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2009年9月29日 (火)

第510回ナビグラフで見る回顧76オールカマー、神戸新聞杯

200909270910
200909270611

 菊花賞の前哨戦である神戸新聞杯は、指数上位馬が圧倒的に強く、なかでも前走指数の高いABC馬が過去10年間毎年連対しているレースだ。今年はイコピコ、シェーンヴァルト、リーチザクラウン、アントニオバローズ、レッドシャガーラなどの前走指数が高かったが、私は皐月賞を勝ったアンライバルドに期待していた。ダービーでの大敗は馬場状態にあると思っていたし、ゆったりと流れる阪神の外回りコースなら、持ち味の切れる末脚が使えるのではないか。スローペースでの切れる脚ならアンライバルドだろう。しかし、結果は違った。
 前走指数の最も高かった(A馬)イコピコが外から脚を伸ばして、逃げたリーチザクラウンをとらえて勝った。アンライバルドは直線の勝負所、伸びそうで伸びず4着に終わった。レースは想定通りのスローペースだったから、そのペースでアンライバルドが切れる脚を使えなかったのは、距離の問題ではなく、明らかに力が足りないか、調子がまだ、それほどではなかったからではないか。結果として、神戸新聞杯のスピード指数は80台の低調なものでしかなかったし、アンライバルドの敗因が、調子がまだ戻っていなかったせいだと思いたいが、この先、少し不安で、いろいろ微妙に思える。
 中山のオールカマーはマツリダゴッホがあっと驚く逃げ切り勝ち。2、3着も人気のドリームジャーニー、シンゲンが入って、結果も配当も順当なものになった。それにしてもホント、マツリダゴッホは中山だと、どうしてあんなに上手に走るのだろう。
 ただ、ナビグラフを見るとわかるが、近走スローペースでないレースでは、マツリダゴッホの上がりの脚が最も良かった。こういう馬がマイペースで逃げてしまえば、最後も脚が残ってしまう。まるで絵に描いたようなレース展開だったわけだが、ときどき横典騎手にはおどろかされるような「演出」があって実に楽しい。

 昭和34年9月26日、私は小学5年生だった。50年前のあの夜、伊勢湾台風が名古屋をおそった。風がいきまき、雨がたたきつけ、やがて町は停電した。港近くの私たちの住まいも、浸水が始まった。父と母と弟と妹と私、5人の家族は家を離れ、すぐ近くの小学校に向かったが、そのわずかな距離と時間の間にも、水はあふれるように増え続けていた。小学校はすでに避難してきた住民たちが身を寄せていた。ろうそくのわずかな灯りのなか、1階の教室にも水が浸水してきて、私たちは2階の教室に移った。1階と2階を結ぶ階段を、追いかけるような速さで水が駆け上がってくる。その速さは怖いほどだった。
 2階の窓から外を見ると、水がもう川のように流れている。そして、道路の向こうにあった盆踊りの櫓で、取り残された家族が助けを求めている。ロープを背にした父たちが、2階の窓から助けに向かった。その様子を私は2階の窓の手すりにつかまって、じっと見ていた。何度か失敗したが、ようやく櫓までたどり着いて、櫓にいた家族は助かった。
 翌日は、雲ひとつない真っ青な空が広がっていた。2階の教室の窓からみると、校庭は一面の水に覆われて、鏡のようにその青い空を映し出していた。本当ならこの日に行われる予定だった運動会。その入退場門を示す4本の紅白のポールが、ひときわ鮮やかに、すくっと水の中に立っていた。
 景色に感動した思い出は、そのときの空の青さが、私の人生の中で最初だった。
 もう50年も前--の出来事。いまも思い出すことがいっぱいある。
 自衛隊のボート、冷たいにぎりめし、乾パン、飲み放題のヤクルト、豪華なアメリカからの救援物資、新聞に載ったドラム缶の風呂、校長室に並べられた死体。
 秋の終わりまで、小学校での避難生活は続いた。学校は3月まで休校になった。
 その頃、父も母も若くて元気な30歳代だったはずだが、いまはもう、ふたりともに逝ってしまった。
 先週の土曜日は伊勢湾台風50年に当たる日だった。その夜のことを思い出しながら、父と母の写真に手を合わせた。遠い昔のことなのに、あるいは遠い昔のことだからか、なぜか涙があふれて仕方がなかった。
 (競馬コラムのテーマとしては、どうかと思ったのですが、最後まで読んでくれてありがとうございます)

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2009年9月24日 (木)

第509回ランク馬が圧倒

 菊花賞を目指す3歳牡馬の前哨戦が神戸新聞杯だ。
 07年から阪神競馬場の芝外回りの2400メートル戦に変わったが、過去10年の連対馬のランク馬の傾向と比べても大きな違いはない。指数上位馬が圧倒的に強く、過去10年で指数ランク外の馬が3着内に入ったのは2頭にすぎない。前走指数の高いABC馬が過去10年間毎年連対し、過去に高い指数のあるXYZ馬、平均指数の上位abcd馬の連対率も高く、指数の高さは重要な要素だ。

(神戸新聞杯) 1着     2着     3着
99年      CXa    D d    A b
00年     AZb    A      AXa
01年     B      -      BXa
02年     B b    DXa    -
03年     CZ     BXa    AXb
04年     AXb    D d    BYa
05年     AXa    BYb    D c
06年(中京)  Ya    BXc    B
07年     A       Zd    CXa
08年     AXa    CYa    D
(スローペース調整値-10/0)

 今年はイコピコ、シェーンヴァルト、リーチザクラウン、アントニオバローズ、レッドシャガーラなどの前走指数が高く、平均指数や過去の指数でアンライバルド、トライアンフマーチ、セイウンワンダーなどが有力馬としてピックアップされる。
 例年、ダービー出走組が圧倒的に強いレースだが、今年はダービーを圧勝したロジユニヴァースは出走していない。代わって2着のリーチザクラウン、3着のアントニオバローズ、1番人気を背負って12着に大敗したアンライバルドなどが注目を集める。
 個人的には、もう一度アンライバルドに期待したいと思っている。ダービー12着は確かに負けすぎだが、水を張った田んぼのような不良馬場では、後方から追い込むのは無理だったはずで、敗因ははっきりとしている。皐月賞1着は伊達ではないし、ダービーで1番人気に支持された基礎能力は、まだ世代のナンバーワンだといっても良いだろう。今週は天気の問題もないし、ゆったりと流れる阪神の外回りコースなら、持ち味の切れる末脚が使えるのではないか。

 中山のオールカマーも前走指数の上位ABCD馬が過去10年全ての年で連対し、平均指数の上位馬も9年で連対している。神戸新聞杯同様に、指数のランク馬が勝ち続けており、指数上位馬が圧倒的に強いレースだ。
 今年はエイシンデピュティ、ドリームジャーニー、シンゲン、マンハッタンスカイ、ダイシングロウ、マツリダゴッホ、ハイアーゲームなどが指数の上位馬たち。
 なかでも注目は08年の宝塚記念勝ち馬エイシンデピュティと翌09年の宝塚記念勝ち馬ドリームジャーニーだろう。ともにG1馬らしい指数の高さと安定感もある実績馬だが、休み明けは気になるところ。過去、休み明けで連対しているのは前走GⅠに出走していた馬たちだけで、休み明けでも格と実績がモノをいうレースだとしても、1年以上の休み明けになるエイシンデピュティは中心には推しにくい。となればドリームジャーニーが中心で良いのかもしれないが、気になるのは59キロの負担重量。もちろん能力上位だから、難なく克服してしまうかもしれないが、後方からの追い込み馬だけに、1頭だけ59キロの負担重量を背負うのは苦しいかもしれない。
 2頭に次ぐのがシンゲンとマツリダゴッホ。次いでマンハッタンスカイ、ダイシングロウという序列だが、上がりの脚ではシンゲンが少しリードしているだろう。今年09年は3戦3勝。重賞を連覇して勢いもあるだけでなく、2走前の新潟大賞典の指数は98と高く、このメンバーでも十分に上位を争えるレベルの馬だろう。

(オールカマー)1着     2着     3着
99年      B      AYa    DYb
00年     AXa      d    BZc
01年     BZd    D c    -
02年(新潟) C      -       Zb
03年      Xa    D b    -
04年     D      A a      d
05年     DXc    -      B b
06年     CXd    DYc    -
07年      Xb    CZc    D
08年     AYb    C b    -

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2009年9月23日 (水)

第508回ナビグラフで見る回顧75セントライト記念、ローズS、エルムS

200909200611
200909200910
200909210411

 プロ野球は、セ・パとも熾烈な3位争いが熱を帯び、ホント、面白い展開になってきた。巨人は東京ドームでの中日戦3連勝で、今日にも優勝が決まりそうだが、願わくば、中日の意地も少しは見せてもらいたい。
 秋競馬は本番に向けてトライアルレースが始まったが、野球に比べるとまだ少し盛り上がりに欠けるようだ。
 菊花賞トライアルレースのセントライト記念は、ダービーで4着だったナカヤマフェスタが直線、セイクリッドバレーとの叩き合いから半馬身抜け出して勝った。2着はセイクリッドバレー、差のない3着にはフォゲッタブルが粘り込んだ。1番人気のアドマイヤメジャーは4着に沈んで、3連単は7万8230円とまずまずの高配当になった。
 この結果、上位3頭が菊花賞の出走権を得たが、スローペースの影響で指数は80を少し超えた程度に収まっており、力でねじ伏せるような強力な馬はまだ現れていない。今週は神戸新聞杯にダービー2着のリーチザクラウン、3着アントニオバローズ、ダービー1番人気馬アンライバルドなども出走を予定しており、その結果次第だが、3歳牡馬戦線はまだまだ、混戦が続くのではないか。
 秋華賞を目指す3歳牝馬のローズSは、断然の人気を集めたレッドディザイアが後方から追い出したが、直線は追っても追っても、前を行くブロードストリートを捕らえきれなかった。勝ったブロードストリートの指数は牡馬のナカヤマフェスタより少し良く、今年は3歳牡馬より3歳牝馬の方がレベルは少し高いのかもしれない。
 ダートの重賞エルムSでは3歳馬のトランセンドが圧倒的な人気を集めたが、期待に応えられず、4着に負けた。私も古馬と比べて53キロの斤量は相当に有利だと思って、トランセンドから1着流しの馬券をあれこれ買っていたが、どれも無残に散った。勝ったマチカネニホンバレはこれでダート戦は9戦7勝。先行しての差し脚と粘りは、高く評価したいが、指数の高さではまだ不満は残る。
 --と書いている内に、巨人が中日に勝って、セリーグの優勝を決めてしまいました。おめでとう。

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2009年9月17日 (木)

第507回3歳トライアル

 セントライト記念は菊花賞を目指す馬たちのトライアル戦。3着馬まで優先出走権が与えられる。今年は、ヒカルマイステージ、セイクリッドバレー、トウショウデザート、アドマイヤメジャー、カルカソンヌ、ナカヤマフェスタ、ゴールデンチケット、ミッキーペトラなどが指数上位馬としてあがってくるが、どの馬も指数は低調で、80がやっとというレベル。しかも混戦。これならどの馬にもチャンスはありそうで、波乱も考えられるレースだ。
 先行力のあるのはゴールデンチケット、ナカヤマフェスタ、ミッキーペトラなどだが、パワーで押し切るほどのスタミナはないから、スローペースは必至だろう。
 スローペースでの上がりの脚は、ヒカルマイステージ、セイクリッドバレー、サトノエクスプレス、マッハヴェロシティなどが鋭いが、安定した上がりの脚からセイクリッドバレーが中心になりそう。前走1000万条件の信濃川特別を勝ったばかりだが、他に同条件を勝っているのはアドマイヤメジャーだけで、3歳になって重賞勝ち馬は不在。実質的に実績上位といえるのではないか。

(セントライト記念)
        1着     2着     3着
99年      AZa    -      -
00年     C a    D d     X
01年     CXa    -        d
02年(新潟) AXc     Zb      d
03年     B      -      B
04年     AXa    CZ     D
05年     -      -      -
06年     -       Yd    -
07年     A      BY     -
08年       d    AYa    BXb
(スローペース調整値-10/0)

 秋華賞を目指す3歳牝馬のローズSは、07年から1800メートルに距離が短縮された。直線の長い阪神の外回りコースを使うだけに、以前より上がりの脚がより問われることになりそうだ。
 今年はワンカラット、アイアムカミノマゴ、レッドディザイア、ミクロコスモス、ジェルミナルなどの指数が高いが、上がりの脚ではレッドディザイア、ジェルミナル、ワンカラット、ヒカルアマランサス、ブロードストリート、ミクロコスモスなどが切れる。中心は桜花賞、オークスで上位を占めた馬たちになりそう。
 なかでも、桜花賞2着、オークス2着と、2冠馬ブエナビスタに迫ったレッドディザイアが断然だ。実績からだけでなく、指数も上がりの脚でも上位にあり、後は休み明けのレース感だけではないか。穴馬なら、ダートの実績しかないが、マイペースで逃げられるラヴェリータが面白い存在にみえる。

(ローズS)  1着     2着     3着
99年     C      DXa      c
00年     -      C      -
01年     A c     Y      Xd
02年     D      B a    -
03年      Ya     Zb    C
04年     A d    -      BXa
05年      Yb    AXa    -
06年(中京) BXb     Yc    A
07年     AYa    B b    D d
08年     -      -      BXd
(スローペース調整値-15/-5)

 エルムSは札幌開催の重賞だったが、今年は新潟での代替になり、距離も1800メートルに変更された。一応、札幌開催での過去の傾向を掲載したが、あまり参考にならないだろう。ただ、ダートの中距離戦で比較的紛れが少ないことを考えると、指数上位馬の活躍は十分に期待できるはずだ。
 今年のメンバーで指数上位はトランセンドを筆頭に、ナムラハンター、アロンダイト、クリールパッション、サンライズバッカス、トーセンブライトなど。名前はあがらなかったがマチカネニホンバレ、ネイキッドも差はない。なかでも注目したいのは3歳馬トランセンドだ。ダートは4戦4勝、前走は力のいる新潟でレコードタイムの圧勝、指数も101と高レベルを示した。今回は古馬1線級との初対戦になるが、他馬が56から58キロのなかで、3歳馬で負担重量が53キロなのは圧倒的に有利だろう。この先もジャパンカップダート、フェブラリーSを目指して、ダート線戦の王道を進める馬だ。

(エルムS)  1着     2着     3着
99年      B b    AXa    -
00年     C d    -        d
01年     A b    地       Zd
02年     BXa     Xc    A b
03年     -      C      -
04年     D c    BYb    BXa
05年      Yc     Xa     Zb
06年      Yc    -      -
07年      Xd    A      D
08年     CXb    AY     -

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2009年9月15日 (火)

第506回ナビグラフで見る回顧74朝日チャレンジC、京成杯オータムH、セントウルS

200909130611
200909120910
200909130910

 秋の本格的な競馬シーズンをまえに、注目馬たちも続々とターフに戻ってくる季節になったが、いま、人気と実績をともに兼ね備えている馬はどの馬だろう。ウオッカか、ドリームジャーニーか、ブエナビスタか。ディープスカイは早々と引退してしまったし、現役で最も指数が高いのはマイネルキッツだが、それほど人気はないし--。ほかには、と考えてみたが、どの馬も少し小粒な感じがして、すぐには思いつかない。少し前のディープインパクトのような、その馬が出走するだけで競馬場に人を呼べるような、わくわくさせてくれるような人気馬もいないし、今年はもう去年の秋の天皇賞、ダイワスカーレットとウオッカの対決も見られない。本当に強くて人気のある馬が出てこないと、競馬も不景気な空気に包まれたまま、埋没してしまいそうに思える。

 日曜日、中山の京成杯は人気を集めたヒカルオオゾラが9着に大敗。勝ったのは2番人気に支持されたザレマ、2着は14番人気のアップドラフト、3着は3番人気のマイネルスケルツィと入ったが、人気薄の(指数ランクA馬)アップドラフトが2着にはいって、3連単は67万7660円というという高配当になった。私はヒカルオオゾラからの流し馬券しか持っていなかったし、ザレマは最後まで悩んで切ってしまっていた。ただ、いま再度ナビグラフを見ると、ヒカルオオゾラはスローペースの上がりの脚は良かったが、他の要素ではそれほど抜けた存在ではなかったのかもしれない。当然、ヒカルオオゾラを取るなら、上がりの脚があるザレマは外せない位置にある馬だったはず。いずれにしても難しいハンデ戦だった。

 阪神の土曜日、朝日チャレンジCは昨年の皐月賞馬キャプテントゥーレが直線の叩き合いを制して勝った。2、3着はともに休み明けのブレイクランアウト、トーホウアラン。この上位の3頭はナビグラフでもほとんど同じようなエリアにある馬たちだった。私はキャプテントゥーレを連軸に、3歳のブレイクランアウトは押さえたものの、古馬の休み明けが気になってトーホウアランまでは流しきれなかった。

 日曜日の短距離重賞、セントウルSは牝馬のアルティマトゥーレが勝って、2着は休み明けのスリープレスナイト、3着はコスモベル。ともに牝馬が上位を占めた。指数上も能力の高い馬たちが平均ペースで飛ばして、そのまま先行馬がなだれ込むという展開だったが、能力が高い馬たちの短距離戦は、前が止まらないのが常識。ハイペースで前が止まってしまったら、指数は低くても軽量のメリッサでも後方一気があるかもしれない。そんなイメージが頭をよぎって、勝手なストーリーを作り上げ、私はメリッサから買って、負けるべくして負けた。アホくさいばかり。

 秋に向けて、実績のある馬たちがそろって、競馬が面白くなって良いのだが、この時期は休み明けの馬たちの取捨が難しい。牝馬はもっと難しい?

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2009年9月10日 (木)

第505回速い馬場の秋競馬

 夏らしさを感じないまま夏が過ぎ、今週から秋競馬が始まる。新潟はもとより、阪神も中山も速いタイムがでるのが秋競馬の芝レース特徴で、絶対的な速さへの対応力が求められるのではないか。
 中山は京成杯オータムハンデがメインレース。指数ランク馬のなかでは比較的、平均指数や過去指数の上位馬の連対率が高いようだが、ハンデ戦だけに過信は禁物。

(京成杯オータムハンデ)
        1着     2着     3着
99年     -      -      BYa
00年     CXb     Za    B
01年     A c    DXa     Z
02年(新潟) CXa     Xb      c
03年      Zc    -      B
04年     AXa    -      C b
05年     -        d     Zb
06年     -       X     -
07年     -      CXc    -
08年     B      -      D d

 今年はヒカルオオゾラ、タマモナイスプレイ、バトルバニヤン、ショウワモダンが平均指数の上位馬で、過去の指数ではサイレントプライド、シンボリウエスト、マイネルスケルツィもあがってくる。
 例年、同じマイル戦の重賞・関屋記念組が好走することが多く、ヒカルオオゾラ、マイネルスケルツィ、タマモナイスプレイなどが有力馬としてピックアップできる。また、今年は該当馬がいないが同じくマイル戦の安田記念組も連対率が高いことを考えると、マイルの距離適性はウエイトが高いだろう。
 マイルの適性なら(4201)のヒカルオオゾラが最有力だ。まだ重賞の勝ち星はないが、前走、関屋記念で32秒台の上がりの脚でスマイルジャックの2着につけた。重賞は4戦して2着3回と安定した成績を残し、近走の好調は指数上でも評価が高い。阪神や京都、新潟と速いタイムの出やすい馬場での好走が多く、例年、速いタイムの出る秋の中山は条件も合うだろう。

 阪神の朝日チャレンジカップは内回りコースの2000メートル戦。圧倒的に指数の上位馬が強く、なかでも平均指数上位馬と前走指数の高い馬たちの連対率が高い。今年はモンテクリスエス、マストビートゥルー、クラウンプリンセス、ベッラレイア、エリモハリアー、マルカシェンクなどが指数の上位だ。別定戦とはいえ1頭だけ58キロを背負うエリモハリアーは苦しいだろう。なら指数の高さと安定感でモンテクリスエスが最有力になりそうだが、2000メートルは距離が少し短いのではないか。ならば指数上は少し足りなくても、一瞬の切れがあるベッラレイアやブレイクランアウト、キャプテントゥーレでも勝負になるのではないか。この3頭のなかでは、皐月賞を勝ったキャプテントゥーレの基礎能力がもっとも高いはずだ。休み休みのレースで、まだ8戦しかしていないが、1年以上の休み明になった前走の関屋記念も4着と好走して、能力の高さを示している。もちろん2000メートルに距離が伸びるのは好材料のはずで、皐月賞馬としての能力の高さを示す舞台は、ここが本番だろう。

(朝日チャレンジカップ)
        1着     2着     3着
99年      -        a     Z
00年     D       Xc    C
01年     A c    DXa     Z
02年     DXa      d    B
03年     DZc    BYa    A
04年     A b     Zb    -
05年      X     B b    DX
06年(中京) B d    AXc    -
07年     AZc    B b    -
08年     CYc    B b      d

 阪神の日曜日の重賞・セントウルSは馬場改修後、ここ2年ほどランク馬の苦戦が続いている。今年の指数上位はカノヤザクラ、サンダルフォン、スリープレスナイト、アポロドルチェ、ローレルゲレイロ、ソルジャーズソングなど。例年先行馬が活躍するレースだけに、果敢に逃げるローレルゲレイロに続くアルティマトゥーレ、スリープレスナイトが先行集団を形成して、展開に恵まれるだろう。とすると常識的に、連軸の中心は高松宮記念で2着の牝馬スリープレスナイトが有力に見える。しかし、展開に恵まれても、実績は上位でも、ローレルゲレイロの59キロ、牝馬スリープレスナイトの57キロは負担重量が少し苦しくのではないか。ここは後方一気の脚があるメリッサ、ソルジャーズソング、キョウワロアリングなどの鮮やかな追い込みが決まる可能性もありそうな気がする。

(セントウルS)1着     2着     3着
00年     -      DXa     Yd
01年     B c     Xa    A b
02年     C c    D      AXd
03年     BXc    BZd    -
04年     -       Yb     Xa
05年      Yb    C      AZa
06年(中京) AYd    外      D
07年     -      -      A a
08年     -        c    -

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2009年9月 8日 (火)

第504回ナビグラフで見る回顧73新潟2歳S、小倉2歳S、札幌2歳S

200909050109
200909061010
200909060411

 総選挙で民主党が圧勝して、イチローの大記録があって、夏は終わった。今週末からは中山、阪神の競馬が始まるが、このまま秋競馬に突入して、あっという間に、年末の有馬記念を迎えそうな気がする。今年の夏競馬の締めくくりは、札幌、新潟、小倉の2歳Sだった。

 札幌2歳Sは3番人気のサンディエゴシチーが勝った。新潟2歳Sは1番人気シンメイフジ、小倉2歳Sは2番人気ジュエルオブナイルが勝利を手にした。札幌と小倉2歳Sを勝った2頭、サンディエゴシチー、ジュエルオブナイルはともに、「スローペースではないレースで上がりが最も良かった」馬だった。ナビグラフでいうと、縦のグリーンのラインより右側にあって、上がりの最も高い馬だ。この点からはわかりやすいレースだった気がするが、ただ、2、3着は少し難しい選択になった。私自身、札幌2歳Sで2着にはいった4番人気のモズが拾えなかったし、小倉2歳Sも本命はサリエルだったが、上がりの脚で逆転もありそうな気がしてジュエルオブナイルからの押さえも買ったものの、2着のダッシャーゴーゴーが手になかった。2歳戦は数字に表れにくい余力や成長力、距離適性などがつかみにくいし、おおきな変わり身を見せる馬もいて、なかなか一筋縄ではいかないことを思い知る結果だった。

 新潟は勝ったシンメイフジの上がりタイムが32秒9という超スローペースになってしまった。直線の長い新潟の外回りコースは、どうしてもスローペースになりがちで、このレースも例外ではなかった。私は2番人気のクロフォードを軸に馬券を組み立たが、直線これから追い出すというところで、再三前が詰まって、結局、外に持ち出す不利をカバーしきれず、3着がやっとだった。あの不利がなかったら、勝っていたのではないかと思わされたが、現実は変わりようがない。何よりもハナから1番人気のシンメイフジを無視して、馬券にないのだから、どうにもしょうがないわけで、良いところないままの2歳Sになってしまった。

 それにしても、馬券も健康も、元気が一番。秋競馬に向けて、勢いよく、がんばりましょう。

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2009年9月 3日 (木)

第503回2歳ステークスが3レース

 今週は、札幌、新潟、小倉で2歳Sが行われる。基本的に、成長力と基礎能力の高さが問われ、前走指数の上位馬が有力だが、札幌は芝1800、新潟は芝1600、小倉は芝1200と、それぞれ距離が違っており、必要とされる脚質は少し違う。
 新潟2歳Sは外回りコースの1600メートル戦。新潟の外回りは直線が長く、スローペースが基本で、指数は低くても、上がりの脚がある馬には注意がいる。
 今年はクロフォード、サクラテンペスト、ハーティンハート、モトヒメなどの前走指数が高く、プリンセスメモリー、コスモレニ、サウンドバラッド、ラジャポネーズなども差がない。前走指数上位馬としてあげた馬たちは、指数の上がりやすい短距離戦の経験しかないが、それでも前走指数の最も高いクロフォードなら、ここでも中心に押せるのではないか。福島の新馬戦では先行馬が粘るところ、中段から大外に回して一気に差しきった脚はみどころがあったし、新潟のマイル戦でも通用するだろう。ただ、超スローペースで直線半ばからの厳しい上がりの脚比べになったら、取りこぼしもあるかもしれない。そこで浮上するのは上がりの脚があるサウンドバラッド、シルクフィーリング、ギュンターなどではないか。

(新潟2歳S)1着    2着    3着
02年    -     -     AZa
03年     Xc   A a   -
04年    AXb   -     -
05年    -     C b   BYc
06年    -     -     AYb
07年     Zd   CYc   -
08年     Xd   -     A a
(スローペース調整は-20/-10)

 小倉2歳Sは1200戦で、前走指数上位馬を中心に指数上位馬たちの活躍が目立つレースだ。
 今年はサリエル、ジェルオブナイル、メイショウヘミング、オレンジティアラが前走指数の上位馬。なかでもサリエルの前走指数74は、今の段階での世代の最高指数だ。勝ち上がるのに3戦を要したが、レースごとに着実な成長が見え、素質は高いのではないか。短距離戦に求められる先行力でも最上位にあり、ここでも中心に推せるだろう。相手は先行力でオレンジティアラ、上がりの脚があるジュエルオブナイル、メイショウヘミングなどが有力だろう。

(小倉2歳S)1着    2着    3着
99年    D d    X     Z
00年    -     -     -
01年    B     C a     d
02年    -     C     BX
03年    AYa   BZb   DXd
04年    -     -     AZa
05年    C b   AY      c
06年     Xb   A     D c
07年    BZd   D b   A c
08年    -     -     BXa
(スローペース調整は-20/-10)

 札幌2歳Sは、前走指数の上位ABCD馬が過去10年のうち9年で連対している。今年はサンディエゴシチー、ポップコーン、ロードシップ、カネスフォルテなどが、前走指数の高い有力馬だ。なかでも高指数で新馬戦、クローバー賞と連勝してきたサンディエゴシチーが最有力になりそう。逆転の候補はクローバー賞で2着のポップコーン、1800の距離経験があるロードシップ、アーバンウィナー、マイネアロマなどだろう。

(札幌2歳S)1着    2着    3着
99年    -     -     AXa
00年    B     CXb   A a
01年    A a   -     C
02年    D     AYa   C d
03年      d   C a   BZ
04年    A d   -     -
05年    B a    X    AYb
06年    AYc   -     B a
07年    D     -      Xa
08年    -     BXa   A
(スローペース調整は-20/-10)

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2009年9月 1日 (火)

第502回ナビグラフで見る回顧72新潟記念、キーンランドC

200908300411
200908300109

 直線の真ん中を通って、先行したサンライズベガが抜け出すところに、大外から飛んできたのがホッコーパドゥシャだった。結局、ホッコーパドゥシャが差しきっていて、サンライズベガは2着、3着はスローペースに落として逃げたメイショウレガーロが粘り切った。上位は逃げ、先行馬たちが占め、後方から32秒台の上がりの脚で追い込んだエアシェイディは4着までだった。3連単は19万を超え、ここ3年ほど波乱が続いていた新潟記念は、今年も少し荒れ模様の結果になった。
 ナビグラフをみてもわかるとおり、有力馬たちはグラフの中心にギュッと固まって、どの馬にもチャンスがありそうな、いかにも難解なハンデ戦に見える。結果的に、レースの勝ち負けを分けたのは、スローペースに対応できたかどうかだったようで、騎手の判断がそのまま結果に表れたのだろう。上位はともに、スローペースを意識して先行した騎手たちで、当日、落馬した石橋騎手に変わって急遽ホッコーパドゥシャに乗ることになった江田騎手も「流れはそんなに速くならないと思っていたので、前々で競馬をしようと思っていました」(競馬ブック参照)とコメントしている。
 札幌のキーンランドCは2着馬の降着があったが、勝ったのは2番人気のビービーガルダン。2着はドラゴンウェルズ、3着は51キロの負担重量で乗れたグランプリエンゼルが繰り上がり、結果として先行してペースの対応力のある馬と、上がりの良い馬の組み合わせになった。私は51キロならここも勝てると思って、グランプリエンゼルから買ったが、3着流しはもっていなかった。前走の函館SSと比べて、ペースや上がり、道中のいち取りなど、大きく変わったこともなかったと思うが、ここは素直に先行して押し切ったビービーガルダンが強かったというしかないだろう。

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