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2009年12月29日 (火)

第536回ナビグラフで見る回顧89有馬記念、ラジオNIKKEI杯2歳S

200912270610
200912260911

 今年最後のレース・ファイナルSが終わって、暗くなった冬空に包まれ帰路につく。競馬場から西船橋まで、道路からあふれるほどの人波が続く。有馬記念も当たったし、今年最後のレースも取れた。ドリームジャーニーが強かったこと、ブエナビスタは先行しても最後までしぶとかったこと、エアシェイディが3着にあがって、そこそこの配当になって良かったこと、そして池添騎手の男泣きに感動したこと、などなど、一緒に行った仲間ともども、心地よい興奮を体の芯に残したまま、私も少し饒舌だった。
 有馬記念は直線の叩き合いを制してドリームジャーニーが勝ち、わずかながら遅れたブエナビスタが2着だった。3、4着が入れ替わると、3連単でも配当は75倍くらいになってしまうところ、エアシェイディが3着にあがって、3連単の配当が1万8890円になったのは幸運だった。頼まれていたカミさんとTちゃんの馬券も当たっていたし、いつもの関西の友人たちも当てたと電話をくれた。おめでとう。ほんと良かったね。
 もともと有馬記念は指数上位馬が強いレースだが、今年はナビグラフでみてもドリームジャーニーとブエナビスタの2頭が最有力のエリアを占領しているように見え、事前の予想の段階から、あまり迷いはなかった。結果としてもその通りになって、配当の高低よりもそのことが一番嬉しかった。ナビグラフを使ってくれている人なら、たぶんほとんどの人は当たっていたのではないか。みんなの笑顔が、冬の星空に浮かんで見える。

 土曜日のラジオNIKKEI杯2歳Sは、人気のヴィクトワールピサが最後方から長く良い脚をみせて圧勝した。来年のことをいうと鬼が笑うが、順調なら来年の春のクラシック線戦の主役の1頭になりそうな予感もする。

 デフレと不景気のなかでも、1年間ずっと、競馬と馬券を楽しめたのは幸せだったが、配当に関係なく、有馬記念が当たれば、それだけで楽しい気分で正月が迎えられる。正月は家族と温泉にでも行こうかと思っている。

 この1年、お世話になりました。
 どうぞ皆様にとって、来年も幸運に満ちた良い年でありますように。
 そして、来年もよろしくお願いします。

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2009年12月24日 (木)

第535回今年最後の選択

 スポーツ紙の一面に有馬記念の文字が躍り、きょう出馬表も発表された。いよいよ今年最後のG1有馬記念。不景気な気分を吹き飛ばすような、盛り上がりに期待したい。
 過去16年、有馬記念の連対傾向をみると、指数上位馬が圧倒的に強く、なかでも前走指数の上位馬が12年で連対し、平均指数の上位馬は11年で連対している。指数ランク外の馬が勝ったのは3頭だけで、そのうち2頭は3歳馬。ランク外の古馬が勝ったのは1昨年のマツリダゴッホだけだった。古馬の場合はまず、指数上位でなければ上位は難しいのが有馬記念だ。

(有馬記念) 1着    2着    3着
93年     Za   A d   Dz
94年    A b   B     D
95年    A       d   BYa
96年    DXa   -     -
97年    C     BXb   A
98年    -     -      Xb
99年    A b   AXc   D d
00年    Y a    Xd     b
01年    -     -     -
02年    B     C     A
03年    DXc   B     -
04年    CXa   AXc    Zb
05年    A b    Y    B da
06年     Xa   -     BYc
07年    -     D     AY
08年    A      Z    B a

 今年はエアシェイディ、ドリームジャーニー、マイネルキッツ、リーチザクラウンなどが前走指数の上位馬。アンライバルド、ネヴァブションは過去指数や平均指数上位でピックアップされる。
 今年の特徴は中心をになうべき4歳世代が不在であることと、5歳馬も1頭だけで、3歳馬が7頭も参戦していることだろう。3歳馬はまだ指数が低く、指数上は古馬陣に一日の長があるようにみえるが、伸び盛りの3歳馬の成長力を考えると、どの馬も十分戦える能力はありそうに思える。
 例年、上がり指数で+15以上の馬が連対しており、ブエナビスタ、ドリームジャーニー、エアシェイディ、ミヤビランベリ、スリーロールス、シャドウゲイト、アンライバルドなどが条件を満たす。ただ、古馬の場合は指数でランク上位でなければならない。とすると、古馬のなかではドリームジャーニー、エアシェイディがピックアップされる。
 有馬記念はジャパンカップ組の好走が多いが、今年のジャパンカップ組は5着のエアシェイディが最上位、次いでマイネルキッツ、リーチザクラウン、ネヴァブション、コスモバルクが出走体制を整えた。しかし、ウオッカの鼻出血に象徴されるように、今年のジャパンカップ上位組は激しい消耗の末、有馬出走にすらこぎ着けなかった。その消耗を考えると、ドリームジャーニーが秋の天皇賞6着の後、苦手な東京コースのジャパンカップを回避して、この有馬記念に直行したのは案外と良い選択だったのかもしれない。中山コースは(2213)とまずまずの適性を示し、今年の宝塚記念を勝っているなら2500の距離適性もあるはずだろう。
  3歳馬のなかでは、上がりの脚が断然のブエナビスタが最上位だ。3歳牝馬で負担重量も53キロ。古馬陣とは4キロの差があり、最後の直線勝負だけなら、圧倒的に有利だ。前走のエリザベス女王杯ではクイーンスプマンテの大逃げにしてやられたが、上がりタイムは最速の32秒9を記録しており、その脚は極限のレベルと見て良い。
 上がりの脚という点では前走ステイヤーズSを勝ったフォゲッタブルも力がありそうだが、今年はリーチザクラウンの単騎逃げが必定で、ペースがスローになることはないとすると、フォゲッタブルの上がりの脚は少し疑ってみるべきか。
 平均ペースの対応力という点で評価が高いのは、ドリームジャーニー、セイウンワンダー、アンライバルド、ブエナビスタ、マイネルキッツなどで、今年の有馬記念の中心馬はドリームジャーニー、ブエナビスタ、セイウンワンダーなどに絞られるのではないか。
 今年大活躍だった横山典騎手に乗り替わったブエナビスタも良いが、いまはスタミナに一日の長がある5歳馬ドリームジャーニーから手広く攻めてみようかと思っている。

 ラジオNIKKEI杯2歳Sは、連勝中のヴィクトワールピサ、前走高指数勝ちのコスモファントム、エーシンウェズン、上がりの脚があるヒルノダムールなどが有力。

(ラジオNIKKEI杯2歳S)
       1着    2着    3着
06年    -     -     DXd
07年    CXb   -     -
08年    B b   AYa   -

 いよいよ今年最後のG1有馬記念です。皆さんのご健闘、ご幸運を心よりお祈りいたします。 GOOD LUCK!!!

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2009年12月22日 (火)

第534回ナビグラフで見る回顧88朝日杯FS、阪神C、愛知杯

200912200611
200912200911
200912190711

 たいていは西船橋駅から乗り合いタクシーで中山競馬場に向かう。以前はタクシー乗り場も人があふれ、空車がなくて待たされることもあったが、最近は乗り合いタクシーを利用するお客さんがめっきり減って、定員になるまで随分と待つことが増えた。それでも、10分待っても、20分待っても、なかなかお客が集まらず、しびれを切らして一人で乗り合いではない普通のタクシーに変えて行くこともあったし、定員にならないまま、お客二人ほどで出発することも多くなった。それが、今週は待つこともなく、すぐに席が埋まった。最後に乗り込んできたのが、「関西から朝一番でやってきましたんや」という老夫婦(だと思ったけど--)だった。
 「朝日杯、何が勝ちますやろ」。ちょっと派手風な奥さん(?)が聞く。
 ほかのお客が「さあね」と曖昧な返事をしている。
 奥さんは「ローズキングダムはどないでしょう」とたたみかけてくる。
 「1番人気ですね。良いんじゃないですか」
 「私ら、ローズキングダムを応援にきましたんや」
 「関西からわざわざですか。大変ですな」
 「いやいや。ローズキングダムの40分の1を持ってましてな。勝てますやろか」
 ローズキングダムは共同馬主サンデーレーシングの所有馬で、夫婦はその会員ということらしい。私は終始黙っていたが、元気な関西夫婦のおかげで、いつもは静かな道中も賑やかに過ぎた。
 朝日杯は、そのローズキングダムが圧勝した。2着に2番人気のエイシンアポロン、3着に5番人気のダイワバーバリアンが入った。3連単は6720円。私は当たってもトリガミ。
 「朝日杯に勝っても、まだ持ち出しですねん」という関西夫婦の言葉を思い出したが、道中は落ち着きはらって中段に付け、直線、並ぶまもなく他を抜き去っていったあの賢さと上がりの脚があれば、この先来年のクラシック線戦の主役をになう馬になるにちがいない。

 阪神カップは1番人気のキンシャサノキセキがいきなりの出遅れ。短距離戦だけに万事休すと思ったが、何の何の、3コーナーから早めに追い上げにかかると、直線はもう先行集団にとりつき、あとは一気の脚でゴールを駆け抜けるだけだった。同着の2着馬も後方から追い込んだプレミアムボックス、サンカルロだったから、多少ハイペースも味方したのかと思うが、近走の大敗続きで、一度は終わったと思ったキンシャサノキセキだっただけに、外国人騎手を背にしての2連勝に、あらためて驚かされた。
 2着は同着になった。2頭ともに人気がなかったが、ナビグラフ上は上がりの脚で十分に評価が高い馬たちだった。

 土曜日の中京は牝馬のハンデ重賞・愛知杯。
 いつもは中段からレースを進めるトップハンデのリトルアマポーラが積極的に2番手で先行。ゴール前、スーペースに落として逃げ粘るブラボーデイジーをとらえて勝った。スローペースに対応してすかさず先行した中館騎手の好騎乗だったのではないか。

 今週は、日曜日中京の3レースで5頭の落馬事故があった。3コーナー過ぎ、真っ先に落馬したのが丸田騎手で、他はそのあおりを食って落馬事故になったらしい。丸田騎手は胸椎椎体骨折という診断だったようだが、大好きな騎手だけに、その後の経過も含めて心配でたまらない。

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2009年12月17日 (木)

第533回京王杯と東スポ杯組が中心

 朝日杯フューチュリティーSの過去10年は、平均指数の上位abcd馬の連対率が高く、次いでXYZ馬の活躍が目につく。中山のマイル戦は比較的平均ペースで流れることが多く、極端なスローペースにはなりにくい。平均指数の上位abcd馬の連対率が高いということは、平均ペースに対応でき、後半にスタミナのある馬たちに展開は向くことを示しているのだろう。また、前走1200メートルを使った馬たちの連対がないのは、最後の最後にスタミナがもたず、直線で脚が止まってしまうからではないか。

(朝日杯)  1着    2着    3着
99年    D a   D a   CZ
00年    -     BXb   DYa
01年    D b    Xc   -
02年    DYc   -       c
03年    B     BXd   DZb
04年    -     AX     Za
05年    AXa    Yc   -
06年    -      Xb   D a
07年      b   -     -
08年      d    Za   -
(スローペース調整は-20/-10)

 今年の平均指数上位馬はエイシンアポロン、ダイワバーバリアン、ニシノメイゲツ、ダッシャーゴーゴーなど。エスカーダ、ツルマルジュピター、エーシンホワイティは前走指数や過去の指数で上位の馬たちだ。
 先にも述べたが、1200メートルの指数よりも、1400メートル以上のレースで高い指数を示していることが連対馬の条件であり、近走1200メートル戦の経験しかないエスカーダ、ツルマルジュピター、エーシンホワイティなどは、指数は高くても少し評価を下げたい。逆に指数は高くないが、1800メートル戦で切れる上がりの脚を繰り出して好走してきたローズキングダム、トーセンファントムは評価を上げるべきだろう。
 過去の連対馬は、前走、京王杯2歳Sと東スポ杯2歳S組が中心になっており、指数を見る限り、今年もその傾向に変わりはないはず。とすると京王杯2歳Sと東スポ杯2歳Sの勝ち馬、エイシンアポロンとローズキングダムを中心に、巻き返しを図るダッシャーゴーゴー、トーセンファントムが有力だろう。指数上は京王杯2歳S組の方が高いが、上がりの脚は東スポ杯2歳S組が上位だ。
 連軸の中心には東スポ杯2歳Sの勝ち馬、ローズキングダムを取りたいと思っている。前走の東スポ杯2歳Sはスローペースだったが、直線、トーセンファントムと合わせる形で脚を伸ばし、激しい叩き合いを制しての勝利だった。結果、アタマ差のきわどい勝利とはいえ、まだ新馬戦を勝ったばかりの2戦目だったことを考えれば、上々のできだったのではないか。

 06年に新設された阪神カップは芝の1400メートル戦だが、内回りコースの短距離戦でだけにハイペース必至で、瞬発力勝負になりやすい。過去3年も上がりの脚がある馬たちが活躍しており、今年はプレミアムボックス、ワンカラット、ドラゴンファング、サンカルロ、サンダルフォン、マルカフェニックスなどが中心になりそう。

(阪神C)  1着    2着    3着
06年    -      Z    D
07年    AXa   -     -
08年    BZ    A b   -

 愛知杯は06年から12月に開催が変わった。牝馬限定のハンデ戦で、ランク馬も苦戦が続く。堅いか、荒れるか、両極端なレースだ。昨年は軽ハンデ馬が上位を占めて、3連単は144万超馬券になったが、基本的にはハンデの上位馬が中心のレースであり、今年はリトルアマポーラの56.5キロを筆頭に、ムードインディゴ、トールポピーなどがハンデで上位に評価された。しかし、前走はともにイマイチのレース内容で、まともに決着するとも思えない。例年、3歳馬の活躍が目立ち、ヒカルアマランサスからの手もありそう。

(愛知杯)  1着    2着    3着
06年     X    -     B
07年     Zb   -      Xa
08年    -     -       b

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2009年12月15日 (火)

第532回ナビグラフで見る回顧87阪神ジュベナイルF、カペラS、中日新聞杯

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200912130611
200912120711

 時折、マークカードを塗り間違える。日曜日も狙った馬が勝って「よしよし」と思って馬券を見ると、馬番が違う。どうも、ひとつずれてマークしてしまったらしい。そのレースはハナから3着馬が馬券になかったが、もし当たっていたら、平静でいられる自信はないから、ま、外れて良かったと思うしかないか。
 午前中はそんなこんなで、調子が出ずじまい。午後に取り戻したものの、収支はマイナスのままだった。先週、勝った分も少しはき出してしまった。
 阪神ジュベナイルFは岩田騎手のシンメイフジを軸にして3連単を買ったが、いきなりの出遅れ。直線に向いて外に出し、これからというところで、右に左によれてばかりのレースでは、シンメイフジに勝ち目はなかった。休み明けだったことも影響したかもしれないが、それでも最後は5着にまで押し上げており、力のあるところは示した気がする。それだけに、まともなレースができていたら、すんなり勝っていたかもしれないと思ったほどだった。
 岩田騎手は今年も100勝以上をあげ、好きな騎手のひとりだが、今年は昨年に比べると重賞での勝利数や連対率が下がってきている。少し調子が悪いのだろうか。
 勝ったアパパネ、2着のアニメイトバイオは、ナビグラフではシンメイフジともども「チャンピオン・エリア」にある馬たちで、当然と言えば当然の勝利だろう。3着はベストクルーズ。3連単も2万7670円と堅めの配当だった。ウオッカ、トールポピー、ブエナビスタと、このレースを勝った馬たちは、その後、桜花賞やオークスをも勝っている縁起の良いレースだ。アパパネもその栄冠を手にできるだろうか。
 カペラSは、ゴール前、先頭をきるダイワディライトの内からミリオンディスクが差しきって勝った。3着に人気薄のグランドラッチが入って、3連単は3万8520円と、まずまずの配当になった。ダート1200は(6301)と適性が高く、中山では2着以下がないダイワディライトが人気を集め、私もそこから馬券を買ったが、ナビグラフ上では、ダイワディライトよりも勝ったミリオンディスクのほうが、上がりの脚がしっかりとしていたことがわかる。
  ハンデ戦の中日新聞杯は、逃げるドリームサンデーを3番手でマークした1番人気のアーネストリーが差しきった。後方から内をついて伸びた人気薄チョウカイファイトが3着で、3連単は8万6370円。私が買った軸馬トーセンジョーダンは後方から脚を伸ばしたが、4着がやっとだった。

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2009年12月10日 (木)

第531回将来性を問う阪神ジュベナイルF

 阪神ジュベナイルFは馬場改修のあった06年以降、新設された外回りコースを使って行われている。3年前はダービーを勝ったウオッカ、1昨年はオークスを勝ったトールポピー、昨年は桜花賞、オークスを連覇したブエナビスタが勝利して、トリッキーなコースだった頃と比べると、強い馬が強いレースを見せられるようになり、将来性を見極める上で、このレースの重要度はより大きくなった。

(阪神ジュベナイルF)
       1着    2着    3着
06年    -     AX    BYa
07年    BZa   -     CY
08年    D       b   -
(スローペース調整は-20/-10)

 今年の前走指数はアニメイトバイオ、タガノエリザベート、モトヒメ、ベストクルーズなどが上位で、サリエル、ラナンキュラス、メイショウデイムは過去の指数が高い。
 阪神外回りコースはスローペースが基本。それだけに、重要なのは、ウオッカ、トールポピー、ブエナビスタに共通する、上がり指数+7以上のしっかりとした脚があるかどうかだろう。その点から考えると今年はシンメイフジ、アパパネ、アニメイトバイオ、タガノエリサベートなどが浮上して、連軸の中心になりそう。
 シンメイフジは1番人気に支持された新潟2歳Sを後方から追い込んでの圧勝。上がり指数はメンバー最高レベルにあり、距離も合いそうだ。指数は65だったが、9月上旬のものだけに、それ以降の成長も見込めるだろう。アニメイトバイオは前走、京王杯で内をついて伸び、2着に追い込んだ。近走は60、69、72と指数を伸ばしてきており、成長が著しい。アパパネ、タガノエリサベートの前走の上がり指数も鋭いが、ここは順当ならシンメイフジの差し脚が最有力ではないか。

 中日新聞杯は3年前に芝2000メートルのハンデ戦に条件が変わった。中京の開幕週のレースだけに、先行馬に分がありそうで、先行馬から軸馬を取るならアーネストリー、マンハッタンスカイ、ドリームサンデー、デストラメンテなどが中心だろう。恵ハンデで上がりの脚を生かせそうなチョウカイファイト、ミッキーパンプキン、メイショウドンタク、トーセンジョーダンなどには要注意。先行力と恵ハンデでメイショウドンタクからの手もありそう。

(中日新聞杯)1着   2着     3着
06年      d    Xa   -
07年    B     -     -
08年    -     -     B

 中山のカペラSは昨年新設されたダート1200メートルの重賞。ダートの瞬発力はビクトリーテツニー、ワイルドワンダー、スリーアベニュー、ガブリン、ダイワディライト、フジノウェーブなどが鋭いが、ダート1200は(6301)と適性が高く、中山では2着以下がないダイワディライトが中心だろう。

(カペラS) 1着    2着    3着
08年    D c   -     -

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2009年12月 8日 (火)

第530回ナビグラフで見る回顧86ジャパンカップダート、ステイヤーズS、鳴尾記念

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200912050611
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 ジャパンカップダートは、佐藤哲三騎手を背に4歳馬のエスポワールシチーが鮮やかに逃げ切って勝った。逃げ切り勝ちとはいえ、ペースや展開に恵まれた勝利というわけではないだろう。月曜日、いつものように馬場指数を計算すると、エスポワールシチーのスピード指数は102になった。そのほかの馬も前走指数前後の指数を示しており、エスポワールシチーがつけた3馬身2分の1の差は、各馬の力差がそのまま現れた結果だったのではないか。
 2、3着には3歳馬のシルクメビウスとゴールデンチケットが食い込んだ。7歳馬のヴァーミリアンは2番人気に支持されたが、直線での反応が悪く、8着に沈んだ。5歳以上の馬では6歳のアドマイヤスバルの5着が最上位で、まさにダート線戦の世代交代を印象づけるレースになった。
 3着に入ったゴールデンチケットが12番人気と低評価で、3連単は13万1960円の高配当だったが、ナビグラフ上では、ゴールデンチケットは勝ったエスポワールシチーと同レベルの高い上がり指数のある馬だった。(もちろんゴールデンチケットに騎乗したルメール騎手の力もあったと思うけど。)

 ステイヤーズSは3歳馬フォゲッタブルが圧勝。前走の菊花賞2着が伊達ではないことを証明して見せたが、ペースは超スローペースのレースで、直線だけの脚比べなってしまった。もちろん上がり指数はそこそこの高さにはあるが、スピード指数は50台。指数だけなら未勝利戦のレベルだ。それでも勝ちは勝ちで、フォゲッタブルの長距離適性は高いと思うが、このレースに限って内容的にはあまり評価したくない。

 鳴尾記念は指数差のないメンバーで大混戦だったが、スローペースの流れにのって中段で脚をためていたアクシオンが33秒1の上がりでタイムで差し切り勝ちを収めた。阪神の外回りコースは相変わらずスローペースが多いが、洋芝をオーバーシードした、本来なら力のいるはずの芝コースでの33秒1の上がりタイムには少し驚かされた。

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2009年12月 3日 (木)

第529回人気馬が強いJCダート

 ジャパンカップダートは昨年から阪神のダート1800メートルに変更された。条件が大きく変わったとはいえ、ダート戦線の力関係に大きな変化はなかったようで、昨年は先行したZ馬カネヒキリが2年数ヶ月ぶりの復活を勝利で飾り、後方から追い込んだC馬メイショウトウコンとAX馬ウァーミリアンが2、3着。指数上位馬の連対傾向にも大きな変化はなかった。一応、東京で行われていた年も含めて、これまでのデータを掲げておいた。ダートG1だけに、前走指数の上位馬や平均指数上位馬の連対率が高く、ランク外の馬の多くは苦戦を強いられるようで、連対馬は指数上位馬が中心だろう。

(JCD)  1着    2着    3着
00年東京  A b   CZa   外
01年東京  A a   DXb    Y
02年中山  芝     DXb   芝
03年東京  外     A     -
04年東京  BZb   DXa   A
05年東京  A     C a    Y
06年東京  -     AXa   -
07年東京   Z      b   AZa
08年阪神   Z    C     AX
(ランクは公営、海外のレースを減戦して集計)

 今年は3歳馬ワンダーアキュートがA馬。次いで4歳馬エスポワールシチー、3歳馬シルクメビウス、3歳馬スーニと続く。過去の指数からはヴァーミリアン、メイショウトウコン、ワンダースピードなどがピックアップされる。
 指数上、中心になりそうなのはヴァーミリアン、ワンダーアキュート、エスポワールシチーの3頭だろう。実績からはG1級8勝のヴァーミリアンが最右翼。昨年このレースで3着のあと、フェブラリーSも6着。少し期待を裏切る結果だったが、その後、大井の帝王賞、名古屋競馬場のJBCクラシックを連覇してきた。先行力があり、東京よりは阪神のダートのほうが合うのではないか。3歳馬ワンダーアキュートは目下3連勝中と勢いがある。前走はG3武蔵野を逃げ切って勝った。指数も99を示し、ここでも十分に勝ち負けできるレベルにある。4歳馬エスポワールシチーも今年はマーチSを勝って、船橋、盛岡に転戦、Jpn1戦を連勝している。もともと指数の安定感もある馬で、4歳になっていよいよ本格化の域にあるのではないか。
 3頭とも人気になりそうな馬たちで、先行力もあり阪神ダートの適性も高いような気がするが、ハイペースになって人気の先行馬の一角が崩れるとすると、穴馬になりそうなのはダイショウジェット、ワンダースピード、メイショウトウコンなど、瞬発力のある馬たちだろう。

 中山のステイヤーズSは平均指数の上位馬が中心だ。平均指数ならトウカイトリック、ポップロック、ダイワワイルドボア、エアジパング、モンテクリスエスなどが上位だが、3600メートルの長距離線だけに、例年、スタミナのある馬が中心で、今年はトウカイトリック、フォゲッタブル、ポップロック、エアジパング、モンテクリスエス、ブレーヴハートなどにチャンスがありそう。

(ステイヤーズS)
       1着    2着    3着
99年    -      Za    Xa
00年    DY    C     AXa
01年    A b   AXa    Yc
02年     Zc   -     DYd
03年    -     -     CYa
04年     Xa    Zc   -
05年    BXa   CZc   A
06年    A b   BXc   C
07年      d   CYc   DZa
08年      d   A      Yb

 鳴尾記念は06年から阪神外回り芝1800メートルの別定戦になった。直線の長い外回りコースは上がりの脚が問われることが多く、今年はハイアーゲーム、サンライズマックス、ダイシンプラン、レッドスパーダが有力だろう。

(鳴尾記念) 1着    2着    3着
06年    B c   C      Yd
07年    -     BZc   DXa
08年    AXa   -     -

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2009年12月 1日 (火)

第528回ナビグラフで見る回顧85ジャパンカップ、京阪杯

200911290510
200911280811

 ジャパンカップの当日、カミさんに「ウオッカとスクリーンヒーロー。どっちが良いと思う」と聞かれた。ウオッカはマイルから2000メートルあたりに距離適性があり、ペースも厳しくなる2400のジャパンカップは合わないだろうと答えたが、終わってみれば、ウオッカがオウケンブルースリの追撃をしのぎきって、7つ目のG1の栄冠を手にした。ジャパンカップを日本の牝馬が勝ったのは初めてのことで、ウオッカの勝利は歴史に名をとどめることになった。
 それにしても、終わってからも何度もレース映像を見たが、何度見てもルメール騎手の騎乗は全く非の打ち所がなく、ウオッカの勝利はルメールのすばらしい騎乗がもたらしたのだろうと思わざるを得なかった。
 私は外国馬のコンデュイットからの1着流しと、コンデュイットとオウケンブルースリの2頭軸マルチ馬券を買ったが、コンデュイットは最後の上がりの脚に今ひとつ精彩がなく、レッドディザイアにも交わされての4着だった。
 指数上もA馬のウオッカ、C馬のオウケンブルースリ、3歳牝馬でランクはなかったが上がりの脚があったレッドディザイアが3着で、全く順当な結果だった。ナビグラフでもウオッカの前走の上がり指数が断然の位置にあり、オウケンブルースリもレッドディザイアも上がり指数の上位馬だった。

 土曜日の京都、京阪杯。前走スプリンターズSで1番人気に支持されたアルティマトゥーレの巻き返しに期待したが、2番手からレースを進めたものの、直線は粘れず早々に後退してしまった。アルティマトゥーレ自身にまだ力が足りないことを知らされたが、多少ペースが厳しかったことも要因だったようで、勝ったプレミアムボックス、2着のレディルージュ、3着のヘイローフジまで、上位はすべて後方から追い込んだ馬たち。先行馬は総崩れの結果だった。3連単で66万9960円の高配当になったが、その立役者になったのが、3着に突っ込んできた10番人気のD馬ヘイローフジ。もともと混戦のレースとはいえ、2桁着順続きでは人気も下がるが、ナビグラフで見る限り、上がりの脚でも上位にある馬だった。うーん。軸馬が違っているのでは、どうにもなりません。

 なんだかんだと言いながら、気がつけばもう12月。
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