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2010年3月25日 (木)

第559回春は高松宮記念から

 少し気が早いが、今週のG1高松宮記念が終わると、中京競馬場は馬場の全面改修工事にはいる。全く新しいコースに生まれ変わるようで、1年後が楽しみでもあるが、これまで慣れ親しんだ中京独特の馬券ノウハウが無になってしまうのは多少残念。最近の馬場改修を見ていると、どこの競馬場も似たようなコースにみえる。多少トリッキーでも、個々の競馬場にはそれぞれの特徴があった方が面白いのではないか。
 そんなわけで、いまのコースで行われる最後の高松宮記念になったが、中京コース独特の、内枠有利、逃げ、先行馬有利がここでも通用するのだろうか。
 高松宮記念の過去10年の傾向は、指数上位のランク馬が好成績を納め、特に前走指数の上位ABCD馬と平均指数の上位abcd馬の連対率が高い。

(高松宮記念)1着    2着    3着
00年     Xa   C     BXc
01年    C c   AYa   -
02年    A a   D     -
03年     Yd   B d    Yb
04年    C     AX    -
05年      c   -     A c
06年    DZb    Zd   -
07年    CZ    -     AZ
08年    B      Zc   AYa
09年    AYd   DXa   D

 今年はアルティマトゥーレ、サンカルロ、キンシャサノキセキ、エーシンフォワード、ファイングレインなどの前走指数が高い。他にプレミアムボックス、エイシンタイガー、ビービーガルダンなとも指数上位馬として名前が上がってくる。
 昨年はローレルゲレイロが逃げ切って勝ったが、もともと中京コースは3、4コーナーが小回りで、直線に坂もなく、逃げ先行馬は息が入れやすい。高松宮記念も基本的には先行力のある差し馬が活躍するレースで、後方一気の極端な追い込み馬は苦しいだろう。
 指数上位馬のなかで、先行力のある差し馬といえばアルティマトゥーレ、エーシンフォワードなどだ。3連勝中のキンシャサノキセキも加えたいが、近走は脚をためるレースで結果を出しており、ここも積極的に前に行くレースをするとは思えない。ビービーガルダンも控えるようなコメントを出している。
 素直に、先行馬から中心をとるならアルティマトゥーレが有力だろう。6歳牝馬で、このレースを最後に引退が決まっているが、前走も高指数で重賞を勝っており、力が衰えての引退ではない。長い休みもあり、6歳といってもまだ13戦しかしていない。それで重賞2勝を含め7勝は能力の高さだろう。先行して瞬発力があり、まさに短距離向き。
 しかし、今年は雨で馬場の傷みが進んでおり、特に内ラチはスタミナを消耗するかもしれない。そうなれば、キンシャサノキセキ、ビービーガルダン、サンカルロ、エイシンタイガーなど、中段に控えた馬たちが外から一斉に伸びてくるのだろう。
 もちろん馬場の傷みはどの騎手も先刻承知のこと。先行馬は先行馬なりに、馬場の良いところを選んで走れるわけで、そこは騎手の判断次第だ。いずれにしても直線、コースの外側は各馬が殺到してかなりごちゃつくだろう。さばくのに手間取るようなら、先行して早めに外に出せる馬の方が不利は少ない。ならば騎手も馬も絶好調の横山典騎手のアルティマトゥーレにかける手だろう。馬場が悪ければ悪いだけ、牝馬の2キロ減は効く。

 中山の土曜日は日経賞。ここから天皇賞に向かう馬も多く、近走の順調さは重要なポイントのようで、前走指数の高いABCD馬が10年連続で連対している。今年はエアシェイディ、トーセンクラウン、ネヴァブション、マイネルキッツなどが前走指数の上位馬。他にナムラクレセントが過去指数での上位馬だ。
 指数のランクにはないものの、注目は昨年のダービー馬ロジユニヴァースだ。問題は10カ月振りの休み明け。これまでは3カ月以上の休み明けの馬は苦戦が多く、データ上では不利をまぬがれない。昨秋のJC回避はそれほど大事ではなかったとしても、この復帰第1戦から全力、というわけではなさそうな気がする。
 それなら順当に、指数上位のエアシェイディやトーセンクラウン、ネヴァブションから狙ってみる手ではないか。なかでも中山の2500で3勝をあげ、適性の高いネヴァブションが面白い。 

(日経賞)  1着    2着    3着
00年    -     D a   C
01年    AXa   -     C
02年    CZb   AZa   B
03年    -     A c    Z
04年    -     B      Ya
05年    DYa   C     -
06年    BXa   D     -
07年    AYd    Xd   C c
08年    A a   B d    Yb
09年     Yc   D     -

 ダートのハンデ戦のマーチSは波乱続きだが、ダート中距離戦だけに指数の上位馬もよく健闘している。なかでも前走指数の上位馬が目立ち、今年はトーホウオルビス、クリールパッション、ケイアイスイジン、フサイチピージェイなどが前走指数の高い有力馬だ。他ではマコトスパルビエロ、マイディアサン、シビルウォーも指数のランク馬。
 トップハンデ馬は10年で2勝をあげているものの苦戦続きで、1番人気馬も10年で3連対のみ。この点からトップハンデを背負うマコトスパルビエロは指数上位でも軸馬には取りにくいし、フサイチピージェイも人気になりそうで、妙味もない。
 中山のダート1800は先行馬に有利だが、今年はフサイチピージェイ、トーホウオルビスなど強力な逃げ馬がそろって、ペースは速くなりそう。それでもハンデで楽な逃げ馬トーホウオルビスからという狙いもありそうだが、ハイペースを意識するなら、狙いはあえてマイディアサン、ケイアイスイジン、ゲンパチタキオン、シビルウォーなどの追い込み馬からか。

(マーチS) 1着    2着    3着
00年      b   CY      d
01年    A      Y    B
02年    -     C b   C
03年     Z     Xb   C
04年     Yc    Za   A
05年      c   -      Z
06年    B b   -      Yd
07年    -     C b   BYd
08年    B     -       b
09年    AXa   C     -

 毎日杯は07年から芝1800に条件が変わって今年は4年目。ザタイキ、ダノンシャンティ、ドレスアフェアー、シャイニーナイト、ミッキードリームなどの前走指数が高いが、超スローペースで指数を下げている馬たちばかりで、あまりアテには出来ない。それでも、前走、アーリントンカップで2着だったザタイキの指数の高さと安定感が目につく。ここは阪神外回りコースの1800戦で、スローペース必至。上がりの脚比べになるはずで、連軸は直線決め手のある馬からとりたい。上がりの脚ならルーラーシップ、ダノンシャンティが上位だ。

(毎日杯)  1着    2着    3着
07年    -       d   CXb
08年    B     -     -
09年    A c   -     -
(スペース調整-15/-5)

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