« 2010年1月 | トップページ | 2010年3月 »

2010年2月25日 (木)

第551回先行馬有利の展開

 今週から中山と阪神に開催が移る。あいにく週末は雨の予報がででおり、開幕週から馬場状態が気になる。
 中山記念は例年、指数上位馬の連対率が高い。過去10年でランク外の馬が勝ったのは04年の4歳馬サクラプレジデントだけで、古馬の場合は指数上、何らかのランクがなければ勝ち目はない。

(中山記念) 1着    2着    3着
00年     Xa   DY    D
01年    C a   A     DZa
02年    D     -      Zc
03年    B     -     -
04年    -      Yb    Xa
05年     Xa   -     -
06年     Yc   B a   -
07年      c   A d   C a
08年    CZa   C     -
09年     Xc    Xd   A b

 今年は前走指数ではシャドウゲイト、アブソリュート、セイクリッドバレー、ダンスインザモア、マイネルシュピールなどが上位だが、全体に指数差のないメンバーがそろって混戦模様だといえそう。また、05年以降、逃げ、先行馬が上位に活躍しており、逃げたいサニーサンデーやモエレビクトリー、先行できるキングストリートなどの4歳馬も十分に圏内だろう。
 順当に考えるなら、シャドウゲイト、ドリームサンデーが中心だ。ともに先行力があり展開も向く。なかでもシャドウゲイトは安定した指数の高さだけでなく、前走は上がりの脚もしっかりとしていた。1800は距離が少し短い気もするが、好調は間違いないところだろう。ドリームサンデーは、前走ハナを奪えず2番手からのレースになって、しかもハイペースでは直線脚をなくすのも当然だった。マイペースの逃げなら、上位に食い込む力はあるはずだ。
 ただ、逃げるのがサニーサンデーやモエレビクトリーの4歳馬だとすると、負担重量が軽い分、彼らの逃げ残りも十分にあるような気がする。とくにモエレビクトリーは逃げて目下3連勝中。中山の1800で逃げ切りの勝利もある。前走は感冒で小倉大賞典を取り消したが、影響はないようだし、もとから逃げる戦法に迷いはない。ハナを奪ってそのまま、行ききってしまうかもしれない。
 前がやり合って浮上するのは、切れる脚のあるアブソリュートとキングストリート、ライブコンサート、テイエムアンコールなどだろう。

 阪急杯は06年から、阪神内回りコースの1400メートル戦になった。先行馬の活躍が目立ち、ヘッドライナー、ビービーガルダン、エーシンフォワードなどが中心になりそうだが、テイエムアタック、トライアンフマーチ、ダイシングロウ、トウショウカレッジなど、上がりの脚がある馬たちにも要注意。

(阪急杯)  1着    2着    3着
06年    -     B     A a
07年    CZa 同着C     BXb
08年    D      Ya   -
09年    CYa    Yc   A

 3歳重賞アーリントンカップは、阪神外回りコースのマイル戦。長い直線での上がりの脚比べのレースだ。今年はザタイキ、シゲルモトナリ、タニノエポレット、ニシノメイゲツ、フラガラッハなどの上がりの脚が鋭い。なかでもザタイキの脚が魅力。新馬戦、500万条件と連勝したが、前走は指数のレベルも高かった。

(アーリントンC)
       1着    2着    3着
07年    DZb   AXc    Y
08年    -       c   -
09年    CXc   -     C
(スローペース調整-20/-10)

 2010年版「新基準タイム24版」のダウンロード販売を行っております。お求めはこちらからどうぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月23日 (火)

第550回ナビグラフで見る回顧96フェブラリーS・京都記念・クイーンカップ

201002210511
201002200811
201002200511

 2番手に付けていたエスポワールシチーだったが、直線に向くと、逃げていたローレルゲレイロを難なく交わし、外から馬体を合わせようとするサクセスブロッケンもものともせず、あとは引き離す一方のレースだった。後方から内をついて伸びてきたテスタマッタもすでに勝負が決した後の脚にしか見えず、エスポワールシチーは想像以上に強かった。それがレースの後の印象だった。
 いつものように、月曜日にエスポワールシチーのスピード指数を計算したら、107という数値になった。レース後の印象だけでなく、間違いなく、いま一番強いダート馬はエスポワールシチーだろう。がんばれエスポ君。
 案外だったのが、ザレマ、ローレルゲレイロ、リーチザクラウン、レッドスパーダ、スーパーホーネットなど、芝で実績を上げてきた馬たち。レースをひっぱったローレルゲレイロや、先行したものの直線息が持たなかったレッドスパーダは、負けたとはいえ持ち味を出し切ったと思えるが、4番人気に支持されたリーチザクラウンは一体どうしたのだろう。逃げるのかと思っていたが、その気配もなかった。中団の外に控え、動こうと思えばいつでも動けるポジションだったが、直線に向くとペースについて行けなかったのだろうか、ずるずる後退する始末だった。最後は少し脚を使って順位を上げたが、期待していた一頭だけに、正直、少しがっかりだった。勝ち馬とは20を超える指数差がついてしまっては、ダートは大丈夫なんて、いえない。

 土曜日の京都記念は有馬記念の1、2着馬、ドリームジャーニーとブエナビスタがそろって参戦して、盛り上がった。競馬はなんといっても馬が主役なわけで、人気の横綱のそろい踏みで、土曜日の重賞にしておくのはもったいないほどのレースだった。
 結果はブエナビスタが1着、ジャガーメイルが2着。3着にドリームジャーニーという着順だったが、ただ、すごくスローペースで、上位の3頭はともに33秒3、33秒4という上がりタイムを記録。ドリームジャーニーは59キロを背負って33秒3の上がりタイムだったわけで、よく頑張ったといえるのではないか。ブエナビスタはスローペースを見込み、果敢に先行した横山騎手の好騎乗が勝利を呼び込んだのだろう。

 3歳牝馬のクイーンカップは1番人気のアプリコットフィズが2番手で先行。直線、2番人気のテイラーバートンとの叩き合いを制して、楽々の差し切り勝ちを収めた。2着は後方から内をついて追い込んできた(Aa馬)プリンセスメモリーだったが、距離が合わないと思われたのか、10番人気だったから、1、2番人気との組み合わせでも意外と好配当になった。

 ダート、芝、3歳牝馬と、カテゴリーの全く違う3重賞だったが、ナビグラフで共通していたのは、上がり指数で+15のブルーラインを超す馬が連対していることだった。そういう点からは、比較的わかりやすいレースだったが、個人的には3レースとも、うまく結果がついてこなかった。それでも土、日ともに、3連単で20万を超す馬券が取れたおかげで、まずまずの結果だった。

 2010年版「新基準タイム24版」のダウンロード販売を行っております。お求めはこちらからどうぞ。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2010年2月18日 (木)

第549回初ダート馬の取捨

 先週からバンクーバーの冬期オリンピックが始まった。がんばれニッポン。期待しつつも、日本の活躍はあまり目立たず、いまひとつ盛り上がりに欠ける。そのオリンピックの影響もあったのだろう。先週は馬券の売り上げも低調だったようで、今週のダートのG1フェブラリーSも思いやられる。
 しかし馬券の売り上げは別にして、レースは面白いはずだ。今年のフェブラリーSのポイントはザレマ、ローレルゲレイロ、リーチザクラウン、レッドスパーダ、スーパーホーネットなど、芝で実績を残してきた馬たちが、こぞってダートに挑戦する点で、エスポワールシチー、サクセスブロッケンなど、ダートの既存勢力にどこまで対抗できるのか、面白い戦いが見られるのではないか。

(フェブラリーS)
       1着    2着    3着
04年    AXa     c   -
05年    AZb   -     -
06年    D     A a   -
07年      d    Zc   B
08年    A     C d    Xc
09年    -       a   AYa

 04年東京競馬場の馬場改修後、(公営競馬や海外の成績を減戦処理し)中央競馬の結果だけを反映して連対馬の傾向を取った。04年以降、毎年連対している平均指数上位abcd馬が中心になりそうで、次いで前走指数の上位馬の連対率が高い。
 今年の平均指数上位はトーセンブライト、エスポワールシチー、サクセスブロッケン、ミリオンディスクなど。他に前走指数の上位はスーニ、グロリアスノア、オーロマイスターなどだが、ダートの実績ではエスポワールシチーとサクセスブロッケンが抜けた存在に見える。
 エスポワールシチーは昨年秋のJCダートを勝っており、公営の成績を含めると、目下4連勝。ダートは10戦8勝、2着1回。昨年のフェブラリーSでの4着が唯一、連対を外したレースだったが、上位とは指数の差は少なかったし、その頃に比べれば、いまは馬そのものが変わってきているように映る。先行力を生かすレース振りも安定しており、中心に推せるのではないか。
 サクセスブロッケンは昨年のフェブラリーSの勝ち馬。その後しばらく勝ちきれないレースが続き、JCダートも4着だったが、前走は大井の東京大賞典を圧勝。完全復調を感じさせる内容だった。
 順当なら、実績上位のエスポワールシチーとサクセスブロッケンの2頭が有力に思えるが、他では前走根岸Sを使ってきた馬たちが気になる。なかでもグロリアスノア、オーロマイスター、スーニなどは指数も高く、連下の有力馬になりそうだ。
 問題は、先にも述べたとおり、ザレマ、ローレルゲレイロ、リーチザクラウン、レッドスパーダ、スーパーホーネットなど、芝で実績を残してきた馬たちの取捨だろう。東京は木曜日の雪の影響が残って、たぶんダートは比較的速いタイムが出るのではないか。とすると、彼らにも出番はあるはず。特に、不良馬場のダービーで2着だったリーチザクラウンはダートの適性もありそうな気がする。ここも果敢に逃げるようなら勝機もででくるのではないか。ただ、逃げ、先行馬が多く、どうさばいていくのか。武騎手の手綱さばきも見所だろう。また、距離がどうかと思うが、ローレルゲレイロが逃げるシーンも頭に浮かび、マイペースでの粘り込みも気になる。
 いまのところダートの実績、指数の高さと安定感を評価して、エスポワールシチーを連軸にとりたいと考えているが、いずれにしても連下は手広く押さえることになりそうだ。

 京都記念には有馬記念の1、2着馬、ドリームジャーニーとブエナビスタがそろって参戦してきた。ここは負担重量差もあって、指数上ともにA馬の評価になった。ドリームジャーニーは59キロの負担重量が気になるが、他の馬たちとはかなり指数差があり、59キロも克服は出来るはず。順当ならこの2強の戦いだろうと思うが、ドリームジャーニーが後方からのレースになって、追っても前に届かない場合、割ってはいるとしたらサンライズマックスではないか。

(京都記念) 1着    2着    3着
00年     Yb     d   BXa
01年    -     -     CXa
02年     Xa   DX    A d
03年    -     BXa   -
04年    A      Xb   Y
05年     Zb   -     -
06年    DZb   -     B
07年    D     A c   AZ
08年    B     C a   -
09年     Za   BYa   -

 3歳牝馬の重賞・クイーンカップは、前走指数の上位馬で平均指数でもランクに上げられる馬たちが中心。今年はプリンセスメモリー、アプリコットフィズ、ギンザボナンザ、テイラーバートンなどが有力馬の条件を満たす。
 距離の経験を含めて考えると、アプリコットフィズ、ギンザボナンザ、テイラーバートンなどに目が向くが、スローペース必至のレースだけに、上がり指数の高さも必須条件で、この点からはプリンセスメモリー、ブルーミングアレー、ビービーエーディンなどがピックアップされる。

(クイーンC)1着    2着    3着
04年    A a   C b   -
05年    DXc   -     -
06年    B d    Z    -
07年     Xc   C b   AZc
08年    DXb   -       c
09年    CYb   B b   -
(スローペース調整-20/-10)   

 2010年版「新基準タイム24版」のダウンロード販売を行っております。お求めはこちらからどうぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月16日 (火)

第548回ナビグラフで見る回顧95ダイヤモンドS、きさらぎ賞

201002140511
201002140811

 相変わらず朝イチから馬券を買っている。午前中の未勝利戦はたいてい、1頭軸を決めて、その馬から1着流しの3連単を買う。未勝利戦は力のある馬がきっちりと勝つことが多く、無駄な2着流し馬券はあまり買わないようになった。その分、連下に取る馬たちの手を広げることができるようになって、意外な高配当も手に出来る。未勝利戦は未勝利戦なりの買い方があるのだろうと思う。

 先週の日曜日は中京の1レースから、京都1レース、東京1レース、中京2レース、京都2レースと、5レース連続でA馬が勝ち続け、なかには10万を超す高配当もあって、午前中から絶好調だった。午後から東京競馬場に出かけたが、好調は午後も続いた。

 ダイヤモンドSは勝ったフォゲッタブルから手広く流して、3連単の15万馬券を取った。2着は終始2、3番手で先行したベルウッドローツェ。3着はマイペースで逃げ、最後までしぶとかったドリームフライトだったが、このドリームフライトが50キロの軽ハンデで人気もなかったから、3連単は思いの外、好配当だった。
 フォゲッタブルは、スタート直後から後方からのレースになってしまった。57キロのハンデを背負っている分、直線で脚が使えるかどうか心配でならなかったが、直線に向いくと大外から伸び、1頭だけ脚色が違ってみえた。ペースが遅かったから指数はそれほどの高さではなかったが、スターホース不在の長距離路線に、久々の新星の誕生といえそうで、今後が楽しみになった。

 きさらぎ賞は圧倒的な人気を集めたレーヴドリアンが最後方から追い込んできたが、内をついて先に抜け出したデムーロ騎乗のネオヴァンドームにはクビ差届かず、2着止まりだった。平均ペースのレースだったが、1、2着馬の指数は72程度。期待していたレーヴドリアンだけに、もの足らなさが残った。
 また、1、2、3着馬は、ともに4角では比較的後方にいた馬たちだった。レーヴドリアンがその追い比べで届かなかったというのは、(最後方から大外一気に伸びて、上がりタイムも最速だったとはいえ)この先、相手がより強くなっていったときに、指数のもの足りなさと合わせて、少し気になるところだ。

 2010年版「新基準タイム24版」のダウンロード販売を行っております。お求めはこちらからどうぞ。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2010年2月11日 (木)

第547回クラシックへの登竜門

 ネオユニヴァース、メイショウサムソンなど、今週の3歳の重賞・きさらぎ賞で活躍した馬たちは、この先のクラシック戦線でも好走する馬が多く、まさにダービーを目指す1流馬への登竜門といえるレースだ。スピード指数で上位馬の傾向をみても、圧倒的に指数上位馬が強いようだ。なかでも過去に高い指数を示すXYZ馬や、平均指数の上位馬abcdが9年で連対して中心を占める。

(きさらぎ賞)1着    2着    3着
00年    D     -      Yc
01年    -      Za   A
02年    D     BYd   A c
03年     Zd   DYb   C c
04年    DXb   BY    -
05年    AZa   BYc   D
06年    -     CXb    Zc
07年     Xa    Yc   -
08年    -     BYa    Xc
09年    AXa   -      Y
(スローペース調整-20/-10)   

 今年はレーヴドリアン、ダイワバーバリアン、シャイン、ダノンハラショー、メジャーテースト、クォークスター、インペリアルマーチなどが指数上位の中心馬だ。
 8番人気のレインボーペガサスが勝った1昨年を除けば、ここ10年は毎年1、2番人気の馬のどちらかが連対している。クラシック線戦を目指す馬たちが、きちっと仕上げられて出てくるレースだけに、大きな波乱は考えにくいのだろう。今年もレーヴドリアン、ダイワバーバリアン、シャインなどが中心になりそうで、指数の高さ、レースの内容から見ても、そろっての大敗は考えにくいのではないか。
 過去の傾向を見ると比較的先行馬が強い。先行したいシャイン、ダイワバーバリアン、ダノンハラショーにとっては好材料だろう。片やじっくり構えて直線追い込んでくるのはレーヴドリアン、クォークスター、アドマイヤロイヤルなど。今年は11頭建てと少し寂しい頭数になったが、スローペースになりそうなメンバーで、その分というか、馬群もコンパクトにまとまって、縦に大きく伸びたりはしないはずで、先行馬と差し馬に大きな位置取りの差はでないだろう。とするとこの2戦、上がりの脚で断然の切れを見せてきたレーヴドリアンが有利になるのではないか。前走もいつも通りに最後方からのレースになったが、4角では先行集団に追いついており、直線での叩き合いになったとしても、最後のスタミナにも問題はないだろう。

 東京のダイヤモンドSはハンデの3400メートル戦。もともと人気馬が勝てないレースだが、1番人気の馬が勝っても連下が軽ハンデの人気薄だったりで、配当的には波乱が続くレースだ。
 今年はフォゲッタブル、コパノジングー、ビエンナーレ、モンテクリスエス、ドットコムなどの前走指数が高く、ハンデではトウカイトリック、ポップロック、フォゲッタブル、モンテクリスエス、ヒカルカザブエなどが重ハンデに評価された。ただハンデ57キロ以上の馬が連対したのは10年で2頭だけで、波乱の要因になっており、指数は高くても過信は禁物だろう。
 とはいえ、順当なら4歳馬フォゲッタブルが中心で良いように思える。57キロは他の古馬と比べて評価が高く、少し重い気がするが、菊花賞2着、その後も3600メートルのステイヤーズSを勝ち、有馬記念でも4着。昨秋以降、大きな成長を感じるレース内容で、距離適性でも高く評価できるだろう。
 例年、上がりの脚の良い軽ハンデ馬の活躍が目にき、4歳馬ベルウッドローツェ、48キロのハーマジェスティ、コパノジングー、ドットコム、ビエンナーレ、メインストリームなどが、軽量を生かして、直線、坂を駆け上がってくるかもしれない。

(ダイヤモンドS)
       1着    2着    3着
04年    -     A     BZb
05年    B     DZ     Z
06年    D d   D     C d
07年    CXa   -     A
08年     Za    Xb   B
09年    -     -     C

 2010年版「新基準タイム24版」のダウンロード販売を行っております。お求めはこちらからどうぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月 9日 (火)

第546回ナビグラフで見る回顧94小倉大賞典、共同通信杯、シルクロードS

201002061011
201002070511
201002070811

 小倉大賞典は内枠に入った軽ハンデ馬・モエレビクトリーの逃げ切りに懸けようと思っていたら、感冒とかで当日、出走取り消しになってしまった。残念だったが、「逃げ馬から」という予想は悪くない選択だった気がする。もう一頭の逃げ馬オースミスパークが、大外枠から一気にハナを奪って、そのままペースを落とさずハイペースを逃げ切って勝っただけに、もしモエレビクトリーが出走していたらと思いもしたが、それこそ2頭がそろってハナ争いのたたきあいをしていたら、2頭ともにつぶれていたかもしれない。オースミスパークの藤岡康騎手は、9レースで落馬負傷した赤木騎手からの乗り替わりでの勝利たった。2着に入線したマイネルスターリーの三浦騎手は、ゴール前の斜行で5着に降着になった。そういえば人気のドリームサンデーもゲートから逸走なんてこともあって、なんだかんだトラブルが多く、すんなりといかないレースだった。3着に繰り上がったマヤノライジンが人気薄で3連単は34万馬券になった。

 共同通信杯は、前走ハイペースを先行して勝ったハンソデバンドに加え、上がりの脚ではダノンシャンティ、アリゼオが少し抜けた存在だった。想定通りのスローペースで、上がり勝負になったが、先行したハンソデバンドが粘り勝ち、追い込んだダノンシャンティが2着、先行しいてたアリゼオが3着に残るという順当な結果だった。3、2、1番人気という着順では、6750円の3連単も仕方ない。

 シルクロードSは絶好調の横山典騎手のアルティマトゥーレが2番手から、前を行くショウナンカザンをとらえて差し切り勝ちをした。3着は内をついて伸びたシンボリグランだった。内が荒れ気味の京都の馬場状態から考えて、もっと大外からの追い込み馬が上位に浮上するかと思ったが、短距離戦としてはペースが遅かったせいか、前残りのレースになってしまった。私は復調の気配を感じてシンボリグランから3連単の1、2着流しの馬券を買っていたが、結果として3着では馬券にはならず、それでも中段から内をついて伸びたのはシンボリグランだけだったし、ここも狙いは悪くなかったと、自分なりに納得している。

 2010年版「新基準タイム24版」のダウンロード販売を行っております。お求めはこちらからどうぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月 4日 (木)

第545回クラシックの前哨戦

 共同通信杯は春の主役を目指す3歳馬の戦い。毎年、比較的能力の高い馬たちが集まるレースで、当然ながら指数の上位馬が強い。指数のランク外で勝ったのは07年に1番人気に推されたフサイチホウオーだけで、このレースを勝つためには、1番人気に支持されるか、指数の上位馬であることが条件になりそう。

(共同通信杯)1着    2着    3着
00年      d    Xa   -
01年    AXa   D     -
02年    A b   AZ      d
03年    DZ    -     -
04年    D b   AXa    Z
05年    AXb   -      Xc
06年    DY    AXa   D b
07年    -     AXb   C b
08年    B b   C c   DY
09年      d   AXb   C
(スローペース調整値-20/-10)

 今年はハンソデバンド、ダノンシャンティ、ダイワアセット、カワキタコマンド、カシマストロングなどが指数上位のランク馬だが、彼らに差なく続くアリゼオも指数上位の有力馬の一頭だ。
 東京の1800メートルはスローペースになりがち。といっても最後方から直線一気という訳にもいかにもいかないようで、基本的には先行して差し脚を使える馬に展開が向くことが多い。今年のメンバーで、先行でき、差し脚もしっかりとしているは、ダイワアセット、ダノンシャンティ、アリゼオなど。ハンソデバンドは前走ハイペース気味のレースを先行して勝っているが、スローペースでも切れる脚を使えるだろうか。スローペースでの上がりの脚はアリゼオ、ダノンシャンティが切れるようで、連軸はこの2頭から選ぶのが良いのではないか。

 京都のシルクロードSは平均指数の上位馬の連対率が比較的高い。今年はプレミアムボックス、ショウナンカザン、トウショウカレッジ、アルティマトゥーレなどの平均指数が高いが、ハンデ戦だけに過信は禁物。京都の芝コースは内ラチが荒れてきており、中団以降に控えた馬たちが大外を回して差しきることもありそうな馬場状態になってきた。近走平均ペースに対応できて、差し脚でも評価できるのはエイシンタイガー、シンボリグラン、レディルージュ、シャウトライン、ラインブラッド、アーバンストリートなど。ドラゴンウェルズ、プレミアムボックスも差はないだろう。

(シルクロードS)
       1着    2着    3着
02年    D     D b   C
03年    -       d   D b
04年      d   -      Za
05年      b    Y    A
06年    -     D c    Xb
07年    AZd    Ya   B
08年    C d   -       c
09年    -     -     A c

 順当なら、明け4歳になって充実を感じさせるエイシンタイガーが中心だろう。ハンデは57キロと見込まれた気がするが、前走、淀短距離Sでの鮮やかな勝利をみるかぎり当然のハンデだといえそう。ただこの4年間、57キロ以上のハンデで連対したのは1頭だけで、人気馬も苦戦の傾向にあり、人気を背負いそうなエイシンタイガーにとっては少しいやなデータだろう。他では、前走、淀短距離Sで3着の4歳牝馬レディルージュが気になる。中段から脚を伸ばしたい同馬にとって、馬場状態もハンデも味方するのではないか。思いっきり最後方から脚を伸ばすとしたらアーバンストリート、キルシュブリューテだろう。

 小倉大賞典もハンデ戦。今年は舞台が変わって中京競馬場で行われ、小倉で開催されてきた過去のデータはあくまで参考だが、ハンデ戦としては比較的指数の上位馬が強い傾向にある。中京コースの1800メートル戦なら先行力が生きる展開になりそう。ドリームサンデー、モエレビクトリー、オースミスパーク、バロズハートなど、積極的に前でレースを進める馬たちの前残りを狙ってみたい。

(小倉大賞典)1着    2着    3着
00年    -     A b   B
01年      b   D     CZa
02年     X      c   D
03年     Zc   A     B
04年    B     -       d
05年     Xa   -     -
06年     X    B      Xa
07年      a   C c    X
08年     Ya    Zc    Xb
09年     Yd   B a   A

 2010年版「新基準タイム24版」が完成し、26日からダウンロード販売を始めました。お求めはこちらからどうぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月 2日 (火)

第544回ナビグラフで見る回顧93根岸S、京都牝馬S、東京新聞杯

201001310511
201001310811
201001300511

 関東の競馬は中山から東京に移った。中山よりは東京の方が近いから、より通いやすくなった。日曜日も朝のうち電話投票で過ごし、早めの昼食のあと出かけ、1時前には競馬場に着いた。まだ指定席が売り残っていたのでA指定に入ったが、指定席は最後まで空席が残ったまま。もう少し景気が良くならないと、競馬を楽しもうというファンは増えないだろう。ただ不景気のせいばかりでなく、いま、競馬場に人を呼べる人気馬がいないのも大きく影響しているのではないか。ディープインパクト以降、ウオッカ、ダイワスカーレットに支えられてきた競馬にも、そろそろ新しいヒーローの登場が待ち望まれる。今年の4歳世代では、さしあたり朝日杯を勝って3戦3勝のローズキングダムが新ヒーローの候補になりそうだが、ダービー、オークスをめざす馬たちの、この冬から春の戦いに期待しよう。
 競馬場についてすぐ、中京の7レースの3連単8万超の馬券を取って、それ以降も悪くはなかったものの、この日いくつか出た高配当とは、縁がないままだった。

 根岸Sは4歳馬ケイアイテンジンの逃げ残りに懸けたが、直線坂下で早々に馬群に飲み込まれてしまった。ダート短距離とはいえ、水準以上の上がりの脚がない馬を、軸にとってはいけなかったし、距離適性を重視しすぎたと、ナビグラフを見ながら反省しきり。ナビグラフを見ても、軸馬は素直にサマーウインドで良かったのだ。
 勝ったのは、中段から脚を伸ばした休み明けの4歳馬グロリアスノアだった。9月に示した前走指数は88で、4歳馬ということを考えれば悪くないレベルのはずだが、意外と人気がなかった。2着に1番人気のサマーウインド、3着に4番人気のオーロマイスターが入ったのに、3連単は15万超馬券と高配当。カミさんに頼まれた馬券はサマーウインドを軸にとった3連単マルチ馬券だったが、残念ながらグロリアスノアがなかった。一言いってあげれば良かったかな。

 京都牝馬Sは人気の4歳馬ヒカルアマランサスが、最後方から大-外をついて一気の差し切り勝ち。その上がりの脚の価値は高いと思うが、馬場状態もかなり味方したのではないか。京都の芝は今週からBコースに変わったが、1月から2開催目を迎えて、内ラチはかなり荒れて、外しか伸びない状態のようで、しばらくは逃げ先行馬よりも、大外を回す差し馬に向く馬場と考えた方がよいかもしれない。

 土曜日の東京新聞杯は、2番人気のレッドスパーダが勝ち、2着に1番人気のトライアンフマーチが入り、3着も6番人気のエーシンフォワード。ここ数年の波乱から一転、堅く収まった。それでも1万4840円の3連単配当なら、良くついた方だろう。ナビグラフを見ると、数少ない赤いラインを超す馬たち同士の決着だった。

 

 2010年版「新基準タイム24版」のダウンロード販売を行っております。お求めはこちらからどうぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年1月 | トップページ | 2010年3月 »