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2010年7月29日 (木)

第595回波乱もありそうな小倉記念

 小倉記念はハンデ戦といっても、指数の上位馬が圧倒的に強いようで、平均指数の上位abc馬は過去10年すべての年で連対し、XY馬も9年で連対している。
 しかし、最近の小倉記念は波乱の傾向が強くなっているようで、特に夏のシリーズに組み込まれて開催時期が2週繰り上がった06年以降、10番人気以下の馬の台頭が著しく、3連単は101万、22万、6万、97万と高配当が続く。

(小倉記念) 1着   2着    3着
00年   AZ    BXa     b
01年    Xa   -     A
02年   A     BXa     b
03年    Xa    Zb   A
04年   AXa   AZd   -
05年    Xa   A      Zc
06年   B      Yc   D
07年   -     C c   -
08年   C c   AYb   -
09年     b    Yd   B

 今年の平均指数上位馬はニホンピロレガーロ、スマートギア、バトルバニヤン、サンライズベガなど。他に過去の指数上位はシルクネクサス、アドマイヤオーラだが、58キロ背負うアドマイヤオーラはハンデが少し苦しいかもしれない。
 06年以降、夏のシリーズに組み込まれ、出走馬のレベルが上がったと同時に、先行馬有利だった傾向も一転、差し馬が上位を占める傾向が強くなってきた。そのことを反映してか、06年以降の勝ち馬は上がり指数で平均より+15以上のレベルをクリアする馬たちが中心で、小回りコースの小倉とはいえ、上がりの脚の鋭さが問われるようになってきたといえそう。
 指数の上位馬で、切れる脚でも評価できるのはマキハタサイボーグ、シルクネクサス、ニホンピロレガーロ、スマートギア、サンライズベガなどで、連軸の中心になるのではないか。骨折あけの武豊騎手が手綱をとるスマートギアも気になるが、順調さでは休み明けの七夕賞で3着だったサンライズベガだろう。
 軽ハンデを生かして上がりの脚を発揮できそうなのはサンレイジャスパー、ステップシチー、ホワイトピルグリムなどで、人気薄馬の後方一気という最近の傾向からは、要注意の馬たちだ。

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2010年7月27日 (火)

第594回ナビグラフで見る回顧118函館記念

201007250209

 猛暑日が続く。日曜日は父の3回忌のため、早朝の新幹線で名古屋に帰った。時は確実に過ぎていくが、なぜだろう、思い出はより鮮明になっていく。

 港の近くの寿司屋で会食の後、カミさんと刺すような日差しのなかをガーデン埠頭まで足を伸ばした。子供の頃のこと、学生時代のバイト先のこと、あの頃と比べると景色はずいぶん変わっていても、思い出をたぐり寄せるには十分で、懐かしい気分にひたれた。それにしても、東京と名古屋とでは、暑さのレベルが違う。この日名古屋の最高気温は37度を超えていた。

 函館記念は実家のテレビで中継を見た。直線、2番人気のマイネルスターリーが鋭く抜け出して圧勝。1番人気のジャミールが5番人気のドリームサンデーをゴール前で交わして2着に上がって、3連単の配当は2万350円という順当なものだった。

 法事の最中に電話投票をするのも少しはばかられ、私は前日のうちに、エアジパングからの馬券を買っておいた。エアジパングは11番人気と評価が低かったが、それでも直線入り口では「これは」と期待を抱かせるシーンもあった。--が、マイネルスターリーの鋭い伸びにはついて行けず、結果は大きく離されての4着だった。それでもドリームサンデー、ジャミールと、前の戦いが決着してしまった後とはいえ、最後はまたひと伸びを見せていたから、もう少し距離があったほうが良かったのかもしれない。

 月曜日にいつものように馬場指数を計算すると、函館の芝はすごく速い馬場になっていた。先週、それまでのAコースからBコースに変わったためだが、力のいる洋芝のイメージは捨てた方が良いと思うほど。函館記念の結果も、少なからず快速洋芝の影響があったかもしれない。

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2010年7月22日 (木)

第593回差し脚が生きる函館記念

 今週の函館記念を皮切りに、小倉記念、関屋記念、北九州記念、札幌記念、新潟記念と8月末まで毎週、地名を冠した「記念」重賞が続く。競馬を長くやっていると、その地名を聞くだけで、ちょっと旅にでも出ようかという気分にさせられる。
 今週の函館記念は比較的層の厚い中距離2000メートルのハンデ戦だが、トップハンデ馬は過去10年で1勝、1番人気馬も10年で2勝と、少し不振が目に付く。

(函館記念) 1着    2着    3着
00年    -     -     -
01年      b   -     A
02年    -     -     A
03年    B b   -     DZ
04年    B d    Zd   A
05年    -     -     B
06年    C c     b   -
07年    -     -     BXd
08年    -     C      Zb
09年(札幌)C d   -     -

 今年は58キロのシャドウゲイトがトップハンデになった。しかし、先に述べたようにトップハンデ馬は苦戦の傾向にあり、連軸には向かないだろう。指数上ではマイネルスターリー、エアジパング、ジャミール、マンハッタンスカイ、シャドウゲイト、サクラオリオンなどが上位にランクされるが、過去このレースを3連勝しているエリモハリアーは指数上はランク外になった。休み明け馬は実績が少なく、サクラオリオン、テイエムプリキュアは連軸向きではないだろう。
 これまでの連対馬は上がりの脚を使ってきた馬たちが多く、上がり指数は必須だ。もちろん逃げ残った馬もいるし、先行馬でも上がりの脚がある馬は活躍してはいるが、基本的にパワーのいる洋芝コースで、たとえペースが遅くなったとしても、先行馬にはつらい流れになってしまうのだろう。結果的に最後の力を一瞬の切れに託し、上がり指数で実績のある馬に流れが向くのではないか。
 今年、上がりの脚で見所がありそうなのは、スマートステージ、スズカサンバ、エアジパング、マヤノライジン、エリモハリアーなどだ。加えて、洋芝の適性があるのは、昨年札幌日経オープンを勝ったエアジパングだろう。これまで札幌と函館の芝で8戦して(2222)と、3着以下は新馬戦を含めても2回だけ。12番人気ながら今年の春の天皇賞では5着に好走しており、充実振りも評価したい。また、前走、函館の巴賞を勝ったメイショウクオリアも、指数は低いが、洋芝の適性はありそうで、先行馬のなかではもっとも残り目がありそうだ。
 他では、切れる脚があるスマートステージが気にかかる。洋芝は未経験だが、54キロとハンデも恵まれており、上がりの脚の鋭さではナンバーワンの存在だ。

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2010年7月20日 (火)

第592回ナビグラフで見る回顧117アイビスサマーダッシュ

201007180411

 梅雨明けのとたん、暑い。東京は35度の猛暑が続く。スカイツリーも地表の熱気で少し揺らいでいるように見える。
 新潟の名物レース、真夏の快速王決定戦・アイビスサマーダッシュは、2の脚が速いケイティラブとジェイケイセラヴィが馬群を突き破って抜けだし、ゴールまでそのままの形で決着した。3着は内から伸びたマルブツイースターと、外から鋭く追い込んできたアポロドルチェがきわどく争うことになったが、長い写真判定の結果、人気薄のマルブツイースターが3着だった。人気を集めたメリッサ、カノヤザクラはともに後方のまま、勝ったケイティラブは8番人気、2着のジェイケイセラヴィは3番人気だったが、3着のマルブツイースターは16番人気の馬で3連単は84万8340円の高配当になった。

 今年も牝馬のケイティラブが勝って、これで10年で7回牝馬が勝ったことになるが、要因は負担重量の差だけではないかもしれない。

 私はジェイケイセラヴィから3連単馬券を買った。アポロドルチェがもう少し頑張ってくれたら良かったのだが、マルブツイースターまでは手が広げられなかった。ただ、ナビグラフを見ると、マルブツイースターは3走前に、近走、メンバー中で最速の上がり指数を示しており、買う要素が全くなかったわけではない。

 それにしても、宝塚記念では8番人気のナカヤマフェスタ、続くラジオNIKKEI賞は3番人気のアロマカフェ、先週は11番人気のドモナラズで3連勝。そして今週は勝てなかったとはいえ、またまた16番人気で3着と、人気薄馬でも上位に持ってくるのだから、まさに善臣サマー、サマー。
 ただ残念ながら、善臣サマー、サマーは今週の函館記念は乗る予定がなく、引き続き新潟にご参戦の模様。とりあえず、善臣サマーサマーは買ってみる。

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2010年7月15日 (木)

第591回牝馬、外枠のサマーダッシュ

 梅雨明けも近いようで、東京は昨日も今日も、夏の日差しの中にある。事務所のベランダから見えるスカイツリーも、夏空の中にくっきりと力強く輝いている。今週から新潟、小倉が始まり、夏競馬もいよいよ本番だ。
 今週は新潟の直線1000メートル戦・アイビスサマーダッシュが唯一の重賞だが、この直線1000メートルは圧倒的に外枠が有利で、このレースも8年連続して7、8枠の馬が連対している。また9年で7勝をあげている牝馬が強いのも大きな特徴で、このふたつの特徴を無視して、予想の組み立てはできない。
 指数上は前走指数や、平均指数の上位馬が強い傾向にあり、指数上位の牝馬で、外枠に入った馬からというのが基本になりそう。

(アイビスサマーダッシュ)
       1着        2着        3着
01年    AYa   BXa    Yc
02年     Yb   AXa   C
03年    B d   A b   -3歳
04年     Xa   A     DYb
05年    -3歳   A      Z
06年    B     -3歳   A
07年    ダ     B c      -3歳
08年    -     BZb   -3歳
09年     Ya     c   AZd

 ウエスタンビーナス、サープラスシンガー、ジェイケイセラヴィ、アポロドルチェ、シンボリグラン、シャウトラインが今年の指数上位馬たちだが、休み明けの馬たちは苦戦する傾向もあり、指数上位といってもアポロドルチェ、サープラスシンガー、シャウトラインは連軸向きではないだろう。また、牝馬といってもここでは57キロを背負うカノヤザクラも手を出しにくい。
 結局、指数上位馬で順調に使われている牝馬はウエスタンビーナスだけで、素直にここからということもあるかもしれない。ウエスタンビーナスは前走、福島のバーデンバーデンCを52キロの軽ハンデを生かして勝った。このレースにでていた馬たちも多く、その力関係から十分に狙いが立つ気はするし、好調であることは間違いないと思うが--。いかんせん7歳牝馬にこれ以上の上がり目があるだろうか。
 気になるのはジェイケイセラヴィ。同じバーデンバーデンCでは先行したものの、直線の叩き合いで57キロのトップハンデが効いたのか、あるいは休み明けで息が保たなかったのか、伸びきれずに5着だった。しかし、今回のウエスタンビーナスとの負担重量差は2キロに縮まっており、その差は詰められるのではないか。2度の骨折の不運に見舞われ、6歳馬でもまだ(6308)とレース経験も少なく、まだ伸びシロはあるはず。ここはひと叩きされたジェイケイセラヴィの変わり身に期待する手もあるだろう。
 いずれにしても、枠順はまだ未定の段階。外枠を最優先に、考えたいと思っている。

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2010年7月13日 (火)

第590回ナビグラフで見る回顧116プロキオンS、七夕賞

201007110311
201007110910

重賞初挑戦でも単勝1.7倍と圧倒的に人気を集めたナムラタイタン。昨年の5月のデビュー以来6戦6勝で、このプロキオンSを勝って7連勝すれば、ディープインパクト以来の快挙になったのだが、やはりそう簡単なことではなかった。結果は3着に敗退してしまった。

 レースはケイアイガーベラがマイペースの逃げを打ち、直線でもそのまま後続馬を突き放して圧勝。速いタイムの出る脚抜きの良い馬場状態だったこともあって、レコードタイムでの勝利だった。ナムラタイタンは4番手から、直線、先を行くサマーウインドを追いかけ、ゴール前ではきわどく迫ったが3着までだった。

 ナビグラフを見ると、勝ったケイアイガーベラ、2着のサマーウインドの近走のペース指数は+17、+18というレベルにあったが、ナムラタイタンのそれは近走+6のレベルにとどまっており、やはり重賞のペースに対応できなかったというべきか。

 過去の連対馬も、ペース指数で+15以上のレベルにある馬たちが多く、この点からも少し疑ってかかるべきだったのかもしれない。

 福島のハンデ戦・七夕賞は、11番人気の伏兵ドモナラズが大外から一気に脚を伸ばして、鮮やかな勝利を手にした。この七夕賞の勝利で6勝に到達したが、これまで2着は新馬戦での1回だけで、以降、勝つか負けるかはっきりしており、中途半端な3着は1度もない。「ドモナラズ」という名前で損をしていると思うが、デビュー以来1度も1番人気になったこともない。

 その前、ドモナラズが勝ったのは2月の京都、1600万条件の飛鳥Sだったが、そのレースでも11頭建ての10番人気で単勝は7310円。3連単243万馬券の立役者になっている。ときどきぶっ飛んできて穴を開けるから、馬券を買う側からはなかなか悩ましい馬のようだ。

 しかしながら、柴田善臣騎手はこれで3週連続の重賞勝利。騎手会の会長を退いて、その重圧から解放されたのかのように、今年は乗りまくっている。頑張れ善臣

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2010年7月 8日 (木)

第589回ナムラタイタン7連勝も

 阪神の重賞・プロキオンSは1番人気馬が10年連続、10連対中。配当も堅い傾向にある。指数の上位馬も圧倒的に強く、前走指数上位馬は10年連続で連対している。

(プロキオンS)
       1着    2着    3着
00年    BXd   AY      d
01年    BXa   A     -
02年    A b   -     D
03年    CXa   -     -
04年    AYa   BZb   -
05年    AYb    Yb   B
06年(京都)-     AZb   -
07年    A c   CXa    Zb
08年    B     AYb    Xa
09年    A     A     DYc

 今年はナムラタイタン、ケイアイガーベラ、サマーウインド、トーホウアタック、ダイショウジェット、グロリアスノアなどが指数の上位馬だ。
 なかでも注目は、昨年の5月のデビュー以来6戦6勝のナムラタイタンだろう。6戦ともすべて先行して差し切り勝ちという強い内容だったが、前走も先行して直線半ばで抜け出しての勝利。まだ余力を感じさせるレース内容で、順当なら7連勝も手の内にあるといえるだろう。
 相手になりそうなのは、サマーウインド、ダイショウジェット、グロリアスノア、ケイアイガーベラなどの指数上位馬たちだが、先行力のあるサマーウインド、ケイアイガーベラを上位に取りたい。

 ハンデ戦とはいえ福島の七夕賞は、過去指数の高いXYZ馬や平均指数上位のabcd馬など、比較的指数上位馬が強い傾向にある。

(七夕賞)  1着    2着    3着
00年    D     -     AYc
01年    BYb   B     B
02年    DYa    Xb   -
03年    BYa    Xa   -
04年     Xd   -     C
05年    AXa     d   B
06年    D b   A d   BZa
07年     Za    Xa   D
08年     Z    -     B b
09年    BXa     a    X

 今年の前走指数はニルヴァーナ、ホッコーパドゥシャ、バトルバニヤン、サンライズベガなどが上位で、過去の指数ではフサイチアウステル、トウショウシロッコ、ブレーヴハートなどがピックアップされる。
 近走、2000以上の距離で高指数のあるのはホッコーパドゥシャ、エリモハリアー、トウショウシロッコ、ブレーヴハートなどだが、トップハンデ馬や8歳馬、休み明けといった馬たちでは、妙味も新鮮さもない。この点からすると、今年は少し波乱の目もありそうな気がする。
 元来このレースは牝馬や軽ハンデ馬の活躍は多くないが、先行馬に信頼できそうな馬が不在なだけに、アルコセニョーラやダイワジャンヌなど軽量牝馬の差し脚が届くことになるかもしれない。アルコセニョーラは前走ヴィクトリアマイルで17着に大敗したが、ここは2勝、2着3回と得意な福島で、巻き返しもあるだろう。またダイワジャンヌは先週、福島の1600万戦でスローペースを中段から差し切り勝ちをしたばかりの格下馬だが、瞬発力勝負なら上位もあるのではないか。

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2010年7月 6日 (火)

第588回ナビグラフで見る回顧115ラジオNIKKEI賞、函館スプリントS

201007040311
201007040209

 日曜日、家族3人で福島にでかけた。カミさんはこのところ競馬に入れ込んでおり、「福島に行くよ」というと、すぐに「一緒に行く」と返事が返ってきたが、社会人3年目の娘は競馬にそれほど関心はなく、「休みだからつきあってあげる」というところ。娘が競馬場に付いてくるのは小学生以来のことだ。そういえば、まだ娘が幼稚園児の頃、東京競馬場のオークス広場にあった小さな噴水が気に入っていたようで、いつもずぶ濡れになって走り回っていたことを、今更ながら懐かしく思い出す。

 福島はフリーパスの日で入場料が無料。そのせいか、そこそこ賑わっていたが、以前の混雑ぶりに比べるとまだ余裕があるようだった。福島は観戦スタンドとコースが近く、コースそのものの幅員も東京や中山に比べると狭い。そのためドドドドドという芝をたたく蹄の音を立てながら、すぐ目の前をサラブレッドたちが走り抜けていく。そのスピードと臨場感、迫力がすごくいい。

 ラジオNIKKEI賞もカミさんと娘はフェンスにしがみついて、走り抜けていく馬たちを見ていた。そして今年もジンクス通り、1番人気(トゥザグローリー)もトップハンデ(ガルボ)も連対できず、勝ったのは3番人気、ハンデ55キロのアロマカフェだった。アロマカフェは中段から早めに仕掛け、4角では4番手に押し上げ、直線に向くと前を行くレトをとらえた。2着は後方から追い込んできたクォークスター、3着は終始先行したレトが残った。ナビグラフでは1、2着とも上がり指数で上位だった馬たちだった。

 函館スプリントSは牝馬ワンカラットが4角3番手から差し切り勝ち。これで過去10年で牝馬は8勝だ。別定戦は負担重量で2キロ減が牝馬の恩恵だが、ハンデのラジオNIKKEI賞も函館スプリントSも、負担重量が勝敗を分ける最大のポイントになっているのだろう。その点からすると休み明けで59キロを背負いながら2着に押し上げたビービーガルダンには驚かされる。札幌、函館の洋芝が合うのかもしれないが、その底力はすごいの一言だ。 

 初めて馬券を買ったという娘はビギナーズラックもあったのだろう。ラジオNIKKEI賞と函館スプリントSの馬券を買って、ふたつとも馬連を当て大喜びしていた。私としても、とりあえず、当たってくれて良かった。

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2010年7月 1日 (木)

第587回負担重量との戦い

 3歳限定の重賞・ラジオNIKKEI賞は06年からハンデ戦になった。別定戦で行われていた頃も波乱度の高いレースだったが、ハンデ戦になって一層その傾向が強くなったように見える。ハンデ戦になって以降、1番人気馬はまったく連対できず、トップハンデ馬も2着が1度あるだけで、評価の高い馬たちほど、苦しいレースを強いられている。指数上もランク外の馬の活躍が目立ち、難解なレースだ。
 今年はシンザン記念を勝ったガルボが57キロのトップハンデを背負う。次いで青葉賞2着のトゥザグローリーが56キロの評価になった。ともにこの春、皐月賞やNHKマイルカップなど、G1で世代の代表格と戦ってきた馬たちで、そのことが評価されたのだろう。しかし、世代最高のレースとはいえ、結果的に着順は今ひとつだった馬たちだ。紛れの多い小回りの福島コースで、しかも重ハンデを背負い、尚かつ、能力を出し切って、すべて力通りに決まるとも思えない。過去の傾向をみればわかる。
 ここは恵ハンデ馬の差し脚に期待した方がよい。上がりの脚はリリエンタール、クォークスター、レッドスパークル、アロマカフェなどが上位だ。

(ラジオNIKKEI賞)
       1着    2着    3着
06年      c   -     -
07年    -      Z     Z
08年    -      Xb   -
09年    -     -     B d

 函館スプリントSは、函館競馬場のスタンド工事のため、昨年は札幌開催になったが、それまでの傾向と大きな変化はなかった。例年、前走指数の高い馬が圧倒的に強く、過去10年、ABC馬が毎年連対し、最近はA馬が6年連続して連対している。
 今年も前走指数の上位馬が中心になりそうで、今年はキョウエイアシュラ、アーバニティ、ヘッドライナー、ワンカラットなどが前走指数の上位馬だ。
 実績や指数の高さでビービーガルダンが中心に見えるが、別定戦で59キロの負担重量はかなり苦しいだろう。
 負担重量で恵まれるのは、何といっても牝馬と3歳馬だ。過去10年、牝馬と3歳馬で合わせて8勝をあげており、他の条件を圧倒している。今年はワンカラット、グランプリエンゼル、キョウエイアシュラ、ラブミーチャンがその該当馬だが、さらに前走指数で上位という条件を重ねると、キョウエイアシュラとワンカラットが浮上してくる。

(函館スプリントS)
       1着    2着    3着
00年    -     CZc   -
01年    B     BZ    A c
02年    B d   DYb     d
03年     Xc   B b   -
04年    A b   -      X
05年    A     BZb   -
06年    -     A     DZ
07年    A b   -     B c
08年    AXb    Zd    Yc
09年(札幌)A      Yd    Xa

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