第551回先行馬有利の展開
今週から中山と阪神に開催が移る。あいにく週末は雨の予報がででおり、開幕週から馬場状態が気になる。
中山記念は例年、指数上位馬の連対率が高い。過去10年でランク外の馬が勝ったのは04年の4歳馬サクラプレジデントだけで、古馬の場合は指数上、何らかのランクがなければ勝ち目はない。
(中山記念) 1着 2着 3着
00年 Xa DY D
01年 C a A DZa
02年 D - Zc
03年 B - -
04年 - Yb Xa
05年 Xa - -
06年 Yc B a -
07年 c A d C a
08年 CZa C -
09年 Xc Xd A b
今年は前走指数ではシャドウゲイト、アブソリュート、セイクリッドバレー、ダンスインザモア、マイネルシュピールなどが上位だが、全体に指数差のないメンバーがそろって混戦模様だといえそう。また、05年以降、逃げ、先行馬が上位に活躍しており、逃げたいサニーサンデーやモエレビクトリー、先行できるキングストリートなどの4歳馬も十分に圏内だろう。
順当に考えるなら、シャドウゲイト、ドリームサンデーが中心だ。ともに先行力があり展開も向く。なかでもシャドウゲイトは安定した指数の高さだけでなく、前走は上がりの脚もしっかりとしていた。1800は距離が少し短い気もするが、好調は間違いないところだろう。ドリームサンデーは、前走ハナを奪えず2番手からのレースになって、しかもハイペースでは直線脚をなくすのも当然だった。マイペースの逃げなら、上位に食い込む力はあるはずだ。
ただ、逃げるのがサニーサンデーやモエレビクトリーの4歳馬だとすると、負担重量が軽い分、彼らの逃げ残りも十分にあるような気がする。とくにモエレビクトリーは逃げて目下3連勝中。中山の1800で逃げ切りの勝利もある。前走は感冒で小倉大賞典を取り消したが、影響はないようだし、もとから逃げる戦法に迷いはない。ハナを奪ってそのまま、行ききってしまうかもしれない。
前がやり合って浮上するのは、切れる脚のあるアブソリュートとキングストリート、ライブコンサート、テイエムアンコールなどだろう。
阪急杯は06年から、阪神内回りコースの1400メートル戦になった。先行馬の活躍が目立ち、ヘッドライナー、ビービーガルダン、エーシンフォワードなどが中心になりそうだが、テイエムアタック、トライアンフマーチ、ダイシングロウ、トウショウカレッジなど、上がりの脚がある馬たちにも要注意。
(阪急杯) 1着 2着 3着
06年 - B A a
07年 CZa 同着C BXb
08年 D Ya -
09年 CYa Yc A
3歳重賞アーリントンカップは、阪神外回りコースのマイル戦。長い直線での上がりの脚比べのレースだ。今年はザタイキ、シゲルモトナリ、タニノエポレット、ニシノメイゲツ、フラガラッハなどの上がりの脚が鋭い。なかでもザタイキの脚が魅力。新馬戦、500万条件と連勝したが、前走は指数のレベルも高かった。
(アーリントンC)
1着 2着 3着
07年 DZb AXc Y
08年 - c -
09年 CXc - C
(スローペース調整-20/-10)
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