« 2010年5月 | トップページ | 2010年7月 »

2010年6月29日 (火)

第586回ナビグラフで見る回顧114宝塚記念

201006270910

 今年の宝塚記念を勝ったのは、8番人気の伏兵ナカヤマフェスタだった。
 ゴール前、内で叩き合い、抜けだしをはかるブエナビスタ、アーネストリーを外から襲いかかるように、そして並ぶまもなく交わし去ったのがナカヤマフェスタだった。さらにナカヤマフェスタの外からドリームジャーニーもぐんぐん伸びてきたが、前の3頭には届かなかった。
 ナカヤマフェスタの手綱を取った柴田善騎手は06年以来4年振りのG1勝利で、「忘れた頃にやりますね」と応えていたインタビューが印象に残った。本人も勝てるとまでは思っていなかったのかもしれない。
 レース後の各騎手のコメントを読むと、前日からの雨でゆるんだ馬場の巧拙も勝敗を分けることになったようで、ジャガーメイルやセイウンワンダー、メイショウベルーガ、スマートギアなどは緩い馬場に脚を取られて伸びきれなかったらしい。
 ナカヤマフェスタ、ドリームジャーニーは中段より後ろから伸びてきたが、2、3着のブエナビスタ、アーネストリーは先行した馬たちだった。今年はスローペースになりそうなメンバー構成で、先行馬に有利な展開は予想できたが、馬場状態を考えると結果的には平均ペースより少し緩い程度で、勝ち馬のスピード指数も95なら、まずまずの内容のレースだったのではないか。
 ナビグラフを見てみると、上位を占めた馬たちはもとから上がりの脚のある馬たちではあったが、それよりも特徴的なのは、それぞれがペース指数でも最上位にあったことではないか。勝ったナカヤマフェスタは2走前のペース指数が+15、2着のブエナビスタも3走前に+13というペース指数がある。3着に残ったアーネストリーも+17、4着のドリームジャーニーも+12のペース指数があり、それぞれパワーがいる馬場状態をこなす下地が、そのデータに表れていたように見える。
 私はジャガーメイルからの馬券を買った。個人的にはもっと積極的に、アーネストリーのすぐ後ろに付ける位の位置で先行してほしかったが、少し控えすぎたように思えた。しかし、もともとパワーのいる馬場の適性で、上位を占めた馬たちとは差があったのも確かで、8着という結果は位置取りだけの問題ではなかっただろう。

※新しいオンラインサービスとして「西田式スピード指数LIVE(略称・NSライブ)」を公表しました。人気のナビグラフにも対応しており、何よりも速報性と使いやすさを重視したシステムに仕上がっています。是非、ご利用をご検討ください。詳しくはこちらから。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2010年6月24日 (木)

第585回指数上位が強い宝塚記念

 いま世間の関心は、明日未明に行われるワールドカップ・日本対デンマーク戦一色。私も寝ずに日本の応援をしたいと思っているし、ぜひ勝ち上がってほしいと願っている。頑張れー!!ニッポン!!!
 そのせいもあってか、豪華メンバーがそろった宝塚記念も、いまは少々影が薄いが、感動を覚えるような良いレースをして、盛り上げてもらいたい。

 例年、宝塚記念は前走指数上位馬が活躍する傾向が強い。過去10年のうち、前走指数上位のA、B、C馬が毎年連対しており、平均指数の上位馬も過去9年で連対している。また、前走、天皇賞で5着以上だった馬が10年の内9年で連対しているが、05年の2着ハーツクライ以外はすべて、平均指数で上位にランクされる馬が連軸の中心だった。

(宝塚記念) 1着    2着    3着
00年      b   AYc   D
01年    AYb   AYa   -
02年    B b   C b   D
03年      d   A c   BZb
04年    AXb    Za   -
05年    B     -     AXa
06年    A a   -      Z
07年    -     A a   -
08年    -     A a   -
09年    C a     d    X

 今年は、ドリームジャーニー、ジャガーメイル、ネヴァブション、ロジユニヴァース、などの前走指数が高く、他にブエナビスタ、フォゲッタブル、メイショウベルーガなどが指数上位にランクされる馬たちだ。
 そして今年、天皇賞を勝って、指数でも上位にランクされるのはジャガーメイルだ。天皇賞は直線に向くと、早めに先行集団から抜け出し、前を行くマイネルキッツをぐんぐん追い込み、ゴール前できっちりとらえて圧勝。遅まきながらG1初制覇を果たした。過去の連対馬の傾向からは、ジャガーメイルが最有力に見えるが、もう少し他のデータも検証してみよう。
 去年のこの馬場日記でも同じことを書いたが、宝塚記念の行われる阪神内回り2200メートルはペースが厳しくなることが多く、過去の連対馬の多くは、(先行指数+10/上がり指数0)のレベルを満たす馬たちだった。今年はジャガーメイル、ナムラクレセント、メイショウベルーガ、イコピコなどが条件を満たし、この条件からもジャガーメイルが有力馬に浮かび上がってくる。
 ただ、今年が例年と違うのは、各馬の前走のペースが非常に遅いという点だ。今年、前走のペース指数の平均は(-13)程度のレベルだ。昨年は(+6)、一昨年は(+5)、その前の年は(+0)を示しており、それ以前の年を見ても、宝塚記念に出走する馬の前走ペースは標準的に0から5程度が普通だ。
 遅すぎるペースがもたらすものは何か。それは超スローペースと、その結果としての直線の瞬発力勝負だろう。先に書いたような、(先行指数+10/上がり指数0)のレベルを満たす馬たちが、例年通りには活躍できない可能性もでてくる。
 今年、上がりの脚が鋭いのは、ドリームジャーニー、ブエナビスタ、ジャガーメイル、ネヴァブション、セイウンワンダー、ロジユニヴァース、スマートギアなどで、常識的にはこのメンバーの直線での攻防が見所になりそうだ。
 しかし、超スローペースが必至なら、直線の短い内回りコースの利を生かせるのは、なによりもまず逃げ、先行馬たちではないか。上がりの脚があっても、最後方からでは追って届かずもあり得るだろう。とすると、ロジユニヴァースやアーネストリーなどの逃げ馬の前残りが波乱のポイントになるかもしれないが、上がりの脚があり、尚かつ、先行できる馬から軸馬を取るなら、やっぱりジャガーメイルしかないように思える。

※新しいオンラインサービスとして「西田式スピード指数LIVE(略称・NSライブ)」を公表しました。人気のナビグラフにも対応しており、何よりも速報性と使いやすさを重視したシステムに仕上がっています。是非、ご利用をご検討ください。詳しくはこちらから。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010年6月22日 (火)

第584回ナビグラフで見る回顧113マーメイドS

201006200910
201006200301

 先週から阪神、福島、函館競馬が始まった。馬場状態の良い開幕週は、逃げ馬や先行馬が活躍することが多いが、特に先行馬が息を入れやすい小回りコースの福島や函館はその傾向が強いようだ。

 牝馬限定のハンデ戦・阪神のマーメイドSも、勝ったブライティアパルスは道中2番手からの競馬で、直線を向くと逃げるセラフィックロンプとの叩き合いの末、ゴール前できっちり差し切って勝った。逃げたセラフィックロンプが2着に粘り、3着も3番手からレースを進めたテイエムオーロラが残った。唯一、1番人気のニシノブルームーンが後方から追い込んできたが、ここは4着止まり。結局、軽量のハンデ馬による先行馬同士の決着になった。

 昨年はコスモプラチナが逃げ切り勝ち、一昨年も逃げたピースオブラヴが2着に残っており、マーメイドSはこれで3年連続、逃げ先行馬が活躍するレースになった。直線の長い阪神の外回りコースなら、ニシノブルームーンの脚が届いたのかもしれないが、芝2000メートルは直線の短い内回りコースで行われており、そのコースの特徴の助けもあって、先行馬有利の流れになっているのかもしれない。

 日曜日の福島1レースで491万1460円という3連単の配当があったが、このレースも逃げ馬は直線で失速したものの、2番手を進んでいたカシノアレグロ、ダイワプライドが抜け出すところを、4番手に控えていたフランジパニが直線半ばで差し切るというレースで、福島ダート短距離戦らしく、先行馬同士の決着だった。
 ナビグラフで見ても、いかにも先行馬同士という戦いの結果がよくわかる。

※新しいオンラインサービスとして「西田式スピード指数LIVE(略称・NSライブ)」を公表しました。人気のナビグラフにも対応しており、何よりも速報性と使いやすさを重視したシステムに仕上がっています。是非、ご利用をご検討ください。詳しくはこちらから。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月17日 (木)

第583回波乱続きのマーメイドS

 牝馬限定のハンデ戦・阪神のマーメイドSがこの夏、最初の重賞。
 もともと調子の上下が大きい牝馬の難しさに加え、ハンデ戦とあって、いつも難解なレースだ。ハンデ戦だけに指数上位馬の苦戦も目につくが、基本的には前走指数の上位馬が中心になりそうだ。ただし、トップハンデ馬は昨年の3着が最高順位で、1番人気馬もハンデ戦になってからは3着もない。ハンデ戦になった06年以降、3連単の配当は、30万、3万、193万、12万と高配当が続く。ハンデ戦らしい波乱を意識した予想も必要だろう。

(マーメイドS)
       1着    2着    3着
06年(京都)A     CZb   D
07年    C      Zc     d
08年    -     -     BXa
09年    -     B     -

 今年はブライティアパルス、ニシノブルームーン、ヒカルアラマンサス、コロンバスサークルなどの前走指数が高く、過去の指数ではブラボーデイジー、レジネッタ、チェレブリタなどの名前が上がってくる。
 牝馬の2000メートルのハンデ戦なら、基本的には上がりの脚が問われることになるのだろう。とすると上がりの脚のあるアースシンボル、コロンバスサークル、ムードインディゴ、マイネトゥインクル、レジネッタ、サンレイジャスパー、ニシノブルームーン、チェレブリタなどが連軸の候補になりそうだ。
 ただ先にも述べたように、トップハンデ馬や1番人気馬の不振が続くレースで、狙いは軽量の人気薄馬だ。その点から絞り込むと、アースシンボル、コロンバスサークル、マイネトゥインクル、サンレイジャスパーなどが狙い目になりそうだ。
 阪神の内回りコースは前残りも良くあるコースで、昨年はコスモプラチナが逃げ切り勝ち、一昨年も逃げたピースオブラヴが2着に残っている。梅雨時だけに雨は気になるが、開幕週の馬場状態の良さを考えると、単騎で行けそうなブライティアパルスの逃げ残りも頭に入れておく必要がありそうだ。

※新しいオンラインサービスとして「西田式スピード指数LIVE(略称・NSライブ)」を公表しました。人気のナビグラフにも対応しており、何よりも速報性と使いやすさを重視したシステムに仕上がっています。是非、ご利用をご検討ください。詳しくはこちらから。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月15日 (火)

第582回ナビグラフで見る回顧112エプソムC、CBC賞

201006130511
201006130810

 春競馬最後の日曜日。いつものように府中に向かう。今年も毎週毎週、休みなく、良く通った。何よりも、たいした病気もせず、元気でいられたのが良かった。そして今年はほとんど毎週、カミさんと一緒だった。どういう訳でかは知らないが、最近は競馬に熱を上げているように見える。今朝も「福島にも、函館にも行きたい」ようなことをいっていたが、一体どうしたのだろう。競馬が面白いということだけで、それには妙な理屈はいらないか。

 この日、東京競馬場は晴れてはいたが、朝から風が冷たかった。特に午後からは西風が強くなって、直線はまともに向かい風を受け、追うのに苦労しているように見えるレースもあった。前日の土曜、普通に33秒台の上がりタイムが記録されていたが、日曜日は一転、33秒台の上がりタイムを示したのは7レースのガンズオブナバロン1頭だけだった。それもぎりぎり33秒9のタイムで、この日は馬場状態の影響だけでなく、強風の影響も少なからずあったように思えた。

 エプソムカップは1番人気のセイウンワンダーが中段から伸びて、ゴール前、わずかに前を行く馬たちをとらえて勝ったが、その上がりタイムも34秒6程度だった。2着は逃げ粘ったシルポート、3着は内から追い込んだキャプテンベガだった。3連単の配当は3万780円とまずまず。
 私は4歳馬セイクリッドバレーから3連単の流し馬券を買ったが、中段から伸びてはきたが、前の集団には届かず4着止まりだった。それでも内容は悪くなかったと思えるし、次につながるレースになったと評価して良いのではないか。

 京都のCBC賞は、強い雨の降る中、内枠を利して4番人気のヘッドライナーが逃げ切り勝ちを収めた。2着は後方から伸びた3歳馬ダッシャーゴーゴー。3着はワンカラットだった。3連単は9万6400円と好配当になった。
 私はエーブダッチマンの逃げ、先行に期待したが--。好スタートから一端控えて4、5番手で先行したものの、それも直線の入り口まで。直線内ラチに付けたが、追う気配もなく、ずるずると下がるだけで、いつの間にか画面から消えていた。終わってみれば18頭建ての最下位。

 東京の最終12レースは指数のランク馬が上位を占めて、3連単は128万4170円の配当。これで今年6本目の100万超馬券になった。過去、夏場は「ランクで100万馬券」の出現も多く、今年は「10本の100万馬券」もあるかもしれない。
 楽しみな夏競馬が待ち遠しい。

※新しいオンラインサービスとして「西田式スピード指数LIVE(略称・NSライブ)」を公表しました。人気のナビグラフにも対応しており、何よりも速報性と使いやすさを重視したシステムに仕上がっています。是非、ご利用をご検討ください。詳しくはこちらから。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月10日 (木)

第581回堅いエプソムC、荒れるCBC賞

 いつの間にか、東京は今週が春競馬、最後の開催になった。
 日曜日の重賞・エプソムカップは、指数上位馬の健闘が目立つレースだ。特に平均指数の上位馬abcd馬は10年のうち9年で連対しており、さらに03年の東京コース改修後は、前走指数上位のABC馬も毎年連対している。

(エプソムC)1着    2着    3着
00年    BYa    Xa   C
01年      b   -     -
02年     Yd    Xa   -
03年    A     B     -
04年     Zb   AYa   -
05年    -     C d   B b
06年    B     BYa   -
07年      c   C a   C d
08年    -     A b    Yc
09年    A a    Zb     c

 今年はゴールデンダリア、セイクリッドバレー、セイウンワンダー、デストラメンテの前走指数が高い。他に平均指数ではサンライズマックス、タケミカヅチ、テイエムアタック、過去の高指数でシルポートなどが指数上位の注目馬だ。
 東京の1800メートルは平均ペースで流れることが多く、エプソムカップもスローペースは少ない。そのためか、過去の連対馬は、一定の先行力があって差し脚もバランス良く使える馬が多いようだ。たとえば(先行指数0/上がり指数5)という程度のバランスは必要のようで、今年、その条件を満たすのはゴールデンダリア、セイクリッドバレー、サンライズマックス、デストラメンテ、ドモナラズなどだ。
 また、近走の距離適性ではシルポート、セイクリッドバレー、ドモナラズ、トウショウウェイヴなどが高指数で結果を残しており、先の条件と合わせて考えると、セイクリッドバレーが中心になりそうだ。
 セイクリッドバレーは4歳馬。安田記念を除外になって、やむなくエプソムカップに回ってきた格好だが、1600の安田記念より1800のエプソムカップの方が距離は合うのではないか。前走も2000メートルの新潟大賞典を最後方から追い上げて、ゴールデンダリアに次ぐ2着だった。指数も水準上のレベルを示しており、ここに来て状態も上向いているのではないか。長く良い脚を使うタイプで、直線の長い新潟や東京コースは合うはずだ。

 このところ大波乱の続くCBC賞。中京が馬場改修のため、今年は京都での開催になったが、所が変わっても波乱の傾向は続くのだろうか。今年はシンボリグラン、サンダルフォン、ランチボックス、グッドキララ、ケイアイボストンなどが前走指数の上位馬。さらにヘッドライナー、エーシンビーセルズ、スズカコーズウェイなども、過去指数や平均指数で上位を構成する馬たちだ。しかし、CBC賞はハンデ戦ということもあってか、指数上位馬が勝てない記録が続いているのは、少し気にかかるところ。
 京都の内回りコースが舞台で、内枠の先行馬には注意がいりそうだが、基本的には直線の瞬発力比べになるのではないか。
 近走、切れる脚を使ってきたのはサンダルフォン、シンボリグラン、エーシンビーセルズなどで、次いでカノヤザクラ、グッドキララ、スズカコーズウェイなどが鋭い。トップハンデ馬は苦戦続きで、地力があるとは思ってもスズカコーズウェイは手を出しにくい。ここは思い切って、恵ハンデのエーシンビーセルズやグッドキララなどから馬券を組み立てる手があるかもしれない。

(CBC賞) 1着    2着    3着
06年    -      Z      b
07年    -     D c   -
08年    -     A       a
09年    -     A     B

※新しいオンラインサービスとして「西田式スピード指数LIVE(略称・NSライブ)」を公表しました。人気のナビグラフにも対応しており、何よりも速報性と使いやすさを重視したシステムに仕上がっています。是非、ご利用をご検討ください。詳しくはこちらから。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月 8日 (火)

第580回ナビグラフで見る回顧111安田記念、ユニコーンS

201006060511
201006060512

 8番人気のショウワモダンが勝って、2、3着に6番人気のスーパーホーネット、5番人気のスマイルジャックが入って、3連単は34万8740円。今年も少し荒れた安田記念になった。もともと抜けた馬がいないだけに波乱もあるはずとは思ったが、私自身ショウワモダンを軸に、とまでは考えなかった。ショウワモダンは近走、G3、オープンを連勝しており、前走指数は91。A馬の94と比べて、ほとんど差のないレベルにある馬だったが、上がりの脚に際だったものがなく、私の中では少し盲点になってしまっていた。

 レースはエーシンフォワードが引っ張って、ペースは速くなった。結果的に1、2、3着馬はすべて後方待機の馬たちで、上がりタイムも34秒台。先行馬で上位に残ったのは4着のトライアンフマーチだけだった。

 私はそのトライアンフマーチからの3連単馬券を握りしめていた。トライアンフマーチは逃げるエーシンフォワードを追って3番手で先行。直線半ばまでしのいで、しのいで、そのままいけそうな雰囲気もあったが、ゴール前は脚が残っていなかった。外から差しきられ、内からも交わされて、それでも4着は上出来だったと思うが、トライアンフマーチはここまでまだ2勝の身。ショウワモダンとは対照的に、勝ててない馬のもろさも見せられた気がした。

 そういえば前日まで、スタッフのH君がショウワモダンを推していたから、取ったのかと思ったが、直前に軸馬を変更してしまったらしい。残念だな-。

 3歳のダート重賞・ユニコーンSは、単勝1.6倍という圧倒的な人気に応えてバーディバーディが圧勝した。バーディバーディは今年の1月、2月にダート戦を高指数で連勝して、皐月賞にも挑戦、果敢に逃げて12着だった。とはいえ世代を代表する1頭には違いない。前走は園田でも勝っており、ダートに戻れば圧勝も当然だった。私はハイペースもありそうな気がして、差し脚のあるスターボードの追い込みに期待したが、ここも4着止まりだった。

 東京開催も残すところあと1週。それが過ぎると、新馬戦も始まる。時の流れは早い。

※新しいオンラインサービスとして「西田式スピード指数LIVE(略称・NSライブ)」を公表しました。人気のナビグラフにも対応しており、何よりも速報性と使いやすさを重視したシステムに仕上がっています。是非、ご利用をご検討ください。詳しくはこちらから。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2010年6月 3日 (木)

第579回波乱も多い安田記念

 昨年の安田記念は1番人気のウオッカが勝って、2着は2番人気のディープスカイ、堅く収まったレースだったが、1番人気の馬が勝ったのは98年のタイキシャトル以来11年ぶりのことだった。今週のG1安田記念は比較的波乱の多いレースだ。
 指数上は、平均指数の高い馬たちが過去10年のうち8年で連対し、前走指数の上位馬は7年で連対している。外国馬もそこそこ活躍(2勝、2着2回、3着2回)しており、外国馬が3着内に絡んだ年は高配当になる傾向が強い。

(安田記念) 1着    2着    3着
00年    外     C b外   Yb
01年    AYb   -      Z
02年    -     -      B
03年      c   -     BXa
04年      a   AXa    Zd
05年    C c   -     外
06年    C外     Zb   外
07年     Yd   A     -
08年    -     外     AX
09年    BXa   AZb   -

 今年の平均指数上位はエーシンフォワード、ファリダット、キャプテントゥーレ、スーパーホーネットなど。他に前走指数上位のリーチザクラウン、マルカフェニックス、トライアンフマーチ、過去指数でサンカルロなども指数上位馬としてピックアップされる。
 なかでもマイルの距離適性ではトライアンフマーチ(2303)、リーチザクラウン(2000)、スーパーホーネット(3317)などが上位だろう。
 最近、スローペースになりがちな安田記念は、上がり指数で+15を超す馬たちが中心になっている。この条件を満たすのはマルカフェニックス、トライアンフマーチ、ファリダットに加え、アブソリュート、スーパーホーネット、キャプテントゥーレ、スマイルジャックなどだ。
 先にあげたマイルの距離適性を含めて考えると、マイルの適性が高く、上がりの脚が鋭い馬として、トライアンフマーチが浮かび上がる。4歳馬トライアンフマーチはまだ2勝の身で、重賞勝ちもないが、前走は阪神のマイル重賞で2着に追い上げた。先週ダービーを勝った内田騎手が手綱を取ることになっており、当然人気も集めるだろう。
 同じレースを勝ったのは同じく4歳馬のリーチザクラウンだったが、これでマイル戦は2戦2勝とマイルは合いそう。先行力を生かす馬だけに、上がりの脚比べになった時に、展開が向くかどうか。
 上がりの脚だけならファリダットも鋭い。
 しかし、トライアンフマーチやリーチザクラウンに限らず、今年はそれほど抜けた力がある馬はいないように見える。
 基礎能力の高さで考えるなら、むしろ香港馬のフェローシップのほうが高いかもしれない。香港のシャティン競馬場の芝は、東京に比べるとかなり力のいる馬場だが、そこでマイル戦を1分33秒台のタイムで走っており、東京コースのスピード競馬にも対応はできるだろう。追い込みの脚質も東京向きではないか。日本馬に地の利はあるにしても、フェローシップの勝利があっても不思議ではない。

 3歳のダート重賞・ユニコーンSは指数上位馬が圧倒的に強い。特に05年以降は前走指数の上位馬が勝ち続けており、指数で上位にあることは必須条件だろう。今年はアースサウンド、ナイトオブザオペラ、バトードール、ドロ、タイムカード、ブレイクチャンスなどの前走指数が高く、過去の指数ではスターボード、バーディバーディが上位だ。(公営競馬の成績は減戦しています)
 芝の重賞で好走してきたコスモセンサーやバーディバーディの先行力も気になるが、他にも先行したい馬が多く、ペースは思いの外、速くなりそうだ。とすると、上がりの脚がある馬が後方一気を決めることも考えられる。ダートの上がりの脚ならスターボードが断然ではないか。1600は未知数だが、距離に対応できれば一発もありそうだ。

(ユニコーンS)
       1着    2着    3着
01年    -     芝     -
02年    公     AXa    Yb
03年     Yd   B b   芝
04年     Zd   芝     D d
05年    AXa    Y    B b
06年    D      Yc   CZ
07年    A b    Xa   -
08年    BXc    Zc   -
09年    A d   C c    Xa
(スローペース調整-15/-5)

※新しいオンラインサービスとして「西田式スピード指数LIVE(略称・NSライブ)」を公表しました。人気のナビグラフにも対応しており、何よりも速報性と使いやすさを重視したシステムに仕上がっています。是非、ご利用をご検討ください。詳しくはこちらから。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2010年6月 1日 (火)

第578回ナビグラフで見る回顧110ダービー、目黒記念、金鯱賞

201005300510
201005300512
201005290810

 12万人の大歓声を背に、ペースを握ったのはウイリアムズ騎手のアリゼオだったが、2コーナーを回って急にペースが落ちた。翌日にラップタイムの記録を見ると、向正面では13秒5まで落ち、次の200のラップも13秒1だった。競り懸ける馬もなく、超スローペースのレースになって、直線、残り400から激しい叩き合いが繰り広げられることになった。最後は直線の半ばから伸びたエイシンフラッシュが追いすがるローズキングダムを振り切って勝った。3着は1番人気のヴィクトワールピサが内から伸びてゲシュタルトを交わした。
 勝ったエイシンフラッシュの上がりタイムは32秒7という、過去のダービーのなかでも最速のものになって、2着のローズキングダムも32秒9の上がりタイム、3着のヴィクトワールピサも33秒1という驚異的な上がりの脚の戦いだった。結果的に、直線大外に回して距離ロスのあった馬や、後方に位置していた馬たちに出番はなかった。
 33秒の上がりの脚を使っても勝てない超スローペースのダービーに、「それでいいのか」という思いは少し残るが、それでも、終わってみれば、皐月賞の3着、4着、1着馬たちで、底力のある馬たちのレースだったといえそう。

 3連単は15万2910円となかなかの好配当だった。
 指数上でもC-C-Baという組み合わせで、軸さえ間違えなければ、比較的わかりやすかったようで、一緒に行ったカミさんも当てたし、スタッフのH君も取った。タマちゃんは単勝、3連複、3連単をごそっと当てて、60万を超す払い戻しだった。私は皐月賞2着のヒルノダムールから流したものの、直線は伸びきれずに大敗。皐月賞上位馬で唯一大敗した馬を軸にしているようでは、運も遠い。
 ダービー騎手になった内田騎手のうれしそうなコメントに比べると、1番人気に推されて3着に負けた岩田騎手の「これがダービーなんですね。すべてがうまくかみ合わないと勝てない。それだけ難しいレースだと改めて感じました。(競馬ブック)」というコメントが、少しジャジィ-な愁(うれ)いに満ちているようで、私の気持ちに染みた。
 がんばれ、岩田。

 目黒記念もスローペースで、ハンデ戦らしく51キロの9番人気馬イケドラゴンが逃げ粘って2着。勝ったコパノジングーは5番人気、3着のフェニコーンも7番人気と、そこそこに人気薄の馬たちが上位を占めて、3連単は24万4680円と高配当だった。
 ナビグラフでみると、なんていうことなく取れそうな組み合わせに思えるが、私はここでも2着抜け。がんばれ、西田。

  土曜日の京都で行われた金鯱賞は、2番手から伸びたアーネストリーが横綱相撲の差し切り勝ち。6番人気のドリームサンデーが逃げ粘って2着を確保。後方から脚を使ったスマートギアが3着だった。

※新しいオンラインサービスとして「西田式スピード指数LIVE(略称・NSライブ)」を公表しました。人気のナビグラフにも対応しており、何よりも速報性と使いやすさを重視したシステムに仕上がっています。是非、ご利用をご検討ください。詳しくはこちらから。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2010年5月 | トップページ | 2010年7月 »