第439回レベルの高い重賞
アメリカJCCの過去10年の連対傾向をみても、平均指数の上位馬abcが9年で連対し、前走指数上位のABCD馬も9年、XYZ馬も8年で連対している。
(アメリカJCC)
1着 2着 3着
99年 AXa BYb Z
00年 - Xb Zd
01年 BZa A d -
02年 - C c B
03年 BXa C -
04年 AXb - Z
05年 AYb Za CX
06年 - D -
07年 D a Z -
08年 BZ b -
今年はドリームジャーニー、エアシェイディ、アルナスライン、ネヴァブションなどの前走指数が高く、キングストレイルも指数平均値では上位に評価される。
エアシェイディは昨年このレースを勝って、春の安田記念は4着、宝塚記念は7着、秋の天皇賞5着、有馬記念で3着と、G1戦線でも安定して好走してきた。好調さで真っ先に中心に取りたい馬だ。ただ昨年はエアシェイディ1頭だけ、上がりの脚で目立った存在だったが、今年はエアシェイディだけが58キロを背負うことになって、上がりの脚はそれほど抜けたようには見えない。過去の傾向を見ても、先行馬が活躍することが多く、各馬の脚質から考えると、軽い上がりの脚よりもスタミナが問われるレースになりそうで、とすれば、ドリームジャーニーやネヴァブション、キングストレイルなどに向くのかもしれない。
京都の平安Sも、ここをステップに、次走フェブラリーSに向かう実力馬が活躍するレースで、当然レベルは高い。スピード指数の上位馬もABC、XYZといった馬たちの活躍が目立つ。
今年はサンライズバッカス、マイネルアワグラス、ダークメッセージ、ワンダースピード、エスポワールシチー、ネイキッドなどが指数上位のランク馬だ。ダートの重賞実績ではサンライズバッカス、ワンダースピード、マイネルアワグラスなどが上位で、ジャパンカップダート4着のサンライズバッカスの底力が最上位だろう。ただ、上がりにかける馬だけに、58キロを背負うのは少し苦しいのではないか。
平安Sはダートの重賞らしく、例年、パワーと先行力が問われる。この点からは積極的なレースができるエスポワールシチー、エアアドニスに有利かもしれない。
特に注目は、目下ダートで負けなしの4連勝を続けるエスポワールシチーだ。4連勝とはいっても、まだ前走オープン戦を勝っただけだが、全て逃げるか、先行してのもの。しかもその間の2着馬は全て、次走か2走目に勝ち上がっており、決して展開に恵まれたとか、相手が弱すぎたという4連勝ではない。指数も2走前の97が示すとおり、重賞を勝つために必要なレベルに不足はない。このレースをステップに大きなタイトルも手にできる器ではないか。
(平安S) 1着 2着 3着
99年 A c BZb C
00年 Xa C A
01年 A - -
02年 AYb A c AXa
03年 C - c
04年 - Zc Yd
05年 C c - AZc
06年 C b - -
07年 c AXa C
08年 CYb AXa -
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