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2010年9月30日 (木)

第613回秋のG1いよいよ

 プロ野球も熱いが、競馬も今週からいよいよ秋のG1がスタート。その第1弾はスプリンターズSだ。
 指数上位馬の傾向をみると、過去10年間、前走指数のもっとも高いA、B馬のどちらかが毎年連対し、平均指数の上位a、b馬も8年で連対している。前走指数の上位馬が圧倒的に強いようで、近走、調子が良く、ハイペースでも力を発揮できる底力が求められるのだろう。1番人気馬も比較的強く、10年で7連対。その1番人気が連対できなかった年も、2、3番人気馬が連対しており、全体としては比較的堅く収まる傾向のレースだ。

(スプリンターズS)
       1着    2着    3着
00年    -     AXb   AZa
01年     Yb   AZd   BXa
02年(新潟)A     B      Xa
03年    -     A a     d
04年    A     BXa   外
05年    B b   AYa   -
06年    B b   -     -
07年    -     A     C
08年    A a   CXc   B
09年     X    BXb   C

 今年は香港馬グリーンバーディー、マルカフェニックス、キンシャサノキセキ、ダッシャーゴーゴー、ワンカラットなどの前走指数が高く、他に平均指数などでビービーガルダン、サンダルフォン、ジェイケイセラヴィなどが上がってくる。
 スプリンターズSは逃げ馬の活躍が目立ち、連対馬の多くも先行力のある馬たちだ。後方から切れる脚を使ってこのレースを勝ったのはデュランダルとトロットスターくらいで、少なくとも4角で7、8番手以内にいないと上位は苦しい。
 指数上位で先行力があるのはキンシャサノキセキ、ビービーガルダン、ワンカラット、ダッシャーゴーゴーなどだろう。
 キンシャサノキセキは前走セントウルSを疝痛のために取り消したが、前走G1高松宮記念を含め目下重賞4連勝中。順調さを欠いたとはいえ、実績では間違いなく最上位だ。ビービーガルダンはこのレース、昨年の2着馬。その後の高松宮記念でも2着。どんなレースでも好走してきたが、勝ちきれないレースが続く。前走キーンランドSも1番人気に支持されながらも4着に負けた。
  少しかげりを感じる古馬陣にたいして、新戦力といえそうなのが4歳牝馬ワンカラットと3歳馬ダッシャーゴーゴーだろう。ワンカラットは前走でローレルゲレイロ、ビービーガルダンを下し、ダッシャーゴーゴーもグリーンバーディーに抜かせなかった。ともに前哨戦を勝って、勢いがあり、負担重量の55キロは圧倒的に有利な材料になるだろう。過去の連対馬に牝馬も多く、重賞を連勝してこのレースに臨むワンカラットからという手もありそうだ。
 しかし、気になるのが、前走セントウルSで59キロを背負いながら、鋭い上がりの脚を見せた香港馬グリーンバーディー。先行馬有利のレースだけに、後方一気の脚が決まるかどうか、疑問もあるが、前走指数も最も高く、勝たれても不思議ではない。

 シリウスSは阪神のダート2000メートルのハンデ戦。同条件になってまだ3年が経過しただけで、傾向はつかみにくいが、過去3年は、3、4歳で54キロ以下の軽ハンデ馬が勝ち続けている。今年、その条件にあるのはグリッターウイングとチョイワルグランパの2頭。ダートの2000を超える距離で好調なのはチョイワルグランパだろう。まだ1000万条件を勝ったばかりの馬で、ハンデも随分恵まれた。もちろん人気もないと思うが、3走前に函館のダートで90の指数を示して勝っており、波乱の主役に推したい。

(シリウスS)1着    2着    3着
07年    -     B     DXc
08年    -      Xa   -
09年    B      Zb   -

 札幌2歳Sは過去10年、前走指数の上位ABCD馬が毎年連対している。今年はアドマイヤセプター、オールアズワン、ルルーシュ、アヴェンチュラが前走指数の上位の連軸候補だ。他では上がりの脚があるギリギリヒーロー、マイネルギブソン、マーベラスカイザーなどが有力だろう。

(札幌2歳S)1着    2着    3着
00年    B     CXb   A a
01年    A a   -     C
02年    D     AYa   C d
03年      d   C a   BZ
04年    A d   -     -
05年    B a    X    AYb
06年    AYc   -     B a
07年    D     -      Xa
08年    -     BXa   A
09年    AYa   -     -
(スローペース調整は-20/-10)

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2010年9月28日 (火)

第612回ナビグラフで見る回顧127神戸新聞杯、オールカマー

201009260910
201009260611

 最後は力通りにダービー1、2着馬の叩き合いになった。直線半ばでダービー2着のローズキングダムが少し前にでで、追い詰めるダービー馬エイシンフラッシュをそのまま最後まで抜かせず、今年の神戸新聞杯を制した。その2頭からは大きく離されたが、この夏に力を付けてきたビッグウィークが先行して3着に残った。指数上は(Xa-Xb-A)という順当な結果だった。
 レースはスローペースだったから、指数そのものは物足りないが、最後の最後、上がりの脚の切れはさすがというレベルを示した。もともと、ナビグラフ的にも2強が抜けた存在だったが、これで2強と他の馬たちの差は一層、歴然としてしまったように思える。2頭が再戦するであろう菊花賞も、距離を考えたらハイペースになるとも思えず、道中はじっと我慢して、満を持して上がりの脚を繰り出す戦いになるのだろう。とすると、神戸新聞杯で上がりのしっかりとしたレースができたローズキングダム、エイシンフラッシュの2頭が、菊花賞でも最有力候補という構図は変わらないかもしれない。
 それにしても、春にはひ弱な印象があったローズキングダムが、武豊騎手を背に22キロ増で出てきて、直線の叩き合いにも負けなかった。すっかりたくましくなったように思えた。

 中山のオールカマーも指数上は順当な結果だった。AYbのシンゲンが内から伸びてきて差し切り勝ち。BXaのドリームジャーニーが外から追い込んで2着、3着はC馬のトウショウシロッコだった。私は、シンゲンの休み明けが嫌だったし、ドリームジャーニーも59キロが気になって、あえて指数の足りないミステリアスライトに期待してみたが、先行しても直線は粘れず、6着に敗退。ここでは力不足が明らかだった。
 それに比べると休み明けのシンゲンも、59キロのドリームジャーニーも、条件馬と重賞ホルダーの格の違いというか、底力がまるで違う。ドリームジャーニーは59キロをものともせず、差し脚鋭く追い込んできたのには、脱帽するしかなかった。

 競馬の後、阪神ファンと日ハムファンと一緒に、神宮球場の「中日-ヤクルト」戦を観に行く。この日が東京での最後の試合だったが、雨に濡れながらの声援も空しく、またまたヤクルトに負けた。これで阪神にマジック8が点灯。野球もいよいよゴール前の叩き合いに入った。

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2010年9月23日 (木)

第611回指数上位馬が大活躍

 先週のセントライト記念同様、菊花賞を目指す3歳牡馬のトライアルレースが今週の神戸新聞杯。セントライト記念に比べると、神戸新聞杯の方によりレベルの高いメンバーが集まるようで、今年もダービー上位馬が顔をそろえた。
 神戸新聞杯は07年から阪神競馬場の芝外回り2400メートルに変わったが、過去10年の連対馬のランク馬の傾向に大きな変化はない。
 過去10年、指数の上位馬が圧倒的に強く、前走指数の高いABC馬は10年間、毎年連対している。平均指数の上位abcd馬の連対率も9年で連対している。指数ランク外の馬が3着内に入ったのは2頭だけで、指数の高さはそのまま好成績に結びつく。

(神戸新聞杯) 1着     2着     3着
00年     AZb    A      AXa
01年     B      -      BXa
02年     B b    DXa    -
03年     CZ     BXa    AXb
04年     AXb    D d    BYa
05年     AXa    BYb    D c
06年(中京)  Ya    BXc    B
07年     A       Zd    CXa
08年     AXa    CYa    D
09年     A d    C       Zc
(スローペース調整値-10/0)

 今年は、前走指数でビッグウィーク、マイネルゴルト、シルクオールディー、ネオヴァンドームが上位だが、過去の指数や平均指数では、ダービー馬エイシンフラッシュ、ダービー2着馬ローズキングダムが最上位だ。
 指数上位馬が強いことは先に述べたが、ダービーで上位だった馬も強く、ダービー馬がこのレースに出走して連対できなかったのは、宝塚記念を使って参戦したネオユニヴァース1頭だけ。神戸新聞杯はクラシック路線上にあるレースで、底力が問われる厳しいレースだということを示しているのだろう。
 この点から、今年はダービー馬エイシンフラッシュ、ダービー2着馬ローズキングダムが、ここでも最有力であることに違いはない。2頭の比較では、皐月賞、ダービーともに先着しているエイシンフラッシュが中心になるはずだ。
 2頭の相手は、ダービー未出走組で、前走指数上位のビッグウィーク、マイネルゴルト、シルクオールディーが有力だろう。

 中山のオールカマーも、前走指数上位馬が強く、過去10年全ての年で連対し、平均指数の上位馬も9年で連対している。
 今年はシンゲン、ドリームジャーニー、トウショウシロッコ、デストラメンテの前走指数が上位で、シルポート、ベンチャーナインは平均指数の上位馬だ。
 指数の高さと安定感、重賞の実績からはドリームジャーニー、シンゲンが最有力馬になりそうだが、ドリームジャーニーは1頭だけ59キロを背負うのは苦しいし、シンゲンも11カ月の休み明けで、順調さでは少し不安も残る。他馬では指数上、物足りないレベルになってしまうが、展開上は、逃げ、先行馬の成績が良く、シルポート、ミッキーミラクル、ミステリアスライトからという手もあるだろう。とするなら、目下3連勝中のミステリアスライトが面白いかもしれない。

(オールカマー)1着     2着     3着
00年     AXa      d    BZc
01年     BZd    D c    -
02年(新潟) C      -       Zb
03年      Xa    D b    -
04年     D      A a      d
05年     DXc    -      B b
06年     CXd    DYc    -
07年      Xb    CZc    D
08年     AYb    C b    -
09年      Z     BXa    CYc

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2010年9月22日 (水)

第610回ナビグラフで見る回顧126セントライト記念、ローズS、エルムS

201009190611
201009190910
201009200111

 1日3場開催になれているとはいえ、全レースの馬券を買うとなると、10分間隔で締め切りが続き、忙しく慌ただしい。先週は久々1日2場の3日間開催で、レースはほぼ15分間隔、たかだか5分の違いだが、すこしゆっくり検討ができ、落ち着いて馬券が買えたような気がした。馬券の結果もまずまずだった。
 月曜日は競馬の後、神宮球場の「中日・ヤクルト戦」を観にいった。相変わらずヤクルトには弱く、この日も逆転されて、負けた。

 中山のセントライト記念は菊花賞を目指す3歳牡馬のレース。柴山騎手のヤマニンエルブが大逃げをうって、ゴール前、クォークスターには差されたものの、2着に粘った。3着は先行していたアロマカフェ。3連単は1万9020円と堅い配当に収まった。
 私はただ1頭、皐月賞とダービーに出走したゲシュタルトの基礎能力の高さに期待して馬券を買ったが、3、4番手で先行したものの、直線に向くとずるずる後退する一方。ペースに対応できず、いかにも調教不足という印象のレースだった。
 ヤマニンエルブがハイペースで逃げたこともあって、勝ったクォークスター、2着のヤマニンエルブ、3着のアロマカフェの指数は90に迫る好レベルになった。スローペースで上がりだけのレースが多いなか、ハイペースで逃げたヤマニンエルブの好走は、馬券を別にして、すごく楽しかった。菊花賞でも柴山騎手が乗るのなら、是非応援したくなるし、活躍も期待できるかもしれない。 
 3歳牝馬のローズSには、桜花賞、オークスを勝った2冠馬・アパパネが出走。当然人気を集めていたが、馬体重はプラス24キロ。普段、馬体重の増減は全く気にしない方だが、いくら成長分だとしても24キロ増はすごく嫌な感じがした。案の定というか、直線なかば、好位から伸びてはきたが、外から襲いかかるアニメイトバイオ、ワイルドラズベリー、エーシンリターンズに交わされてしまった。人気のアパパネが4着に負けて、3連単は19万3040円の高配当になった。
 アパパネに乗った蛯名騎手のコメントを見ると、いくらか重め残りで、息が上がった結果だったらしい。だとすると、それほど悲観することもない。ここは秋華賞での巻き返しを期待しよう。
 札幌のダート重賞・エルムSは、前を行くオーロマイスター、エーシンモアオバーを中段から脚を伸ばしたクリールパッションが差し切って勝った。

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2010年9月16日 (木)

第609回3歳重賞も本格化

 中山のセントライト記念は菊花賞のトライアルレースで、3着馬まで優先出走権が与えられる。指数上は、前走指数や平均指数の上位馬、過去指数の上位馬も比較的まんべんなく連対している。

(セントライト記念)
        1着     2着     3着
00年     C a    D d     X
01年     CXa    -        d
02年(新潟) AXc     Zb      d
03年     B      -      B
04年     AXa    CZ     D
05年     -      -      -
06年     -       Yd    -
07年     A      BY     -
08年       d    AYa    BXb
09年      Xa    A c    -
(スローペース調整値-10/0)

 今年は、ミッションモード、ダークシャドウ、アロマカフェ、クォークスター、ゲシュタルト、コスモヘレノス、シャイニンアーサーなどが指数上位の有力馬たちだ。
 皐月賞とダービーに出走していたのはゲシュタルトだけで、ダービー4着は堂々の実績上位馬といえそう。他ではラジオNIKKEI賞を使った馬が多く、その勝ち馬アロマカフェ、2着のクォークスター、4着ナイスミーチューに注目が集まる。また、古馬とのレースで好指数、好成績をあげてきたのがミッションモードとダークシャドウなどだ。
 中山の2200メートル戦だけに、例年、スローペースが基本で、上がりの脚が問われることが多い。その上がりの脚も平均から+15程度のレベルが必要とされるようで、クオークスター、ダークシャドウ、ゲシュタルト、フェイルノート、ベストアンサーなどの切れる脚が有利に働くのではないか。
 2000以上の距離で、指数の高さと鋭い上がりの脚があるのは、ゲシュタルトとアロマカフェだろう。

 秋華賞を目指す3歳牝馬のローズSに、今年は桜花賞、オークスを勝った2冠馬・アパパネが出走してきた。オークスで1着を分け合ったサンテミリオンが不在なら、すでに決着済みの相手ばかりで、アパパネに期待が集まるのは当然だ。
 ローズSは07年から、直線の長い阪神の外回りコース1800メートルで行われており、上がりの脚比べになる傾向が一層強まっている。上がりの脚ならアパパネ、アニメイトバイオ、オウケンサクラ、アグネスワルツなどが鋭く、この点からもアパパネの中心は揺るぎないようにみえる。
 指数上、アパパネの相手になりそうなのは、オークスの上位馬、アグネスワルツ、アニメイトバイオ、オウケンサクラに加え、夏の上昇馬・ワイルドラズベリー、レディアルバローザ、トゥニーポートなどだろう。

(ローズS)  1着     2着     3着
00年     -      C      -
01年     A c     Y      Xd
02年     D      B a    -
03年      Ya     Zb    C
04年     A d    -      BXa
05年      Yb    AXa    -
06年(中京) BXb     Yc    A
07年     AYa    B b    D d
08年     -      -      BXd
09年     -      CX       c
(スローペース調整値-15/-5)

 エルムSは、新潟開催になった昨年を除けば、指数の上位馬が圧倒的に強いようで、特に過去の指数や平均指数の上位馬の活躍が目立つ。
 今年はケイアイテンジン、アドマイヤスバル、クリールパッション、エーシンモアオバー、タマモクリエイトなどの過去指数が高い。オーロマイスター、スターシップ、ラストアローは前走指数で上位だ。
 注目はアドマイヤスバルだろう。近走は3戦とも地方競馬のG1で戦って、計算された指数はないが、強豪揃いのダートG1戦線で常に上位を競ってきた実績は最上位だ。中央での指数は平均して95前後のレベルにあり、この相手なら瞬発力も上位で、中心に推せるのではないか。問題があるとしたら、ペースがゆるんだ時だろうか。これまでの高指数はG1の厳しいペースの中で示されてきたもので、G1に比べればペースはゆるむレースで、足下をすくわれることも、ないとはいえない。逆転の候補になりそうなのはクリールパッション、ケイアイテンジン、エイシンモアオバーなどだろう。

(エルムS)  1着     2着     3着
00年     C d    -        d
01年     A b    地       Zd
02年     BXa     Xc    A b
03年     -      C      -
04年     D c    BYb    BXa
05年      Yc     Xa     Zb
06年      Yc    -      -
07年      Xd    A      D
08年     CXb    AY     -
09年(新潟) -      -      D

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2010年9月14日 (火)

第608回ナビグラフで見る回顧125京成杯AH、セントウルS、朝日CC

201009120611
201009120910
201009110910

 日差しはまだ真夏の勢いを残したまま。毎日、暑いですね。
 日曜日はカミさんと中山に出かけたが、朝から焼けるような暑さだった。暑い、暑いと言っていても、それでも確実に季節は移る。風呂上がりのひととき、窓を開け、部屋の灯りを消して、ラジオから流れる音楽に耳を傾けていると、吹く風に秋の気配を感じるし、蝉にかわって、秋の虫の音が夜を彩っていることに気づかされる。

 日曜日の中山の重賞・京成杯オータムハンデは、2番手でレースを進め、直線早めに先頭に立ったファイアーフロートがキョウエイストームの追い上げを辛くもしのぎきって、デビューから12戦目にして初の重賞タイトルを手にした。少しスローペースだったせいだろう。33秒台の上がりの脚で追い込んできた馬も何頭かいたが、最後はファイアーフロートの底力が生きたレースのようだった。勝ったファイアーフロートは4番人気、2着に7番人気のキョウエイストーム、3着は5番人気のキョウエイアシュラ。3連単は6万6000円とまずまずの配当だった。1番人気に支持されたセイクリッドバレーは9着とふるわず、1番人気が苦戦を強いられる例年の傾向は、今年も続いていた。

 阪神のセントウルSは3歳馬ダッシャーゴーゴーが中段から抜け出して勝った。2着は59キロを背負っていた香港馬グリーンバーディー、3着は牝馬55キロのメリッサだった。このレースは負担重量で恵まれる牝馬が10年で8勝して圧倒的に強いレースだが、ダッシャーゴーゴーは3歳馬で負担重量が牝馬と同じ55キロに抑えられていたことも大きかったのだろう。
 この負担重量の点から考えると、59キロを背負って出遅れをものともせず、33秒4の上がりの脚で2着に追い上げた香港馬グリーンバーディーの能力は高く評価していいはずだ。スロー気味のレースでこういうレースができるなら、ハイペース気味のスプリンターズSでは、一層の活躍が期待できるのではないか。
 ナビグラフを見ると、上がりの脚からダッシャーゴーゴーを中心に馬券を組み立てる手もあった気がするが、私はスカイノダンを軸にして負けた。3連単は8万8570円。

 朝日チャレンジカップは逃げた2番人気のキャプテントゥーレがそのまま押し切ってしまった。2着に3番人気プロヴィナージュ、3着は1番人気アドマイヤメジャーで、3連単は1930円。堅い決着になった。ナビグラフでは、3頭が上がり上位のエリアに密集しており、荒れるのを期待するのは無理筋だった。

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2010年9月 9日 (木)

第607回秋競馬スタート

 今週から秋競馬が始まる。中山、阪神に、引き続きの札幌が舞台だ。この時期、中山も阪神も野芝のみの状態で行われるため、芝のレースは非常に速いタイムがでる。絶対的な速さへの対応力に注意がいるだろう。
 中山は、芝1600メートル・京成杯オータムハンデがメインレースだが、古馬のハンデ戦らしく、ランク馬も苦戦が続くレースだ。また1番人気馬も、最近は7年連続で、勝利どころか連対さえできない。

(京成杯オータムハンデ)
        1着     2着     3着
00年     CXb     Za    B
01年     A c    DXa     Z
02年(新潟) CXa     Xb      c
03年      Zc    -      B
04年     AXa    -      C b
05年     -        d     Zb
06年     -       X     -
07年     -      CXc    -
08年     B      -      D d
09年      -      AZd    -

 今年はキョウエイアシュラ、ファイアーフロート、テイエムアタック、サンカルロ、ムラマサノヨートー、ファストロック、セイクリッドバレーなどが指数の上位だ。
 例年、同じマイルの重賞・関屋記念や安田記念を使った馬たちの連対率が高く、その距離で好走しているキョウエイアシュラ、ムラマサノヨートー、サンカルロ、セイクリッドバレー、テイエムアタックなどがピックアップされる。しかし、ともに後方から脚を伸ばす馬たち。前走新潟の関屋記念でもテイエムアタック、セイクリッドバレー、ムラマサノヨートーの脚が目立ったが、それはあくまで直線の長い新潟でのことだ。直線の短い中山で、開幕週の京成杯オータムハンデは、過去のデータからをみても基本的に先行馬有利に思える。
 とすると、逃げるファイアーフロート、メイショウレガーロ、ファストロックなどに展開の利があるはずだが、マイルの距離適性からは、4歳馬ファイアーフロートが良いのではないか。前走は骨折で休み明け、加えて57キロを背負っての逃げだったが、ゴール前ギリギリねばって5勝目をあげた。重賞は今回が初挑戦だが、成長余力もありそうで基礎能力の高さに期待したい。

 阪神日曜日の重賞はセントウルS。芝1200メートルの短距離戦で、サマー・スプリント・シリーズの最終戦になるが、スプリンターズSのステップレースとしても重要なレースになりそう。今年は香港からグリーンバーディーも参戦してきている。
 今年の指数上位はキンシャサノキセキ、ヘッドライナー、サンダルフォン、ショウナンアルバ、ショウナンカザン、メリッサなどだが、前走、念願のG1高松宮記念を制覇して、短距離重賞4連勝中のキンシャサノキセキが横綱だろう。問題は59キロをこなせるかどうか。同じことはシンガポールのG1を勝って59キロを背負う香港馬グリーンバーディーにもいえる。このレースは過去10年で牝馬が8勝と大活躍しており、その最大の要因は牝馬は55キロという負担重量の軽さにあるのではないか。とすると、他の牡馬は57キロまでの負担重量のなか、中段から差し脚を伸ばしたいキンシャサノキセキ、グリーンバーディーにとって、この2キロ差、牝馬との4キロ差は、案外と大きな重荷になるかもしれない。
 好走歴の多い牝馬から有力馬を選ぶなら、スカイノダン、メリッサなどが候補になりそうだ。

(セントウルS)1着     2着     3着
00年     -      DXa     Yd
01年     B c     Xa    A b
02年     C c    D      AXd
03年     BXc    BZd    -
04年     -       Yb     Xa
05年      Yb    C      AZa
06年(中京) AYd    外      D
07年     -      -      A a
08年     -        c    -
09年       Zd    CXb    -

 阪神の朝日チャレンジカップは内回りコースの2000メートル戦。1番人気馬が連対できない京成杯オータムハンデに比べると、朝日チャレンジカップは圧倒的に1番人気が強く、目下6年連続連対中、そのうち5年で勝利をあげている。当然、指数の上位馬も強く、平均指数上位馬と前走指数の高い馬の連対率が高い。
 今年は出走頭数が9頭と少し寂しいが、昨年このレースを勝ったキャプテントゥーレを筆頭に、アドマイヤメジャー、ベストメンバー、プロヴィナージュ、ベンチャーナインなどが指数上位馬だ。7か月振りのレースになるが、指数の高さと安定感、格からみても重賞3勝、皐月賞馬のキャプテントゥーレが最右翼にみえる。ただ、近走はマイル中心に戦っており、距離の2000はどうだろうか。このキャプテントゥーレに迫るのが4歳馬アドマイヤメジャーだろう。条件戦とはいえ目下2連勝中で、その指数の高さはいずれも重賞級のレベルにあり、距離も合う。それならアドマイヤメジャーから組み立てる手もあるかもしれない。他では上がりの脚があるベストメンバーや、先行力を生かしたいプロヴィナージュなどが有力だろう。

(朝日チャレンジカップ)
        1着     2着     3着
00年     D       Xc    C
01年     A c    DXa     Z
02年     DXa      d    B
03年     DZc    BYa    A
04年     A b     Zb    -
05年      X     B b    DX
06年(中京) B d    AXc    -
07年     AZc    B b    -
08年     CYc    B b      d
09年      -      -        b

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2010年9月 7日 (火)

第606回ナビグラフで見る回顧124新潟2歳S、小倉2歳S

Skytree0907
201009050411
201009051010

 スカイツリーはいま、438メートルの高さに達して、これから第2展望台の工事に取りかかるらしい。今年の12月には634メートルの高さに到達し、内装も含めてスカイツリー本体が完成するのは来年の3月の予定だ。その頃にはダービーやオークスの有力馬と目される馬たちも出そろっているはずだが、先週の新潟、小倉の2歳Sのメンバーのなかに、有力候補として名を残している馬がいるだろうか。

 新潟2歳Sは、先行して脚をためたマイネルラクリマがゴール前、頭ひとつ出ようとするところ、先行して一旦中段に控えていたマイネイサベルが外から伸びてきて、クビ差とらえて重賞タイトルを手にした。後方から切れる脚を使ったレッドセインツが3着に追い込んできたが、勝ったマイネイサベルは9番人気、2着のマイネルラクリマは10番人気、レッドセインツも5番人気で、3連単は86万7410円の高配当になった。

 新潟の外回りを使って行われる1600メートルは、直線が長く、道中はスローペースが基本。当然、上がりの脚のある馬たちが中心になると思って、私は、上がりの鋭いキッズニゴウハンを中心に馬券を組み立ててみたが、スローはスローでも、結果的には前残りといってもよいようなレースになってしまった。

 2着のマイネルラクリマの上がりタイムこそ34秒1だったが、他の上位5着馬まではすべて33秒5前後の上がりタイムだった。そのタイムをしのぐ上がりの脚はよほどのことがなければ難しいと思うが、後方からレースを進めたキッズニゴウハンも上がりタイムは33秒7、前が止まらなければ勝ち目はなかった。2歳のこの時期にマイル戦で33秒台の上がりの脚を競う。このレースで問われたのは何だったのだろう。

 小倉2歳Sはシゲルキョクチョウが飛ばして、そのまま逃げ切るかに見えたが、ゴール直前でブラウンワイルドがハナ差とらえて勝った。1、2番人気がワンツー決着で、3着のスギノエンデバーもまずまずの9番人気馬だったが、3連単は2万3440円もついて意外と好配当だった。
 新潟も小倉も、2歳Sの勝ち馬は64、63といった指数で、指数上は例年並みか少し低い水準。来春のクラシックにつながるとは思いにくい結果だった。

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2010年9月 2日 (木)

第605回新潟、小倉で2歳S

 今週は新潟、小倉の2歳Sがメイン。ダービー、オークスを見据えた2歳戦はこれからが本番で、その点からはまだ前哨戦のようなものには違いないが、ディープインパクトの産駒も登場するとあって、今年は少し盛り上がるのだろうか。
 新潟2歳Sは芝の1600メートル戦。新馬戦を勝ち上がったばかりの馬が多いことに加え、芝外回りコースは直線が長く、道中はスローペースが基本だ。指数は低くても上がりの脚がある馬が活躍する傾向もみえる。このためか、前走指数の上位馬が強いはずの2歳戦でも、指数の上位馬が苦戦することも多いので要注意だろう。
 今年はエーシンブラン、サイレントソニック、マイネルラクリマ、フロールジェナ、キッズニゴウハンなどが指数の上位馬で、前走ダリア賞を使った組の指数が高い。
 そのダリア賞は芝の1400戦だったが、中段の6番手から直線外に出して切れる脚を使って圧勝したのがエーシンブランだった。エーシンブランが示した71の指数は2歳世代の最高指数であり、指数の高さ、差し脚の鋭さ、レースの内容からみても、いまのところエーシンブランが1歩リードしているように思える。差し脚のある馬で、距離延長も全く問題はないだろう。
 ディープインパクト産駒の牝馬サイレントソニックは離されての2着だったが、エーシンブランを除けば、ダリア賞のメンバーでは追い込む脚色で目立っており、ここでも好戦になるのではないか。
 ダリア賞組が中心だとは思うが、スローペースで上がりの脚比べになると、キッズニゴウハンやクリーンエコロジー、レッドセインツ、ヴァナディース、リーサムポイントなど、切れる脚を使って勝ち上がってきた馬たちが浮上してくることもありそうだ。

(新潟2歳S)1着    2着    3着
02年    -     -     AZa
03年     Xc   A a   -
04年    AXb   -     -
05年    -     C b   BYc
06年    -     -     AYb
07年     Zd   CYc   -
08年     Xd   -     A a
09年    -     -     A b
(スローペース調整は-20/-10)

 小倉2歳Sは1200メートルの短距離戦。前走指数上位馬を中心に指数上位馬たちの活躍が目立つレースだが、なぜか1番人気馬は過去10年で1着が1回(03年メイショウボーラー)あるだけで、苦戦が続く。8勝をあげている牝馬が強いのも特徴だろうか。
 今年はシゲルキョクチョウ、ブラウンワイルド、ラバーフロー、カノヤキャプテン、モアグレイスなどが指数上位だが、テイエムターゲット、ドレッドノート、スギノエンデバーもほとんど差がない。
 前走フェニックス賞を逃げ切って勝ったシゲルキョクチョウが唯一の2勝馬だが、前走指数は最上位にあるものの、他馬とそれほど差があるわけではない。この2歳Sでは逃げずに控える競馬をさせたいようだが、差し脚比べになったら、思い通りに脚を使えるかどうか、少し疑問が残る。
 過去の小倉2歳Sをみると、短距離戦の割には逃げ切りが少なく、基本的に差し脚の戦いのようだ。今年、短距離の瞬発力で見所がありそうなのは、ブラウンワイルド、カノヤキャプテン、ジンクアッシュなどだろう。ブラウンワイルドは前走フェニックス賞で勝ったシゲルキョクチョウから2馬身半の差をつけられての2着だったが、レース中に物見をして思い通りの位置取りができなかったことも敗因だったようだ。調教では新潟2歳Sで中心になりそうなエーシンブランと合わせ先着しているようで、動きも目立ち巻き返しも可能だろう。

(小倉2歳S) 1着   2着    3着
00年    -     -     -
01年    B     C a     d
02年    -     C     BX
03年    AYa   BZb   DXd
04年    -     -     AZa
05年    C b   AY      c
06年     Xb   A     D c
07年    BZd   D b   A c
08年    -     -     BXa
09年    BZd   -     DXc
(スローペース調整は-20/-10)

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