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2010年3月 4日 (木)

第553回やっぱり人気馬が強い

 今週はクラシック出走権を懸けた3歳重賞が中心。弥生賞は3着までに入ると皐月賞の優先出走権が得られる。牝馬のチューリップ賞も3着までに桜花賞の出走権がつく。必然的に世代を代表する馬たちが集まり、レベルも高くなる。3歳クラシック線戦もいよいよ本番だ。

 弥生賞の過去10年の連対馬をみると、前走指数の高いA、B馬2頭が圧倒的に強く、平均指数上位馬やXYZ馬の連対率も高い。指数ランク外の馬で勝ったのは04年のコスモバルクと08年のマイネルチャールズだが、ともに前走で重賞を勝っていた馬で、3着以内に入ったランク外の馬もすべて、前走で勝っていた馬たちだった。とするとスピード指数の上位馬か、重賞の勝ち馬以外に勝利の条件にはないし、3着内に入るにしてもランク馬か、前走勝っていることが条件になりそう。
 また、過去10年、1、2番人気馬が9勝しており、名実ともに能力が高い、あるいは素質が高いと評価される馬たちが中心になるレースだ。

(弥生賞)  1着    2着    3着
00年    AXa   -      Yc
01年    A a   BZb   -
02年    D d   AXa    Z
03年    A     B d     b
04年    -     BYc   C d
05年    B     C     AYb
06年    BZd   BXa    Yb
07年    AXc   -     -
08年    -      Z    AXc
09年    AXa   -      Z
(スローペース調整は-20/-10)

 今年はエイシンアポロン、ヴィクトワールピサが前走指数で上位の2頭。ダイワファルコン、コスモヘレノスと続き、過去の指数ではアドマイヤテンクウ、ダイワバーバリアンが上位だ。
 ナビグラフを見るとアドマイヤテンクウとヴィクトワールピサの上がりの脚が切れるようだ。ともに昨年末のラジオNIKKEI2歳Sで示したものだが、レースはスローペースだったが、指数は75前後のレベルにあり、水準以上の能力の高さにある。上がりの脚で2頭に次ぐのはダイワファルコン。先行力で評価できるのがエイシンアポロン、ダイワバーバリアンなど。
 2000メートルの距離適性や経験から考えると、マイルまでの経験しかないエイシンアポロンやダイワファルコンよりは、2000メートル戦を3連勝しているヴィクトワールピサのほうが適性も高く、ここは最有力馬だろう。昨年末以来のレースになるが、その間の成長を含めて考えたら、一歩抜けた存在ではないか。

 チューリップ賞も指数上位馬が中心だ。前走指数の上位ABC馬は9年で連対し、平均指数上位abcd馬も同じく9年で連対している。チューリップ賞も上位人気馬が安定して強く、1、2番人気の馬がともに連対できなかったのは、過去10年で05年の1度だけだった。

(チューリップ賞)
       1着    2着    3着
00年    -     -      Z
01年    AXa   DYb   -
02年     Xc   CYa   C
03年    D c   A a   B
04年    AYa   -     -
05年    A a   -     -
06年     Z    CYd   -
07年    AXa   BZ    -
08年      c   AYa   BXb
09年    AZa   -     -
(スローペース調整は-20/-10)

 今年はオメガブルーハワイ、アパパネ、ベストクルーズ、ワイルドラズベリー、オウケンサクラ、グリューネワルトなどの指数が高い。
 このレースは阪神外回りコースのマイル戦だけに、スローペース必至で、上がりの脚比べになるはず。上がりの脚はアパパネ、ラフォルジュルネ、ベストクルーズなどが鋭いが、目下3連勝、前走はG1阪神JFを勝っているアパパネが中心になるのだろう。

 芝の短距離重賞・オーシャンSは指数上位馬の苦戦が続く。その分というか、波乱度も高いようで、重賞に格上げされた06年以降、3連単の配当は216万、19万、15万、12万と荒れ続けている。実績や安定感では、近走、重賞を連勝しているキンシャサノキセキが最上位だが、58キロの負担重量はどうだろうか。ならばショウナンカザンやプレミアムボックスがいいかとも思うが、荒れることを意識すると、人気になりそうな馬をあえて買わなくても良いような気がする。特に、週末の雨で馬場が重くなるとすると、負担重量の軽い4歳馬や牝馬、エーシンビーセルズ、セブンシークィーン、グランプリエンゼル、サンクスノートなどの方が面白いのではないか。あるいは上がりの脚があるピサノパテック、ランチボックスからの手もあるか。

(オーシャンS)
       1着    2着    3着   
06年    -     D     -
07年     Xb   -     -
08年    C     -     C
09年    A b   -     -

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