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2010年4月29日 (木)

第569回春の天皇賞から

 いよいよ、春競馬も本番。これから6週連続G1が続く。春の天皇賞がその第一弾だが、直前にドリームジャーニーが出走を取り消して人気は割れそうだ。
 スピード指数の上位馬では、平均指数上位のabcd馬が10年のうち8年で連対して中心を構成、他では前走指数上位馬とXYZ馬がそれぞれ7回連対している。ランク外の古馬が勝ったのは08年のアドマイヤジュピタだけで、古馬の場合は何らかのランクがないと上位は厳しい。ランク外でも上位に食い込めるとしたら4歳馬だけだろう。

(天皇賞)  1着    2着    3着
00年    AXa     d   BZ
01年    DYb   D c   AYc
02年    -4歳   DYb   CXa
03年    D      Yd   -
04年     Xb   -4歳   CXa
05年    -4歳   -     -
06年    AZ    BXa   -
07年    -4歳   -4歳    Yb
08年    -     BXb   A
09年    C     B b   AYb

 今年の平均指数上位馬はエアシェイディ、マイネルキッツ、フォゲッタブル、ナムラクレセント、エアジパングなど。他にトーセンクラウン、テイエムアンコール、フィールドベアーなども前走指数の上位馬としてピックアップできる。
 春の天皇賞は3200メートルの長距離戦で、スローペースが多い。といっても、距離の適性はポイントになるようで、過去10年では、近走2400メートル以上の距離を使って、それなりに実績を上げてきた馬が中心になっている。また、最近の勝ち馬はすべてペース指数で-15以内をクリアし、かつ上がり指数が水準以上の高さのある馬たちだった。
 とすると、マイネルキッツ、エアシェイディ、ジャガーメイル、エアジパング、トーセンクラウン、ナムラクレセント、フォゲッタブルなどが有力馬に浮上してくる。
 連軸はマイネルキッツが有力かもしれない。
 マイネルキッツは昨年の天皇賞の覇者。その後、宝塚記念やジャパンカップなどを使ったが、結果を残せず、春の天皇賞もフロックのように思われていた。しかし、前走の日経賞では、59キロを背負いながらも、狭い直線の内をついて圧勝した。昨年と同じ、日経賞からのローテションで連覇を狙うが、その力は十分にあるのではないか。

 ダービーに残された2枚の切符を争う青葉賞は、3歳戦だけに例年指数上位馬が有力だが、前走スローペースで指数を下げている馬が多く、指数が低くても要注意だ。今年はレッドスパークル、ペルーサ、ジョーヴァリアント、リリエンタールなどの前走指数が高く、アロマカフェ、エクセルサス、コスモヘレノスなどは過去の指数が高い馬たちだ。あげた以外にもトゥザグローリー、トウカイメロディも能力は十分に足りる。2400でスローペースと言うことを意識するなら、馬券は上がりの脚がしっかりとしたトゥザグローリーやハートビートソングなどから組み立てるのが本道かもしれない。

(青葉賞)  1着    2着    3着
00年    DY     Xd   B
01年    B b   -     -
02年    -     -     AXa
03年    -     D b     d
04年    B     B     DXa
05年     Ya   -     -
06年    AXa   B b   CZc
07年    C     -      Z
08年    A a   -      Xb
09年    -      Y     Z
(スローペース調整-15/-5)

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2010年4月27日 (火)

第568回ナビグラフで見る回顧105フローラS、アンタレスS、福島牝馬S

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  事務所のエアコンも暖房が入ったまま、東京は今日も冷たい雨が降っている。

 東向きのベランダからは、雨でかすみがちだが、ビルの向こう側に東京スカイツリーが頭をのぞかせている。事務所は4階だから、さして高くもないが、スカイツリーが東京タワーの333メートルを超えたという3月末あたりから、わずかに最上部のクレーンが見えるようになり、今は本体の一部もくっきりと姿を見せるようになった。事務所のある高田馬場からスカイツリーのある押上までは10キロ以上も距離があり、その間に立ちふさがるような大きなビルがないのは、まさに奇跡的といってよい。毎日、双眼鏡で観測するのが楽しい。もう少し高く伸びてきたら、写真でも載せてみよう。

 東京開幕週の日曜日。終日、雲のない晴天ではあったが、スタンドを吹き抜ける風はひどく冷たかった。いつになったら本当に暖かくなるのだろう。

 フローラSは圧倒的な1番人気サンテミリオンが、逃げるアグネスワルツを直線の坂上でとらえて、楽々勝ち上がった。差し脚のある馬が2番手で先行できれば強い。2着は逃げ粘ったアグネスワルツ。3、4番手で追走したブルーミングアレーが後方から追い上げてきたアマファソンを辛くもしのいで3着に残った。フローラSは上位3頭がオークス出走権を得たが、アパパネを脅かす存在には見えなかった。

 ダートの重賞アンタレスSは3連単で12万超馬券になって荒れた。人気のトランセンドは直線半ばで早々と失速、中段にいたダイシンオレンジが鋭く差しきって勝ち、2着は後方から追い込んだナニハトモアレ。3着は58キロを背負って果敢に攻めたフサイチセブンが残った。前半からペースが少し厳しかっただけに、ゴール前では先行馬が脚をなくして、追い込み馬が浮上するというレースだったのだろう。ナビグラフで見ると、ダイシンオレンジもナニハトモアレも上がり指数の上位馬たちだった。

 それにしても人気のトランセンドは直線入り口までは万全に思えるレース運びだったが、その後の脚にまったく伸びがなく、良いところが見えなかったのはなぜだろう。安藤勝己騎手のコメントからも答えは見いだせない。
 ダート重賞線戦はこのところ勝ち馬がコロコロ入れ替わる。もともと能力が拮抗した馬が多く、ぎりぎりの厳しいしのぎ合いの結果として、そのレースで少しだけでも幸運を味方にしたものが勝利を手にしているのだとしたら--。ダイシンオレンジもナニハトモアレも続けての幸運はないのだろう、と考えてしまう。

 福島牝馬Sは、上がりの脚の鋭いレジネッタが大外から脚をのばし、前を行くブラボーデイジーをとらえて勝った。ウェディングフジコは3着。比較的順当な結果だったが、3連単は4万5340円と、まずまずの好配当だった。
 今週は天皇賞。そしてゴールデンウィーク。5月は毎週G1の連続。最終週のダービーまで、あっという間だろう。

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2010年4月22日 (木)

第567回ダートに強い4歳馬

 東京の開幕週の重賞は3歳牝馬のフローラS。オークスのトライアルレースで、残り少ない切符を争う。馬場改修以降のデータでは、ABCDなど、前走指数上位馬の連対率が高い傾向にあるが、アパパネに挑むのはどの馬だろう。

(フローラS)1着    2着    3着
03年    -       d   AYb
04年    AXa   -     -
05年    AZa   B b   -
06年    -     B a   -
07年    CY    -     AXa
08年    AY     Z    -
09年     Zc   D     -
(スローペース調整-20/-10)

 連対率の高い前走指数上位馬はアグネスワルツ、アマファソン、フラムドール、ブルーミングアレーなどで、他にベストクルーズ、ディアアレトゥーサ、マイネアロマなどは平均値が高い馬たちだ。
 ほとんどが1勝馬で、2勝しているのはサンテミリオン、アグネスワルツ、アマファソンの3頭だけ。多少手薄なメンバー構成に見えるが、その分、荒れる要素もありそうな気配がする。
 サンテミリオンは新馬、500万を連勝。3戦目の前走、G3フラワーカップで堂々の1番人気に支持されたものの、追い込み届かず3着まで。期待を裏切る格好だったが、それでも基礎能力の高さは示しており、ここも人気馬の1角を占めることになりそう。このメンバーでは上がりの脚でも上位にあり、距離も合いそうで、中心に推せる馬だろう。
 アグネスワルツは骨折休養明けだが、ここまで3戦2勝。芝は2連勝で、前走指数は72の高レベルだった。距離はマイルまでしか使ったことがないから、2000の適性は見えないが、他に逃げ馬も不在で、単騎マイペースで逃げられるだけに、そのまま逃げ切りのケースもあるかもしれない。
 アマファソンは逆に後方からの馬。前走は阪神の外回りコースを差し切り勝ち。東京も合うのではないか。とはいえ、ここが10戦目のレースで、上がり目はそれほどないかもしれない。
 1勝馬では上がりの脚があるベストクルーズ、ブルーミングアレー、メジロジェニファー、ディアアレトゥーサ、ディミータなどが有力だろう。

 京都のアンタレスSは前走指数や平均指数上位馬の連対率が高い傾向。今年はトランセンド、フサイチセブン、シルクメビウス、クリールパッションの前走指数が高い。他にワンダーアキュート、フサイチピージェイ、ダイショウジェットなども過去の指数が高い馬たちだ。
 注目はトランセンド、フサイチセブン、シルクメビウス、ワンダーアキュートなど新進気鋭の4歳馬たちだ。今年の4歳馬はダートにも強い馬がそろっているようで、かなりレベルも高い。
 ただ、4頭に差は付けにくい。たとえば、トランセンドとシルクメビウスは武蔵野Sでワンダーアキュートに負けた。JCDではシルクメビウスが2着で、ワンダーアキュートは6着だった。前走、船橋で重賞勝ちしてきたフサイチセブンだが、アルデバランSではトランセンドに差しきられている。
  それでも4頭の対戦を見ると、比較的優位に戦ってきたのはトランセンドなのかもしれない。前走も早め先頭に立ったフサイチセブンを直線半ばでとらえると、すんなりと交わしており、指数も99と上々だった。ここはトランセンドの安定感を評価したい。

(アンタレスS)
       1着    2着    3着
03年      d    Xb   -
04年    DXb   B     -
05年    CZd   -     -
06年    -     AZb   BXa
07年      c   D      Xc
08年    B a    Y    AZc
09年     X    B d     b

 福島牝馬Sは前走指数の上位馬が有力だ。今年はレジネッタ、チェレブリタ、ウェディングフジコ、ブラボーデイジーなどの前走指数が高い。他ではムードインディゴ、ビエナビーナス、アルコセニョーラも過去指数で上位の馬だ。指数上位馬で上がりの脚があるのはレジネッタ、ウェディングフジコ、チェレブリタなどだ。とすると、案外順当な結果に収まるのだろうか。

(福島牝馬S)1着    2着    3着
04年    AXa   -     DY
05年    -      Ya    Ya
06年    A d   -     AXa
07年    -     B     C d
08年    D     B     A
09年    -     D c   -

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2010年4月21日 (水)

第566回ナビグラフで見る回顧104皐月賞、マイラーズC

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201004170910

 皐月賞当日。天気も回復して、中山競馬場は朝から混みあっていた。以前のような、立錐の余地もないという状況ではないにしても、若い人たちのグループも多く見られ、久々元気な空気に包まれた。イベント事は賑やかであるに越したことはない。いつもこうであってほしいと思うが、景気が低迷したままでは、自分の生活を守るのに精一杯で、競馬に気が向かないことも確かだろう。競馬に関心が向くには、なによりも経済と生活の安定がなければならない。いまはまだ、景気の上昇、浮揚を待つしかないが、これからも競馬が平和と繁栄の時代の象徴であってほしいと願っている。

 皐月賞は、大歓声の中、1番人気に支持されたヴィクトワールピサが圧勝した。2着は後方から伸びた6番人気ヒルノダムール、中段から脚を使った11番人気のエイシンフラッシュが3着だった。3連単は3万5220円と、そこそこの配当になった。
 ヴィクトワールピサの手綱を取った岩田騎手は、スタートして後方の内に入れたまま、直線に向くまでじっと動かなかった。直線に向くと迷うことなく内ラチをつき、馬群を突き破って伸びてきた。そのスピードは1頭だけ別次元にあるように見え、気がつくと、あっという間に1馬身2分の1の差をつけていた。たかだか1馬身2分の1の差とはいえ、それは決定的な差に感じる内容だった。道中のあの落ち着きと、追い出した時の反応の鋭さ、直線で一気に伸びる末脚は、どれも魅力十分で、今のところ3歳世代のトップであることは間違いないだろう。ダービーのタイトルも取れるのではないか。
 ナビグラフでは、上位3着までは、上がり指数で+10のレベルをクリアする馬たちだった。

 阪神のマイラーズカップは1着リーチザクラウン、2着トライアンフマーチ、3着キャプテントゥーレで、先行馬の差し脚が生きるレースになった。それでも阪神の外回りコースは、相変わらず33秒台の上がりの脚が求められるようで、このレースも2着のトライアンフマーチは33秒3という上がりタイムだった。

 今週、土曜日の阪神5レースで、単勝で1万9090円の14番人気馬ヒダカタイザン(Z)が中段から差し切り勝ち。2着に2番人気のマックスドリーム(D)、3着に13番人気のリッカスウィープ(c)が逃げ残って、ランク馬同士の決着で、3連単は563万7290円の高配当になった。また、中山の日曜日の10レース京葉Sも、アイルラヴァゲイン(c)、カルナバリート(A),ドスライス(B)で決まって、ここは142万7350円という3連単の配当。ランク馬たちの大活躍が目についた週だったが、私はふたつとも外してしまった。取った人はいるのかな。そういえば、ランク馬決着ではないものの、阪神の日曜日の9レース、陽春Sは751万超馬券で、他にも好配当が多く、妙に荒れた週だった気がする。それに、土曜日の福島競馬が雪で中止になったりして、いろいろあった中山、阪神の最終週でした。来週から東京と京都に開催が変わる。ここは気分も一新して、がんばりましょう。

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2010年4月15日 (木)

第565回 皐月賞はヴィクトワールピサから

 皐月賞で1番人気馬が勝ったのは過去10年で3頭だけで、2着も2度しかない。加えて10番人気以下の馬が上位に食い込むことも多く、皐月賞は荒れる傾向が強い。スピード指数のランク馬は、過去に高指数があるXYZ馬などが活躍しており、最近は4年連続でZ馬が連対している。ランク外の馬の台頭も多いが、ランク外の馬が1、2着を占めたのは1度だけで、連軸は指数の上位馬から取るのがセオリーだろう。3着馬はランク外の馬が目立つが、いずれも上位に支持された人気馬だった。3連単を買うなら指数は低くても人気馬は押さえておく必要がありそうだ。

(皐月賞)  1着    2着    3着
00年    A     CZb   -
01年    AXa   DZ    BYb
02年    -     -     A b
03年    A     BX    CX
04年    B c   -     -
05年    -     D c   -
06年     Zc   -     -
07年    -      Z    -
08年     Za    Zd   -
09年     Z    A     -
(スローペース調整-15/-5)

 今年の前走指数上位はヒルノダムール、アリゼオ、ローズキングダム、ゲシュタルトなど。他に過去指数ではエイシンアポロン、ヴィクトワールピサが高く、平均指数ではガルボも上がってくる。ダイワファルコン、レーヴドリアン、ハンソデバンドなどはランク外になったが、指数上も全く差はない馬たちだ。
 過去10年の連対馬の前走をみると、弥生賞、スプリングS、若葉Sを使った馬たちが多く、勝ち馬はすべてその中からでている。3着馬まで含めても、他の路線からは共同通信杯とアーリートンCの勝ち馬がいるだけだ。その点から考えると、弥生賞の勝ち馬ヴィクトワールピサ、2着のエイシンアポロン、3着ダイワファルコンに、スプリングSの勝ち馬アリゼオ、2着のゲシュタルト、3着ローズキングダム。若葉Sからヒルノダムール、さらに共同通信杯の勝ち馬ハンソデバンドなどが中心になるのだろう。
 前走のペースはスローが多く、今年の皐月賞は前がつぶれるような激しい流れは考えにくい。スローペースなら、上がりの脚がある先行馬に有利なはずで、ヴィクトワールピサ、ヒルノダムール、ハンソデバンド、アリゼオ、レーヴドリアン、ローズキングダムなどに向く展開になるのではないか。
 2000メートルの経験と距離適性を重視するなら、ヴィクトワールピサが中心になるのだろう。ヴィクトワールピサは新馬戦でローズキングダムの2着に負けたものの、その後は4連勝。前走の弥生賞では、直線半ばまで内に包まれたままだったが、前があくと抜け出すスピードがまったく違った。騎手の意志にさっと反応する賢さを感じる動きに見えた。今回は武豊騎手が怪我のため、岩田騎手に乗り替わるが、手綱が替わっても心配はないだろう。荒れる皐月賞とはいえ、素直に連軸に取りたいと思っている。

(マイラーズカップ)
       1着    2着    3着
07年    -     -      Xa
08年    AYa   -     B c
09年    CZb   DXb   D

 マイラーズカップは07昨年から阪神外回りコースに変わった。連対馬の傾向はデータが少なく何ともいえないが、過去の指数上位XYZ馬が強いように見える。今年はスマイルジャック、キャプテントゥーレ、スーパーホーネット、リーチザクラウンなどがXYZ馬に該当するが、阪神外回りコースは何といっても上がりの勝負。スマイルジャック、リトルアマポーラ、ライブコンサート、スマートギア、テイエムアタックなど脚が生きるのではないか。

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2010年4月13日 (火)

第564回ナビグラフで見る回顧103桜花賞、ニュージーランドT、阪神牝馬S

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201004110910_2

 今年の桜花賞は、前哨戦のチューリップ賞で2着に負けたアパパネ(B)が巻き返して、3歳女王の座についた。直線で前が壁になり、外に出さざるを得ない不利もあったが、残り100メートルでの脚が1頭だけ違った。2着に同じくチューリップ賞で4着だったオウケンサクラ(a)が逃げ残り。3着もチューリップ賞3着のエーシンリターンズ(B)が入って、3連単は3万8520円の好配当になった。結局、桜花賞と同コース同距離のトライアル戦・チューリップ賞で2、4、3着馬のレースだった。4着にもチューリップ賞を勝ったショウリュウムーンが入っており、他のトライアル組はアプリコットフィズの5着がやっとで、近走での経験の差は大きかったのではないか。
 オウケンサクラが逃げるとは思わなかったが、位置取りが少し後ろ過ぎて届かなかったチューリップ賞の反省があったのだろうと思う。音無調教師も「阪神の外回りはスローペース必至で、先行していないと」勝機はないと、インタビューに答えていたことから、逃げないまでも、先行する作戦は明確にあったようだ。オウケンサクラは作戦通り、長い直線を良く粘って2着に残った。勝てなかったが、高く評価されるべき内容のあるレースだった。
 片や、アパパネもチューリップ賞で断然の1番人気に支持されながら、2着に負けた反省はあったはずで、蝦名騎手の「チャレンジャーの気持ちで」臨んだというコメントに必死な気持ちが表れていたように思った。
 いずれにしても、負けて、反省のないところに、未来は開けない。各陣営の不断の努力にあらためて敬意を表したい。つい、そんなことを思わされた桜花賞だった。
 中山の土曜日、ニュージーランドTはコスモセンサー(BX)が逃げるところ、早めに先行集団にとりついたサンライズプリンス(CX)が直線半ばで先頭に立ったって、そのまま他を引き離して圧勝した。そのレースでサンライズプリンスが示した87の指数は、今のところ3歳世代の最高指数で、レースそのものも、まだ余力十分に見え、順調に行けば大きなタイトルに手が届くのではないか。
 3連単44万6150円と荒れたのは、土曜日の阪神牝馬Sだった。勝ったアイアムカミノマゴ(C)は9番人気、2着のプロヴィナージュ(Z)は5番人気、3着カノヤザクラ(Xb)は10番人気だったが、ナビグラフを見る限り、3頭とも上がりの脚がしっかりとした馬たちで、勝って当然といえるレースだった。
 私は先行力を重視してワンカラット(Ad)を軸に馬券を組み立てたが、どういうわけか立ち後れて、さらにずるずる下がる始末。ナビグラフを見てもわかるとおり、もともと切れる脚があるわけでもなく、最後方からのレースでは、どうにもならない。直線9着まで持ってくるのがやっとだった。それぞれ反省もあるはずで、次に期待しよう。
 中山の名残の桜が強い風に舞うなか、ちょっとだけのプラスで喜んでいる自分を、すこしだけ反省。来週、来週。

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2010年4月 8日 (木)

第563回いよいよ桜花賞

 桜花賞は07年から、新設された阪神外回りコースで開催されている。今年で4回目になるが、指数上位馬の連対傾向は、以前と比べてもあまり変化はないように見える。成長過程にある3歳牝馬の桜花賞だけに、前走指数の高いABCD馬や、平均指数の上位abcd馬、過去に高い指数を示すXYZ馬など、基本的に指数上位馬の活躍が目立つレースだ。過去10年、ランク馬が勝てなかったのはレジネッタの勝った08年、3連単で700万の驚愕配当になった年だけで、勝ち馬は指数上位馬と考えて良いだろう。ただ、2、3着はランク外の馬が多く連対しており、指数は低くても要注意だ。

(桜花賞)  1着    2着    3着
00年     Z    D     D c
01年    DXa     b   A
02年     Yb    X    A a
03年    CYa   -     -
04年    AZc   -     -
05年    AXb   -     A
06年    A a   A     -
----------------------
07年    A b   AXa   -
08年    -     -     B b
09年     Xa   -     -
(スローペース調整-20/-10)

 今年の前走指数上位馬はショウリュウムーン、アパパネ、アプリコットフィズ、エーシンリターンズなどで、他にプリンセスメモリー、レディアルバローザ、アニメイトバイオ、オウケンサクラなども上位にピックアップできる馬たちだ。
 連対馬の多くは、前走でマイル戦かそれ以上の距離を使って、悪くても6着以内に好走している。1400のフィリーズレビューを使った馬も連対しているが、そのフィリーズレビュー組も2走前にはマイル戦を戦っており、距離適性はポイントになりそう。
 また07年以降、直線の長い外回りコースで行われるようになって、スローぺースでの上がりの脚のウェイトがより大きくなっているし、新コースになったこの3年は、チューリップ賞やフィリーズレビューなど、阪神コースで前哨戦を戦った馬たちが勝利を手にしており、コースの経験やコースの適性もあるかもしれない。。
 今年の出走馬のなかではコスモネモシン、タガノエリサベート、シンメイフジ、アパパネ、オウケンサクラ、アニメイトバイオ、ショウリュウムーン、プリンセスメモリー、エーシンリターンズなどの上がり指数が高いが、阪神コースの適性も合わせて考えると、チューリップ賞で上位のショウリュウムーン、アパパネ、オウケンサクラ、エーシンリターンズなどに利があるのではないか。
 人気はアパパネが集めそうだ。前走のチューリップ賞は、直線追い込んできたショウリュウムーンとの叩き合いに負けた。ゴール前では3着のエーシンリターンズにも交わされそうだったが、かろうじて2着は確保した格好だったが、持ち味だったはずの、すぱっと切れる脚は見られず、少し重いようにもみえた。敗因は休み明けだったと、ここでも評価は高いままだが、個人的には少し疑ってみたほうがいいのではないかと思っている。
 チューリップ賞で最も上がり指数が良かったのは4着のオウケンサクラだ。その後、中2週でフラワーカップを快勝したが、そのレースでも上々の上がり指数を示しており、桜花賞でも勝負になるかもしれない。

 中山のニュージーランドTは前走指数上位馬の連対率が高いものの、勝ち馬についてはランク外の馬の活躍も目につく。
 今年はエーシンホワイティ、コスモセンサー、サンライズプリンス、ツルマルジュピター、レト、キングレオポルド、キョウエイアシュラなどが指数上位のランク馬だ。
 前走1200メートル戦を使った馬が勝ったのは02年の1度だけで、基本的には前走1600や1800を使って好成績だった馬が中心になる。その点で指数は高いが、前走1200のファルコンSを勝ったエーシンホワイティは少し疑問も出てくる。ならば、前走阪神のマイル戦・アーリートンCを勝ったコスモセンサーの先行力と差し脚を、上位に評価すべきだろうか。あるいは、キングレオポルドの切れる瞬発力に懸ける手もありそうだし、指数ランク外ながら弥生賞4着のダイワバーバリアンも、朝日杯3着の実績からマイルの方が距離は合うのはずで、ここでも勝ち負けになるのではないか。他にサンライズプリンス、インプレスウィナー、キョウエイアシュラなどの上がりの脚も気になる。

(ニュージーランドT)
       1着    2着    3着
00年    AXa    Y    C
01年    B a   A c   BX
02年    -     AXa     d
03年    -     B       c
04年    -     -     CXb
05年    DYb   B     -
06年    BXa    Z    CYa
07年    -     -     C d
08年    -       c   DXb
09年      d   CZa   -
(スローペース調整-15/-5)

 阪神牝馬Sは阪神の内回りを使った1400メートル戦。06年からこの時期の開催になった。まだ4年のデータしかないが、過去の指数上位馬XYZや前走指数の上位馬たちの活躍が続いている。今年はカノヤザクラ、ブロードストリート、サンクスノート、プロヴィナージュ、ワンカラット、アイアムカミノマゴ、ウエスタンビーナス、サンレイジャスパーなどが指数上位馬だ。
 上がりの脚があるのはアイアムカミノマゴ、デリキットピース、ブロードストリート、ラドラーダ、ヒカルアマランサスなどだが、多少ペースがゆるむと、阪神内回りコースは先行馬に有利に働くようで、先行力のあるワンカラット、プロヴィナージュ、サンクスノートにもチャンスはありそう。

(阪神牝馬S)1着    2着    3着
06年    AXa   DY    C
07年    DZb   C     AXa
08年    -      Xa    Yb
09年    DXb     a   D c

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2010年4月 6日 (火)

第562回ナビグラフで見る回顧102大阪杯、ダービー卿CT

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 日曜日、カミさんを誘って、花見方々の中山参戦。桜は満開だったが一日陽がなく、最高気温も10度と真冬のようで、いかにも寒かった。それでも満開の桜の下をゆっくりと歩く風情は今だけの味わい。来年も楽しく花見ができますように。

 堅いと思っていた大阪杯は、圧倒的な1番人気のドリームジャーニーがよもやの3着に負けた。6番人気のテイエムアンコール(A)が1着、2着ゴールデンダリア(B)、3着ドリームジャーニー(Xa)と入った。指数上は(A-B-X)と、なんていうこともない馬券だったはずだが、馬連で2万5640円、馬単では7万7450円。3連単は10万を超えた。馬券の組み合わせの妙というしかない。それほどにドリームジャーニーが支持されていた証拠でもある。にもかかわらず、あのメンバーで3着はいただけないが、59キロが少し苦しかったのだろうと思うしかない。
 大阪杯をナビグラフで見ると、近走、先行力のあった馬たちが上位を占めているが、3頭とも過去に上がり指数で+15以上を示していた馬たちでもあった。

 逆に、荒れると思っていたダービー卿CTは、意外につかなかった。2番手で先行していた7番人気のショウワモダンが直線抜け出して勝ち、2着は逃げ残った4番人気のマイネルファルケ、3着も4番手で先行した5番人気のサニーサンデーだったが、3連単では4万2880円程度の配当だった。大阪杯のそれと比べると、随分安い。
 ダービー卿CTは過去の傾向から荒れるレースとして認識され、大阪杯は堅いと思われていた。配当はあくまで結果でしかないが、馬券を買う側に、過去の傾向についてのアナウンス効果に似た作用が働いたのかもしれない。
 競馬の予想も難しいが、馬券の組み立てはもっと難しい。

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2010年4月 1日 (木)

第561回荒れるダービー卿、堅い大阪杯

 今日から4月。急に暖かくなって、関東の桜は満開に近い。中山の桜は日曜日までもってくれるだろうか。
 今週の中山の重賞、高配当が続くダービー卿CTは、いつもいつも難解なハンデ戦だ。3連単は100万超馬券が2回、40万超が2回、昨年は1番人気馬が勝って18万馬券だったが、それが一番安い配当だ。今年も荒れるのだろうか。

(ダービー卿CT)
       1着    2着    3着
02年    B b   -      Xb
03年    D     -      Ya
04年    -     -       d
05年     Z      b   -
06年      d   -      Y
07年    C d   -     -
08年      c   -     -
09年    C     C     -

 指数上位馬もハンデの壁に苦戦する傾向にある。前走指数や平均指数の上位馬が比較的健闘はしているが、それほど当てにはならない。今年、前走指数の上位はセイクリッドバレー、トライアンフマーチ、ショウワモダン、フィフスペトル、マイネルファルケ、マルタカエンペラーなどだ。
 今年のトップハンデはファリダットだが、トップハンデ馬は05年にダイワメジャーが勝っただけで、他の年は2着もない。さらに、1番人気馬も1着1回、3着が1回あるだけで、他の年は連対もできていない。また、中山のマイルが舞台だけに、距離の適性は重要なポイントのようで、05年の勝ち馬ダイワメジャー以外はすべて、前走でマイル戦を使ってきた馬たちだった。特に前走で中山のマイル戦・東風S組の好成績が目立つ。
 4歳馬が恵ハンデを生かして活躍する傾向もあり、それらの条件を総合すると、前走、東風Sを勝った4歳馬フィフスペトルが有力馬に浮上してくる。しかし、ハンデは57キロ、4歳馬としては少し課せられた印象だ。一応、このフィフスペトルを基準に考えると、同じ東風Sで2着のマイネルファルケ、3着のショウワモダンも差はないし、また、同じ4歳で57キロを背負うトライアンフマーチも中心を担える力があるはずだ。ただ、いずれも人気馬で、波乱の主役は、上がりの脚のあるリザーブカード、マルタカエンペラー、タケミカヅチ、ゲイルスパーキー、アーバンストリートなどではないか。

 ダービー卿CTに比べると大阪杯は比較的順当な結果が多い。過去10年、1番人気馬は6勝8連対。スピード指数のランク馬もXYZ馬が9年で連対、平均指数の上位馬も8年で連対している。

(大阪杯)  1着    2着    3着
00年    AYa   -     C
01年    -       d     d
02年    -      Xb    Za
03年    -     AYa   BXa
04年    -      Z    A c
05年    BYd   A       b
06年     Ya   A d    Xa
07年    -     DY      c
08年    A     BYb   -
09年     Yb     a   C

 今年はドリームジャーニー、ヤマニンキングリー、ホッコーパドゥシャ、サクラオリオンがXYZ馬で、他に前走指数上位がテイエムアンコール、ゴールデンダリア、タスカータソルテなどだ。
 春の天皇賞の前哨戦だけに、底力が問われることが多く、軽い上がりの脚だけの馬ではなく、先行力があり差し脚も使える馬が中心になっている。
 その点から今年はドリームジャーニー、ヤマニンキングリー、テイエムアンコールなどが有力だろう。なかでもドリームジャーニーの差し脚が少し勝るのではないか。

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