッチメイトは単勝万馬券の14番人気、3着のZ馬ピサノアルハンブラは7番人気だった。このゴールデンホイップTは国際騎手招待のレースで、このレースでも上位3頭は外国人騎手だったが、外国人騎手や公営の騎手の参加で、例年、このシリーズはペースが厳しくなるのが特徴。厳しいペースに意外な馬が変わり身を見せることも多く、このレースではマッチメイトが、まさにそういう馬だったといえそうだ。参加しているのは一流の騎手ばかりだから、騎手の腕の違いなのだろうが、ペースの厳しさも高配当につながったのではないか。
 ナビグラフを見ると、このマッチメイトはペース指数で+15のライン付近にある馬で、指数上ランクZ馬であることを除いたとしても、ペースからも穴馬の条件を備えていたといえそう。勝ったクラウンプリンセスはスローペースでないレースで上がり指数が最も高く、連軸向きの馬だった。
 マッチメイトは1枠1番の馬だったが、ペース指数、先行指数を気にして見ていると、前で粘るのは内枠の1、2枠の馬が多いような気がする。おそらく内枠は先行する上で、外枠よりも多少有利なのではないか。外枠の場合は少し勢いをつけないと、ラチ沿いに位置取ることは難しいが、内枠なら出たなりでラチ沿いを行くことができる。逆にたもたしていると、外から押し寄せる馬群に包まれて、一旦後方まで下げざるを得なくなるのも内枠で、後方一気の脚を生かしたい馬なら別だが、騎手の心理からしても先行せざるを得ない枠なのかもしれない。騎手の腹が決まれば、もともとペース指数で上位にある馬だけに、意外と粘りやすいのかもしれない。
 105万馬券以外にも、中山11レースターコイズSは23万、土曜日の阪神8レースは14万など、先週はランク馬同士の組み合わせで高配当が多かった。
 そしてJCダートも、結果的には(公営、海外レースは減戦)Z-C-AXというランク馬同士の決着だった。勝ったカネヒキリは05年のJCダート勝ち馬。その後フェブラリーSも勝っている堂々のG1馬だけに、屈腱炎とわかった段階でふつうは引退させるのが常識だっただろう。それが2度の屈腱炎の手術を乗り越え、2年数ヶ月ぶりの勝利を手にした。復活劇にかけた関係者は本当に嬉しかっただろうと思う。心から祝福を贈りたい。それにしてもルーメール騎手はエリザベス女王杯も勝っており、これで秋のG1は2勝目。先週のジャパンカップはデムーロ騎手が勝っているから、しばらくは外国人騎手から目が離せない。--というより、日本人騎手に気合いが感じられないだけか。あるいはあまり上手ではないだけか。

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2008年12月 4日 (木)

第426回新JCダートは

 ジャパンカップダートは今年から舞台を阪神競馬場に替え、距離も2100から1800メートルに変更された。これまでとは全く違うレースになったといえそうだが、競馬場や距離が違っても、ダートの1線級が集まるG1なら、これまでの傾向に大きな違いはないのではないか。一応昨年までの指数上の連対馬の傾向を掲げておいた。これまではA馬を中心に前走指数の上位馬が強く、平均指数上位の2頭ab馬の連対率も高い。ランク外の馬の多くは苦戦を余儀なくされており、連対馬は指数上位馬が中心だ。

(JCD)  1着    2着    3着
00年東京  A b   CZa   外
01年東京  A a   DXb    Y
02年中山  芝     DXb   芝
03年東京  外     A     -
04年東京  BZb   DXa   A
05年東京  A     C a    Y
06年東京  -     AXa   -
07年東京   Z      b   AZa
(公営、海外のレースは減戦してランクを集計しています)

 今年はヴァーミリアンがA馬。2月のフェブラリーSの指数が対象になっているが、その後3月にドバイワールドカップを使って12着。復帰戦になった11月のJBCクラシックでは堂々と圧勝してきた。2006年12月以降、国内ではここ2年間負けたことがない。当然、このレースに出走する多くの馬とはすでに対戦しており決着はついているはず。スピード指数上も昨年のジャパンカップダートで記録した117が最高指数、2月のフェブラリーSで示した109の指数といい、高いレベルで安定した馬だ。平均指数ではランクに上がってこなかったが、これは4歳時に低い指数があるためで、その指数を除けば平均指数でも断然で、実質的には平均指数でも最上位といえる。
 ならばヴァーミリアンを倒せるのは、まだ対戦のない3歳馬カジノドライヴと外国馬、初ダートのアドマイヤフジなどだろうか。とはいえアメリカのダートはスピードが出るのが特徴で、ティンカップチャリスやフロストジャイアントには、日本の(ダートというよりサンド)馬場は合わないだろう。マストトラックは全天候型の新馬場ポリトラックで実績を積んできた。ポリトラックは欧州の芝馬に向いた馬場のようで、力がいるという点では日本のダートが案外と合うかもしれない。カジノドライヴもポリトラックでも勝っており、マストトラックともども要注意だろう。
 しかし、地の利や実績からすると、素直にヴァーミリアンが中心で良いのではないかと思える。

 中山の名物マラソンレース、芝3600メートル戦のステイヤーズSは指数上は平均指数の上位馬が中心になってきた。さらに展開上は先行力のある馬が有力で、今年はトウカイトリック、トウカイエリート、トレオウオブキング、レッドアゲートなどが有力馬候補だ。要注意は上がりの脚が使える菊花賞組のフローテーション、ベンチャーナイン。

(ステイヤーズS)
       1着    2着    3着
98年    -      Ya    Xd
99年    -      Za    Xa
00年    DY    C     AXa
01年    A b   AXa    Yc
02年     Zc   -     DYd
03年    -     -     CYa
04年     Xa    Zc   -
05年    BXa   CZc   A
06年    A b   BXc   C
07年      d   CYc   DZa

 鳴尾記念は1昨年から、阪神の外回り1800メートルの別定戦になった。直線の長い外回りコースは上がりの脚が問われることが多い。06年は3歳のサクラメガワンダーが勝ったが、5歳になった今年も瞬発力は健在。最有力だ。

(鳴尾記念) 1着    2着    3着
06年    B c   C      Yd
07年    -     BZc   DXa

(おしらせ)今週から新基準タイム23版の受付を始めました。基準タイムは馬場指数とともにスピード指数の根幹をなすデータで、毎年最新のデータを加えて改訂しているものです。完成は2月上旬を予定していますが、年内12月26日までにお手続きをいただければ、抽選で有馬記念グッズのプレゼントもあります。詳しくはこちらをご覧ください。

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2008年12月 2日 (火)

第425回ナビグラフで見る回顧34ジャパンカップ

Jc2008

 ウオッカとディープスカイの2頭を軸に、メイショウサムソン、マツリダゴッホ、オウケンブルースリなどに流す3連単馬券を組み立てたが、勝ったスクリーンヒーローは1枚も持ってなかった。
 個人的な馬券の結果はそれとして、レース後の騎手のコメントを読むと、スローペースに対応できたかどうかが、勝敗のポイントになったようだ。今年、最も上がりタイムが速かったのはディープスカイの33秒8だったが、この上がりタイムそのものはペースを考慮しても、それほど速いものではない。昨年はウオッカが33秒6を記録しているし、一昨年はディープインパクトが33秒5で勝っている。スローペースにもかかわらず、最速の上がりタイムが33秒8だったという結果からは、馬場状態が多少悪かったとしても、レースの内容、レベルはそれほどでもなかったということなのかもしれない。
 それにしてもディープスカイの上がりの脚からして、もう少し前でレースをすすめたらどうだっだろう。十分に差しきっていた可能性はあるのではないか。
 ウオッカはスローペースにかかり気味、他の馬たちも持ち味を発揮できないまま、消化不良といえるレース内容だったらしい。デムーロ騎手のコメントにあったが、全てにうまくいったのが勝ったスクリーンヒーローだったわけで、デムーロ騎手以外、今年は騎手のコメントに、悔しさがにじむものが多かった。そういう点からも、大敗した有力馬たちの有馬記念での巻き返しがあるのではないかと思うし、是非そうあって欲しいと思う。
 ジャパンカップの指数ナビグラフは、ディープスカイとウオッカの2頭の上がり指数が抜けて高く、スローペースなら断然に有力であることを示してはいたが、勝ったスクリーンヒーローはペース指数でも上がり指数でも、拾いにくい馬だった。
 福永騎手が1000勝をあげた京都の最終レースで少し取り返したものの、この日はジャパンカップに少し入れ込み過ぎたせいで、収支はマイナス。
 東京競馬場からの帰り、新宿に出て、娘の誕生日プレゼントを買う。

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