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2010年5月27日 (木)

第577回グッドラック・ダービー

 皐月賞を制した5連勝のヴィクトワールピサ、4戦4勝のペルーサ、NHKマイルカップをレコード勝ちしたダノンシャンティ、2歳チャンピオンのローズキングダムなど、今年のダービーは好メンバーがそろった。それぞれの指数も水準以上で、世代の能力の高さも示している。当然、すばらしいレースが期待できるはずで、ファンならずとも必見のレースだ。過去10年、ダービーの勝ち馬はすべて3番人気以内に支持された馬だった。今年人気に支持されそうなのはヴィクトワールピサ、ペルーサ、ダノンシャンティなどだろう。とするなら、指数の高さもあり、上がりの脚も切れるヴィクトワールピサからというのが本筋なのだろうか。
 過去10年、ダービーの連対馬は、前走指数で上位の2頭A、B馬を中心に、前走指数の上位馬が強い傾向がはっきり見える。最も高い指数のあるX馬も加えると、最近の10年すべての年で指数上位馬が連対している。またアグネスフライトが勝った00年以外、勝ち馬はすべて指数の高い馬たちが占めており、指数で上位に評価されることは、ダービー馬の条件ともいえそう。

(ダービー) 1着    2着    3着
00年    -     AXc     a
01年    BYb   A d   -
02年     Xa   -     -
03年    A     D     -
04年    BZb   -     D
05年    A a   C b   B
06年    A      X    B a
07年    DXc    Z    DZb
08年    AXa   -     BYb
09年     X    -      Z
(スローペース調整-15/-5)

 今年はNHKマイルカップをレコードタイムで勝ったダノンシャンティを筆頭に、同レース3着のリルダヴァル、皐月賞を勝ったヴィクトワールピサ、2着のヒルノダムール、3着エイシンフラッシュ、4着ローズキングダムなどが指数差なく続く。他ではゲシュタルト、レーヴドリアン、ペルーサ、アリゼオも指数上位のランク馬たちだ。
 ダービーは2400という距離もあって、スローペースになりがちだが、スローペースでの上がりの脚だけでは勝負にならない。昨年は不良馬場の影響もあってか、先行力のある馬たちが上位を占めたが、過去の上位馬の多くは「スローペースではないレースで上がり指数の高い馬」が中心を担っている。今年もその傾向に変わりがないとすると、連軸の中心はヴィクトワールピサなどの皐月賞組と、青葉賞組のペルーサなどが中心になりそうだ。
 皐月賞は1番人気のヴィクトワールピサが、直線狭い内ラチをこじ開けるように鋭く伸びて勝った。弥生賞、皐月賞と、世代の強豪を相手に3歳馬の王道を進んできての5連勝は価値が高いはずだし、指数の高さも水準以上にあり、基礎能力の高さはナンバー1だろう。武豊騎手の代役だった岩田騎手がこのダービーでも手綱を取ることなになったが、今年こそ念願のダービー騎手の栄誉を手にできるだろうか。しかし、昨年のダービーでは1番人気に支持されながらも大敗しており、個人的にはそのイメージが頭をよぎる。
 もう一頭を皐月賞組から選ぶならヒルノダムール。若葉S、皐月賞と、勝てないまでも続けて2着に好走しており、巻き返しがあるかもしれない。皐月賞では4角で不利もあったようで、それでも上がり指数はこの馬が最も高かった。スローペースの若駒Sでも、最も切れる脚を使って勝っており、上がりの脚中心に考えるならヒルノダムールからという狙いもある。広くて直線の長い東京コースは向くはずだ。
 皐月賞組を逆転できるのは絶好調・横山典騎手のペルーサだろう。デビュー以来負け知らずの4連勝。前走2400メートルの青葉賞を快勝しており、距離の不安もないし、差し脚も上位に評価できる。しかし、前走は多少相手に恵まれた印象がないわけではない。本当に強い相手にどこまでできるか。真価が問われる。
 前走指数の最も高いダノンシャンティは、ハイペースのマイル戦で示された指数の高さで、スローペースになりがちなダービーのペースに合わせられるかどうか。勝ったレースは1800メートルまでで、距離適性では少し不安。ただ、2走前の毎日杯ではスローペースでも切れる脚を示しており、ダービーを勝つ条件は十分に備えている。
 2歳チャンピオンのローズキングダムは、今年に入って2戦とも3着、4着止まり。惜しいレースが続くものの、まだ調子が上がってこなのか、本領発揮が待たれる。
 いずれにしても、今年は強くて人気になりそうな馬が何頭もいて、わくわくするようなレースが展開されるだろう。考えて、考えて、最後の最後は、応援したいと思う好きな馬から買うのが一番だというところに落ち着くのだろう。しかし、力が拮抗している分、強いと思われてる馬たちが力を出し切って、上位を独占するとはあまり考えにくいのではないか。むしろ逆に力を出し切れずに負けることも想像していた方がよいかもしれない。正直、どの馬が勝っても不思議ではない。特に2、3着は人気薄の馬たちの台頭も多く、要注意だ。グッド・ラック!!

 目黒記念は超スローペースで上がりの脚比べになりそうで、重ハンデ馬は買う気にならない。恵ハンデで上がりの脚があるのはコパノジングー、スマートステージ、トウショウデザートなど。距離が合うのはコパノジングーか。

(目黒記念) 1着    2着    3着
00年     Zb   -      Xa
01年     Zb   A a   -
02年    -     -     B
03年      c   -      Xa
04年    -     -      Ya
05年    -     -     A a
06年    D     B a   -
07年      d   D     -
08年    AZd   C b   -
09年     Z    A a   -

 今年は京都競馬場で行われる金鯱賞。掲載した過去10年の傾向はあくまで中京競馬場でのもの。ランク馬、なかでも前走指数の上位馬が圧倒的に強いが、先行馬に有利な中京の傾向を反映しているはずで、あくまで参考に。先行力があって差し脚も使えるのはアーネストリーやアクシオン、ナムラクレセント、スマートギア、ホワイトピルグリム、タスカータソルテなど。

(金鯱賞)  1着    2着    3着
00年    A c   D     C d
01年    -       c   A
02年    AZb   AXa   -
03年    CXa    Zb   -
04年    DXa     d   -
05年    AXa   B b    Yc
06年    DZ    AYa   C c
07年    A b    Ya    X
08年    BZc   -     A
09年    CXa   C     -

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